「これでよし、と。」
ビニルテープ、テープレコーダー、睡眠薬、カメラ
「これで兄さんは私のモノ…」
自室でにたりと笑う姿は、彼女が他人には決して見せない第三の顔
そして次の日が純一にとっては人生最悪の日となるのであった
「兄さん、コーヒー入れたけど、飲む?」
「お、気が利くな。俺も一杯もらうよ。」
にやりと笑い、二種類の錠剤を取り出す
純一のカップには睡眠薬を、そして自分のカップには避妊薬を
「はい、どうぞ。」
「おう、サンキュ。」
純一が中身を飲み干すのを見届けた後、音夢は部屋に戻り、昨日準備したものを確認する
数十分後、音夢が居間に降りるころには、純一はすっかり眠りこけていた
ジュブ…グチュ…ジュルル…
兄さんが、私の口の中でだんだん膨らんでいく
「…ァ?」
「んっ…ん…ふぅぅ…」
「音夢!?なにしてるんだ!?」
「ぷぁっ…口で、準備してるの…」
ああ、言っちゃった
もう胸が張り裂けそうなのに、言葉にしたらもっとドキドキしてきた
「何言ってるんだ音夢、いったいどうしたんだ!!」
「どうもしてないよ、これが私の気持ち…受け取って、兄さん…」
「ね、音夢、落ち着け!!…って、これは!?」
純一は椅子にビニルテープで縛り付けられ、隣の机にはテープレコーダーが置かれている
パシャリ、とフラッシュがたかれる音で純一は我に帰った
「ふふ、この写真、近所中にばら撒いたらどうなるかな?」
「な…ッ!!」
「みんな兄さんを避けるんだろうな…そしたら兄さんはずっと私だけのものだね♪」
「何が望みなんだ?いったい何が不満なんだよ!?」
あせってる兄さん、カワイイ
「あ、その表情いいね。」
カシャッ
「やめろ、やめてくれ!!」
「私の条件を呑んでくれたらね。」
いよいよ本題に入る、あせって失敗しないように…深呼吸
「兄さん、抱いて…」
「な、何言ってるんだよ!!俺たちは兄妹…」
「好きよ、兄さん…」
兄さんの胸に頬をすり付けると痺れるような快感が広がっていく、そのまま顔を兄さんの胸にうずめて
「ふわぁっ!?」
乳首を口に含んで、歯と舌で刺激する
「ふふ、女の子みたいな声出して…可愛い。」
「くっ、くぅ…よせぇっ…」
兄さんの顔が上気してきた、声も上ずっている…そろそろテープレコーダーのスイッチを入れようかな
カチッ
「いい声で鳴いてね、兄さん?」
兄さんの体がビクッと震えるのを確認してから両乳首に手をそえて
つねる
「くぅぁああああ!!」
わあ、すごい声、痛気持ちいいって感じかな?私も後で兄さんにやって貰おう
人差し指と親指でぐりぐりとねじりながら私の体を密着させていく、兄さんのわき腹から胸にかけて、私の胸でなぞっていく、肌の敏感な部分に私の乳首が当たって
「あ、ああっ!」
「ひっ、や、やめ…」
意識が飛びそうになるのをこらえて、もう一押し
「はぁっ…ねえ、気持ちいい?」
ひざを兄さんのモノにあてがい、やわやわと刺激する、腰をひねって逃げられないように椅子の背もたれごとギュッと抱きしめると、兄さんの顔がすぐ近くに来た
「兄さん、気持ちいい?」
「う…ぁ?」
もう限界なのね、足をはなして、また兄さんの股間に顔をうずめる
「…!…!…!」
ジュルルルルルル…
「んぐっ、んぐっ、んぐ。」
全部飲んじゃうと「絵」にならないから、少しだけ口の中に残して、兄さんの太ももに吐き出す
パシャリ
「もう…やめてくれぇっ!!」
「ふふ、これでまた弱みが出来たねえ…」
夜はまだ長い