悪夢の一日は終わった。だが、それは悪夢の終焉を意味するのではなく、
更なる継続を意味していた。
工藤叶の迎えたこの日の朝は今までの人生の中で最悪のものであった。
その細い首には大きな首輪が付けられ、手にはイヌの手をあしらった手袋、
膝から足首にかけて大きなレガースで固定されていた。
彼女には身にまとうものはなかった。ただ控えめな胸を強調するように
荒縄が締め付けられていた。叶は昨日のことを思い出した。
「女のくせに男の格好をしやがって!この変態女!!」
「変態女のくせに一丁前に服なんて着やがって!!」
「お前の服は今日から縄だ!!」
「服なんてもういらないだろう!!」
叶の目から涙が溢れ出た。叶の服は全て、男子の制服はおろか、着物や
私服、下着に至るまで全て焼き払われた。
「起きたか!雌犬!!」
この声は叶を怯えさせた。この声の主は昨日、叶を襲った男である。女子生徒を
逃がすために奮戦する彼女を倒し、嬲るように痛めつけた男である。既に勝負は
ついていたにも関わらず、叶が女とわかってから4の字固め、卍固め、つり天井固め
など散々に弄び、挙句の果てに彼女の処女を奪い、肛門にイチモツをねじり込んだ
男である。叶は風見学園制圧戦において功のあったこの男に賜れた専属奴隷−犬
であった。
「よし!散歩にいくぞ!!」
「いやっ!やめて!!」
だが男の反応は無慈悲なものであった。男は叶の頬に平手打ちをして囁く。
「家族がどうなってもいいんだな・・・」
この言葉に叶は抵抗する意志を喪失した。
「よっしゃ!散歩、散歩・・・と、その前に犬には尻尾がいるな」
男はいまだ痛む叶の肛門に犬の尻尾をかたどったアナルバイブをぶち込んだ。
「ひぎぃいい」
叶はたまらずに悲鳴を上げる、だがそんなことはお構いなしに男は彼女を
無理矢理外に引き連れた。
犬のように四つん這いで外を歩かされる工藤叶、彼女は見る兵士からは嘲笑が、
占領下にある初音島の住人からは憐憫の眼差しが注がれた。耐え切れずに涙を
こぼず叶の姿に男はおぞましい嗜虐心を満足させた。
男は途中で別の兵士に挨拶をした。その兵士もまた専属奴隷を連れていた。
その少女は叶の知っている人物−彩珠ななこであった。どのように調教するか、
調教できたら一日交換してみようかとかあるいはレズらせようとか男たちのおぞましい
会話が聞こえてきた。叶とななこはお互いの境遇に顔をあわせることができずに
目を背けたままである。
「ほう・・・ことりも環も賜れたか!」
「ああ」
「残念だな〜狙っていたのに〜」
「いやいや欲張ってはいけません!おたくには結構な専属奴隷が」
「いやいやおたくこと」
「「アハハハハハ」」
耳を塞ぎたくなるような会話がなされる。やがて二人は別れ、散歩に戻った。
「(あっ!音夢!!)」
公園では白ビキニ姿の朝倉音夢が十字架に掛けられていた。どうやら次の
功労者の賞品となっているらしい。
「(・・・他のみんなは・・・・・・逃げることができたのかな・・・・・・)」
呆然と親友の妹の悲惨な姿を見つめる叶に更なる虐待が加えられようとしていた。
「よしっ!ここでうんちだ!!」
男は大声を出す。公園内にいる全ての兵士らは一斉に叶に注目した。
「えっ・・・そ、そんなっ!こんなところで・・・ひゃうっ!!」
男は叶の肛門からアナルバイブを抜いた。その瞬間、内部から叶の中に冷たい
液体が注ぎ込まれた。
「あっ・・・あっ・・・」
グルグルと叶のお腹が鳴り出す。
「あっ・・・い、いや・・・ト、トイレに・・・トイレに行かせて・・・・・・」
だが、男は叶を押さえつけた。
