さすがは魔法使い…ね、と私は朦朧とする頭の片隅で思った。
ただの−男にしては繊細な−指なのに、その動きは恐ろしいほど的確に私の芯を震えさせる。
まるで指に魔法でもかかってるみたいに。
「あっ、あっ、だめぇっ…!」
「あれ?もうイッちゃう?」
とぼけた調子でポップが言う。
右手はこんなに巧みに私を弄んでるのに、まるで日常会話を交わすかのようにサラリと問うポップが恨めしい。
私だけがこんなに熱くなって…悔しいやら恥ずかしいやらで顔はますます赤くなる。
クチュッ…クチュッ…ニュチョッ……ジュプッ…
わざと大きな音を立てるように指は私の濡れたあそこを大きくかき回した。
「すごい音してるぜ…?外に聞こえちゃうかもな。」
「!!」
私はここがとんでもなく危ういところだって事を思い出した。
滞在中のパプニカの倉庫。扉は大広間につながっていて、そこには大勢の兵士が行き交い
ダイやレオナ…ヒュンケルらの声も聞こえた。
倉庫で捜し物をしているポップを手伝っていたはずが、いつのまにかこんな事になってしまっていたのだ。
そう、まるで魔法のように。
いつからだろう、私の体がポップの指にこんなに反応してしまうようになったのは。
さっきも、ふいに唇を重ねたと思ったら彼の右手はスルスルとショーツを器用に剥ぎ取り
そして人差し指は私の体をとろけさすスイッチをONにした。
私の体は彼の指に従順に反応し、隠しようがない程の蜜を溢れさせ、敏感な突起は痛いほど大きくなった。
ポップは微妙な力の入れ加減と小刻みな動きで、腰が崩れそうなほどの快感を私に与えた。
その快感は強烈でじんじんと頭が痺れ、いつのまにかここがどこだったかも忘れてしまっていた。
なんてこと。もしこんな所だれかにみつかったら大変なのに。
でも…私の頭はもうそんな事まで考えてる余裕などとうに失っていた。
「あっあっだめ、出ちゃうぅっ!」
思わず声をあげた私の唇をポップが慌てて塞ぐ。
けれど指は冷静に、快感の頂点へ導くべく規則正しく速度を上げた。
敏感な突起を人差し指で擦り上げられ、入口を中指と薬指がかきまわす。
「…っ!!…く…っんん…!!」
体中を駆け巡る大きな快感の波に抗うことが出来ず、私は大きな震えと共に勢い良く噴出した尿を止めることが出来なかった。
「あーあ、マァムのおもらし女〜。」
ポップがニュルンと私の股間から指を引き抜きながら悪戯じみた笑いを浮かべた。
どうしよう…漠然とした不安と朦朧とする意識の中で、私は彼の蜜に濡れた指を見つめた。
それから…数日後のある日のこと。
ポップが魔法の修行をしている所をたまたま見かけた私は
彼の指が巧みに魔法のエネルギーを集めたり操ったりするのを見て
…体が勝手に反応してしまったのでした…私のバカ…。orz