――夜、灯りを少し落とした部屋で彼女を待つ――  
 
あれだけ居心地が悪かった静かな時間が、今はとても大切なものになった。  
(人というのは変わるものなのだな・・・)  
ぼんやりと考えながらヒュンケルは読んでいた本を机に置き、そっと窓を眺める  
大きな月が高い木と同じくらいの位置にいる。そろそろマァムが来る頃だろう・・・・。  
『人を待つ』のが寂しい事では無いと言うのも彼女に教えて貰った  
 
そう考えると同時にノックが2回・・・。扉を開けると夜着に包まれた彼女がいる  
恥かし気に待つ彼女の手を引き部屋に招き入れ、扉が閉まると同時に口付けた。  
「ぅ・・・んっ・・・・・」  
閉じた扉にもたれ、唇を舐めると甘い声で彼女が応え、慣れない仕草で舌を出す。  
俺の舌を舐める彼女の舌は微かに湯の味がして、触れる肌からは浴場に置いている  
香料の甘い香りがした――――――――。  
 
いつもと同じ時間、2回だけのノック音、そして湯の味と甘い香り・・・  
その全てが彼女の律儀な性格を現していて、とても可愛いと思った。  
可愛いと思うとま同時に彼女が『何の為に』ここに来たかを確信し背中がゾクリとなる。  
彼女を抱くのはもう数回目になるのに、未だにこの興奮を抑える事は出来ない、  
むしろ回数を重ね、彼女の体を知る度に深みにはまって行く――――――。  
 
この場で押し倒したい衝動を必死に抑え、唇を離し彼女の頬を撫でながら呟く。  
「今日、気付いてたのか・・・。」  
そう言うと彼女は頬を染めながら、不器用な仕草で俺の手に頬を寄せてくる。  
「・・・うん。さっき、食堂で目が合った時あなたに呼ばれてる気がしたから・・・  
 間違ってなくて良かった。」  
 
ほっとしている彼女のあごを持ち上げ軽く口付けてベットまで手を引いて歩く。  
彼女はいつもこうやって言葉の少ない俺の気持ちを器用に読み取ってくれる。  
今日だって食堂で彼女を眺めていた時に少し目が合っただけなのに、こうやって  
部屋に訪れて来てくれた・・・。  
「すごい、な」  
その呟きに、ベットに腰を下ろした彼女が『何が?』と言う表情をしてくる  
 
「いや・・・今日会えて嬉しかっただけだ」  
本当に自分でも驚くくらい自然にそんな言葉が出た。そのらしくないセリフに自分でも驚いた。  
彼女も同じ事を思ったのか、頬を染めながら驚いた顔で俺を見つめる。  
そうして数秒後、安心したようにふんわりと微笑んだ後そっと彼女が唇を重ねてきた。  
「良かった・・・・私、あなたのその優しい顔・・・すきよ。」  
 
そう言いながらもう1度唇を重ねてくる。  
軽い口付けが深いものに変わるまでそう時間はかからなかった。  
細い腰を抱きながら彼女の舌を堪能する、唾液を送り彼女の唾液と一緒に  
吸い取ると彼女が切なそうな声を上げる・・・その声を聞くたびに鳥肌が立つ。  
 
唾液の絡まるクチャクチャとした音をうっとりと聞きながら  
服の上から彼女の胸を弄り、まだ柔らかい先端を軽くつまんだ  
「うっ・・・ん、あっヒュン・・んんっ!!」  
行為を重ねて来たお陰で、彼女の弱い所は手に取るように分かる。  
慌てて唇を離そうとする彼女のあごを押さえつけ更に口内を犯す。  
「ううぅん・・んっ!・・・ふっぅ・・・!!」  
こうやって強引に押さえつけるほど、胸の突起は硬くなりふくらみを増してくる・・・  
体つきはともかく、反応までこれほど陵辱心を煽る体だとは思わなかった。  
 