「犬の分際でトイレだと〜!ここでしろ、ここで!!」
「そ・・・そんなぁ!!」
お腹の鳴る音はどんどん大きくなる。その瞬間はまもなく訪れようとしていた。
「いっ・・・いやぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
叶は悲鳴を上げる。叶の中のものが一気に噴出した。公園内の兵士らは一斉に
大笑いをし、十字架上の音夢は恐怖に戦慄した。
大笑いする男たちの中、叶は屈辱に泣き叫んだ。だが、彼女の最悪の朝は
これからの日々、更新され続けることになる。
「んぐっ・・・んふっ!!」
口に男のイチモツを入れられた叶は懸命にそれを舐める。彼女の調教は
本格的に始まっていた。
その華奢な身体を荒縄が痛々しく縛り上げていた。
正座のように座らされた膝の後ろには竹刀が挟まれ彼女に苦痛を与えていた。
快楽と豊胸の薬を打たれた乳房は荒縄で更に強調されるように縛られ、豊胸の
ユニットが被せられていた。乳首には洗濯ハサミで電極が結わえられ、ユニットに
電気を供給し淫靡な動きをさせる。おそらく近い将来、工藤叶は男装をしても
女であることを隠すことができないくらいに胸を発育させられるだろう。
叶の大事なところと肛門にはバイブが入れられ、彼女に苦痛と快楽と羞恥を
与え続けている。
「かはっ!・・・はぁ、はぁ、はぁ」
「誰が止めていいって言ったぁ〜!え〜〜〜!!」
男は叶を縛る荒縄を引く。縄は叶の身体に食い込み、彼女を痛めつける。
「はぁぁっ!んぐぐ!!」
男は悲鳴を上げる叶の頭を押さえつけ、無理矢理自分のモノを咥えさせる。
「んふっ!んぐっ!んんん・・・・・・・」
「叶ちゃん、感謝しろよ!俺のおかげで専属奴隷になれたんだ!!
白河とか朝倉みたいに輪姦されなくてすんでるんだからな!!
ん・・・出る!出すぞ、叶!全部飲めよ!!」
「んんんんん!!げほっ!げほっ!げほっ!!」
男のモノを無理に飲み込もうとしたが、あまりの気持ち悪さに途中で吐き出して
しまった。
「飲めと言ったのに!お仕置きだ!ケツ出せ、ケツ!!」
パンっ!パンっ!パンっ!!
男は叶の尻をスパンキングする。
「お前もことりみたいになりたくなかったら、俺のゆうことを聞け!!」
「痛いっ!痛いっ・・・は、はい・・・ご主人様、言うことを聞きます、だ・・・だから」
「いいぞ!ことりちゃん、いいっ!!」
「さすがは歌唄い!舌使いが上手いぜ!!」
「よがってやがるぜ!とんだ淫乱女だぜ!!」
「さすがはアイドル!肛門まで一級品だ!!」
「いい締りだ!こいつを味わうともう他の女はヤレねえぇな!!」
「けしからん、おっぱいだ!俺が征伐してやる!!」
「ことりぃ〜〜〜!手が疎かになってるぞ!!」
ことりは一挙に6人の男を相手にしていた。ことりの膣と肛門にはそれぞれ
男のモノが深々と突き刺さり、口にも捻じ込まれていた。その豊かな胸には
間に男のモノを挟んで、揉み扱く役割をさせられている。男たちは彼女の
一部でも休ませることはしない。彼女のたおやかな手は左右それぞれに
男のモノを握らされ、無理矢理しごかされていた。
「(ことり!ことり!)」
「(殺して!私たちを殺していいから・・・もう・・・もう止めて!!)」
ことりの目の前にはことりの両親が猿轡をされて縛り上げられていた。ことりの
頭には目前で娘を犯されている両親の悲痛な叫び声が流れ込んでくる。だが、
ここでことりが力尽きてしまうと両親は殺されてしまう。ことりは懸命に男どもの
相手をしていた。
「出る!!」
男たちはほとんど同じタイミングで発射した。白く穢されることり。
ザバッ!!
