ダーククロニクル  

ギルトーニの、モニカの足を持っているほうの手が少し動くと、モニカは痛みで声をあげた。  
「!ぐ……ッぅ!」  
「 …………痛いのか。」  
「う……っ、違う、なんか、しびれているような…。」  
「 ……血を吸われたのだ。奴は血だけ吸って、皮や肉は捨てる。ちょうど、正座をして立てない時  
 と同じで、血が通っていないのだ。」  
モニカはその話しに怖くなり、青ざめて少し震える。  
「っえぇ……っ?!な……なんなのよ一体それは……!」  
その震えは、身体が密着しているため、ギルトーニにもモロに伝わった。  
「 …………。」  
それに気付いたギルトーニは、山道を歩きながらも、モニカの肩の方を持つ手に力を込め、  
少し抱き寄せた。  
「 ………?」  
不審に思ったモニカだが、もしかしてこれが励まし方なのかも、と考え、ギルトーニの顔を見上げる事も、  
声を出す事も、離れる事も出来ず、大人しくしていた。  

しばらく歩くと、バケモノの気配も無くなった。  
「 ………。も、もういいわよ、下ろし……。」  
「万が一の為に、あの中に隠れる。」  
「 え?」  
ギルトーニが見る方をモニカが見ると、いい具合にほら穴があった。 ガサッガサ ザクッ  
モニカを抱えたまま体制を低くして穴に入り、そのまま座るギルトーニ。  
自分の座ったすぐ前に、モニカをそのまま座らせた。  
ギルトーニは片ひざを立てて座っているが、モニカはその内側に背もたれて座っている。  
モニカは、本当はすぐにでもギルトーニから離れたいところだが、怖さで体の力があまり入らないようだ。  
それに気付いたギルトーニは、小さめのトーンで話しだす。  
「(周りを見回す)……おそらく熊か何か大きな動物の巣だな。」  
「 !!え……っ!?く、熊!?も、もし襲われたらヤバイじゃない!!」  
ギルトーニの目の前でうろたえるモニカ。  
「 ……落ち着け。時は止まっている、と言ったはずだ。この世界に居るのは、私とお前と…  
 ……あの怪物だけだ。」  
「 ──────!」  

ひざにひじ立てをして、ほおづえをついて穴の外を見ているギルトーニ。  
「それに………熊くらい、剣ひと振りで殺せるだろうに…。」  
ギルトーニがあきれたようにそうつぶやく。  
その時、またモニカの体がふるえている事に気付くギルトーニ。  
しかしギルトーニはモニカの方を見ず、穴の外を見たままこう言う。  
「寒いか?血を吸われたから体温が下がったのだろう。あいにくだが上着は──…。」  

ふとモニカの方を見ると、───…涙を流していた。  

出来る限り体を小さくして、震えながら涙を流す、無言のモニカ。  
ギルトーニはそんなモニカを見て、まず、何を言っていいか戸惑った。  
「………。さっきまで強がっていたモニカ姫はどこだ?」  
そう言うとギルトーニは、また穴の外を向いた。 ──その時。  

「ゲッゲッゲッゲッゲッゲ……。」  

二人は、一瞬止まった。  
あの怪物の声がすぐ近くでしたからだ。 ズサ…ッ  
「いや……いやあああぁぁぁッ!!!怖い…怖いよ……ッ!!!」  
「 …ッ!?」  
しかも、怖さの為かモニカは、一目散にギルトーニの胸に抱き着いたのだ。  
ギルトーニは、まずそのモニカに驚いたが、あえて平常を保ち、ゆっくりと穴の外に目をやる。  
「ゲッ!ゲッゲッゲッ……」 ガサッガサッ…  
ぴょんぴょんとあちこちを飛び跳ねている怪物がちらちらと見えた。  
怪物は、やはり音が聞こえないらしく、モニカの叫び声に気付かないようだ。  
「怖い、怖い……!!あんなのに、殺されたくない……ッ!!」  
モニカはパニックに陥っているようだ。  
ギルトーニは、とっさに片手でモニカの頭を抱き寄せ、こう言った。  
「 ……落ち着け。動くな……。気付かれるぞ。」  
あまりにも落ち着いたギルトーニの低い声が、頭の上のすぐ近くで聞こえたため、モニカは黙る。  

「ゲッゲゲッゲッゲッ…….....」 ガサッガササッガサッガサ…….....  
しばらくすると、怪物の声は遠ざかっていった。  
「 …………。」  
ゆっくりと、モニカの頭を持っていた手を離し、モニカの顔を軽く覗き込むギルトーニ。  

モニカの涙は止まっていたが、絶望の表情でギルトーニの胸元を見て、震えていた。  
もちろんモニカの体はそのまま、ギルトーニの胸に抱きついたままである。  
ギルトーニはあえてそのままにして、今度は穴の奥を手で探った。  
奥は広いようだ。  
「もう少し奥に移動する。奴の気配が完全に消えるまでは…。」  
それを聞くとモニカは、ギルトーニの両腕に手をついて、胸から少し離れる。  
「暗いな…。…そうか…、魔法を使うか…。」  
シュイイイイイイイイン  
魔力がリングに溜まるとき、リングのルーンが光を発する。  
それを利用して、穴の中を照らすギルトーニ。  
「 ……見ろ、やはり熊の穴だな。この構造は典型的だ。」  
そう言ってふとモニカを見ると、首から下の肌が、  
何やら赤い線だらけだった事に少し驚くギルトーニ。  
モニカはギルトーニの片腕の服を握ったまま、びくびくと穴の外の方を見ていた。  
「お前……その、キズは?」  
「は…はやくその光を消して!!怪物が来ちゃうじゃない…!!!」  
身を乗り出し、奥を照らしていたギルトーニのリングの方の手を持つモニカ。  
ギルトーニは魔力を弱め、光を消した。  

光が消え、モニカの視界からギルトーニが消える。 スルッ…  
そして、触れていた腕も離れた。  
どうやらギルトーニが穴の奥へ移動したようだ。  
触れるものがなくなり、一気に怖くなったモニカは手を伸ばしながら小声で叫ぶ。  
「あ……!ギ、ギルトーニ?!どこ?!」  
暗い方に居るギルトーニは、外の明るさでモニカのりんかくが見えるが、  
モニカは真っ暗な空間しか見えないようだ。  

