「であるから、古来から陰陽道では四神という存在を祭り上げ―――」  
 
昼休みの後の5限目の授業。  
教壇の上では現代社会専攻の和久井先生が熱弁を振るっていた。  
なぜ現代社会で陰陽道なのかは分からないけど、和久井先生はよく授業を脱線してこの話をしてくる。  
 
「なぁ・・・眞子。」  
 不意に隣の席から声をかけられ、あたしはその隣人の方へ顔を向けた。  
「なによ?」  
「和久井講師は何かの妖怪の類にとり憑かれてるのか?」  
「知らないわよ。阿部清明にでも感化されたんじゃないの?」  
「俺は彼の授業の受けていると、ものすごく眠くなってくるんだが・・・」  
「前に言ったでしょ?和久井先生の授業は忍耐が大切なのよ。」  
 とは言え、お昼ご飯を食べたばかりでこんな話をされると流石のあたしも眠くなってくる。  
「そうか。まぁ、ともかく俺がお前に言いたかったのは・・・」  
「?」  
「アディオス、眞子。」  
 そう言って隣人―――  もとい朝倉は、教科書を枕代わりにして睡眠体勢に入っていった。  
「ハァ・・・あんた何しに学校にきてるのよ。」  
「陰陽道を学ぶためではないな。」と、最後に小さく反論した後、朝倉は幸せそうな表情をこちらに向けて眠りについた。  
 
キーン、コーン、カーン、コーン―――  
 
 ようやく終業のチャイムが鳴り、拷問のような時間から解放される。  
「おや?もう鳴ってしまいましたか。それでは今日はここまで。」  
『起立〜。』  
 日直が号令をかけたとき、和久井先生は思い出したかのようにあたしの方を見てこう言ってきた。  
「あ、そうだ。水越さん、放課後少しお話したい事があるので社会科準備室に寄ってくれますか?」  
「え・・・?あ、はい。分かりました。」  
「では、号令を。」  
『礼〜。』  
 
 話したい事ってなんだろう?  
 あたしは朝倉みたいに授業中寝てないし、杉並みたいにヌーとかいう怪しい本を読んだりもしてないし・・・  
「眞子よ。お前何かやらかしたのか?」  
 そんな事を考えていると、杉並が面白い物を見つけた!みたいな笑みをして近づいてきた。  
「年中何かをやらかしてるアンタと一緒にされたくないわね。」  
「普段そういう事をしないお前だからこそ、な。」  
「だから別に何もしてないわよ。何かの手伝いとかじゃないの?」  
「なんだ、つまらんな。」  
 あたしに特に後ろめたい事が無いと知ると杉並は興味を失ったのか、きびすを返してその場を立ち去っていった。  
 
 
そして放課後―――  
 
「失礼します。」  
 
 軽くノックをして社会科準備室と書かれた部屋のドアを開ける。  
 中では和久井先生が何かの資料を整理しているところだった。  
「ああ、いらっしゃい水越さん。少しそこで待っていて貰ってもいいかな?」  
「はい。」  
 そう言って和久井先生はデスクから立ち上がると、準備室の更に奥にある扉へと手をかけた。  
「あんな部屋あったんだ・・・?」  
 そもそも社会科準備室という部屋すら初めて入ったので、知らないのも無理はない。  
 しばらく部屋の中を物珍しげに見渡していると、奥の部屋から声が聞こえてきた。  
「水越さん、準備が出来たのでこちらの部屋に来てくれますか?」  
 
「あ、はい。」  
 あたしは和久井先生の入っていった鉄製の扉に手をかける。  
 
まさかその先に―――   肉欲に餓えた獣がいるとは知らずに―――  
 
 鉄製の扉を開けた先には異様な空間が広がっていた。  
 窓の無い薄暗い室内、部屋を包み込んでいる紫色の煙、何かの薬品の匂い、そして床に描かれたヘキサグラムの紋章。  
「な、なにこれ・・・」  
 
ガチャンッ!!  
 