本能のままに陵辱したくなる・・・・。  
 
服の上からでも分かるほど大きくなった胸の先端を口に含み  
わざと布をこすり付けるようこりこりと舌を動かす。  
その途端、短い悲鳴と共に彼女の肩が強張り俺を引き離そうと力が入る。  
「まっ・・て、服っが・・っ痛・・っっ!!!」  
拒否した事を咎めるように、噛むように突起を吸い上げ嬲る速度を早めた。  
服を唾液で濡らし突起を甘く噛みながら、快楽を引き出してやる  
 
「あっ・・んっ・・・んんっ!」  
俺の意図を感じ取ったのか快楽に負けたのか・・彼女が再び素直な声を上げ始めた  
この従順な仕草が余計に俺の中の何かを掻き立てる―――――――。  
「服・・・が、どうかしたか?」  
両手で夜着の上から彼女を突起を嬲りながら、彼女の耳元でそう囁く  
「えっ?・・・んっぁ・・・ふ・・く・・・」  
突然の問いかけに彼女は戸惑った顔を俺に向けた。  
その顔を微笑で受け流し、彼女に見せ付けるように胸を弄った。  
 
胸を揉む手の動きに合わせて布が動きしわを作る、布越しから見える彼女の膨らみは  
素肌で見るのと違ういやらしさを感じた・・・彼女もその様子を真っ赤な顔で見ている。  
恥辱に耐えれなかったのか、彼女は恥かしそうに目を瞑った後、声を振り絞って答えた。  
「ふ・・・く・・のっまま、じゃ恥かしい・・・・っんっ。」  
 
か弱い声でそう呟き泣きそうな顔で見つめてくる・・・その顔を見て素直に止めれる男なんて  
いるのだろうか、そんな事をぼんやりと考えながら彼女の頭を軽く撫でて尋ねた。  
「脱がして・・・欲しいのか?」  
自分でもひどく意地の悪い事をしていると思う、泣きそうな彼女を見て明らかに興奮していた  
彼女を抱きかかえ、一つ一つ見せるようにボタンを外していく。  
 
外す度に彼女の白い肌と胸の膨らみが覗き、何度見ても飽きない素肌を見て喉を鳴らす・・  
そうして臍の部分まで脱がし終わった頃、今度は彼女が俺の服に手をかけボタンを外して来た。  
「・・・・っマァ・・ム?」  
まるで俺の動きを真似る様に、震える手でボタンを外していく。  
 
そんな彼女を戸惑いながら見ていると、彼女は愛らしい顔を俺に向け頬を染めながら呟く。  
「だ・・・って、一人で脱ぐの恥かしいから―――――。一緒がいい・・・」  
そのねだるようなセリフを聞いて、思わず胸がドキリとなった。  
そんな俺に気付かずに、彼女は一生懸命ボタンを外し、俺の服を脱がしていく  
 
そうして俺の服を全て脱がした後、彼女はゆっくりと俺の胸を口に含んだ  
「〜っ、・・マ・・ッ!!」  
てっきり服を脱がすだけと思っていたのに、突然襲った快感に思わず体が反応した。  
慣れない手と舌を使い彼女は愛撫してくる、そのたどたどしい動きに思わず声が漏れる。  
「・・・っ・・マァム・・・・」  
俺の反応を見て、彼女は安心したように俺の顔を見つめ行為を再開させた。  
 
その様子を眺め、桃色の髪をくしゃりと撫でて彼女の動きに身を任す。  
本当は『女に攻められる』というのはあまり好きな方では無かったが  
一生懸命俺を喜ばそうとする彼女の行動はとても嬉しいものだった・・・。  
(・・たまには・・・・こんなのも悪くない)  
 
――――それに先程から行っている彼女の動きはいつも俺がしているのと同じもの。  
彼女は俺の動きを真似て、俺を喜ばそうとしている――――  
 
俺の胸を舐めている顔を眺めながら、優しく髪を撫でる。  
自分がこの行為を教え込んだその事実が支配欲を高め充実感で胸を満たした。  
たっぷりと彼女の顔を観察した後、強引に顔を持ち上げ口付けてる・・・  
「ぅ・・ん・・ぅ、ん・・・・」  
彼女がウットリとした声を上げる。舌をたっぷりと絡めて、彼女に行為の終了を促す。  
口付けしながら彼女を肌に触れようとした時、そそり立った俺のものを細い手が握りしめた――。  
 
