夏休みに入って10日が過ぎた。  
 今日もダンスドリル部の練習を終えた要たちがにぎやかにおしゃべりをしながら  
校門を出てきた。  
  要が一人の少女に声を掛けた。  
「けだまぁ!みんなでお茶してこうよ!」  
「けだま」と呼ばれた少女はくるりと要のほうを振り返り、すまなそうに首をすくめた。  
    「ごめんなさい・・今日は田舎からいとこが来るの」  
「そっか・・じゃあまた明日ね」  
「うん、また明日」  
手を振ると「けだま」と呼ばれた少女・・「池田まゆ実」は家に向かって歩き出した。  
 
まゆ実が家に着くと、リビングにはすでにいとこの優がジュースを飲みながら  
まゆ実の母とおしゃべりをしていた。  
 優はまゆ実がリビングに入ってきたのに気づくとにっこりと笑ってまゆ実を見た。  
「久しぶり!まゆ姉ちゃん!」  
まゆ実もにっこりと微笑み返す。  
 「久しぶりだね・・優くん」  
一人っ子のまゆ実にとって、父の弟の子供である小学校六年生の優は弟の様な存在だった。  
 「前に来たときは優くん、まだ三年生だったよねぇ・・」まゆ実の母が笑いながら言った。  
「もう六年生かい・・受験するんだって?大変ねぇ・・」まゆ実の母が優の  
ジュースを注ぎながら言った。  
  「うん、それでまゆ姉ちゃんに勉強教えてもらおうと思って・・」  
優がまゆ実のほうをちらりと見て微笑んだ。  
 
「いいよ、まかせて」まゆ実は軽く胸を叩くとにっこりと笑った。  
  「じゃあ、夕飯食べたら私の部屋で勉強見てあげる」  
優を交えて、にぎやかな夕食が終わった後、2人はまゆ実の部屋で教科書を広げていた。  
 「さ、はじめようか」まゆ実はペンをとると優の教科書に目を落とした。  
「はい」優は返事をするとちらりとまゆ実に目をやり、あわてて教科書に目を移した。  
   (まゆ姉ちゃん・・)  
優は目の前に腰掛けているまゆ実の白いTシャツの胸元をちらりと見てあわてて目をそらした。  
  (お姉ちゃん・・)  
 優の視線の先にはまゆ実の小ぶりだが、形のいいバストがふっくらとTシャツを盛り上げていた。  
 
まゆ実の呼吸に合わせてTシャツの膨らみが静かに上下している。  
 その膨らみのてっぺんに小さく突起が見える。  
「どうしたの優くん?」まゆ実がけげんな顔で優を見る。  
    「な、なんでもない・・」真っ赤になってうつむく優。  
(まゆ姉ちゃん・・下着つけてないのかな・・?)  
  優の心臓がドキドキと鳴る。  
そんな優の気持ちも知らず、まゆ実は教科書を見つめていた。  
 
「えっと、この数式は・・」教科書に目を落とし、ペンを走らせているまゆ実を  
ぼんやりと見つめていた優が思わず息を呑んだ。  
  (あっ・・)  
白いTシャツの襟元が緩んでまゆ実の胸元がちらりと見えた。  
  Tシャツの中のまゆ実の乳房はとても白くやわらかそうだった。  
   (まゆ姉ちゃんのおっぱい・・)  
優は見てはいけないものを見てしまった気がして思わず目をつぶった。  
 その時・・(あ・・まずい・・)  
優はあわてて股間に手をやった。  
      (硬くなってきちゃった・・)  
 
「どうかした?」まゆ実が不思議そうに優の顔を見つめ聞いてくる。  
  「べ、別に」あわててズボンから手を離す優。  
「ふ〜ん、そう・・?」  
「じゃあ、この問題解いてみて」まゆ実は教科書を指差すと椅子から立ち上がり  
横にあるベッドに腰掛けた。  
ちらりとまゆ実に目をやった優は目を丸くした。  
  (ま、まゆ姉ちゃんの・・)  
ベッドに腰掛けたまゆ実のミニスカートの奥にパステルピンクのショーツがのぞいている。  
 