ことりは水を浴びせられた。ことりを穢した男どもの精子が洗い流される。
「よしっ!次!!」
次の男たちがことりに襲い掛かる。
「(助けて・・・助けて、朝倉くん・・・・・・)」
いつ果てるか分からない凌辱地獄にことりは涙した。
ことりの様子は撮影され、初音島中に放送されていた。兵士どもはやんややんやの
大喝采であったが、女たちはことりの姿に明日の我が身を予想して恐怖した。
特に恐怖したのはことりと並ぶ風見学園のアイドル、朝倉音夢であった。十字架で
晒し者にされている音夢の回りには兵士たちが集まり、彼女を視姦していた。
「やりてぇなぁ〜音夢ちゃん・・・」
「徹底的に穢してやるから、待てな!」
男どもが自分に何を期待している、何をしようとしているか、分からない訳はなかった。
「兄さん・・・助けて・・・・・・」
兄に救いを求めて涙を流す音夢の周りでは兵士たちが声を上げていた。
「「ね〜む!ね〜む!ね〜む!」」
ことりの惨劇は遠からぬ未来の自分の姿であり、それは確実な未来であった。
「兄さん・・・・・・」
音夢は呻くように言葉を出す。白河ことりや水越眞子を襲った惨劇がまもなく
彼女、朝倉音夢にも訪れようとしていた。しかし彼女は兄に助けを求めようとは
思っていなかった。いや、音夢が凌辱される様を見ようと集まった男ども、その
凌辱に参加しようとする男どもの中へ助けにくることは自殺行為以外の何物
でもなかった。自分はこれから穢される、生死不明で行方不明の、最愛の人で
ある朝倉純一には生き延びて欲しい、彼女はそう願った。
受勲式典−初音島の征圧を終え、その目的をほぼ達成した武装組織による
論功行賞であるが、その褒美の内容により”朝倉音夢公開輪姦ショー”と化して
いるこの式典には多数の兵士が風見学園の美姫が凌辱されるさまを一目見ようと
多く集まっていた。
音夢が褒美になった経緯にはいささかの醜態が存在していた。純一らの努力に
より音夢は風見学園より逃走することには成功したのだが、島からの脱出を
図ろうとした時に捕縛されたのである。だが、その際に音夢を足止めするために
投げられ命中した投げ輪の隊が右手・右足・左足とそれぞれ異なっていたことが
問題であった。それぞれの隊が音夢捕縛の功を主張して譲らず、激しい同士討ちを
始めてしまったのである。司令部はこの状況に呆れ、朝倉音夢を司令部預かりと
して功労者に対する褒美−輪姦への参加権として与えることにした。そして今日、
いよいよ褒美の執行が行われようとしていた。
「朝倉音夢、入場!」
モーターが唸りを上げ、鎖がチャリチャリと音を立てる。音夢は会場の真ん中で
手足を大の字の形に晒された。彼女が身にまとっているのは白の超ビキニ。胸の
部分は前は半分隠して、後ろは紐状、パンツはローレグぎみの紐パンでお尻は
半分しか隠れていない大胆なものであった。
兄に見せたかったビキニは皮肉にも侵略者を堪能させる衣装となった。会場の
男どもは音夢に狂喜し、その姿はあらゆる角度から撮影され、モニターに映しださ
れていた。
会場には音夢の知った顔がいくつもあった。白河ことり、水越眞子、工藤叶・・・
それぞれの纏っている衣装はまちまちであったがいずれも生気を失った虚ろな目で
あり、今まで如何なる境遇にあったかが一目瞭然であった。
「聖火点灯」
音夢はそれにハッとした。音夢の衣服が集められて、火が点じられたのである。
みんなで遊びにいったときの服、純一に買ってもらった服、その全てが燃やされた
のである。いまや、朝倉音夢の所有する服は身につけている白ビキニのみとなった。
「功労者入場!」
音夢を輪姦する資格を得たものたちが入場してきた。先頭にいるのは373、百人もの
少女を慰安所に送った猛者であり、音夢の処女を奪う栄誉が与えられていた。やがて
男たちは音夢の周りに陣取り始めた。
「レディーGO!」
男たちは一斉に音夢に襲い掛かった。あるものは音夢の唇を奪い、あるものは
音夢の身体を嘗め回す。
「んぶっ!ふぅあっ!や・・・やめて!!」
ビッ!
