「人間性なら、そこらの不死が持ってるじゃねぇか」  
皮肉めいた笑みをうかべて、その戦士は言った  
「人間から奪うのが、一番人間らしいかも知れねぇな  
…おっと、だからって俺をやろうなんて思うなよ。安易な考えを後悔するハメになる」  
「むぅぅ…後悔って言っても…あなた、人間性もソウル持ってなさそうじゃないですか…」  
ため息混じりに、その男と会話していた女性が言う  
「なんだと?心折れてるからって舐めるなよ若造が」  
「死んだ魚のような目をしていますもの…あぁ、言われてみれば、その鎧も秋刀魚っぽい色ですね」  
 
人間性もソウルも尽きかけ、彼女は困っていた  
自らを強化することも、より強力な魔術を習得することも、武器を強化することも  
彼女が不死の呪いを背負った以上、何をするにもソウルが必要なのであった  
地道に亡者兵士を倒し続けるのも手ではあるが…心の折れかけた彼女にそれは苦行すぎた  
 
「はぁー、楽してたくさん儲けたいわぁ」  
ついに座り込み、篝火に当たりながら地面の小石をいじり始めた  
 
 
「見事に心が折れかけてるな…おっと、そういえば聞いたことがあるぞ  
黒い森の庭には盗賊団が出没して、そいつらが偉いソウルを溜め込んでいるらしいぞ。」  
「えー、でも、お強いんでしょう?」  
「まぁ、それなりに強いらしいが地の利を活かせば有利に戦えるらしいぞ  
なんでも、勝手に崖に落ちていくとか。信じがたいが、行ってみたらどうだ」  
「ふぅん…そうですね。行ってみようかな」  
 
戦士の言葉に少しやる気を出したのか、彼女は教会へ続くエレベーターへ歩いて行った  
 
「おい、お嬢ちゃん、大丈夫か?コイツは…」  
「大丈夫ですよー、ほらっ、ちゃんと2万ソウル耳を揃えて持ってきたんですから!」  
 
アンドレイの不安そうな顔をよそに、彼女は笑顔で答える  
森を探索して、時折すれ違う不死から得た情報から  
盗賊団の根城へ侵入するにはアルトリウスの紋章が必要であることが分かった。  
鍛冶屋にそれを売ってくれ、と頼むが『ソウルも集められねぇ未熟者には売れん』  
と高額なソウルを要求され一蹴されてしまった  
が、負けず嫌いな彼女は『未熟者』と呼ばれた事が気に入らず  
鍛冶屋を見返したい一心で2万ソウルを集めてしまったのだ  
 
「飛竜の谷のワイバーンから集めた良質なソウルですよー!私、未熟者なんかじゃないですから!」  
得意げに差し出した白い輝きは、確かに鍛冶屋を納得させるだけの光を放っていた  
「ほう、あの竜どもをか。大したモンだな!それなら盗賊共の一人や二人、屁でもねぇな!」  
「え?え、えぇ…そ、そうですね…はは……」  
彼女は豪快に笑い飛ばす鍛冶屋の横で、少々引きつった笑みを浮かべながら紋章を受け取った  
「気をつけろよ、アンタの亡者なんて見たくねぇからな!」  
 
(うぅ…安全な崖の上から魔法撃ってただけなんて言えない…)  
(で、でも!大丈夫!お馬鹿な盗賊連中なんて楽勝よ!あ、危なくなったら離れて魔法使えばいいし…うん!)  
 
複雑な表情を浮かべたまま、彼女は鍛冶屋と別れ森の奥へ進んで行った  
 
「ここね…」  
 
輝く紋章の扉の前で彼女は呟いた  
鈍い音を響かせながら、その扉はゆっくりと開いていった  
 
「た、盾、盾構えていきましょう。うん…」  
 
扉の向こうには、丘と崖とに挟まれた広場があった  
広場といっても木々が鬱蒼と茂っているのは変わらずかなり見通しが悪い  
不気味な気配にすこし怖気づいたのか、彼女は盾に隠れるようにゆっくり進んでいった  
 
 
「と、とりあえず人影が見えたらすぐに引き返……っきゃ!?」  
突如背後に感じた違和感に、彼女は短い悲鳴を上げた  
「え?ちょっ、やだ、なに?え?え?」  
体が動かない、羽交い絞めにされているような感覚。しかしあたりに人の姿は無い。  
「なにこれ、魔術?………ふわっ、や、んっ…!」  
衣服が一人でにめくれ、体を撫で回される感覚。コートの上から胸をまさぐられる感覚。  
突然の出来事に理解が追い付かず、混乱しながらも一瞬甘い吐息を漏らしてしまった  
 