(ま、まゆ姉ちゃんのパンツ・・)  
優の股間がむくりと膨らんだ。  
(ど、どうしよう・・)  
優は足をもじもじと動かしながらうつむいた。  
 まゆ実はそんな優の様子に気づく事もなく、ベッドに腰掛けたままパラパラと  
教科書をめくっている。  
 「できた?」不意に教科書から顔を上げてまゆ実が聞いた。  
「あ、う、うん・・ま、まだ・・」優がうつむいたまま答える。  
   「そう、どの辺がわからない?」  
まゆ実は立ち上がると、うつむいて教科書を見つめている優の顔にくっつくように  
顔を寄せてきた。  
   優の心臓がバクバクと鳴る。  
その時、階段の下からまゆ実の母の声が聞こえた。  
   「ふたりともそろそろお風呂入りなさい」  
 
「はあい!」まゆ実は大きな声で返事をすると「じゃあ、今日はここまで。  
優、お風呂入っちゃって。私は宿題してから入るから」  
まゆ実は微笑むと教科書を閉じた。  
 「う、うん。わかった」  
優はうつむきながら返事をするとまゆ実の部屋を出た。  
  風呂に入り床に就いた優は、さっき見たまゆ実の白い乳房とピンクのショーツを  
思い出していた。  
  (まゆ姉ちゃん・・)  
優の手は自然にパジャマの中に入って硬くなったモノをさすっている。  
   (ああ・・まゆ姉ちゃん・・)  
「あっ!」優が思わず声を上げた。  
 
優のパンツがべっとりと濡れている。  
(うわぁ・・これって・・)優はぐっしょりと濡れているパンツを見てつぶやいた。  
  (アレ・・だよな・・)保健の授業で習った男子の精通の事を思い出していた。  
優は初めて自分の体に起こった出来事に戸惑っていた。  
  (ど、どうしよう・・こんなのみんなに見られたら・・)  
優はあわててパンツを脱ぐと、そっと寝室を出た。  
  (お風呂場で洗えば・・)優はそろそろとお風呂場に歩き出した。  
お風呂場のドアを開けると、擦りガラスの向こうからシャワーの音がする。  
 (あっ!誰かいる!)びくりと立ち止まった優だったが、ふと横を見ると  
ランドリーバッグの中にパステルピンクのブラとショーツが入っているのが目に入った。  
 
(ま、まゆ姉ちゃん・・)  
シャワーを浴びているのがまゆ実だと知って、優はますますあわてた。  
 (こ、こんなところ見られたら・・)  
あわててお風呂場を出ようとした優は擦りガラスがほんの少し開いているのに気がついた。  
 優はそっと扉に近づいて中をのぞいた。  
(あっ・・)  
優の目にまゆ実の一糸纏わぬ姿が映った。  
 まゆ実はシャワーを浴びながらタオルをゆっくりと動かしている。  
左手から首筋、そしてふっくらと膨らんだ小ぶりな乳房へとタオルを動かす。  
「くにゅ・・」タオルがまゆ実の柔らかい乳房を押しつぶす。  
小ぶりな乳房の先には小さなピンク色の乳首がタオルの動きにあわせて小さく震えている。  
 
やがてまゆ実の手が下の方に伸びて、ゆっくりと足の付け根をこすり始めた。  
 (あ、あれがまゆ姉ちゃんの・・)  
優は思わずごくりとつばを飲み込んだ。  
  まゆ実の手が黒々と生い茂ったヘアをこすっている。  
(あんなになってるんだ・・)  
はじめて見る、まゆ実のヘアに優の目は釘付けになった。  
 まゆ実はそんな優の視線に気づきもせずにシャワーを浴び続けている。  
ボディシャンプーの泡が胸元から流れ、まゆ実のヘアをつたって足元に落ちる。  
「はぁっ・・はぁっ・・」優の息遣いが荒くなる。  
 優は片手で自分のモノを握り締め、もう片方の手でまゆ実のショーツを  
握り締め口元にあてがい、まゆ実の香りを吸い込んでいた。  
 
