何も無い空間・・・、あの爆発以来ダイは何も無い空間の中を漂っていた。  
世界を救えたと言う使命を果たし、安堵感から眠るように浮かんでいる。  
思い出すのは仲間の笑顔、でも一人だけ悲しそうな顔をしてる  
 
『・・・どこにもいかないよね?』  
 
どんな時でも気丈に、気高く振舞っていた少女が零した一つの不安。  
・・・・帰らなきゃ・・・絶対に。  
 
帰りたい場所は分かっているのに、それがどこにあるのかが分からない。  
そう思いながらどれくらいの時間が経っただろう、突然強烈な白い光が現れた。  
そしてそこから伸びる一本の手、反射的に手を伸ばすと強い力で引っ張られる。  
 
懐かしい手に引かれながら、泣きたい気持ちで一杯になる。  
光の先には懐かしい空気と俺を呼ぶ声、光のトンネルを抜けた勢いで  
その手の主に倒れこんだ。  
倒れこんだ時の痛みと、俺の頭をぐちゃぐちゃと荒っぽい撫でる手。  
「やっと・・・やっと見つけたぞ・・・この野郎・・・!」  
怒りを含んだ声とは裏腹に、そいつは鼻水と涙で顔中ぐちゃぐちゃにして笑っている。  
「・・・・・迎えに来てくれたんだね・・・ありがとう・・・。」  
自分でもひどく間抜けな事を言っているなと感じながら顔の主を眺める。  
 
「ただいま、ポップ・・・」  
「っ・・・ダイ〜!!!!!おっおかえり・・・!!!」  
その声にはじかれる様に、みんなが俺の側に寄って来た。  
ワンワンと声を上げて泣いているポップや、俺の体を気遣うように  
なでるマァムやヒュンケル、アバン先生・・・たくさんの仲間。  
そして・・・少し離れた魔方陣の中に、一人の少女が微笑んでいる。  
歓声に紛れて声は聞こえなかったが、うっすらと涙を浮かべた少女が  
少し恥かしげに呟いたのが見えた。  
「おかえりなさい、ダイ君」  
「・・・・・ただいま・・・・レオナ・・・」  
 
「まぁったく大したお姫さんだよ」  
ポップがテーブルに置いてある、りんごを勝手に剥きながら話しかける。  
ここに帰って来てから俺は、三日三晩眠り込んでちっとも起きなかったらしい。  
ドクターが言うには、単なる過労なので問題がないとの事だったが、  
心配したレオナとポップが俺をベットに寝るように促して、会えるのも  
ごく一部の限られた仲間のみになった・・・。  
ベットにいる間退屈だろうと、ポップが俺がいなくなった間の出来事を話してくれる。  
 
あの日・・・大魔王との戦いから既に1年が過ぎていた。  
俺がいない間、仲間たちが必死になって書物を読み・世界を駆け回り  
俺を見つける方法を探してくれていたらしい。  
「特に姫さんは気合入ってたぜぇ・・・国の復興を指示しながらお前を探す為に  
書物読み漁って・・・あん時の姫さんには本当に鬼気迫るもんがあったよ。」  
 
国を復興しながら、俺を探す・・・きっと俺が思う以上に大変な事だったろう。  
神妙な顔して話を聞いていると、突然ポップが思い出したように笑いながら話を続けた。  
「んでさ、半年を過ぎた頃だったかな?・・姫さんが突然ポツリと呟いたんだ  
『待つのはもう飽きたわ』って・・・、国の復旧も目処がついて姫さんの何かが  
キレんだろうな。今後の復旧の指示と『ダイ君連れ戻してくる』って書置きを残して  
城を飛び出しちまったんだ、もう城中大騒ぎさ。」  
 