「 ………こっちだ………。」  
空中を泳ぐモニカの手を 握るギルトーニ。  
それに安心したのかモニカは、ギルトーニの居る方向へ飛び込んでいった。  
予想していたかのようにモニカを受け止めるギルトーニ。  
そこでギルトーニは、また意地悪な事でも言ってやろうと思ったが、  
子猫のように震えるモニカに、言葉がつまる。  
すると、ギルトーニは モニカの肩に触れていた自分の手を少し動かし、肩の肌をなでた。  
「 !いッ……!!」  
切りキズに触れると同時に、モニカの体がびくん、とはねた。  
「 …やはり切りキズか…。皮膚を切って血を吸うとは。初めてみるタイプの怪物だ。」  
どうやら、さっきの怪物の仕業らしい。  
触れたキズから あたたかいものが出て来た。 おそらく血である…。  
「 ………。」 スル…  
ギルトーニは、肩に置いた手をするりとヒジ、手首へ這わせると、モニカの手を握り持ち上げた。  
モニカは震えながらも、手に力は入ってなく、ギルトーニの行動に抵抗しない。  
そのままギルトーニは、今度は指を動かし手にあるキズを確かめると、何を思ったか  
突然 モニカの手のキズを舌で舐め始めた…。  

モニカは一瞬びくっ、と体を震わせたが、舐められているのに抵抗しない…。  
体も手も、ギルトーニに抱き着いたままである。  
「 ………。」  
どうやら、からかいのつもりで舐めたらしいが、ビンタの一発でもくらうと思っていたギルトーニは、  
モニカの様子を不思議に思いながらも、手から手首、腕へと舌を這わす。  

ギルトーニの方は先に目が慣れて、キズもモニカの顔も うっすらと見える。  
モニカの表情はおどおどしていた。  
ギルトーニの行動が、からかいだと気付かないようだ。  
そして、キズの手当てをされているのだろう、と思っているモニカ。  
ギルトーニは横目でモニカの顔を見ると、今度はモニカの腕を少し上にあげ、  
二の腕の裏側(ワキの近く)のキズを舐めあげた。  
しかし、さすがに場所的にくすぐったかったのか、モニカの背中と頭がそり返る。  
ギルトーニはそれを期に、もう片方の手でモニカの髪を横にずらし、もっと抱き寄せ、  
肩・首もとのキズをゆっくりと舐めた。  
「 ッは……ッ!」  
ゆっくりなのがくすぐったいのか、モニカは何度もそり返ってビクビク、ゾクゾクとする。  
しかし抱かれているので、ギルトーニからは離れられない。  
二人は、向かい合って密着している。  
そうこうしているうちに、ギルトーニはいつの間にか息が少し乱れていて、  
舌はモニカの耳を這っていた。…耳は無キズであるにも関わらず。  
モニカも、体温が上がって息が荒くなっていて、ギルトーニに少し抵抗しはじめていた。  
ずっと無言の二人。  
息遣いだけが、ほら穴の中に響く。  
そして、モニカの後頭部にあったギルトーニの片手が、背中のビキニのひもの所に移動する。  
モニカが『あっ』と思った瞬間、ビキニが下へずらされるように力が入れられた。  
「 ……ア……ッ!!」 シュルッ  
動けなかったモニカがやっと動く。  
ずらされそうになったビキニを、前から両手で押さえたのだ。  
とっさに出た声も、息が荒かったせいか、とても高い声だった。  
ギルトーニの荒い息が、前から聞こえる。  
モニカは離れたとたんに何か恥ずかしくなり、そのままギルトーニに背を向ける。  
「 ……な、何か…変よ。私とアンタでやるような行動じゃないわよ…!!……ッ!?」  
しかしギルトーニはモニカの言葉など聞かず、背を向けたのをいい事にウエストを後ろから抱き回し、  
肩や首のキズ、背中を舐め回す。  

「 ……あ…ッ!ハァッ」  
キズの痛みにより、舐められている事がよりリアルに感じる。  
ウエストにあるギルトーニの手が、ビキニをおさえるモニカの手を、スキをついてどかす。  
 パサ…ッ  
「 ! えッ?!」  
モニカの形のいいバストが プルン、と現れ、むき出しになった。  
すぐに手で覆い隠そうと思ったモニカだが、ギルトーニの大きな手に先手を取られた。  
「 ……ハァ…。」  
大きく聞こえるモニカの心音を、その手に感じるギルトーニ。  
モニカが声を出す間も無く、ギルトーニの指が動き、ピンクの乳首を優しく撫でた。  
「 !はっ!あっあ…!!!」  
その瞬間、ビクン、と反り、モニカの顔は上を向き、  
後ろに居るギルトーニの肩に後頭部が置かれ、高い声を漏らす。  
触れたときは、もうすでにモニカの乳首は固くなっていた。  
ギルトーニはそんな乳首に触れず、乳房を握り寄せる。  
そして舌と唇で、モニカの首を愛撫する。  
「 …何だ…こんなに立たせているのか?」 スルッ  
「 ッはぁうっ!!」  
今度は、両胸の乳首を、両手の人さし指と親指ではさむように愛撫されるモニカ。  

もちろん、男にこんな事をされるのは初めてのモニカは、おびえきっていた。  

…しかし、絶え間無く押し寄せる快感に、モニカはほとんどの事が考えられない。  

気がつくとギルトーニの頭は、モニカの頭のこめかみの横にあり、  
乳首を愛撫している様子を上から見下ろしているようだった。  
それに気付いたモニカは頭がカッと熱くなり、一瞬のスキを見てギルトーニの腕から出る。  
うまく立てなくて、四つん這いになって逃げようとしたが、すぐに捕まる…。  
それどころかギルトーニは、四つん這いのモニカの上から覆いかぶさるように四つん這いになり、  
また乳首を片手で撫で、もう片方の手はモニカの太ももの裏を撫で上げる。  
「 あッ?!」  
モニカがやばい、と感じた時には、もうギルトーニの指はビキニパンティの上から、  
柔らかな割れ目のスジをなぞっていた。  
「 あぁ…ッ!嫌…嫌……!!!!」 ズザ…ッ  
力が逸れた瞬間、また、座るギルトーニの前に座らされたモニカ。  