 入ってきた扉の方から鈍い金属音が聞こえてきた。  
 見ると和久井先生が鉄の扉に鍵をかけていた。  
「よく来てくれましたね、水越さん。」  
「あ、あの和久井先生。その・・・話というのは?」  
 この部屋の事はとりあえず置いておき、あたしは早速本題の方に話を切り込んだ。  
 なるべく早く用件を済ませて、この薄気味悪い部屋から出ようと思った。  
「あ、そうでしたね。でもお話する前に、手を後ろに組んで背中をこちらに向けてくれませんか?」  
「えっ・・・?」  
「いいから、さぁ。」  
「は、はい・・・」  
 優しい口調で話す和久井先生に、訝しげに感じながらも言われたとおりにする。  
 でもこの時、もっと疑ってかかるべきだったのかもしれない。  
 
カチャリッ―――  
 
「え・・・?」  
 手首に冷やりとした感覚。  
 それが手錠だと気付いたときには、和久井先生の手はあたしの胸元に迫っていた。  
 
「えっ?!ちょっ・・・和久井先生!?」  
「ふふ、綺麗ですよ。水越さん。」  
「え・・・?えっ?」  
 状況がよく把握できなかった。  
 なぜ和久井先生が後ろから抱き付いてきて、なぜ手錠をされたのか―――?  
 先生の手がYシャツの襟の部分にかけられ、上から順にボタンを外していく。  
 あたしはしばらくその作業を呆然と見つめていた。  
 
「っ!!?」  
   
 3つ目のボタンを外されたところで、眞子はようやく事態を飲み込むことが出来た。  
「ちょっ!先生っ!?やめてください!!」  
「おや?急に活きが良くなりましたね。てっきりその気があるのかと思いましたよ。」  
 ふふ、っと微笑しながら手をYシャツの中へ侵入させてくる。  
「なっ!?」  
 条件反射で進入してきた手を払い除けようとする。  
 が、腰の後ろでガシンッ!という鎖の音が鳴るだけで、それは叶わなかった。  
「ちょっとあんた!?教師が生徒にこんなことして、どうなるか分かってるの!?」  
「ええ、バレたら大変な事になりますねぇ。そう・・・バレれば、ね?」  
「・・・・・!!!」  
 そう言った和久井の視線の先には、複数のビデオカメラが置かれている棚があった。  
「さて、それじゃ続きをしましょうか?」  
「え?いやっ・・・やだっ!ちょっと、やめてよ!!」  
 和久井はYシャツの途中で止めていた手を再び動かしだし、ブラの中に侵入しようしてきた。  
「やだっ!!助けて・・・誰かっ!?・・・お姉ちゃん!!」  
 それを必死で阻止しようと体をよじる。  
「はは、無駄ですよ。この部屋は防音加工してありますからね。」  
「くっ・・・最低よ、あんた!!変態!痴漢!人間のクズっ!!!」  
「自覚はありますよ?でも、貴方はこれからそんなクズに犯されるんですけど・・・ねっ!!!」  
「―――ッ!!?いやっ!やだ!痛いっ!!痛いってばぁ!!!」  
 
 これまでのゆったりとしたペースとは打って変わって、和久井は手をブラの中に一気に突っ込むと  
 その中に隠されていた乳房を乱暴に揉みしだいた。  
「アハハハハッ!!いいですよ、水越さん!!」  
「ひぅ!!や、やだ・・・お願いっ!やめてよぉ!!」  
「やめる?フフフフッ、冗談じゃない!!」  
 
ブチッ、ブチブチブチッ――― !!  
 
 和久井は手を一旦胸から剥がし、Yシャツに両手をかけると力強く左右に引っ張った。  
 ちぎれる様な音と共にボタンが宙を舞い、そこから透き通るような白い肌が露にされる。  
「あ、あぁ・・・・いや・・・お願い・・・お願いだから・・・」  
「おやおや?震えてるんですか?」  
 
怖かった。手錠で手を封じられて、誰も助けに来てくれない状況にいて―――  
足は・・・足だけは自由なはずなのに、恐怖で体が言うことを聞いてくれない。  
 
「まぁ、やりやすくていいですけどね。」  
 和久井は再び胸に狙いを定めると、今度はその先端部分に舌先を這わせた。  
「ふぁっ!?」  
 初めて感じる感覚に思わず声をあげてしまう。  
 先程まで受けていた強引な愛撫とは違う感覚。そう、これは―――  
「気持ちよさそうですねぇ?水越さん。」  
「っ!!ち、違う!気持ちよくなんか・・・!!!」  
 ピチュ・・・クチュ・・クチュリッ・・  
「んあぁぁぁ!!」  
「ふふ、気持ちよくなんか・・・?その先に続く言葉はなんでしょうね?」  
「うぅ・・・ハァ・・・ハァ・・・」  
   
