この恋は砂糖のように  
 
 
キスをする度に思う。  
とても甘い味がする、ような気がする。  
貴方がその指で私の唇を頬を髪を優しく撫でるその度にふんわり心地良さを覚える。  
 
それはまるで  
 
 
− マァムから手渡されたモノをラーハルトは怪訝そうに見やる。  
「・・・何だこれは」  
ラーハルトの問いにマァムは目を丸くして答えた。  
「何って、チョコレートよ。  
 だって今日はバレンタインデーじゃない。」  
マァムの答えにラーハルトは  
あぁ、そういえばそんな日もあったな。と目の前の綺麗に包装された箱を眺める。  
「・・・誰か他には渡したのか?」  
「え、ええ。  
  ヒュンケルとポップ、ダイにアバン先生に・・・」  
指折り数えながらチョコを配った相手を上げてゆくマァムにラーハルトは少しだけ胸のあたりにもやっとした気持を抱く。  
その気持がなんなのかわかりそうでわからずもどかしい。  
「・・・確かオレが記憶してる限りではバレンタインデーに渡すチョコには二通りの意味があったはずたが?」  
「え・・・好きな人とお世話になっている人でしょう?」  
それがどうしたの  
言いかけたマァムはもしかして、と期待に胸を踊らせ問いかける。  
「ねえ、それってもしかして焼きもち?」  
マァムの問いにラーハルトは目を丸くする。  
 
焼きもち、か。  
 
「ふ・・・そうかもしれないな。」  
笑むラーハルトにマァムも頬を紅らめ微笑む。  
「で、オレに渡したのはどっちなんだ?」  
頬に触れながらとうラーハルトにマァムは答えた。  
「もちろん、好きな人用」  
 
-「ん・・・」  
合わせた唇から甘くとろけてしまいそうな快楽が広がってゆく。  
甘いケェキを食べている時のような幸福感に舞い上がり空の彼方まで飛んで行けそう。  
 
『確かバレンタインデーにチョコを貰った相手には何か礼をする習慣があったな  
何か欲しいものはあるか?』  
『え、あ・あの、そのぉ・・ね。・・・抱いて、ほしい』  
『別にモノなんぞ渡さんでもねだれば何時だって抱いてやるぞ?』  
 
首筋に胸元に紅い印が刻まれてゆく。  
その印を見る度に満たされるような気持を感じている。  
 
・・・私は貴方のもの。  
 
「ん・・・ふぁ」  
印を刻む唇は胸元から白い乳房へと移り赤く色付く乳首へ吸い付く。  
空いたもう片方の乳房はラーハルトの手の中で柔らかに形を変えていた。  
硬く尖る先端が指に摘まれ潰される。  
甘い電流を感じるたびにこの胸は幸せで満たされる。  
「ねぇ・・・・キス、して・・」  
頬を赤く染めキスをねだるマァムにラーハルトは笑み唇を重ねる。  
重ねた唇は本当に甘くて。  
「ねぇ、ラーハルト。  
私今とっても幸せよ。」  
マァムの柔らかな手の平がラーハルトの頬に添えられる。  
添えられた手を優しく握り軽く口付ける。  
「・・・オレも、幸せだと思う。」  
ラーハルトの唇から零れた言葉に熱い体がさらに熱くなってゆくのを感じた。  
 
こんなに熱く甘い感覚、初めてだ。  
 
ラーハルトの手は下へと降りてゆきマァムの柔らかな太股を撫ぜる。  
白いマァムの肌は薄いピンク色に染まっている。  
花びらをそうと指で開くとそこは確かに潤っていた。  
溢れる蜜を指で救い赤い突起を撫ぜる。  
「ひゃっ」  
ビクリとマァムの体が跳ね上がる。  
その反応を楽しむように今度は濡れた蜜壷の中へと指を滑らせる。  
指でかき回されるその度にその度にくちゅくちゅと濡れた音が部屋に響きわたる。  
「あぁ・・・もう・・・」  
マァムの呟きに指の動きが止まる。  
ラーハルトの顔を見やるとそこには不適な笑みが浮かんでいた。  
「もう、何だ?」  
問われるがマァムは顔を背け答えない。  
答えないマァムにラーハルトはフッと笑う。  
「答えないのなら別にいいが止めてもいいんだぞ?」  
そう言いながら笑みを浮かべるラーハルトをマァムはこの上なく憎たらしく思うのと同時に  
自分に対してこんな表情を見せてくれるようになったのが嬉しくもあり背けていた顔を更にシーツに埋め思わず呟く。  
「・・・バカ・・・・」  
「で、何だ?」  
ラーハルトに再度問われマァムは耳に顔をよせ小声で告げる。  
「・・・挿れて。」  
マァムの笑みに対しラーハルトは口付けで返しゆっくりと蜜壷へと自身を埋めてゆく。  
「あはぁ・・・」  
自分の中に異物が浸入する感覚にマァムは吐息を漏らす。  
もうこれで何度目になるだろうか。  
自分の体に彼を受け入れることで心が満たされる、そんな気がする。  
ぬちゅ、ぬちゅ  
ラーハルトが腰を動かすその度に二人の結合部から濡れた音が響く。  
「あっは、あぁっ・・あ!」  
突き上げられるその度にマァムの唇から喘ぎが零れてゆきラーハルトをきつく締め付ける。  
「す・・き、は・ぁ・・好き、わ、たし・・・貴方のことが、好きぃ・・・」  
細い腕を伸ばしラーハルトの首に縋りつく。  
そんな彼女にラーハルトは心からの気持を打ちあけ白い精を吐き出した。  
 
「                。」  
 
 
 
 
  -私は、今とても幸せ。  
今まで以上に満たされている。  
だって、私の大好きな人はいま私を好きでいてくれるのだから。  
そして私たちはまたキスをする。  
重ねた唇はとても甘い。  
二人で砂糖みたいな恋を食べて誰よりも甘い恋をして。  
誰よりも幸せになって。  
 
 さぁ、明日は何をしよう! -  
 
End  
 

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