「――――――――っ!!!!」  
短い悲鳴は同時。快感を抑える声と、男のそれに驚く声・・。  
思わぬ刺激に唇を離し彼女を見ると、初めて触るであろうそれを怖々と見つめていた  
そうして彼女は震える手で俺のそれを2・3度撫で、何かを覚悟したように口に含んだ・・・  
「ま・・て、っマァム・・・!」  
その暖かい口内の感触に思わず腰が浮いた、感じた事の無い快感に襲われる  
上ずる声を必死で押さえる、彼女にここまでしてもらうつもりは無かった・・・・。  
 
「っ・・・そこは、しなくても、っいい・・・・・」  
戸惑いながらも舌を動かす彼女を、振り払うように語りかける。  
そんな俺の言葉を聞いて、彼女は愛撫を続けながらいやいやと首を振り  
「だって・・・私・・・も、あなたに何かしたい・・・から」  
そう言いながら、更に深くそれを口に含み唾液を絡めてきた  
 
「っぅ・・・・っ・・・」  
我慢できずに声が漏れる、その声を聞いて彼女はどこか嬉しげな顔をして行為に没頭する。  
「んっ、っんん―――」  
短い声を出しながら、一つ一つ確かめるようにぺろぺろと舐め上げる。  
思わず声を上げた部分・・・カリや先端の窪みは特に丁寧に口に含みながら吸い付く様に舌を動かしてきた。  
(――っまずい、な・・・)  
達することを目的としないその緩やかな動きが逆に興奮する。  
 
直接感じる刺激だけではなく、時々様子を伺うようにこちらを見る瞳も  
外れたボタンから覗く柔らかそうな乳房も、小さな口から出入りする  
唾液で濡れた自分自身のものも全てが刺激的だった  
本能のまま彼女の口を強引に押さえ付け、思うままに腰を動かしたい衝動に駆られる。  
 
思いを振り払うように、投げ出された彼女の細い足をそっと撫でた。  
その吸い付くような感触を楽しみながら徐々に手を上に持って行き、ふっくらとした尻を撫でる。  
「んんっ・・・・!」  
彼女が恥かしげに声を上げるが、口は依然と俺のものを咥え止める気配は無い・・・。  
触りやすいように下着を少しずらし、尻の柔らかい部分を揉みながら彼女の姿を観察する。  
 
何かに耐えるように目を瞑り、それでも愛撫を続ける姿は男を満足させるに十分なものだった  
弱い部分に手が触れる度、肩が強張り短い悲鳴と共に彼女の口の中がきゅっと締まる・・・。  
歯を当てないように一瞬気遣う仕草や、必死に耐える彼女が健気で愛しい。  
 
先程から彼女が小さく首を振り、俺に『触るのを止めてくれ』と無言で訴えている・・・。  
その仕草に気付かぬフリをして、下着を少しずらし彼女の濡れた入り口に指を差し入れた  
「・・・・んっん!!やっっぁ!」  
突然の進入に耐え切れず彼女の体が跳ね上がり、咥えていたものを離す。  
それと同時に彼女の体を抱き寄せて唇を重ね舌を絡めた。  
 
「んんっ・・・ん〜!!!!!!!」  
唾液で濡れた唇をふき取るように舐めると、いつもの甘い味の他に微かに苦い―――嫌な味がする。  
その嫌な味が出るものを、さっきまで彼女は口に含み愛しそうに舐めていた・・・  
その事実に鳥肌が立つ  
彼女を抱く時はいつもこうだ、愛したい気持ちにひどく汚したい気持が同居する。  
優しくしようといつも思っていても、こんな風に彼女を汚す事で興奮している自分がいる。  
 