その時・・「誰・・?」まゆ実の声が聞こえた。  
 あわてて優はショーツを放り出すと外へ出た。  
「ん・・お母さん・・?」ガラス戸を開け、脱衣所を覗き込んだまゆ実だったが  
そこには誰の姿も無かった。  
 「誰だろ・・?」首をかしげるまゆ実だったが、そのまま体を拭くと  
バスタオルを体に巻き、部屋へと戻っていった。  
 寝室に戻った優は硬く盛り上がったままの下半身を見つめて戸惑っていた。  
「ど、どうしよう・・お姉ちゃんに見つかっちゃったかな・・?」  
「ごめんなさいって言った方がいいのかな・・」優はつぶやくとゆっくりと  
階段を上り、まゆ実の部屋へと向かった。  
 まゆ実の部屋の前に来ると優は目をつぶり、小さくドアをノックした。  
「はい・・」中から声がして、カチャリとドアが開いてまゆ実が顔を出した。  
 
「あれ・・優くん・・どうしたのこんな時間に?」  
バスタオルを体に巻き、髪の毛をタオルで拭きながらまゆ実がドアを開けた。  
 「ま、いいや・・とりあえず入って」  
優はまゆ実の言葉にうつむきながら部屋の中へと入っていった。  
 「座って」  
まゆ実は優に椅子を差し出すとちょこんとベッドに腰掛けた。  
  「なにか用?」微笑みながら尋ねるまゆ実の顔をちらりと見て優はうつむきながら  
口を開いた。  
  「あ、あのね・・まゆ姉ちゃん・・」  
そこまで言うと優は黙ってしまった。  
   「どうしたの、いったい・・?」  
まゆ実が優の顔を覗き込む。  
 
「じ、実は・・」優がそっと顔を上げるとバスタオルを巻いたまゆ実のバストが  
優の目の前でふっくらと盛り上がっていた。  
 「なぁにー、変だよー」まゆ実は笑いながら「ぼんっ!」と勢い良くベッドに腰掛けた。  
ふわりとバスタオルの裾が捲くれ上がり、太ももの奥の黒いヘアがちらりと見えた。  
 次の瞬間・・「うわぁぁー!」と叫び声を上げると優がまゆ実をベッドに押し倒した。  
「きゃっ!」小さくまゆ実が悲鳴を上げながらベッドに倒れこんだ。  
   「パラッ・・」倒れた拍子にまゆ実が巻いていたバスタオルがはだけた。  
   「いやっ!」  
あわてて手で体を隠そうとするまゆ実だったが、優にのしかかれて身動きが取れなくなった。  
 「ちょっ・・ちょっと優!やめて!」  
必死に優の体を離そうとするまゆ実だが、優はものすごい力でまゆ実を押さえつけてくる。    
 
「だ、だめ・・優・・やめて・・」  
まゆ実が目に涙を浮かべて優の体を押さえるが、優はぐいぐいと体を押し付けると  
まゆ実の乳房に手を伸ばした。  
  「痛いっ!」すごい力で乳房をつかまれ、まゆ実が叫ぶ。  
「はぁっ・・はぁっ・・」優が荒い息を吐きながら小さな手でまゆ実の乳房を揉んでいる。  
  「まゆ姉ちゃん・・まゆ姉ちゃん・・」うわ言のようにつぶやきながら  
優がまゆ実の小さなピンク色の乳首に吸い付いてきた。  
   「あうっ!」  
まゆ実の体がびくんと飛び上がった。  
  「ちゅぱっ!ちゅぱっ!ちゅぱっ!」  
優は、まるで赤ん坊が母親の乳房に吸い付くようにまゆ実の乳首を吸い続けている。  
     「あうんっ!んんっ!くうんっ!」  
優の唇が小さな乳首を吸い上げるたびに、まゆ実は切ない声を上げて体をのけぞらせる。  
 
「ゆ、優・・もうやめて・・」まゆ実が肩で息をしながら優に声を掛けるが  
優の手はまゆ実の股間へと伸びてくる。  
  「ちょっ・・そこはだめ・・」必死に足を閉じようとするまゆ実だったが  
優の手はぐいぐいとまゆ実の股間に入ってくる。  
   「痛っ!」優の手がまゆ実のヘアを掻き分け割れ目の中に指を入れてきた。  
「痛いぃ・・」まゆ実がぽろぽろと涙を流す。  
  まゆ実の涙を見て優がはっとして、まゆ実の中から指を抜いた。  
「ご、ごめんなさい・・まゆ姉ちゃん・・」優の目に涙が浮かんでいる。  
  まゆ実は顔を上げると優に言った。  
「な、なんでこんな事・・」  
 
