「いらっしゃいま…雪乃さん!?」
「…早く席に案内してくれないかしら、白野くん」
「あ、うん。一名様お通ししまーす!」
〜席について〜
『あら雪乃?アリスが心配でバイト先まで来たのに何も言わなくていいのかしら?」
「…姉さんは黙っててくれる?」
〜カウンター裏にて〜
「おい白野、彼女か?彼女なのか?」
「ち、違いますよ先輩。単なる友人です。……まだ」
「まだだぁ?てめー、狙ってんじゃねーか!」
「注文聞いて来ます」
「おいっ!?答えろ白野ー!!」
〜窓際の席にて〜
「いらっしゃい、雪乃さん」
「…ふん」
『私はトマトジュースを一つ』
「風乃さんは飲めないでしょう!?」
『あらアリス。私がせっかくジョークで場を和ませようとしたのにそれは無いんじゃないかしら?』
「姉さんは黙っててって言ってるでしょう?
白野くん、私はこれにするわ」
「うん、分かった。保守が一つだね」
保守