口付けをしながら下に入れた指を動かす。今日彼女に対して愛撫はほとんどしていないのに  
そこはくちゅくちゅと音を立てて激しい動きを難なく受け入れていた  
「俺のを舐めて・・・感じたか?」  
指を動かしながら問うと、彼女は恥かしげに首を横に振りながら必死に答える  
「んんっ・・・ちっがう、んぁ・・・お願い・・ちょっと・・っ待って・・・あぁっん!!!」  
彼女の言葉と同時に指をもう一本入れ、ゆっくりとした動きで彼女の中を弄った。  
 
「!!やぁ・・・んっ!待って・・ヒュン・・ケル・・んんっ」  
多少のキツさはあるものの、彼女の中は2本の指を受け入れ動かす度に蜜を垂らしシーツを濡らす・  
苦痛の無い艶っぽい声で制止を求められても止めれるはずが無い・・・・。  
彼女の中をたっぷりと指で味わいながら、もう一度同じ質問を彼女に繰り返した  
「俺のを舐めて・・・感じたか?」  
先程と同じように、顔を真っ赤に染めながら彼女は首を左右に振る彼女に深く口付けた後  
「うそつき・・・だな」  
そう耳元で囁き、彼女を強引に押さえつけ四つん這いの体勢を取らせた――――――――。  
 
「・・・えっ!??・・や・・・だっっ!!」  
彼女の声に強い戸惑いと拒否の色が混ざる、その声を塞ぐように彼女に覆いかぶさり胸を弄った  
「あっ、んんっ・・・!!!こんっな・・格好・・やっ・・・ん」  
柔らかい胸の感触を味わいながら、彼女の口内に指を入れ更に言葉塞ぐ。  
舌先を指でくすぐるといつものように指を舐めて応え、大人しく動きにあわせて唾液を絡めてきた  
 
「んっ・・・んん・・・」  
ちゅぱちゅぱと濡れた音と、短い喘ぎが合わさるように彼女の口から聞こえてくる  
たっぷりと口内を嬲った後濡れた指を引き抜いて、彼女の茂みに手を延ばし中心にある突起を摩った  
「ぁあっ・・・!!!んっ・・・、んんんっっ」  
その刺激に咄嗟に逃げようとした彼女の腰を掴み自由を奪う。  
突起を軽く摘み、濡れた手でこねる様に摩ってやると手の中で突起は硬くなっていく  
 
「ふぅ・・・・んっ、あ・・・・っん・・・・ん、んんっ」  
無理な体勢を取らせた為、乾いていると思っていたそこは十分すぎる程濡れて太ももまで  
細い糸を垂らし誘うように光っている  
「指を濡らす必要は・・・なかったな」  
笑みを浮かべながら独り言のように呟く、今の彼女の声は先程と違い戸惑いも拒否の色もなく  
ただ快楽に押し流されないように必死に耐えるような声だった  
その声をうっとりと聞きながら、彼女の蜜で指を濡らし膣内にゆっくりと押し入れる・・・。  
 
「!!!っあ・・・いった・・っっんっ・・・」  
慣れない体勢の為か彼女の腰が痛みで震え、押し出すように中がきゅぅぅっと絞まった  
その様子を伺いながら、ゆっくりとした動きで中をほぐす。  
元々2本の指を受け入れ、十分に濡れていたそこは彼女の緊張が解れるのと同時に  
またいつものように柔らかく俺の指を包み込むようになった。  
 
指を出し入れする度に彼女の中から透明なものが溢れて腿を濡らしていく。  
(そろそろ・・大丈夫か・・・)  
十分すぎる程潤ったそこを確認して指の変わりに、自分のものを宛がう。  
「・・・痛いぞ・・・っ」  
逃げようとする腰を少しだけ強く抑え、根元まで一気に押し込んだ――――――。  
 
「ぃっっ!!!!!――――――っぁ・・んんっっ!!」  
シーツを強く握り痛みに耐える彼女を見ながら、肉壁を押し分け柔らかい締め付けを楽しむ。  
感触を楽しむように浅い出し入れを繰り返すと、それにあわせて彼女のそこは震えるようにヒクつき  
愛液で濡れ、まるで別の生き物のように動いている・・・  
 