何とも楽しそうに話すポップに嫌な予感を覚えながら、続きを聞く。  
「んで、突然俺の所に来てさ、言うわけよ『ダイ君をとっ捕まえに行くわよ』って・・」  
話を聞くと何とも無茶なものだった・・・。  
『ダイの剣』の光を手がかりに、レオナの破邪呪文で俺を位置を割り当ててから  
ポップの魔力で空間を強引に捻じ曲げて俺を引っ張りあげる。  
「いやぁ・・・空間捻じ曲げるの失敗したら、俺たち二人共死んでたね(笑)」  
とのんきに笑うポップが、ふとまじめな顔をして俺の髪を掻き上げた。  
 
「姫さん、皆が反対したのに呪文契約する為に破邪の洞窟に行ったんだぞ。  
これだけは誰にもゆずれない!!・・・ってさ。」  
一国の女王が一人の人間の為に危険なダンジョンに入る必要は無い、  
そんな事は別の人間に任せればいい・・・当時一部の側近を除いてパプニカの  
要人達は口をそろえて反対した。  
でもレオナは意思を曲げなかった、国を想う少女が始めて感情を優先して動いた出来事だった。  
(後でマァムに聞いたら、その時レオナを一番に庇ったのはポップだったらしい)  
 
「お前・・・絶対に大切にしろよ。もうあんないい女泣かすな。」  
そう言って笑った後、いつもの軽口に戻り「リンゴごっそうさん」と言って出て行った。  
静かになった部屋でぼんやりと考える、俺が帰ってきて一週間レオナの顔をまともに見てない。  
マァムから外の世界は平和になったものの、まだまだ復旧が進んでないと聞いた  
レオナも色々と仕事があるのだろう、忙しそうに駆け回っている。  
体調もずいぶん良くなり、魔法力も戻った今、寝てるのがたいくつで仕方が無い。  
「ちょっと・・・・様子見に行こうかな・・・・ルーラ使えばバレないだろうし」  
1度考えると体がウズウズして仕方が無い、ゆっくりと部屋を出ようとした時  
 
「どーこーいーくーのー???」  
と明らかに怒りを含んだ声が聞こえた・・・その声に気圧され声が上ずる・・・。  
「レ・・・ッレオナ・・・、いやちょっとトイレに・・・」  
「嘘つき。今ルーラでどっか行こうとしてたでしょ??」  
図星を指されて思わず小さくなる、そんな俺をしばらく眺めた後、大きくうなずく。  
「体調・・・もう良い見たいね、、ずいぶん顔色が良くなったわ。」と確認するように呟き  
「改めて・・・お帰りなさい。ダイ君。」  
と安心した様に笑顔を零した。  
「うん・・・ごめんね、帰るの遅くなって。ありがとう、レオナ。ただいま。」  
その言葉を聞いて満足そうに微笑んだ後  
「今日は話たい事があるの。夜ダイ君の部屋に行くからそれまで大人しく待ってなさいね!」  
しっかりと釘をさされた後、レオナは仕事に戻っていった。  
 
「うっそ・・・信じらんない。ポップ君ったら余計な事を・・・」  
チィっとレオナがお姫様らしくない舌打ちをする。  
夕方レオナが食事を持って来てくれて、久しぶりに二人でゆっくりと色々な話をした。  
「でも嬉しかったよ、ポップに聞かなくちゃ破邪の洞窟行った事とか分からなかったもん。」  
「いーやーよー!もっとスマートに助けた事にしたかったのに、ポップ君が言ってたのを聞くと  
何か私がじゃじゃ馬姫みたいじゃない・・・。」  
ぷぅ・・と頬を膨らましてすねるレオナに思わず噴出した、それを気付いたレオナがさらに膨れる。  
手を振って、レオナが考えている事を否定した。  
「・・・違うよ、しばらく会わない間にレオナがずいぶん大人びてたから少し不安だったんだ。  
でも、こうやってゆっくり話してさ、やっぱりレオナはレオナだなぁって思えて嬉しかったんだ。」  
 