「後ろがガラ空きだぜぇ…?お姉ちゃん…」  
「いや、やめ…ん、ぁ、い、いやぁぁぁあああ」  
 
突如耳元に男の声が響く  
荒い鼻息が首筋にかかり、首から耳を一気に舐めあげられる感覚に悪寒が走った  
 
「ひと、が、いる…?」  
 
聞いたことがある。姿を隠す効果のある秘法があると。  
彼が盗賊団の一人なのだろうか。後ろを取られた。このままではまずい  
全身を触られる嫌悪感に顔を歪めながら思考を巡らせる  
軽装の魔術師である彼女が後ろを取られ、背後から致命の一撃を受けたら一溜りもない  
しかしどうすれば…  
 
「おやおや、相変わらず悪趣味ですね」  
 
ふと、茂みの奥から男の声がした  
 
「可愛そうに、怯えているじゃありませんか」  
穏やかな口調で姿を現したその男は、聖職者のようなローブを纏っていた  
「うるせぇよ、生臭坊主が」  
 
紳士的な印象を受けたが、背後の盗賊と会話している。彼も盗賊団の一員なのだろうか。  
 
「お嬢さん、どうしてこんな森の奥にいらっしゃったのですか?」  
「え、いや、あの…その……」  
まさか盗賊団のソウルが目的だ、などと言えるわけもない  
聖職者風の男に問われるが、彼女はうろたえるしかない  
「ったく、ハッキリしねぇな!とっとと答えろや!」  
「つっ、痛ぁぁぁあああ!」  
その様に痺れを切らしたのか、背後の盗賊がまさぐっていた乳房を力任せに掴んだ  
「あ、あの、ええと、そう、道に迷っ………い、痛いっ…」  
「馬鹿か?わざわざ紋章で扉開いて道に迷ったは無ぇだろ」  
「隠し立てしなければならない理由なのですか?  
…まぁ良いでしょう。最近増えているんですよ。下らない御伽噺に踊らされて森を荒らす不届き物が…」  
「え?御伽噺…?何のこと…」  
「いけませんよ、お嬢さんがこんな森の奥に一人で入るなど…」  
御伽噺、森を荒らす、よく分からない単語が聞こえる  
盗賊団が出る、という噂しか聞いていなかったが…この奥には何か宝でもあるのだろうか  
考えているうちに、男は未だ羽交い絞めにされた体制の彼女の前に立ち、掌で頭を撫で始めた  
「月の綺麗な晩に、大狼に食べられてしまいますよ?」  
頭を撫でていたその掌は、頬を撫で首筋に触れ、コートのリボンを解きにかかった  
 
「あ、あの……な…何を…」  
「私たち森の狩猟団はね、盗賊団ではありませんよ。森を荒らす輩から全てを奪っているだけです  
どんな目的かは知りませんが、貴女は森を侵しました。だから、私たちも全て奪い尽くします」  
 
柔和な笑みから放たれたその言葉に、もう逃げられないと悟った。  
 
カラン、と魔術師の杖が落ち足元の石に当たった音が夜の森に木霊した  
 
「ん…っ、や、いやぁ…」  
はだけたコートからは、大きくはないが形の良い乳房が外気にさらされていた  
その二つの乳房は、聖職者に握られいびつに形を変えていた  
彼女の両手は背後で纏められ身動きが取れない  
ズボンと下着は膝下まで脱がされ、下腹部は盗人の骨ばった指で蹂躙される  
「や、やだっ、そこ…は…ッ!嫌…!」  
必死で脚を閉じようとするが、盗人の指は無情に茂みをかきわける  
「暴れるなよ、怪我したくなきゃ大人しくしてな」  
「っは、ぁ……ん、や……」  
秘裂をゆっくり、何度もなぞる。ぞわりとした感覚が彼女を襲うが  
屈辱感とプライドを振り絞り、声を上げまいと唇を噛み耐える  
「…っ………ふあぁっ!?」  
盗人の指が彼女の小さな突起をかすめた。  
突如襲った痺れるような甘い感覚に思わず小さな悲鳴を上げてしまった  
「そうそう、そうやって可愛い声出してりゃいいんだよ」  
「んっ、やだっ…だめ、あっ、声、声が……」  
前からは胸を攻められ、後ろからは下腹部を攻められ  
ついに彼女の唇から甘い声が漏れはじめ、脚にも力が入らなくなってきた。  
 