彼女の感触を味わいながら徐々に動くスピードを速めていく  
「んっ・・ぁぅ・・・やっ、んん!!!」  
何度突き上げてもそこは俺を暖かく締め付け、複雑に収縮を繰り返してくる  
彼女が持つ独特の締め付けを感じながら内部をえぐる様に突く。  
 
「ふぅ・・・んん、あぁっあああ!!!」  
裏側にあるざらざらとした部分を肉棒で擦ると、膣の中がきゅうっとしまり熱を高めていく  
その絡みつくような肉壁と、微かにゆれる彼女の腰の動きに耐え切れず肉棒が跳ね上がる  
限界が近い。  
 
「・・・っぅ・・・マァム・・・いく、ぞ・・・」  
腰を掴んでいた手に力が入る、打ち付けるように腰を振り彼女の奥へ入り込む  
「あっ・・ヒュン・・・んんっ!!!!やぁ・・・ぁぁぁっ・・!!!」  
俺の動きに応えるかのように彼女の中は更に俺を締め付け、吸い出す様に絡みつく  
その感触に導かれるように一番深い所で精を放った―――――――・  
 
「ふぅ・・・んんっ・・・ぁっ・・」  
中に注ぎ込まれるものを確かめるように彼女が短く喘ぐ。  
引き抜くと同時に膣からとろりと白いものが零れ、赤く染まった太腿を伝っていった。  
力が抜けたように倒れ込む彼女の横に転がり、抱きしめながら口付ける  
 
「っすまない・・・辛かったか・・?」  
乱れた呼吸を整えながら、涙で濡れた頬を拭い髪を優しく撫でた。  
「ううん・・・大丈夫、少し・・びっくりしたけど、平気。」  
彼女は微笑みながら、頬を撫でる手に甘えるように擦り寄りよってくる。  
その姿を見て胸がきゅうっと鳴った・・・どうしてこんな風に優しく笑えるのだろう。  
 
「本当に・・俺にはもったいない、な・・・」  
ゆっくりとやって来る眠気に耐えながら、不思議そうに見つめる彼女を見る  
きっと生まれて初めて対等の立場で人を好きになろうとしている・・・  
それはとても人間らしい感情で、この胸の痛みは誇らしくて少しだけくすぐったかった。  
「きっと、人はこうやって恋に堕ちていくんだな・・・・」  
 
好きだ。・・・と最後に呟いた言葉は彼女に聞こえただろうか  
優しく彼女を抱きしめながら深い眠りに落ちていった。  
 
微かな朝の音がする・・・マァムはぼんやりと銀色の髪を眺めていた。  
そろそろ起きて皆に気付かれない内に部屋に戻らないと、分かっているのに体が動かない。  
このまま彼の側でずっと寄り添っていたいと、本能が囁いている。  
彼が眠る前にポツリとつぶやいた言葉が、彼女をここに縫い付けて離さない・・・。  
 
好きだ。確かに彼はそう呟いたと思う、そう言って彼はとても幸せそうな顔をして眠りに落ちた。  
「・・・もう一回、見たいな・・・。」  
彼が笑うと嬉しい、その笑顔をもう1度見たい為に彼女は中々起きる事が出来ずにこうしている。  
今までこんな風に他人に対して望んだ事などないのに、彼に対してはどんどん貪欲になっていく。  
昨日だってそうだ彼は『俺が呼んだから部屋に来た』と言っていたが、本当は違う・・・・。  
 
「ずっと・・・呼んで欲しいと思ってたの・・・。」  
少しだけ恥かしそうにしながら、穏やかに眠る彼に呟いた。  
(こうやって人は恋に落ちるのか―――――か・・・)  
その言葉を思い出しながらマァムは、彼の頬にそっと口付ける。  
彼が目を覚ましたら伝えよう、私も同じ気持ちだと。  
「こうやって、私もあなたを好きになっていく・・・・」  
幸せな時間を噛み締めながら、彼が目覚めるのをゆっくりと待っていた。  
 
 

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