ギルトーニは、片手をモニカの片ヒザの下に通し足を上げさせ、  
その手で乳首に触れている。  
そしてもう片方の手は、ビキニパンティの上をゆっくりとなぞる。  
「 …所詮、口だけか…。嫌々しておいて、こんな湿っているのは何事だ…?」  
そう言うと、パンティの上からでも分かる固い突起の部分に力を入れるギルトーニ。  

「 !や…っ!やぁぁッ!!」  
ギルトーニがビキニパンティの上から指を動かすと、すでに水っぽい音がした。  
その音に気付き、一旦ギルトーニの指が止まる。  
「や、やめてよぉ!!おかしいわよ、こんなの…っ!!」  
「 …見せてみろ……。」 スッ  
「 …え…っ、や…!」  
 スル…ッ  
素早く、ビキニパンティを脱がされてしまったモニカ。  

なぜか、パンティと割れ目の間に糸が引いていた…。暗いが、うっすらとそう見える。  
「い、いやあ────────────ッ!離してよぉおお!!」  
「 …ハァ、お前……もう、こんな……?」  グッ  
ギルトーニは、また片足を開かせると、モニカの薄い毛の生えた割れ目をそっと指でなぞる。  
「 はぁぁ…ッ!!」 ビクンッ  
やはり、糸が引く。  
モニカは、すでに濡れていたのだった…。  
それが分かるとギルトーニは、一気に、指3本ほどを不定期に、割れ目の中を這わせた。  
表面はヌルヌルで、水分の音が惜し気も無く響いた。  
「 ひあ…っ!!あっ!はぁうッ!!!!!」  
少女のような、小さめの性器だったが、感度が実に良いモニカ。  
全体と比べると、大きめの突起を見つけたギルトーニは、人指し指で一気に擦り上げる。  

「ひ…ッ!ひゃああぁぁぁあああぁうッ!!!」  
その途端、悲鳴のような声をあげてビクビクとけいれんを起こすモニカ。  
ギルトーニは面白がり、そこばかりヌルヌルといじっている。  
「い……っ、いや!!いや!!!クッ、クリトリス…ッこすっちゃダメえぇ〜ッ!!」  
そう言いながら大きく数回けいれんすると、ガク…ッっと後ろに居るギルトーニに倒れ込んだ。  

ギルトーニは指をそこから離し、ヌルヌルになった自分の指をピチャリと舐める。  
その音にハッとなったモニカは、ギルトーニから離れようとするが、  
ギルトーニはモニカを自分の方に向かせると、なぜか優しく抱き締めた。  
「 ハァッ………、ハァ……。……?」  
その優しい行動に、モニカは怯える心が無くなり、抵抗していた力が弱まった。  
するとギルトーニは、すぐにモニカの顔を上に向かせ、キスをした。  
ギルトーニの長い舌が、モニカの口の中や唇を這う。  
モニカは、初めてのディープキスが気持ち良いのか、ギルトーニの両腕の服をギュッとつかむ。  
その間、ギルトーニは後ろに回した手でモニカの頭を撫でながら髪止めをはずしていた。  

頭を撫でられる気持ち良さと、キスの気持ち良さ・そして今さっきイかされた気持ち良さのためか、  
モニカはだんだんと自分からギルトーニに密着していく。  
モニカの柔らかい胸が自分の胸に被さるとギルトーニは、キスを止め、ゆっくり口を離す。  
2人の口の間には、糸が引いていた。  

暗闇でうっすらと、眉間にシワを寄せ瞳を潤わせている息の荒いモニカが見えた。  
ギルトーニはその顔を見つめながら、片手をモニカの尻の方から割れ目の方へ移動させる。  
ギルトーニの親指がモニカのサラサラした尻を這い、人さし指が薄い毛を分け入る。  
「 !はっあ…!?」  
モニカは恥ずかしさの為か、ギルトーニに抱きついて、顔を見られないよう伏せた。  

ギルトーニの人さし指が、密の出て来る穴を見つけた。  
指が動くたびに、水分の音がする。 ズル…ッ  
「 !んぁあ…ッ!!!」  
充分濡れていたためか、ギルトーニの、男の太い指が意外と簡単に一本入った。  
しかし、中は相当なキツさだった。  
それで、ギルトーニはある事にも気付く。  
「 …流石は『お姫様』だ。処女を守っているとは…。」  
「 んうぅ…っ!」  
実はギルトーニは、指を入れた事で、処女膜の有無等を確かめていたのだった。  
やさしく、モニカのこめかみにキスをするギルトーニ。  
しかし、次に耳もとでこう囁いた。  
「 …だが、おかしな事だ。処女のお姫様は先ほど…とても卑猥な言葉を叫ばれましたね…。」  

からかうように、ギルトーニの声が聞こえた。  
「 ……!」  
その言葉に、表情は見えないがモニカの体がびくっとなる。 シュル…ッ  
とたんに、ギルトーニはモニカを寝かせ、自分は手をついて上になった。  
恥ずかしがるモニカの顔がよく見える。  
「あ…あは…ま、待ってギルトーニ…。私たちやっぱ……変じゃない?」  
両手のひらを顔の前に出し、涙目で少し笑ってそう言うモニカ。 ズサ…ッ  

「 話をそらすな。」  
そう言うとギルトーニは、下に居るモニカに足を開かせその間に入り、体を密着させた。  
モニカはギルトーニの顔がものすごく近くにあるので、恥ずかしくなる。  
「やだ……っ!!顔、見ないでよぉっ!!」  
顔を横に向け恥ずかしがるモニカを見て、ギルトーニはいささか至福を感じていた。  

