「姫様と女王様の楽しいお遊び-被害者は勇者-」
-今、おれの目の前には二人の女性がいる。
一人はレオナ。もう一人はフローラ様だ。
『話したいことがあるから後で私の部屋に来てちょうだい』
とフローラ様に言われて来たのにレオナまでどうしたんだろう。
・・・というか、なんか二人とも怖い。
異様に殺気だってるっていうか何かに飢えてるっていうか・・・
そんな目つき雰囲気だ。
灯りのないく暗い部屋でその異様な気が一層際立っている。
「あら、ダイ君いらっしゃい。」
「どうしたの?固まってないでこっちいらっしゃいな。」
「え・・・えと・・、・・・・!?」
漸く暗闇に目が慣れてきた。
けど慣れなきゃ良かったと思う。
フローラ様の手にはムチ。レオナの手にはロープがしっかりと握られているのが見えてしまった。
嘘だといってよ!レオナ、フローラ様!
「決戦の前に私たちが心も身体も気持ちよくしてあげるから♪」
言ってレオナが一歩踏み出す。
それにあわせるようにおれも一歩、後ろへさがる。
「遠慮なんてしなくていいのよ?」
ムチで軽く床を叩きフローラ様が歩み来る。
恐怖で脚がすくんで動けないなんて始めてだ。
正直バーンよりも怖いと思う。決戦の前になんか、死にそう。殺される。
たすk・うわなにをするやめあqせdrftgyふじこlp;@:「」
-翌日-
「昨夜のことだけどさ、水飲もうと思って起きたらなんか悲鳴みたいなのが聞こえたんだけど
戦死した兵士の幽霊とかだったりしてな・・・ん?ダイ、なんか顔青いぞ。何だお前怪談話苦手か?」
違うよポップ。怪談なんかよりもっと恐ろしい目にあったんだよ。
心の中で呟きながらアバン先生のお弁当をつまんだ。
あー美味しい・・・。