ダーククロニクル

   
 最近、ユリスの様子がおかしい。  
ぼ〜っとしているかと思えば、声を掛けたとたんに顔を真っ赤にして訳のわからない事を言い出す。  
いつからだっけ?ユリスがこんなになっちゃったのは・・・。  
隠し事?・・・おもしろいじゃない。絶対暴いて見せるんだから。  

 

 最近、僕はおかしい。  
モニカを見ているとドキドキして、ボーっとなってしまう。  
お陰で最近はさんざんモニカにからかわれてる。ちょっとくやしい。  
けど、ふとした瞬間にモニカのきれいな横顔を見ると、また胸が高鳴ってくる。  
それで、夜になると変な気持ちになって・・・。  
焚き火をはさんで寝てるモニカに隠れて、僕は一人で自分の・・・アソコをいじる。  
始めてこんな事をしたのは、こんな気持ちになったのはモニカの水着姿、  
パンサーセパレート姿を見たあの日だ。泳げないって言ってるのに、モニカは僕を強引に水の中へ連れ込んだんだ。  
抵抗しようとすれば出来たんだけど。・・・モニカが押し付けてくる胸の柔らかさに、僕は抵抗できなかった。  
・・・またうずいてきた。こんな事しちゃいけないのに、でも、でもやめられない。だから今晩も・・・。  

 

さっきもぼうっとしてた。どうってことない会話なのに、時々、ユリスの様子がおかしくなる。  
・・・長い旅をして疲れてるのかな?もしそうだったら、最近のおふざけはちょっとやりすぎかしらね?  
この間の海でなんて、ユリス、顔真っ赤にして怒ってたし・・・。  
・・・?寝息が少し荒いような?  
N 

この位置からだとよくわからないけど、ユリスの方が少しだけ上下してる。  
・・・息が荒い・・・。・・・もしかして、病気?  
耳を済ませてみるとユリスが何かつぶやいてるのが聞こえた  
「モ、モニカ・・・。・・・っく、はぁ・・・。あっ・・・。」  
・・・ユリス?  
私はゆっくりと立ち上がると、ユリスの顔を覗き込んだ。  
そうしたら、ユリス・・・。  

「モ、モニカァ!?」  
「ユ、ユリス、どうしたの?」  
今までとは違う。この世の終わりのような、顔面蒼白の顔でユリスが飛びのく。  
・・・そこではじめて最近、ユリスがおかしな理由に気が付いた。  
自慰。  
・・・ちょっと。こんなところで普通するぅ!?  
ユリスの顔も真っ赤だが、恐らく私の顔も負けじと赤いだろう。  
体に巻きつけていた布も剥がれ落ち、ユリスのペニスが目に入る。しかも手元には・・・。  
やだ、私のショーツじゃない!!  
「モ、モニ、モニカ!何だよ、いきなり!!」  
「しんじらんない・・・。何考えてんのよ!!こんな、こんなイヤらしい事!  
なぁに!?ユリス、私のことそういう目で見てたのっ!?・・・最低!!ケダモノ以下ね!!」  
ひとしきり怒鳴られるとユリスはしゅんと下を向いてしまった。  
ぽとり、ぽとりと、涙が落ちる。  
あ・・・。し、しまった、なかせちゃった。  

 

「・・・モニカだって。」  
「え?」  
「モニカだってこの間、周りの様子を見に行く、なんて言って、ひとりで草むらでオナニーしてたじゃないか!」  
「・・・っえ。」  
・・・嘘、見られてた?アレを・・・?・・・ヤ、ヤダ。  
「冗談でしょ?」  
「夜遅くに出歩いたら危険だと思って。後ろから追いかけたんだ。そうしたら・・・。」  
今度は私が下を向いてしまった。  
やだ。恥ずかしい。ユリスに見られたの?  
「アレだけ声出したら、すぐに居場所もわかるよ。僕のハンマー使ってしてたくせに。」  
「やっ!」  
「なんだよ。いつも僕の事馬鹿にして!」  