「お、なんだか楽しそうなコトやってるじゃん」  
「何だ何だ、先におっぱじめやがって。俺たちも混ぜろや」  
 
地面にへたり込んだ彼女の耳に、また別の、二人の男の声が聞こえた  
魔術師と山賊のような風貌をした二人は、こちらに近づいてくる  
 
「おいおい、獲物は早い者勝ちが狩猟団のルールだろ?」  
 
盗人がニヤリとしながら答えている様を見ると、彼らもまた森の狩猟段の一員なのだろう  
へたりこんで、地面から見上げる形で彼らと目があったが  
彼らは下卑た笑みを浮かべるだけだった  
 
「じゃ、まずは俺から」  
 
盗人は彼女の頭を地面に押し付け腰を持ち上げた  
屹立した一物を取り出し、感覚を楽しむように尻たぶから秘裂にこすりつけた  
 
「やっ、やだ!やめ…んっ……嫌、いやああああああっっ!!」  
 
ずぶずぶと、赤黒い一物が彼女の胎内に侵入してくる  
息苦しさと圧迫感、屈辱感に襲われ、思わず地面の雑草を握り締める  
 
「お……っ、コイツは……なかなか…」  
根元まで挿入し、一旦動きを止めた盗人がため息をもらす  
「そんなに具合がいいのか?そりゃ楽しみだ」  
「悪くねぇな。やっぱり女はバックからが一番だ」  
山賊と言葉を交わしながら腰を掴み、ゆっくり引き抜く。抜けきる前にまた根元まで挿入する。  
じっくり味わうように出し入れを繰り返す  
 
「ん…っ、や、……はっ…あ、んっ…」  
複数の男の視線が刺さる中犯される  
唇からは声が漏れ続けているが、それでも出来るかぎりは絶えようと力を振り絞る  
 
「ほら、そんなことしたら可愛い声が聞こえないよ?口開けてよ」  
その様子を見て、魔術師の男が彼女の前に座り顔を上げさせる  
「………っ!あっ…!ん、ふぅっ、ふぁ、あ!」  
唇の開いた僅かな瞬間に親指を挿し込み、小さな舌を撫でまわす  
「ふぅっ……はっ……あ、はぁっ…」  
歯を立てようにも厚手のグローブと指輪に邪魔されて思うようにいかない  
「そうそう、そんな風にしゃぶってね?あ、歯を立てちゃだめだよ?分かるよね?」  
そう言うと彼女の口から手を引き、眼前に一物を近づける  
 
「い、嫌、ぜ、絶対に嫌あぁあああっ!ん、ふぐぅ…っ!」  
「…っあー……気持ち良い」  
拒絶の言葉を叫ぼうとした彼女に構わず、魔術師は一物を彼女の口にねじ込んだ  
「んぐっ……ぅぁ……!っぐ……!」  
喉の奥までねじ込まれ、反射で嘔気を催す。呼吸もままならなくなる。  
涙目になりながら魔術師を見上げ、開放してくれと目で訴える  
「えー、絶対に嫌なんでしょ?抵抗して噛まれたら痛いもん。痛いのはいやだからねぇ」  
彼女の頭を手で覆い、無理やりに前後させながら話す  
「んっ……ぐ…!」  
後ろから犯され、口腔内も犯され。意識が遠のきそうになる  
必死で首を振り抵抗の意思が無いことを主張するしか無かった  
「イタズラしない?じゃあ許してあげる」  
にこりと笑い、魔術師は一度彼女の気道を開放する  
 
「はあっ…はっ……はぁ、はぁ…」  
 
「ったく、ヒデェ野郎だな。よし、俺も眺めてるだけじゃ間抜けだからな」  
そう言うと山賊は必死で呼吸する彼女の脇に胡坐をかいた  
「ほら、順番回ってくるまで握って楽しませろよ」  
取り出した一物を無理やり握らせ、上下させる  
 
「私は…そうですね…」  
聖職者は、盗賊と反対側に廻り彼女の髪に触れた  
指で梳き頭を撫でるように艶を楽しむうちに呼吸が粗くなってくる  
「美しい、美しい髪だ…」  
うっとりした表情で、おもむろに彼女のサラサラした髪を一物に巻きつけた  
 
「えっ!?や、やだ…なに!?」  
 
彼女が困惑した表情で叫ぶが、聖職者は気にせず行為を続ける  
 
「ああっ…あぁっ!素晴らしい、素晴らしい!」  
「や、やだっ、汚いっ、やめて!気持ち悪い…」  
 
「うはは、相変わらずの変態っぷり!キモいって言われてますよ!」  
「ソルロンドの坊主は変態ばっかりなのか?」  
周囲の男が囃し立ててもなお止めない  
「いえいえ…っ、宗教上の理由で…女性との性交を控えているだけで…すよ…!」  
「その理屈はおかしい」  
 