モニカの顔を上に向かせ、今度は愛しむように優しくキスをするギルトーニ。  
その優しさに気付いたモニカは、緊張と混乱のさなか、またさっきの快感を味わいたくなってきてしまう。  
そう思うとモニカは、上に居るギルトーニからのキスに、相手の唇を舐め返してみた。  
「 ……………。」  
それに気付いたギルトーニは、モニカの唇を舐め返すと顔をすぐ離し、  
片手を、モニカの開かれた割れ目の方に持っていく。  
「 ……は……ッ。」  
首を少しあげて、ギルトーニの手を目で追うモニカ。  
はやく、あの快感を味わいたい…はやく触って欲しい…。目はそう語っている。  

しかしギルトーニはそれに気付くと、割れ目の方に伸ばしていた手をいったん止める。  

モニカの表情を見て悟り、また顔を近付けてこう言う。  
「 …触って欲しいのか?」  
また、ギルトーニのからかいの表情と声。  
しかしモニカは、泣きそうになりながらコクン、とうなずく。  
「 ………どこを?」  

「 ……ッ!……。」  
ギルトーニの意地悪な質問に、モニカは一瞬、息が止まる程びっくりする。  
「言えよ。…ここか?」 シュル…  
「!ああんっ!ちがッ……!!」  
右胸の乳首を舐められ、快感に身をよじるモニカ。  
「 ………違う?」  
「 ……!……」  
「 ……言わないと、分からんな。」 スッ  
いきなりギルトーニが離れ、足を開いて座っているモニカの前に向かって座る。  
「 …?!」  
それで恥ずかしくなった 真っ裸のモニカは、バッと足を閉じ、体育座りで片手で胸をかくす。  
そして手探りで、自分のビキニパンツを探している。  

一方ギルトーニは、自分の体の軽い装備を取っている所だった。  
小さくなって焦った様子でビキニを探すモニカを見て、軽く笑っている。  
「 ………探し物ですか?モニカ姫殿。」 …カチャン パチン  
どんどん装備を取っていきながら、モニカの顔を見ずに薄い笑顔でこう言ったギルトーニ。  

「ビキニ……!!私の、ビキニは?!」  
我に返ったように、強気でギルトーニに問うモニカ。  
ギルトーニは、既に中の白いブラウス一枚になっており、ボタンは全てはずされ、肌が見えていた。  
下はそのまま、ズボンとベルトと軽い装備のままだった。  
暗い中でも、ギルトーニの体の筋肉がはっきり見える。  

「ああ…。あれか。…どこに隠したと思う?」  
バカにしたようにそう言って、笑うギルトーニ。  
モニカはついカッとなって、大きすぎない声で叫ぶ。  
「 !…『隠した』…?アンタが持ってるのね…!返しなさいよ…ッ!」 スルッ  
見下すような笑顔で座っているギルトーニ。  
そんな彼に近寄り、ズボンのポケットなどを探るモニカ。  
しかしどこを探しても無く、疲れたモニカはギルトーニの顔を悲しそうに見てこう言う。  
「 …無いじゃない…。どこやったのよぉ……。」  
ギルトーニの服を胸の部分を両手でつかみ、軽くひっぱるモニカ。  
「私……っ!ハダカなんだからね……ッ!?」  

「 その方が、いい。」  
「 …!」  
今度は優しい笑顔で、モニカの髪を軽くなでるギルトーニ。  
そして、ギルトーニの手が優しく、モニカの頬から唇までをスルリとなでると、  
モニカは気持ち良いのか目を細め、息を荒くする。  
「 ………来い。」  
その言葉にモニカは言われるまま、座っているギルトーニにくっついて、また向かい合って座った。  

本当は 今までされた事に怒ってやろうとも思っていたモニカだが、優しいギルトーニの前では  
そんな事を言えるはずも無く、屈してしまうのだった。  

「 ……可愛いな、お前は…。」  
モニカの耳もとで、まるで飼い猫に言うようにそう言うギルトーニ。そして、また耳を舐める。  
「 !……はっ あ……あぁ……。」  
その言葉をギルトーニに言われた事で、モニカの思考が一気に変わり、  
『愛されて、可愛がられている』という喜びの快感へ変わり出した。  

モニカもようやくギルトーニの背に手を回し、ぎこちなくギルトーニの首にキスをしはじめる。  

いったんそれをはじめたモニカは止まらなくなり、舌まで使ってギルトーニに『お返し』をしている。  
ギルトーニはその勢いに負けて、とりあえず自分の動きは止まっていた。  
動こうと思えば動けるのだが、モニカを見るのが楽しくて、  
小さな笑顔でされるがままで居るギルトーニ。  

しかし、反応の無いギルトーニに、モニカはリキみ過ぎてしまい、すぐ疲れた。  
「ぷはぁ〜〜〜〜ッ………。」  
赤い顔をして 汗をかいて、疲れた様子でギルトーニの前でため息をつくモニカ。  

「もうリタイアか。剣を持たせたらあんなにもタフなのにな…。」  
「!だ、だって…ッ!ギルトーニ、ぜんぜん反応しないんだもん…ッ!」  
「男が声を出したって、気味悪いだけだろう。」  
「そ、そんな事は無いと思うけど……? ……………。」  

いきなり無言になり、切ない顔でギルトーニを見つめだしたモニカ。  
「 …?」  
モニカが何を目で訴えているのか分からないギルトーニは、じっとモニカを見る。  
するとモニカは、チラッと下の方を見ると、すぐまた上目使いでギルトーニを見た。  

「 ……ああ、分かった。」  
そう言うとギルトーニは、くっついていたモニカを抱き上げ、少し離して座らせるとこう言う。  

「『これ』に興味を持ったか。」  
少しからかうように、ギルトーニは自分の下腹部に手をあてる。  
その仕種は、男性ながらとても色気があった。  
父親の『それ』でさえ見た事の無かったモニカは、一気に、男の下半身に興味が出る。  
モニカは何も考えられないまま そっとギルトーニの股間に服の上から触れる。  

熱くて、固い感覚がした。  
そして、女の股間のようなふくらみでは無く、その固く熱い大きなものに少々戸惑うモニカ。  
どんなふうになっているのか見たくなり、金具をはずしていくと、いきなりそれは現れた。  

「きゃ………ッ!」  
ギルトーニはもちろん、今まで数々の女性を相手にしてきたので、普通より大きめだった。  
暗くて、よくは見えないが、別の生き物のようなそれに、少々見入るモニカ。  
しかしドキドキしながらそれをゆっくりと両手で握ると、とても暖かく、脈をうっていた。  
どうすればいいのか分からないモニカは、とりあえずキスをする。  