涙を流しながらユリスが私に飛び掛ってきた。  
凄い力で草むらに押し倒される。  
「ユ、ユリスごめん!許して!」  
「はぁっ、はぁっ、はぁっ、はっ・・・」  
ビリリリィビッ!  
上着が破りすてられ、乳房があらわになる。  
「・・・あっ!」  
まるで赤ん坊がむしゃぶりつくように、ユリスがそれを吸い上げる。  
「ユ、ユリス、だめ・・・!・・・やめてっ!!」  
押し返そうとする腕に力が入らない。  
乳房を弄ぶのに飽きたのか、ユリスは馬乗りになったまま私のズボンに手を伸ばす。  
「イヤァ・・・。・・・んっ!」  
涙を流す私に、ユリスは強引にキスをした。頭がぼうっとなる。  
・・・無理やりなのに。  
力が緩んだ隙を見て、ユリスは素早くズボンを下ろした。  

 

「そ、そこダメ!」  
「はっ、ははっ・・・!・・・濡れてるよ?」  
勝ち誇ったように、ユリスがいやらしい笑いを浮かべる。・・・やだ。また・・・。  
思わず太ももをすり合わせる私に、ユリスはまた覆いかぶさってきた。  
「乳首も立ってる。アソコも濡れてる。・・・なんだよ。モニカだって。モニカだっていやらしいじゃないか。」  
「ちが・・・はぁっん!!」  
また甘えるように乳房に吸い付きながら、今度は左手をアソコに、右手を右の乳房に当てる。  
くやしい。くやしいけど・・・。けど・・・。  
激しく、いやらしく繰り返される動きに、私は完全に感じていた。  
「いやぁっ!あっ!・・・あんっ!!だめぇっ!!そこ、そこ弱いのぉ!」  
・・・もはや完全に、いつもとは立場が逆転していた。  
・・・私、こんなにいやらしい女だったっけ・・・?  
ついにユリスは私のアソコに下を這わせ始めた。  
「あっ・・あん!はあ・・・。ふうっ・・・!」  
思わず左手が乳房を慰めてしまう。・・・いやらしいっ・・・。  
「・・・すごいね。なめる前からヌルヌルだったけど・・・。いまはもうヒクヒクいってる。」  
「やっ・・・。あ・・・」  

それを見たユリスは私が無抵抗なのを感じたのか、  
ユリスは自分のペニスを私の中に入れようとしてきた。  
「!!!だ、だめっ!そこはっ!ユリス知ってるでしょっ!?・・・あっ!!」  
「モニカ、モニカ・・・。欲しいよ。モニカが・・・。」  
「だめぇ!いやぁっ!!」  

ズッ!  
「はぁぁぁぁんっ!!あっ!」  
休むまもなく、激しくユリスが動く。  
「いやっ”痛いっ、痛い痛い!抜いて、お願い!お願いだから抜いて!!」  
ユリスはまるで獣の様に腰を振る。  
「だっ・・・だめ!・・・はっ・・・あっ・・・!ふっ!」  
「い、行くよ、モニカ!!」  
「ちょっ!!ユリス!!あっ、あっ、あっ、あっイク、ダメェ私も、私までイッちゃう!!」  
「くっ!!」  
「あっ!!あっああっああああああん!!!」  

 

その晩。アレだけのことをしておいて、ユリスは私より先に眠ってしまった。  
・・・目にはうっすら涙。  
こうして膝枕をしていると、あんな事の後でも、ユリスはやっぱり、まだお子様なんだと気づく。  
日々生きるか死ぬかもわからない戦いの中で、気を張り詰めて、そんなところに、無防備な私が近寄ったから、  
ユリスが戸惑ってしまった。巻き添えを食らわせておいて、ちょっと、今まではからかいすぎたよね。ごめん・・・ユリス・・・。  
「お母さん・・・。」  
・・・かすかなつぶやきが聞こえた。寂しかったんだろう・・・。ユリスは。  
明日からは・・・すこしだけ、ちょっとだけ優しくしてあげようかな・・・?  
・・・もちろん、昼も・・・夜も、ね。・・・ユリス。  

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