「いやぁあっ、ぁあっ、んっ……はあんっ」
廃ビルの地下にぽつんと置かれた事務机の上で、蘇芳はイリヤに犯されていた。
ただっぴろい部屋に、少女の悲鳴混じりの嬌声が響きわたる。
「ぬいて…だめぇえっ、いやっ、あっ…んっ…はあんっ」
女子中学生の制服を着込んだままの蘇芳は、下着だけを脱がされた状態で大きく足を割り開き、正面から男を受け入れていた。
スカートの裏地に滴った鮮血が、男の一突きごとに飛び散る愛液の飛沫に上書きされていく。
初めての行為だというのに、蘇芳の秘裂は男の肉棒を味わうように蠢いて、千切れんばかりに喰い締めていた。
もちろんそれは、相手の男イリヤの能力によるものだった。
「抜いてと言いながら、締め上げてくる。本当は欲しくてたまらないんだろう」
「やっ、違っ…ぁああっ…」
「君は本当に契約者か? あんなに股間を濡らすほど発情していたんだ。ここは一度欲求を満たしておくべきだろう。合理的に考えて」
そう言ってイリヤは蘇芳の細い腰を掴んで、最奥を抉るように何度も突いた。
「あっ、ああっ、ああんっ、やあああっ!」
焦点の定まらない目をした蘇芳は、涎を垂らしながらも、抗うように首を横に振る。
「ここまでしてるのに抵抗して何の意味がある? 快楽に素直になればいい、ほらっ」
イリヤの瞳が赤く光り、その身体からランセルノプト光が立ちのぼる。
蘇芳の背中を駆け上がる快感が、瞬時に何倍にも跳ね上がった。
「はぁぁうぅんっっ!」
上半身を仰け反らせて蘇芳が喘ぐ。
と同時に、二人の結合部に新たな愛液が滲み出て、ぬちゃぬちゃという卑猥な水音が辺りに響いた。
「たす…け…て…………ヘイ」
イリヤに猛然と突きあげられながら、なかば放心状態の蘇芳の瞳から涙が零れ落ちる。
「んっ、ぁっ、ああっ、んっ、ぁあんっ」
反応の薄くなった少女を、イリヤは淡々とひたすらに犯した。
再び蘇芳が悲鳴を上げたのは、男の律動がラストスパートに切り替わったときだった。
「やああっ! 抜いてっ! ぁああっ! あっあーああんっ!」
太腿が胸に着くほどに折り曲げられた蘇芳に、イリヤは圧し掛かるようにして容赦なく男根を叩き込む。
「ああ、いい、最高だ!」
未成熟な固さを残しながらも、大量に蜜を吐いて大人の肉棒に絡みつく幼い性器に、ほとんど表情の変わらなかったイリヤも、愉悦の笑みを浮べた。
そして男は小さく呻くと動きをピタリと止めて、汚れを知らない処女地に熱い子種をびゅるっと注ぎ込んだ。
「いやーーーっ、あっあっああああぁぁぁあああっっ!!!」
貫かれた下半身の奥に熱い迸りを感じた蘇芳は、拒絶反応から無意識に男根を締め上げて、自身も初めての絶頂を迎えた。
イリヤが膣から男根を引き抜くと、赤く腫れあがった陰唇の間からドロリと白濁が流れ落ちる。
強制的に送り込まれたな快感が過ぎ去っても、蘇芳の瞳に光が戻ることはなかった。
おわり