その瞬間、ギルトーニの体がピクン、と反応した。  

「 ………!……… 」  
その反応が嬉しかったのか、キスしたままゆっくり移動させるモニカ。  
「 ……ッ…。」  
ギルトーニは、モニカのキスがもどかしくてくすぐったくて反応しているのだが、  
モニカはギルトーニが気持ち良くなっているのかと思っていた。  

しかし絶えられないギルトーニは、思わず笑ってしまう。  
「く…っ、あ…っ、はっはっは………!これは参った…!降参だ…!」  
それにびっくりしたモニカは顔を上げる。  
「な、ななんで笑うのよ…ッ!一生懸命やってるのよ、これでも…ッ!!」  

「くっく…、いや、すまん。だが本当に絶えられなかった…。くすぐったくてな…。」  
「 …もうっ……。」  
モニカが『せっかくやったのに…』の表情ですねてしまうと、ギルトーニがこう言う。  
「仕方無いな。まずはわたしが手本を披露しよう。」 ス…ッ  
「 …え…っ?!」  

ギルトーニは素早くモニカを寝かせると、寝ているモニカのコシの下に片ひざを折って入れ、  
コシを浮かせ、足を開かせた。  
いきなりの出来事にモニカは、何を言えばいいのか分からなくなっていた。  

すぐにギルトーニが、少し乾いていたモニカの赤い秘部に舌を這わせ、唾液で潤わせた。  

突然、未知の快感に襲われたモニカは、悲鳴に近い声で抵抗する。  
「やめてええぇぇぇッ!!!こんな格好……こんなのイヤぁあ!!」  

…ピチャップチュッチュク…  
ギルトーニはモニカの叫びも構わず、舌と唇をうまく使って、秘部全体をねっとりと愛撫している。  
モニカは手でギルトーニの頭を押し離そうとしているが、力が入らなく、  
快感はどんどん激しくなっていくばかり…。  

「 …少し舐めただけですぐに潤った。……不思議なものだな、処女なのに。  
 …さっきも、信じられないような事まで言っていたし──……。」 ヌル…ッ  

「 !ひぅあ!!」  
やはり近くで見ても、異様に大きな突起を、尖らせた舌で虐めるギルトーニ。  

「 …フン、さては……。お姫様は、自分で自分を『慰めて』らっしゃったかな?」  

『慰める』…これは、マスターベーション(オナニー)を意味する言葉である。  
腹下のほうで聞こえたギルトーニのその言葉に、図星なのか何も言い返せないモニカ。  
「 …ふッ!うっう…!!」  

ギルトーニは片方の手の人さし指と中指で、モニカの割れ目を開く。  
そしてギルトーニの荒い息が『そこ』に感じる程、近くで見ている。  
「 …や…やだあぁぁぁっ!!!っこ、この、スケベ男っ!!!」  

「お前こそスケベ女のくせに…!…この大きなクリトリスは何だ?」  

「 ッ…!!」  
少し怒ったように聞こえた、ギルトーニからの卑猥な言葉。  

「 …こうもでかくなった理由を当ててやろうか。お前はスケベだからな…。  
 夜、いつもこの一番感じる所ばかり自分で弄っていたのだろう?」  
そう言うと、また舌でクリトリスを虐めるギルトーニ。  
少し下の穴から、トロトロと蜜が出て来る。  
「 !や…っ!やあぁぁっ!!いつ、いつも…!いつもなんかじゃ、無…っ!!」  

「お前の年じゃ いつもやっていないとこんな風にはならない。ほら、見てみろ……。」 …グッ  
「 ッ?!」  
ギルトーニは、ヒザをもっと前に出し、モニカのコシをもっと上げさせ、  
モニカの両足をモニカ自身の顔の方にまであげて地面につかせると、固定した。  
いわゆる『まんぐり返し』の状態で、モニカに自分の性器がよく見える。  

すぐにギルトーニは、舌を長く伸ばし、クリトリスへの愛撫を見せる。  
重力が逆転し、モニカの蜜はクリトリスの方へ、へその方へ流れていく。  
「 ……っん…っう……!!!」  
見たく無いのに、モニカは、自分の感じる所へギルトーニが 激しく舌を震わせている姿を見てしまう。  
そして、目も離せない…。  

ギルトーニの長い髪が、ちょうどモニカの両乳首にあたり、ギルトーニが動く度に快感がおこる。  

しかし処女のモニカにとって、この刺激はあまりにも激し過ぎた。  
両乳首、クリトリスへの三か所責め。そしてそれを卑猥な格好で見せられる、視覚への刺激。  
甘い声を出してしまうのが嫌で、モニカは両手で自分の口を塞いでいたが、  
すぐに、口を閉じたままにも関わらず、凄い悲鳴が聞こえた。  
「んむぐうううぅぅうううう〜〜〜〜〜ッッッッッッ!!!!」 プシュワ…ッ  
「 …ッ?!」  
激しいケイレンをするモニカ。  
それと同時に、ギルトーニの口の中に シャワーのように水が吹き入った。  
水が吹いたのは一瞬で、飛び散ったりはしなかったが、ギルトーニの口とモニカの秘部からは、  
水がポタポタと滴り落ちていた。  
それは尿では無く、匂いも色も無かった。  
 …ズッ…ッ ズズッ  
「 …!んうっ!!」  
ギルトーニはその水をすべて吸って、舐めて奇麗にすると、まだピクッピクッと小さくケイレンしている  
モニカに、こう言う。  
「 潮吹いたか…。少々激し過ぎたか。」 スッ  
そう言うとギルトーニは、ヒザを引きモニカを普通に横たわらせたが、モニカはうっとりとした表情で  
すぐに起き上がり、座ったばかりのギルトーニに自分からキスをする。  
ギルトーニもそれに対し、ディープな優しいキスをする。  
モニカが腕からギルトーニの頭に抱きつき、まるで恋人同士のようなキスである。  

