佐和野「ところで敷島、あと二週間程でバレンタインだが…」
敷島「…な、なんだよ!」
佐和野「…いや、何でもない。忘れてくれ」
敷島「超気になるんだけど!」
佐和野「君にバレンタインの話を振ってしまった僕がバカだったよ。あー何て無駄なことをしてしまったんだ。地球に謝らないと」
敷島「ひでぇ!お前だって去年はもらってないんじゃないのか!?」
佐和野「いや、僕は4つもらった。どうせ義理だろうけど」
敷島「…シラノ!お前は俺の味方だよなあ!?」
蒼衣「え!?…ゴメン、僕も3つ位…」
敷島「…」
佐和野「敷島、わかってやれ。例え義理でも保守でもお前に食われてしまうのはもったいなさすぎてチョコレートなんて高価なモノは渡すことができないんだ。
考えてもみろ。仮に君がチョコレートを3つもらったとして、それで飢餓状態にあるアフリカの子供が何日生き延びれると思う?」
敷島「えぇー…いや待て、それはもしかして渡したくても渡せないから、渡したくないってことはないかもしれないんじゃないか!?」
佐和野「何でそうなるんだ。もちろん渡したくもないに決まっているだろう。救いようがないアホだな敷島は。」
蒼衣「それはちょっと言い過ぎなんじゃ…」
佐和野「甘やかしてはいけないぞ白野。前にも言ったろう。僕はこいつのためを思って言っているんだ」
敷島「嘘つけ!」
蒼衣「ははは…」