「…………」  
はじめて見るだろう男のそれにマァムが息を飲む。その姿が初々しくもある反面、じれったくもなる。  
たまらず俺は彼女の頭を押さえ、強引にそれを咥えさせる。  
 
「う……う…」  
いきなり口にねじ込まれ、思いもよらない行為にびっくりしたのだろう。  
目をきつく瞑り、ひたすら呼吸を求めるだけだった。  
 
「ん……」  
とろりとした彼女の唾液がそこから零れる。  
それを見てさらに彼女の頭を強く押し、奥まで男根を咥えさせ、口内を犯す。  
「う、ううん……」  
鼻でしか息ができず、さらに苦しそうな声を上げる。  
 
舌が絡まっている。おそらく彼女は無意識なのだろう。  
しかしその感触で思わず―  
「…………?んんんっ!!」  
どろりとした大量の液が、マァムの口内に流し込まれる。  
頭を俺の下半身に押さえつけているため顔は見ることはできないが、首を小さく振り、放してくれと訴えているのがわかる。  
   
まだだ―  
ちゃんと全部飲み干すまで解放させない。  
今マァムの口から零れたものは彼女の唾液だろうか?それとも―  
 
「けほ、けほ…」  
ついに彼女は歯を立て、自らで解放させた。  
しかし歯を立てようものなら最初からできたはずだ。  
この優しさを知っていながら利用する俺もまた、本能で走ってしまう男なんだな…と。  
                                       終  

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