そしてしばらくするとモニカは口を離し、ギルトーニの目の前で泣きそうになりながらこう言う。  
「ギルトーニ…私、変…。あんな事されて、凄く…っき、気持ちいいの…!  
 あんな事言われて、あんなポーズさせられて……。」  
「 …ああ、そうだな。とても気持ち良さそうだった。」  
優しく、モニカの頭をなでるギルトーニ。  
「私…気持ち良くして貰ってばっかりよ。ギルトーニにも…良くなって欲しいから…。」  
 …スッ  

モニカは、またギルトーニの固いものを取り出し、持つ。  
すると、さっきとはまるで違い、唇と舌でねぶるように激しく舐めはじめた。  
「 ……ッ!っく…、モニカ……っ。」  

「んっ、んぅっ、気持ちいい?ねぇ、ダメかなぁ…。んむっ…。」  
「ハァッ、あっ、ああ、いいぞ…。」  
ギルトーニの顔は、やっと表情が出ていて、(顔を)しかめている。  
「 ハァ、…知ってるか?男の『これ』は、女のクリトリスと同じ<核>にあたる  
 場所だ…。だからさっき、お前が感じた快感と、同じ…っだ…。」  

「んむ…っ、さっき、私が…?…あんなに、気持ち良いんだ…。じゃあ、もっと…!」  
「 ………!!ッく……ッ!!」  
モニカは口を精いっぱい大きく開け、ギルトーニのものを口の中に入れ、しゃぶった。  
しかしそれはあまりにも大きく、半分くらいまでしか入らず、アゴもかなり痛い。  

だが、モニカはギルトーニにお返しをしたいが為に、そのまま頭を動かす。  
「 ………ッ!……ッ。」  

やはりモニカの口が小さいためキツイのか、ギルトーニは無言で感じていた。  
モニカの方は、上目で時々ギルトーニの気持ち良さそうな顔を見て、嬉しくてずっと  
しゃぶってる気でいるようだ…。  
一方ギルトーニのものは まだ固く大きくなっていっている。  

さすがにモニカも息が苦しくなったのか、口を離しゼイゼイしている。  
モニカの口の中や、モノの表面はヌルヌルした温かいものでいっぱいだった。  
「はー…っ。はぁっ、ごめんギルトーニ、大き過ぎてアゴ痛くなっちゃったわ…。」  
本気で申し訳なさそうにそう言うモニカにギルトーニは我を忘れ、  
モニカを抱き寄せ、足を開かせて自分のモモに座らせる。  
「もう…我慢が辛い。そろそろお前自身を…感じたい。」  

そう言うと、モニカの『中』へ指を入れ動かすギルトーニ。  
「!あッ!や…っ!何してるの…?何か…変!!」  
ギルトーニは、モニカの膣へ入れている指を、どんどん2本…3本と増やしていく。  
荒い息遣いがモニカの耳もとでする。 ……ズッ ズチュ  
「!っ痛ぁいッ!痛いよっ!!」  
どうやらギルトーニは気が焦っているようだ。その動きでモニカに痛みが走る。  

しかしモニカも充分濡れていたお陰か、指を気持ち良いと思ってくる。  
やがて中は熱を増し、指3本を締め付けて来た。  
モニカ自身も、感じているためか無言で息だけ荒い。  

ギルトーニはもう絶えられなくなって、自分のモノを押し当て、ぐ…っと先から入れる。  

指3本どころじゃないその太さは、モニカの『処女膜』をひきちぎる。  

「 ────────……………ッッッッッッッ!!!!!」  

モニカは痛くて痛くて、どうにもならずリキみすぎて声も出ない。  
ギルトーニの腕を持つモニカの手はとても力が強く、ツメが立っている。  

プチン、プチンと小さな音を立てて破れていく『膜』。  
そして、ギルトーニのものは、全部は入らなかったが根本の数cm上まで入った。  

ギルトーニが快感の中 モニカの顔を見ると、泣きじゃくった顔をしていた。  
「ハァ、…すまない…。つい、我を忘れて……。」  
「 …凄く……痛い…けど…。あんな大きなものが、入ってるんだ…。」  
話しているうちに、痛みが少しずつひいてくるモニカ。  
「 …そうだ。お前の中に、わたしが…。お前の中は凄く温かく…気持ち良い。」  

優しく、愛しむようにモニカの顔のあちこちにキスをし、背や肩を撫でるギルトーニ。  
「うん、分かる…。ギルトーニ、中に入ってる。脈うってるの…。ハァ、あ…!なんだか…私。」  
その時、モニカの中がキュッと締まる。熱が増してきた…。  
「 !ッ…。ハァ、今………良くしてやろう。」 スッ  
ギルトーニはモニカを下に寝かせると、ゆっくりと動かしはじめた。  

「 !ぐ…っうぅっ、イタぁ………ぃぃっ!!」  
滑らかな慣れたコシつきでギルトーニは動く。  
「はっ、ああ、ああ…ッ、あ…ッ!!!」  
柔らかなコシの動きのお陰でモニカはすぐ潤い、だんだんと快感に変わってくる。  

「うッ……、ハァ、これは……なんと、素晴らしい…。」  
そのままギルトーニは頭を下げ、モニカにディープキスをする。  
2人は 相手の息遣いにそれぞれ、お互いを感じている事が分かった。  
動きも一定になり、さっきより早くなっている。  
「んんっ、んむぅ…っ!ギ、ギルトォニぃ……っ!!あぁあ〜〜ッ!!あ、はァあッ!」  
「 !っくッ!!はっぁ…!」  

キュッキュッキュッ…とリズムよくモニカの中が締まった。  
ギルトーニのモノに吸い付いてくるようだ。  
モニカ自身も数回ケイレンすると、ガクン…と力が抜けた。  
しかし『中』は締まったままピクピクしていた。  

「ハァ、処女で『イク』とはな…。お前は一体、何回イけるのだ…?」  
低く男らしい声で、少し嬉しそうにそう言うギルトーニ。  
…グイッ  
「 !ひぁ…っ。」  
するとギルトーニは、つながったままモニカを持ち上げ、また向かいあうように座らせ  
体位で言う『座位』の形になった。  
モニカはもどかしくなり、イッたばかりなのに自分からコシを動かしはじめる。  
「ッあ───…ッ!!はッ!ああッ、きっきもちい…ッ!ギルトーニッ、ヌルヌルしてるうぅッ!」  
「ハァ、全く…。もう腰の振りを覚えたのか…。だが、まだまだだな。…こうやるんだ。」  
………ズリュ…ッ  
「 !くふぅッ!!」  