嫌なのに・・・嫌なはずなのに―――  
 
 和久井の舌が乳首の先端に触れるたびに、あからさまに体は反応を示していた。  
「んんぅ・・・や、だ・・・」  
「そう言う割には、随分とここを硬くさせていますね?」  
 と、今まで舌で舐め回していた部分を、今度は指先で弾きはじめた。  
「あんぅ!」  
「ほらほら、コリコリしてますよ。」  
「ん・・・ぁ・・・いやっ!つ、摘まないで・・」  
「ふぅ。あれも嫌だ、これも嫌だ。困った生徒だ。」  
「えっ・・・?」  
 不意に乳首から手が離される。  
 和久井は軽くため息をついた後、眞子の正面に回りこんで、そのまま覆い被さるようにして床に押し倒した。  
 
「痛っ!?な・・・なに?」  
「聞き分けの無い生徒にはお仕置きが必要ですよねぇ?」  
「お、お仕置きって・・・まさか!?」  
 ニヤッ―――  
 和久井は無言で顔に笑みを作り出すと、眞子のスカートに目掛けて勢いよく手を伸ばした。  
「いやあぁぁぁ!!?やだっ!!絶対やだぁ!!!」  
「ぐっ!!大人しくしろ!!」  
 眞子は今思い出したかのように、和久井に対して強烈な抵抗を見せた。  
 馬乗り状態になってるとは言え、人間一人を押さえ込むのはやはり容易ではない。  
「くそっ、このガキ!!いい加減に・・・・・しろっ!!!」  
「うぐぅ!!?」  
 和久井は渾身の力を込めて、眞子の鳩尾に拳を入れた。  
「かはっ!!・・・うっ、く・・・」  
「最初から暴れなければ痛い目見ずに済んだものを・・・」  
 そう言って、手近にあった長ホウキを眞子の足と背中に通し、強制的にM字開脚を作るような状態を作り上げる。  
「ふ、ふふ・・・ふははははは!!いい格好ですね、水越さん!!」  
「う・・・げほっ、げほっ!!」  
 
「おや、まだ鳩尾痛みますか?でも貴方が悪いんですよ、あんなに暴れ出すから。」  
「ぐ・・・ぁ・・・おね、がい・・・そこだけは・・・やめて・・・」  
「ふふ、焦らなくてもすぐに挿れてあげますよ。とりあえず邪魔なものは取っちゃいましょうね?」  
 和久井はスカートを無視して下着に手をかけると、それをゆっくりとずり下げていった。  
「やだぁ・・・やだぁ!!」  
 必死に抵抗しようと試みるが、もはや眞子は手も足も出ないダルマ状態だった。  
 やがて―――  
「おぉ・・・これが水越さんの・・・!!!」  
 眞子の女の部分が露になった。そこはわずかに湿気を帯びており、独特の香りを醸し出していた。  
 和久井はそれをまじまじと見つめると、満足そうな表情をして筋の部分を指でなぞった。  
「ぁあっ・・・!!」  
「ふむ、本当はもう少し濡らした方がいいんでしょうけど。まぁいいでしょう。」  
 そしてズボンの中から黒々と脈打つモノを取り出す。  
「っ!!!・・いや・・・!!お願い・・来ないでっ!!」  
 
な、なにこれ・・・? こんな大きなもの、あたしの中に入る分け無い・・・!!  
 
