「さて、今日も始めるか」
「ところでクラーナさん」
「ん、どうかしたか」
「どうして鎧とか武器とか結構替えてるのに、俺だって一目で分かるんですか?」
「亡者どもを蹴散らして一目散にこっちに来る騎士なんてお前ぐらいだからだよ」
「それが普通なんじゃ……」
「さぁな、それよりも始めるぞ。馬鹿弟子には前座の時間すら惜しいからな」