下からギルトーニが、モニカを深く突く。先ほどとは違って、とても深くに来る。  

「はっ、ハっ、ハッ、あぅッ、あっあっあっあッ!…はっ、はげしすぎよぉ…ッ!!」  
ギルトーニは息も荒く、激しく悶えるモニカを見ている。  
「ハァッ、…何だって?ああ分かった…。『ここ』が寂しいんだな。」  

そう言うとギルトーニは、動きを止め モニカの足をもっと開かせる。  
すると、完全に皮から飛び出た大きなクリトリスがよく見えるようになった。  
モニカは自分の大きなクリトリスを見て、思わず自分の手を出す。 …クニッ  
「 !は っ あ っ う っ!!!!!」  
モニカの中がよりいっそう締まり、ギルトーニは絶えられずまたゆっくり動きだす。  

ギルトーニが下を見てみると、モニカのその清い顔からは思い浮かばないような、  
激しい動きでモニカ自身にいじられているクリトリスがよく見えた。  
──モニカはやはり慣れている。指使いが、それを語った。  
「ハァッ……これは後でゆっくり見せてもらおう…。」  
そう言うとギルトーニは、モニカの手を離してしまう。  
「ハッ、ハッ、……ハァッ、ギ、ギルトーニ…ッ?」  

するとギルトーニは親指で モニカの大きく固いクリトリスをいきなり擦りはじめた。  
「 !ひうッッッ!!!!」  
その指の動きにあわせるように、一段と早くコシを動かすギルトーニ。  

 

しかし………その時………。  

「 ゲッ!!ゲゲッ!ゲッゲッ!………」  

なんと、あの怪物の声が………!  
しかし、なんということだろうか。  
モニカもギルトーニも、動きを止めるどころか密着していき、ねっとりとキスをかわしている…。  
「 あっ、あっはぁッ!ギルトーニ、わたっ私っ、このまま…ハァッ、このまま死んでもいいィッ!!  
 ああッ!死んじゃうゥ〜ッ!!!!!!!!」  

「 モニカ…ッ!ああ、もう……ッいいか…?!お前の……中に……!」  

「いくの?ッいくのねギルトーニッ?!私も…ッ!イッていいのね?!」  
ギルトーニはモニカの頬を愛しく撫でる。  
「 あぁ…ハァ、一緒に…モニカ…ッ 」  

「 ッ!あッ!あッ!あッ!あぐッ!いっ、いっいっ、いあああぁぁ〜〜ッ!!!!」  
「 く……ッ 」  
モニカの中のしめつけと同時に、ギルのモノから温かい何かがたっぷりと溢れてきた。  
2人は、30秒間ほどイッたままだった。  
モニカのクリトリスは、何度も触られ…イカされ、今までより大きくなっている気がした。  

まだ繋がっている2人の間から、トロトロしたものが流れ落ちる。  
2人は、息する間も惜しいほどの、長いキスをしていた。  

モニカが疲れて口を離し、顔を横に背くとギルトーニは、  
もの足りないのかモニカの首筋にまたキスをはじめる。  
「 ッや……ギルトーニ、疲れたわ、私…… 」  
そう言うとモニカは、ギルトーニの口を手で覆った。  

2人は繋がったままで、ギルトーニのモノも固いままだった。  
しかしモニカはコシを浮かせ、ちゅぽん、と離した。…長い糸が引く。  
そしてやはり大きなままのギルトーニのモノ。  
「 は…あぁ…。長い夢を見ていたみたいな気分だわ…… 」  
そう言ってモニカは後ろのカベに、ギルトーニに向かって座ると、  
胸と股間を隠して、体育座りの姿で小さくすわるモニカ。  
「 ………… 」  
「 ありがとう……。と、言っても変だけど……。励まされたわ、ギルトーニ。」  
ギルトーニは無言で、着衣を正し、ズボンの金具を止めている。  
「 もう、あんな、時空のひずみみたいなバケモノ、こわくないわ。ぶった切ってやるわ!」  
さっきの乱れた表情とは裏腹に、きりっとした顔で外を見るモニカ。  
「 ……… 」  
すると、ゆっくりと 今度は切なそうにギルトーニの顔を見るモニカ。  
「 …? 」  
ギルトーニはとりあえず、いつもの無表情でモニカを見ていた。  
「 ……汚れちゃったわね。あの海、行きましょ。」  

それを聞いたギルトーニは、横に置いておいたモニカのビキニを探し出し、モニカに渡す。  
ギルトーニが自分の装備を手に持ち、先にほら穴を出る。  
そして、周りが安全かどうか…の確認。  
「 よいしょっ 」  
ビキニを着たモニカが、ヨロッとしながらほら穴を出て来る。  
どうやら『初体験』の後なので、股が少し痛いようだ。  
イッてから一言も発してないギルトーニは無表情で、ヨロヨロ来るモニカを見る。  
「 …あは…っ、大丈夫、戦えるわ、ちゃんと…。……………? 」  
あまりにもギルトーニがジッと見つめるので、恥ずかしくなったモニカは目をそらし、こう言う。  
「 えっ、えっと、海どっちだっけ?ギルトーニ先に歩いて。付いてくから!」  
「 ……… 」 スッ  
勘付いたのかギルトーニは、少しゆっくりめに歩きだす。  
痛さで立ち止まるモニカを気にしつつ、ギルトーニは海へ向かい、やがて着いた。  

モニカは海に着くと、そのまま水に入って汚れたところを洗っている。  
しかしギルトーニはそのまま、取った自分の装備をつけた。  
「 …??ギルトーニは洗わないの?体…… 」 パシャン  
「 ……。……別に…『汚れた』とは思っていない。」  
確かに2人が繋がった後は、ニオイも汚れも無かった。  
「 ……そうなの??まぁ、本人がそう言うのなら。」 パシャン  
するとモニカが水から出てくる。  