 眞子は初めて見る男のモノに恐怖感を覚えた。  
 和久井のソレは取り分け大きいという訳ではなかったが  
 それでも処女の少女にとっては十分に恐怖の対象となるものだった。  
「あっ・・・あっ・・・」  
 和久井の手が眞子の腰に当てられる。  
 眞子は最後の抵抗に腰をわずかに左右に振るが、それは男を誘っているような光景を思わせた。  
チュクリッ―――  
「んぅ・・・!!」  
 和久井は片手で逸物を秘書の部分へ誘導し、筋に沿って何度か往復させ愛液を塗りつけた。  
「いや・・・いやぁっ!!?」  
「ふふふっ。」  
 そして脅える眞子に対して邪な微笑みを向けた後、  
 渾身の力を振り絞って、一気に眞子の膣を猛り勃ったモノで貫いた。  
 
「――――っ!!!ひぎぃぃいぃぃぃぅぅぅっ!!!!」  
 
「いだっ!!ぐっ・・・あぅ・・ぬ、抜いっ・・・!!!」  
「ふはははははっ!!これで貴方は私の物ですよ!水越眞子ぉ!!」  
 眞子の悲鳴に近い懇願もお構い無しに、和久井は容赦なく腰を打ち付ける。  
「ぎはぁ!・・・うくっ!・・・痛いッ!!ほんとに痛いからぁっ!?!」  
「あははははっ!そうだ!!その顔だ!!もっと苦痛に歪め、水越!!」  
 和久井そう言って、一度腰をギリギリまで引き抜いた後、一気に眞子の中へを押し込めた。  
「いっ?!、ぐぅぅぅぅぅ―――ッ!?!?」  
「はははっ!!!いい声だっ!!そらっ、もう一度行くぞっ!!!」  
「・・かっ・・・っは・・・や、やめ・・・――――っ!!!!!!!!!」  
 2回目は声にならない声をあげた。もはや激痛で呼吸をすることすら困難だった。  
 内股からは少量の血と愛液の混じった液体が、卑猥な音を立てながらリズムよく溢れ出している。  
「あ・・・ぐっ・・・・あ・・・・」  
 絶え間なく送り込まれてくる激痛と、処女喪失の精神的な衝撃とで眞子の頭は真っ白になっていた。  
 だらしなく涎を垂らし、目尻に涙を浮かべながら、ただ和久井の行為を受け入れていく。  
「くっ・・・すごい締め付けだな。もう出そうだ・・・」  
「んくっ・・あ・・・い、いや・・・おね、がい・・・中・・・だけは・・・」  
「ふふふ?どうしましょうかねぇ?」  
 和久井の顔が厭らしく笑みを作り出す。  
「お願い・・・な・・・なんでも・・するから・・・」  
「何でも、ですか?ふふふ、そうですねぇ。では、キスをしてもらいましょうか?」  
「キ、キス・・・?」  
「そうです。『貴方』が『私』にね。そうしたら中だけはやめてあげますよ。」  
 和久井は尚もピストン運動を続けながら眞子に交渉をもち掛ける。  
「ほらほら、さっさとしないと、私も限界が近づいているんですがね?」  
 そう言ってわざとピストンの速度を早めた。  
「ひぃぁ!!・・んぅ!・・・や、やるから!!やるから中だけはやめてっ!!」  
 
いやだ・・・こんな奴に・・・!!  
 
 屈辱だった。自分からこの男にキスをするということが、今まで受けた強姦とは違った意味で屈辱だった。  
 しかし、絶え間なく動く腰の動きに迫られるようにして、眞子は目を瞑って和久井の唇に自らの唇を重ねた。  
 
「っ!!!」  
 
 突如、唇が何かにこじ開けられる。  
 それは和久井の舌だった。  
 突然の行動に思わず歯を食い縛って目を開けてしまうが、  
 その時飛び込んできた和久井の目が「抵抗するとどうなるか分かってるのか?」と無言で訴えかけていた。  
 眞子は若干躊躇した後、観念したように顎に込めた力を緩めていった。  
「ん・・ふぁむ・・れる・・・・ピチュ・・」  
 和久井の舌が眞子の口内を蹂躙する。  
 舌を絡め、歯肉の部分を舐めずり、まるで愛し合っているかのように、深い、深いキスを交わせていた。  
 
「ん・・・?んん〜〜〜〜〜!!?」  
 
 和久井は舌を一度自分の口内へ引き戻していく。  
 そして一瞬の間を置いた後、舌と共に大量の唾液を眞子の口内に送り込ませた。  
 和久井の奇怪な行動に再び彼の方に視線を向けると、「飲め!」と目が言っていた。  
 
や、やだ・・・臭い・・・こんなの飲め・・・・ない・・・!!  
 