「はい、じゃあそろそろ休憩終わり。続きお願いね」  
「………っ」  
呼吸が整ったのを見計らって、魔術師が再び彼女へ一物を向ける  
目の前の不浄の器官に嫌悪感しか抱かなかったが、無理やり気管を犯された先ほどの恐怖が蘇る  
「ん…っ……ちゅ……」  
恐る恐る唇を近づけ、下を這わせる  
「そうそう、次は銜えて…しゃぶって……お、そのコート…」  
ふと、魔術師が中途半端に脱げかけた彼女コートに目をやる  
「ひょっとして竜学院卒?じゃあ僕の後輩だねぇ」  
ニヤリとしながら魔術師が彼女に語りかける  
 
「ははっ、優秀な魔術師様が、今や不死になった挙句森で輪されるなんてな」  
「んっ……あっ!…はぁっ、…ちゅっ……あんっ!」  
もはや彼女には周囲の皮肉に反論する余裕も無かった  
肢体のあらゆる部分を弄ばれ、犯され、意識を手放すまいと必死になる  
 
「あぁっ、もう無理だ、そろそろ出すぞっ…」  
不意に、背後から犯し続けていた盗人の動きが激しくなる  
腰を掴む手に力が入り、呼吸が荒くなる  
 
「んっ…あ、や…!ふぁめ、ら、やら、中っ、中はやめてぇ…!  
やだっ…、あ、やだああああああ!!!!」  
その意味を理解し、肉棒を銜えながら拒絶するが叶わず、胎内に熱いほとばしりを感じた  
 
「あー、中々良かったぜ、姉ちゃん」  
盗人が満足した表情でズルリと一物を引き抜く  
「………ぁ…」  
トロリと白い液体が流れ落ちる。彼女は一筋涙を流すだけで何も言わなかった。  
 
「よし、じゃあ次は俺な!」  
山賊がすっと立ち上がり、彼女の後ろに回りこむ  
ちらりと振り返った彼女の目に山賊の一物が映りこむ  
握らされている時は分からなかったが、よく見るとかなり太い  
 
「やだっ……そんな、無理…っ…」  
「なに、これだけヌルヌルなら大丈夫だ…ろっ!」  
腰を掴まれ、子宮の入り口まで太い肉棒で一気に貫かれる  
「痛っっ……たぁ……っ!」  
顔を歪め悲鳴を上げるが、無骨な動きを緩める気配は無い  
 
「うおっ、よく締まるな。こりゃ、大して男を知らねぇ味だな。たまんねぇ」  
「ひっ…ん……あ、あぁっ…痛っ……やぁっ」  
「竜学院ではお勉強ばっかり頑張ってたの?偉いねぇ、先輩嬉しいよ?」  
「んっ……ちゅっ…あんっ…」  
肉棒を銜え、唾液を垂らしながら肢体を乱暴に揺さ振られる  
「ああああっ!素晴らしい、もう耐えられません、ああっ!」  
サラサラだった髪はもはや、透明と白の粘液で汚され見る影も無かった  
「はぁっ、はぁっ、そろそろイくよ。全部飲んでね。先輩の言うことは聞かなきゃだめだよ」  
「…っ!ん、ごぼっ、………っく、ん、……はぁっ!げほっ、げほっ」  
口腔内に生臭く苦い味が広がる。頭を押さえられ、いくらか飲み下してしまった。  
「そうそう。よくできました」  
 
胎内も、気道も食道も、髪さえも汚され、この絶望はいつ終わるのか  
じわりと涙が浮かぶ  
 
「1回や2回で開放されると思うなよ?せっかくだ、たっぷり楽しもうぜ」  
 
人間性もソウルも尽きた  
今ここで心が折れたら、確実に生身ではいられないだろう  
そう思い意識を保ち続けようと努力するが  
その後も何度となく犯され続け、ついに彼女は意識を手放した  
 
 
「うわ、お前なんだその姿は。まるで亡者じゃねぇか」  
 
気がついたら、彼女は火継ぎの祭祀場に居た  
案の定、皮膚はドス黒く変色し皺だらけの姿になっている  
人間性も、ソウルも何も残っていない  
 
「どう見てもミイラ。まさにミイラ取りがミイラになったってか?」  
 
聞きなれた、癪に障るあの男の憎まれ口に反論する気力もない  
虚ろな瞳で篝火を眺め続け、しばらくして燃える様な橙色の蝋石を取り出し何かを書き残した  
 
 
 
 
 
【心が折れそうだ…】  
 

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