まるでおとぎ話のような綺麗な星と大きな月が出ている夜だった
その下で私は大好きな人に抱かれている
「ふぅ・・・んっ、あっ」
声にあわせて草がさわさわと揺れる、優しく体を弄る手を眺めがながら
大好きな人の名をうっとりと呼ぶ
「ポ・・・ップさん・・ぁんっ・・・・好き・・・大好き・・・」
初めて触れる人肌はとても温かく心地の良いものだった、ずっと憧れていた大好きな人。
でもその手が優しければ優しいほど胸が痛む、彼の顔を強引に引き寄せ唇を絡める
「・・・・ぅっ・・・」
舌のくぼみを丹念に舐めると彼がたまらず声を上げた、男の人が出す上ずった声を聞き体が熱くなる
「ごめんなさい・・・んっぁ、もっと気持ちよくしますから・・・今日だけ・・・ごめんなさい」
すがりつくように彼の首に手を回し、体を寄せる。
―――――彼は私とこんな事する人じゃない―――――
それは痛いくらいの事実だ。
彼の好きな人はただ一人で、とても大切に大切に彼女の事を守っている
だから私は一番卑怯な方法を使ってこの状況を作り上げた・・・・
きっと自分は正気じゃないのだろう、だからこんな風に抱かれる事を望んだのだ
口付けしながら彼は愛しそうに私のスカートを捲くり上げ、腿をさすってくる
男の人が持つ独特の感触に体が仰け反った
「ふぁ!!・・・あっ・・んんっ、ポップ・・さっん・・」
彼が触りやすいように足を少し開き、誘うように腰をすり寄せる。
そうすると彼の手に少し力が入った、感触を楽しむように足を丹念に撫で
下着の部分をゆっくりなぞる。
「っ・・・ん、ここ・・?気持ちいい?」
途切れた声で彼が聞いてくる、それは私にだけど・・私じゃない。
「あっ・・・んんっ、はっい・・気持ち・・・いいです・・・んんっ!!」
その言葉を口にした途端、彼が下着の中心に指を押し当て強くこすり付けてくる。
「もっ・・と、気持ち良くなって・・・っ、好きだ・・・」
それは一番聞きたかった言葉、でも彼は私を抱いてるんじゃない
「好き・・・・だっ、マァム・・・・!!」
とても愛しそうに『あの人』の名前を呼ぶ声を聞いて、彼の耳元でうっとりと囁く
「ん・・・私・・も、好き・・・大好きです・・、ポップ・・・さん。」