「―――っふぅ、何をしているんですか?飲まないと中にぶちまけますよ?」  
「ん!?んぐ・・・んーん!!?」  
 眞子は和久井の言葉に必死になって首を横に振った。  
「ふふ、そうですか。そんなに美味しいですか、私の唾液は。」  
 和久井ほくそ笑みながら眞子を見て、またもわざとピストンの速度を早めた。  
「んっ!?んーんっ!!んーんーっ!!!」  
 眞子は更に大きく首を振った。そして・・・  
 
ゴクッ――  
 
「んはぁっ・・・・うっく・・・んぁむぐ!!?」  
 唾液を飲み干した眞子に、和久井は息を着かせる間もなく再び舌を絡ませる。  
 そして、再び先程と同じ位の量の唾液を眞子の口内へ送り込んだ。  
 
ま、また・・・ またなの・・?  
 
 そうは思ったが、成す術も無く送り込まれてくる生暖かい液体を迎え入れる。  
「ふふふ、余程私の味が気に入られたようなので、サービスですよ?」  
「ん、んむ・・・」  
 眞子は何か言いたげだったが、和久井がわずかにピストンを速めると慌てたように唾液を飲み干した。  
「本当に美味しそうに飲みますね?ふふふ。」  
「う・・・うぐ・・・・や、約束は守ったんだから、抜いてよっ!!もういいでしょ!?」  
「そうですね。約束は守りませんとね。」  
 そう言って和久井は腰をゆっくりと引き抜いていった―――   が、  
 
「んぅぅぅ!!!!??」  
 
 再びソレを強烈な勢いで眞子の膣へ押し戻した。  
 ブヂュッ!っと聞こえるほど大きな水音が眞子の嬌声と共に部屋に響き渡る。  
「ぐ・・・なっ・・・は、話が違っ・・・!!」  
「あははははっ!!そんな約束、本気で信じてたんですかっ!!?」  
「あぅっ・・・!!くぅ・・ぁ・・・・やだ!抜いてっ・・・!!抜いてってばぁ!!」  
 和久井はこれ以上ない速度で腰を振っていた。  
 
 そこに居るのはもはや人ではなく、一匹の獰猛な獣だった。  
「んっ・・・!やだっ・・・な、なに!?中で・・・中で大きくなってる!?!」  
「くぅぅぅぅああぁぁ!!出るっ!出るぞ!!水越ぃ!!」  
「や、だ・・・やだっ!!お願いだからぁ!!」  
「くあっ!!!」  
「いやあぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」  
 和久井が腰を仰け反らせた瞬間、眞子の中で和久井のモノが大きく膨れ上がった。  
 直後、膣の中に注ぎ込まれる大量の熱い液体。  
 それは栓の抜けた水道管のように、とめどなく膣の奥底に放出されていった。  
 
「う、嘘・・・・嘘よ・・・・出てる・・・・中で出てるぅ!?!」  
 
「はぁっ・・はぁっ・・・ふふ、まだ止まりませんよ。」  
 膣の中に放出した精液が、結合部からゴポッという音を出して逆流している。  
 和久井は己の欲望を最後の一滴まで絞り出した後、ようやく眞子の中から逸物を抜き取った。  
 
「あ、あはは・・・嘘よ・・・こんなの・・・絶対・・・嘘・・・・」  
 
「ふふふ、やはり貴方は美しいですよ。水越さん・・・」  
 和久井は満足げに眞子の表情を見下ろした後、棚にあったビデオカメラを手に取り、  
 秘所から内股を伝って垂れ流れる白濁液を撮り収めた―――。  
 
……………  
 
………  
 
…  
 
その後の事はよく覚えていない。  
 
気がついたら、あたしはお父さんの病院の屋上にいて―――  
 
下を見ると、何か色んな人達があたしに向かって何かを言っている。  
 
あれ? そういえば何であたしはこんな所にいるんだっけ?  
 
まぁいいや・・・そんなこと・・  
 
ん・・・?  
 
あの下で叫んでるのって、朝倉かな?  
 
・・・?   何言ってるのか聞こえないよ・・・?  
 
ちょっと待ってね・・・  今、そっちに行くから――――  
 
 
 
END  
 
 
 
 
 

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