そう言うと少し頬を赤らめてレオナが照れたように呟く。  
「そ・・・それを言うならダイ君だって一緒じゃない。1年帰ってこないと思ったら  
ちゃっかり成長して帰って来てさ・・・身長だって私と同じくらいになってるし。」  
顔を見合わせて二人で笑う、懐かしい雰囲気に心が温かくなる。  
二人でクスクスと笑い、少しの沈黙が流れた時、ずいぶん時間が経っている事に気付いた。  
「もう、こんな時間だね・・・レオナ部屋に帰らなくて良いの??」  
少し残念に思いながらレオナの顔を見ると、レオナはキョトンとした顔をして  
「?今日は帰らないわよ??ダイ君の部屋に泊まるって決めてるから。」  
と当然の様に口にした。  
 
そのとんでもない一言に固まる。そんな俺を見てレオナは不満そうに言葉を投げつけた。  
「なぁによ・・・私といるのが不満なの?今日と明日、この時間を作る為にすんっごい!  
頑張ったんだからね、私・・・・」  
見る見る内に機嫌が悪くなるレオナを見てあわてて言葉を伝える。  
「ち・・違うよ、不満じゃなくて・・・それはすごく嬉しいんだけどさ・・・だって  
レオナは女の子じゃないか・・それにお姫様だし・・・だって今は平和な世の中になって  
昔みたいに戦いの合間に雑魚寝とかしてた時とは訳が違うんだからさ・・・・。」  
 
漏れ聞こえる話だけでも、俺の事でレオナはかなり無理を通したのが分かる。  
きっと俺と一緒にいるのを良く思っていない人間もたくさんいるはずだ、  
変なうわさを流されてレオナの足を引っ張りたくないと思った・・・それに  
(母さんみたいに不幸な事になったらどうしよう・・・)  
父さんと母さんの過去が俺の頭の中からどうしても離れない、それが一番怖い。  
深刻に考えこんでいる俺を見て、レオナが軽くため息を付く。  
そうして俺の鼻っ柱をちょこんと叩いた。  
 
「分かるわぁ・・・ダイ君の考えている事が手に取るように・・・どうせ  
私に変な噂が立ったらどうしよう〜とか、お母さんの事思い出したりしてると思うん  
だけど、そんなのは余計なお世話なの。  
わ・た・しが一緒にいたいの、それはわ・た・しが決める事なの。」  
そうハッキリと告げた後  
「・・・・だから、ダイ君の感情が嫌じゃなかったら・・今日はずっと側にいさせてよ。」  
 
突然見せたそのいつもとは違う、しおらしい姿に思わず胸がドキンと高鳴る。  
1度高鳴った胸は中々収まらず、それどころか音を大きく速度を加速させていく。  
(ちょ・・・ちょっと・・・これはヤバイかも・・・・)  
レオナがどう言う意図で『一緒にいたい』と言っているのかは分からないが  
どんどん自分の中の「男」の割合が大きくなっていくのが分かる。  
ポップが昔、マァムと一緒の部屋で寝るのは拷問のようだ・・・と  
ブチブチ愚痴っていた意味がやっと分かった。  
 
さっきからコロコロ変わる俺の表情を面白そうに見つめ、レオナが誓うように手をあげた。  
「は〜い、ではダイ君をいじめるのはこの辺で我慢しておいて、今日お昼言ってた  
『話したい事』をそろそろ言いたいと思います。  
私、今日一国の姫として、そして賢者としてきちんと神様と儀式を行って来ました。」  
「???」  
突然なにを言い出すかと不思議そうにレオナを見つめていると、柔らかい手が頬に触れ  
俺を包み込むようにキス・・・・をした。  
 
「!!!!!!!!!」  
突然の出来事に思わず顔が赤くなる、良く見るとレオナも顔が真っ赤だ。  
「あのね・・・私だって一晩男女が同じ部屋で過ごすって事が何を意味するのか  
分かってるわよ。本当はもう少し大人になるまで待っても良い気がするんだけど  
・・・しょうがないじゃない、さっき言ったみたいに私が一緒にいたいんだもの、  
私が・・・ダイ君と・・・・ったいって思っちゃったんだもの。」  
レオナは手まで赤くなっている事を隠すように、早口で話していく。  
 