「あっ!あぁぁぁ!!」
音夢のブラが剥ぎ取られる。露になった音夢の乳房を一人の男が吸って舐め、
もう一人が荒々しく揉み、噛んだ。
下半身の方はまだ脱がされてはいなかった。ここには3人の男が群がっていた。
373はパンツの上から竹刀で音夢の大事なところを押す。既にクスリを盛られた
音夢は、その部分から反応し、クチュクチュといやらしい音を立て始めた。
「い・・・いや・・・いやぁぁぁぁぁ!!!」
別の男は音夢の小ぶりなお尻を軽いパンチで痛めつける。そしてもう一人の男は
音夢の肛門周辺をなで、そしてパンツごと指を捻じ込む。
「ひぃぎぃぃぃぃ!痛い!痛いの!!」
一斉に襲われた音夢は悲鳴をあげる。観客らはその姿に歓喜して歓声をあげ、
ことりたちは親友の悲惨な姿に目を背け、涙を流した。
「よし、行くぞ!」
373は叫ぶ。男たちは板を用意し、373はその上に寝転んだ。パンツを剥ぎ取られ
生まれたままの姿にされた音夢は戒めを解かれた。
「さぁ、座れ!」
「えっ・・・?」
音夢の目の前には373が寝転がり、そのイチモツを屹立させていた。男たちは
音夢をつかむと無理矢理その上に腰を下ろさせようとした。
「痛っ!ぎぎぎぎぎぃぃ!!ひぐぅっ!!」
音夢の大事な部分に373のものがズブズブと刺さっていく。そして根元まで刺さった
のを確認すると男どもはその板を持ち上げた。
「ああぁあぁぁぁぁあぁぁぁぁあぁ!!」
より深くささった音夢は悲鳴を上げる。
「わっしょい!わっしょい!」
男たちは板の上に373とそのイチモツが深々と突き刺さった音夢を乗せて、会場中を
練り歩いた。
「わっしょい!わっしょい!」
「おおっ、刺さってる刺さってる!!」
「可愛いよ!可愛いよ、音夢ちゃん!!」
「ふぅあっ!ふぅあっ!は、恥ずかしい・・・お、降ろして・・・・・・」
間近で見る音夢の姿に観客は大喝采である。恥辱と痛みに音夢が顔を隠す。
「顔隠すなよ!」
観客の野次が飛び、音夢にムチが与えられる。
「はぁっ!!」
容赦のない嘲笑とムチに襲われた音夢も元の場所にようやく戻った。
「くっ・・・くふっ!」
音夢は373のものを抜こうと腰を持ち上げる。だが・・・
「誰が抜いていいって言ったぁ!!」
「ああっ!!」
上から押さえ込まれた音夢は再び大事なところに373のものを咥えた。
「じゃあ、おれはこっちな!!」
別の男が音夢の尻肉をつかむ。
「なっ・・・何を?」
男は音夢の問いに行動で答えた。音夢は肛門にも男のものを入れられた。
「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」
音夢の悲鳴が会場中にこだまする。観客のボルテージは更に上がった。
「んぐっ!!」
悲鳴を上げた音夢の口に別の男のものが捻じ込まれる。残りの男どもも
音夢の別の部分を責める。呵責のない責めに晒される音夢、だがこれは
単なる始まりにしか過ぎなかった。
あれからどのくらいの月日が経ったのか・・・叶には判らなかった。
武装組織は初音島を撤退するときに多くの美少女を連れ去っていった。
ある者は壊れ、ある者は売られ、ある者は何かに使用された。
叶は専属奴隷のまま、調教に晒され続けた。時折、眞子やななこなど他の
少女との交わりを強制されたりもした。
もはや彼女には逃げることなどできなかった。毎日の調教に身体が順応し、
何もない日はオナニーをして慰める始末である。
時折、初音島のことを思い出す。だが、あの日に叶が奮戦して逃がした生徒ら
の多くは捕まって、つれてこられていた。
「うぷっ!」
最近、叶は吐き気を催すことが多くなった。それとともにお腹の中に異物感を
覚え、重たく感じるようになった。それが何か、彼女は理解していた。だが、今の
彼女にとって、それは絶望でも苦痛でもなかった。彼女の身体は既に環境に
順応していたのである。
「ご主人様・・・今日も・・・叶を・・・イジめてください・・・・・・」