小鳥のさえずりと、窓から差し込むやわらかな朝の日差しが
僕に心地よい目覚めをプレゼントしてくれた。
気分は上々、今日も一日がんばろう―――、そう起き上がろうとした次の瞬間、僕はかなりブルーになっていた。
傍らには裸の雪乃さんがシーツに下半身を隠されながら座っていたからだ。
―――タバコを吸っていて、さらに性別がお互い逆だったら
さながらドラマ等でありがちな、男と女の事後の1シーンそのものだな と馬鹿な事を考えていたが
あまりの恥ずかしさと、雪乃さんの裸をみたせいで臨戦態勢な
自分のせいで、シーツを頭までかぶってしまった。
なぜこんな事になったのだろう、昨夜の記憶をたどってみる。
たしか、雪乃さんとこの町を調べにきて
色々調べてる内に夜が更けてしまって、野宿はいやだから仕方なく近くにあったこのラブホに来たはず。
最初は普通だったはずか、いつのまにか雪乃さんの様子がおかしくなって
気が付いたら押し倒されていた
僕が何かいうたびに顔を真っ赤にしながら、
うるさい、殺すわよ。じっとしてなさい
とか言っていたきがする
しかしただそれだけなら僕がこれだけブルーになる事もなかったろう
むしろ喜ぶ立場だ。
ではなぜブルーになっているのか。答えは至ってシンプルだ。
雪乃さんが僕を押し倒したときの事だ。
彼女は
彼女は股間にディルドを装着していたのだ