「でも、きちんとしなくちゃ嫌だしけじめも付けたいから、ちゃんと神様との儀式  
・・・『大好きな人と結ばれて来ます』って感じの儀式を行った訳よ。  
だ・・っだからね!私はいつでも準備OKだから・・・ダイ君が嫌じゃなかったら  
今日は一晩一緒にいさせてよ・・・ダイ君が帰って来てから・・ずっとこれが  
言いたかったの・・・・。」  
 
そこまで聞いて、震えるレオナの手を優しく握り締め、今度は俺の方から唇を重ねた。  
お互いの唇が震えているのが分かる、しばらく触れるだけのキスをした後  
「・・・こんな自分から誘うような事言っちゃう、はしたない女の子は嫌い・・??」  
レオナが恐る恐る俺に尋ねてくる、その姿がものすごく可愛らしくてギュウっと抱きしめた。  
 
「キャッ!ダ・・・ダイ君??」  
慌てているレオナの肩に顔をうずめながら、ずいぶん伸びた髪を見る・・・それはどれだけ  
時間が経ったのかを教えてくれた。  
「嫌いな訳ないじゃないか・・大好きだよ、レオナ。ずっと会いたかったんだ・・・ずっと  
レオナの為に帰らなくちゃって・・ずっと思ってた。会えてよかった。」  
そう言って今度はもう少しだけ深く唇をかさねる、戸惑いがちに舌を動かすとゆっくりと  
レオナも舌を出して応えてくれた。  
 
「ん・・・っふ・・・」  
うっとりとした声を上げ、さらに舌を絡めてくる。するりと首に回された手がこの行為を  
もっと続けて欲しいとねだっていた。  
ダイは本能でレオナの要求に応えようとしていた、誰に教わった訳ではないのに  
自然と舌を絡め・唾液を送りレオナの口を蹂躙していく。  
「んんっ・・・ダイ・・・・くっん・・・」  
 
キスの合間に存在を確かめるように、名前を呼ぶ  
「レオッナ・・・んんっ・・・」  
お互いがお互いの口を蹂躙し、とろけそうになった時、ゆっくりとレオナの首筋に手を回す  
さらさらとした長い髪を掻き上げて、やわらかそうな耳たぶをゆっくりと撫でた時  
「きゃあぁ!!」  
レオナがびっくりしたように軽く悲鳴を上げた。  
 
「あっ・・・ごめん・・・あんまり気持ち・・・よく無かった??」  
「ん・・・気持ちよくない事・・ないと思うんだけど・・何か変な・・感じ」  
そう言っても耳たぶを触ると、居心地が悪そうにモジモジと体を動かす  
キスも急にぎこちないものとなった。それなら・・・と手を下ろし服をめくり上げて  
背中に手を這わせると熱い吐息を出しながら、呟く。  
「ああっ・・・ん・・・ダイ・・・くっん・・それ・・気持ち・・いいかも・・」 
 
腕の付け根から背中に掛けて、撫でれば撫でるほど甘い息が漏れる。  
その声をうっとりと聞きながら俺は少しだけ困っていた。  
(どうしよう・・・むね・・とか触っても良いのかな・・??)  
どのタイミングでどうすればレオナが気持ち良くなるかが分からない。  
(こんな事ならポップに色々聞いておけば良かった・・・。)  
 
色々と考えてるとレオナがギュウっと抱きついて、耳元で真っ赤な顔して呟く。  
「いいよ・・・胸・・・触っても・・・・」  
「な・・・っ・・何で・・・分かったの??」  
「だっ・・・って・・さっきから胸の所触ろうとして、背中に戻っての  
繰り返しなんだもの・・・。何か色々考えてるみたいだし・・・」  
そこまで言うとレオナは気合を入れるように軽く息をはいて、  
背中にある俺の手を掴み自分の胸に当てる。  
 
