−失敗したから絶対飲まないでね。
・・・って・・・。・・・何の薬よ。これは。
ユリスに釘を刺されていたけど、喉が乾いてちゃパンも食べらん無いじゃない。
ゴクッ、ゴクッ、ゴクッ・・・。
「・・・?」
なんとも無いじゃない。・・・どこが失敗なの?
カラカラの喉を潤して体力を回復させると、私はさっさとダンジョンを切り上げて、
夜のバームブリンクスへと戻っていった。
・・・それが取り返しのつかない悲劇に繋がる事もしらずに。
夜のバームブリンクス。私は一人でユリスの邸宅へと向かっていた。
けれど、駅に着いた辺りから何だか体がだるい。頭がボーっとなって、顔がほてってくる。
交番の前まで来て、私はついにその場にへたり込んでしまった。
・・・だるい。・・・・・・どうして。
・・・なんだろ。股間の辺りが、体が・・・熱い・・・。
「ひゃん!」
「ど、どうしたんだい?モニカちゃん。」
不意に肩をつかまれて見上げてみると、そこには町の保安官の顔があった。
たしか・・・アディス保安官。とても親切な人で、私に良くしてくれていた。
・・・もう一人の保安官のブーノさんが、こっそりと「あいつはモニカちゃんの事が好きなんだよ」
なんていってたのを思い出した。
「どうしたんだい?」
「あ・・・、いえ、ちょっとぼーっとしちゃってて。最近ハードだから疲れてるのかも。」
「交番で少し休んでいくと良いよ。ホラ、たって。」
「あっ・・・。」
そう言われてアディスさんに肩を触られた瞬間、体中に電流が流れるような感覚に襲われる。
「ど・・・どうも。」
顔を赤らめつつもお礼を言うと、アディスさんもてれたように笑った。
あったかい紅茶。香ばしいその香りが、私の気持ちをいくらか静めてくれる。
私が言われるままに保安官の控え室に行くと、アディスさんが紅茶をご馳走してくれた。
(ユリス・・・。心配してないかな・・・。)
約束の時間に大分遅れていることを思い出し、ふと心配になる。
しかし、相変わらず体はけだるいままで、おかしな熱が再び体の芯から湧き出してきていた。
(・・・何なのよ、もう・・・。)
視界の端に入ったベッドで少し休もうと、イスから腰を上げた瞬間、太ももがこすれ、
甘美な感覚が体を支配する。
フラフラとベッドに向かい、そのまま倒れこむと、仰向けになり天井を見上げる。
目を瞑り少し眠ろうとするが、体の奥の火種は既に燃え盛り始めていた。
そして、私は無意識のうちにベルトを緩め、ファスナーを下ろし始めていた。
「はぁ・・・っ。」
飲みかけの紅茶もそのままに、私は一人で快楽をむさぼっていた。
オナニー。こちらについてからというもの、緊迫した毎日の連続で、こうして一人でエッチな
行為におぼれるのは久しぶりだった。
(もしかして・・・。これがあの薬の・・・?)
瞬間、ユリスの顔が頭に浮かび、股間が一層の熱を帯びる。
「はぁっ・・・ん!」
左手は既に直接股間をまさぐり、右手は荒々しく乳房を弄り回している。
「・・・だめぇ・・・。切ないよぉ・・・。」
弄れば弄るほどに股間はヒクつきはじめ、いやらしく愛液を流しつづける。
コンコン。
「ハ、ハイ!」
アディスさんがいたんだ!
ノックの音に飛び上がるようにしてベッドの上に座りなおすとほぼ同時にドアが開いた。
ややうつむきかげんに部屋に入ってくる。
カウボーイハットからわずかに見える顔はゆでだこのように赤くなっている。
きっと私も同じだろう。思わず目をそらし、体を両手で隠す。
アディスさんの股間に目をやると、そこは既にはちきれんばかりに大きくなっていた。
するとその瞬間に、またも股間がいやらしく反応するのだった。
「そ、その、モニカちゃん、大丈夫かとおもって見に来たんだけど・・・。」
アディスさんが一歩近づく。ドアが閉められ、鍵が掛けられる。
「ア、アディスさん?ちょっと・・・。」
アディスさんはつかつかと歩み寄りながら、こちらをじっくりとなめるように見ている。
恥ずかしさの余りに体を隠してはいるものの、それがかえってアディスさんの欲情を刺激していた。
ベッドの上にへたりこみ、コントロールのきかない体で、アディスさんの様子を窺う。
アディスさんは私の前に着くと、肩を抑えて私を押し倒した。
「アディスさん、駄目っ!」
快楽を抑えつつ、太ももをすり合わせながら拒否してもまるで意味がない。
「んっ・・・!」
アディスさん・・・。いや、アディスは私から強引にファーストキスを奪い、その一物を
いきなり膣へと挿入した。
「イヤァ!イヤァ!!イヤァァッ!!」
アディスのピストン運動に抗うように体をよじらせると、彼は余計に興奮して
いやらしい笑を浮かべた。
「あんっ・・・。はっ、はっ・・・!」
息遣いが荒くなり、快楽が嫌悪感を塗りつぶしていく。
やがて両方の乳首がいやらしいまでに硬くなっていき、口からはだらしなく唾液が流れ始めた。
「ダメェ・・・。いやぁ・・・。」
痴態をさらしながらも、拒否する言葉だけは忘れない。誰が認めるものか。
「けど、乳首は立ってるし、マンコはヌルヌルだよ。よくないなぁ、警察に嘘をつくなんて。」
「ウ、ウソッ・・・。あん!!」
いっそう激しく突き上げられ、絶頂が近くなる。瞬間、ぱしゃりという音が聞こえ、
何かと思えば、そこにはどこからか取り出された小型のカメラが合った。
「ふ、ははは。・・・驚いた?ユリス君に作ってもらった犯罪捜査用のカメラ。」
「だ、だめ、そんなの・・・!」
「町長やスターブルさんにも連絡しておいたから・・・。ふっ・・・ふっ・・・。
みんなのアイドルを、独り占めしちゃいけないよね。」
ウソ。瞬間、気が遠くなるのを感じた。
「あっ、あっ、あっ、い、いやぁ・・・。い、あ・・・。あん、いっいい・・・。」
拒否する言葉さえ、もはや出なくなっていた。
「欲しいよ、欲しい!アディスさんのおちんちん欲しい!!」
「よし、出すよ、モニカちゃん・・・!!」
「はぁっ・・・ん!!来て、来て来て!!いっぱいだしてぇっ!!」
どちらからともなくディープキスをしつつ、私たちは絶頂を迎えた・・・。
まどろむ意識の中で、一向に収まらないマンコの疼きをこらえつつ、
私は近づく足音に耳を済ませていた。
おわり。