「 あら?私の髪どめ──…… 」  
モニカがそう言いかけると、ギルトーニは自分の手首を見てこう言う。  
「 ああ、コレか。」 スッ  
「 えっ──…?」  
ギルトーニは何を言わずともモニカのうしろにまわり、髪を丁寧に止めてあげた。  
「 …あ、ありがと。」  
モニカは少し赤くなっていた。  
「 ………。」 スッ  
止め終わったギルトーニは、無言で水平線を見る。  
そんなギルトーニに、モニカがこう訪ねる。  
「 ……年代は分かった?」  
「だいぶ分かってきた。あと1時間ほど待て。」  
「 1時間ね…、分かった。」  
もうモニカはギルトーニに逆らったり刃向かったりする事は無かった。  
ギルトーニは、またガケのほうに座ろうと、ガケのほうへ歩いていこうとした。  
するとモニカが呼び止める。  
「 ……ギルトーニ…ッ!あ、あの…。」  
ギルトーニが振り向く。  
「 ……私……。あの…。」  
「 …来たぞ。」  

「 ゲッゲッッゲッゲッゲーーーーーーッ!!!!!」  
「 ハッ!!」  
ガケの上に、あの怪物が嬉しそうにぴょんぴょん飛び跳ねているのが見える。  
「仲間は居ないようだな……。どう処理するか……。」  
さすがのギルトーニにも焦りが見える。  

しかしモニカは考える間もなく、こう言う。  
「 ……要するに、あの怪物は『空間』でしょ!それなら………『斬れる』はずよ!!」 タタッ  
「 !!モニカ?!」  
モニカは、怪物の方へ駆けっていった。ギルトーニがすぐ後を追う。  

モニカが怪物に斬り掛かる。  
「 はぁーーーーーーーーーーーーーーッッッッッッッッッッッ!!!!」 ズザザァッッ  
「ゲッゲッゲ〜〜〜!!!」 ぴょんっぴょんっ  
怪物の動きは素早く、振った剣は、空振りに終わる。  
興奮状態のモニカに、ギルトーニがこう言う。  
「 待て。あまり近付くと危険だ。」  
「そんな事言ってられないの!!魔法効かないんだから!!…よく聞いて…!あいつを挟み撃ちにするわ!  
 そして、私が斬る………!!!いいわね!!!」 タタタッ  
「 ッおい…!」  
モニカは、怪物の横を通り過ぎると、振り向いた。  
ギルトーニとモニカが向かいあわせになり、  

怪物ははさみうちになっている。  
「 ゲッ?ゲッゲ━━━ッ!!」  
怪物はキョロキョロして、どちらに襲いかかろうか迷っているようだ…。  
「 …同時に行くわよ!!っせーーーの……ッ!!!」  
そのかけ声と共に、2人がいっせいに怪物に駆け寄る。  
怪物は、モニカの方へ向かおうとしていた。  
「 私を……っ!!甘く見ない事ねッッ!!!!!」 …フッ  

 人人人人人人人人人人人人人人人人人  
<ザクウウウゥゥゥゥゥッッッッ!!!>  
 VVVVVVVVVVVVVVVVV  

ギルトーニの足が止まる。  
目の前には、二つに割れた『空間』とモニカがあった。  
「 ゲアアアアアアアアアアアァァァァァァ━━━━━━━━━ッッッッ!!!」  

ぼひゅっ!!  
「 キャアアッ!!??」 ドサァ…ッ  
「 …モニカ…ッ」  
すぐギルトーニは、吹き飛ばされたモニカに駆け寄る。  
「 いたたた…。手ごたえはあったんだけど…どうなったの??」  
ギルトーニは、モニカを起き上がらせ振り向くと、『空間』に切れ目ができていた。  
「 ……!これは…空間が切れている…?ここから出られるぞ…!」  
モニカはそれを聞くと飛び起き、立ち上がる。  
「 え━━━━━ッ?!本当?!」  

やはりあの怪物は時空をつなぐ入り口のようなものだったようで、  
『斬った』事で意思をなくし、単なる時空のドアになってしまったようだ。  

「閉まらぬうちに出るぞ。」 ぐいっ  
「 わっ、ま、待って…!」  
モニカはギルトーニに引かれるまま、宇宙のような所に出た。  
2人はその空間に浮かんでいる。  
「 待って、ギルトーニ!こんな所に出ちゃって、場所分かるの?!」  
「ここは歴史の廊下のような場所だ。ここに出てしまえば道は分かる。………そうか。  
 船が落ちる前に戻ればいいのだな。噴火を免れる。」  
「 ギルトーニ……。」  
モニカが、ギルトーニの腕に寄り添う。  
「 手を離すなよ。はぐれたら終わりだからな。」  
「 うん……。」  
さっきまでこわごわしい表情で居たモニカが、少し赤らめて可愛らしい表情になっていた。  

「 しかしあの怪物を倒した者ははじめて見た。よくやったな…。」  
ギルトーニはとても優しい笑顔でモニカにそう言った。  
さっきの世界と違って明るいので、  
モニカにはそのギルトーニの整った顔の優しい笑顔が、  
ギルトーニにはあまりよく見た事が無かったモニカの白く美しい顔が赤らんでいるのが、  
お互いによく見えた。  
モニカは少し照れたのか目をそらすと、体ごとギルトーニに寄り添いくっついてこう言う。  

「 ギルトーニ……。………好き……。」  
「 ………!」  
驚いたギルトーニが見ると、モニカはとてもウットリした表情で居る。  
ギルトーニは、ほんの少し考えると、そっとモニカを抱き寄せ、こう言った。  
「 ……わたしもだ。……モニカ。」  
それを聞くとモニカは安心して、力を抜いてギルトーニに寄り掛かった。  
その表情はとても安らかである。  
そして、ギルトーニは次にこう言った。  
「 ……だから、今日の事は忘れろ。……モニカ。」  

「 ………え?」  
そのギルトーニの言葉に、モニカが顔を上げると、ギルトーニはモニカの額に手をあてた。  
次の瞬間、ギルトーニのルゥンが光り、魔力が使われているのが分かった。  

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