優は泣きじゃくりながらまゆ実に言った。  
 「ぼ、僕、まゆ姉ちゃんの事が・・」  
「えっ・・」戸惑うまゆ実。  
 「好きだったんだ・・・ずっと・・」  
「な、なに言ってるの優くん・・」  
「僕、本気だよ・・今日来たのだってまゆ姉ちゃんに会いたかったから・・」  
優の言葉に驚くまゆ実。  
  「だって私は優のお姉さんみたいなもので・・」  
「まゆ姉ちゃんはそうかもしれないけど・・僕はずっとまゆ姉ちゃんの事・・」  
優がぽろぽろと涙を流しながらつぶやく。  
 
思わぬ優の告白にまゆ実は言葉が出なかった。  
2人の間に沈黙が流れる。  
 やがて何かを決意したかのようにまゆ実が優を見つめる。  
「わかったわ・・」まゆ実はぽつりと言うと、そっとベッドに横になった。  
優の目の前に生まれたままの姿でまゆ実が横たわっている。  
  白い肌にふっくらと膨らんだ乳房がまゆ実の呼吸に合わせて静かに上下している。  
すらりとした足の付け根には黒いヘアが白い肌と絶妙なコントラストを見せている。  
  (きれいだ・・)  
目を閉じて横になっているまゆ実の裸身に優は思わず息を呑んだ。  
 
優はぐっと唇をかみ締めると、ゆっくりとまゆ実の上に体を重ねた。  
 優の体がまゆ実に触れた瞬間、「ぴくんっ!」とまゆ実の体が震えた。  
優が硬くなった自分のモノを握り締めると、そっとまゆ実の割れ目にあてがった。  
  まゆ実がぎゅうっと目を閉じる。  
次の瞬間・・「ぐうっ!」まゆ実の悲鳴が上がった。  
 「あっ・・んんっ・・」まゆ実は歯を食いしばり痛みに耐えている。  
「う・・くっ・・」まゆ実の中に自分のモノを打ち込んだ優の口からも声が漏れる。  
  「ま、まゆ姉ちゃん・・」優がつぶやくと同時に激しく腰を動かし始めた。  
「痛いっ!あっ!あっ!痛いっ!優・・動かないで・・」  
首をガクガクと揺らせながらまゆ実がつぶやく。  
 だが優は、はぁはぁと荒い息を吐きながら夢中でまゆ実に腰を打ち付けている。  
「うんっ!んっ!んんっ!」  
まゆ実の口から切ない声が漏れている。  
 
やがて優の背中にビリリと電流の様なものが走った。  
  「くうっ!」  
優がうめき声を上げるとグイッとまゆ実の腰をつかんで引き寄せた。  
 次の瞬間・・・「ぶちゅっ!ぶちゅっちゅっ!」優がまゆ実の中で激しく爆発した。  
「あーっ!」まゆ実が悲鳴を上げて、びくんとのけぞるとがっくりと気を失った。  
「ちゅぽっ・・」  
優がまゆ実の中から小さくなったモノを引き抜くと、まゆ実の中から血で染まった  
優の精液がとろりと流れ出してきた。  
 「こ、これって・・」赤い血の混じった精液を見て優はつぶやいた。  
(もしかしてまゆ姉ちゃん・・)  
 
(もしかして、まゆ姉ちゃん・・初めて・・?)  
優は雑誌で見た記事を思い出して驚いた。  
 自分の下半身に目をやると小さな自分のモノが血で真っ赤に染まっている。  
(やっぱり・・)  
優が目を伏せ、うつむいているとまゆ実の声がした。  
 「優・・どうしたの・・」  
はっとして優が顔を上げるとまゆ実が起き上がって優の顔をのぞき込んでいる。  
 優はそっと目を伏せ、つぶやいた。  
「まゆ姉ちゃん・・俺、まゆ姉ちゃんの・・」  
「いいのよ・・私は後悔してないよ・・」  
まゆ実はそっと優の体を抱きしめるとにっこりと微笑んだ。  
 
 

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