「う・・・わっ!」  
軽く手を重ねただけでなのに柔らかさが伝わってくる。  
その柔らかさに思わずビクンとなり、体が強張る・・・触ったら潰れそうだ。  
「大丈夫・・・・私は・・・大丈夫だから・・・」  
さっきから俺の気持ちを見透かしたように言い当てるレオナに思わず  
「レオナって・・・さっきから俺の考えてる事、分かってるみたい・・・  
もしかして破邪の洞窟で何か契約したの??」  
などととんでもなく間抜けな事を聞いてしまった。  
 
そう言うとレオナが少しあきれたように笑って、軽く口付けてくる  
「バカね・・・そんな魔法見つけても契約しないわよ・・・人の気持ちなんて  
魔法なんかで知るものじゃないの、心で知るものなのよ。」  
そう言って胸の上にある俺の手を少しだけ強く掴み  
「私は・・・ずっと見てたから・・・キミの事・・・ずっと好きで・・・  
こうしたい・・・って思ってたから、だから分かるの・・・  
ダイ君がどうしたいか・・・とか・・・ね??」  
 
そのセリフに胸がじぃんとなって泣きそうになる。  
「うん・・・ごめんね、女の子なのに一杯恥かしい事言わせちゃって。  
・・・服・・脱がしてもいい?何か服が邪魔してレオナに触れないの  
もったいなくて・・・もっとちゃんと触りたいんだ。」  
そう言うとレオナが軽く頷いて  
「いいよ・・・脱がして・・。でもダイ君も一緒に脱いでね・・」と呟いた。  
 
・・・そこからは、レオナがどうして欲しいのか不思議と分かった。  
壊れそうだと思った胸は、手に吸い付いてくるようにフニフニと手の中で  
形を変えて動いている。  
その感触がすごく気持ち良くて、俺の手では少しはみ出てしまう大き目の胸と  
真ん中にある突起を触るとそれに応えるようにレオナが俺の名前を呼ぶ。  
「ダイ・・・君・・・・んんっあ!・・・」  
そのいつもとは違う声を聞いて嬉しくなる、触るだけでは物足りずに  
突起をぺろりと軽く舐めるとレオナの体が飛び跳ねた。  
「舐めると・・・気持ちいい・・・??」  
「あっ・・・・っ!!ん・・・・気持ち・・・いい・・・」  
 
さっきから続く愛撫で白い肌は真っ赤に染まっている。きっと言葉に出すのは  
恥かしいのだろう・・・それでも素直に伝えようとしてくれる気持ちが嬉しかった。  
最初は犬のようにペロペロとなめるだけだったが、それはどんどん深くなり  
既に硬くなっている突起を含み、唾液を絡ませて舐め取り、軽く噛む。  
「やぁ・・・!!っ・・・あっ・・・そんなに一杯・・っしないで・・・  
あた・・・し・・・むねっだけで・・・おかしくなっちゃぅ・・よ・・・んっ!!」  
 
そう涙を浮かべて懇願する顔が余りにも可愛くて、ついついいじめたくなってしまう。  
心に芽生えた意地悪心をぐっと抑えて、胸からお腹に唇を這わす  
レオナは胸から口が離れた事をほっとしたように、落ち着いた声に戻る  
「ん・・・っ・・・あんっ・・・・」  
まるで俺の舌を堪能するかのように嬉しそうに上げる声を聞きながら、足を少し  
開いてキスをしようとした途端・・・・。  
 
「ちょ・・・っと、そこは・・ダメ!!!」  
と急に顔を引っ張られた、あまりに突然の事でびっくりしている俺に  
レオナはしまった!という顔をした後口早にまくしたてる。  
「あっあのね・・・嫌とかじゃなくて・・びっくりただけなの。  
だって・・・触るだけだと思ったら・・口でしようとするから・・・・」  
「・・・だって・・・したいと思ったんだもん・・・」  
少し拗ね気味に言うと、レオナが赤い顔をさらに赤くさせて  
「・・・・私・・・も、しちゃダメ??何かダイ君ばっかりしてもらうの  
悪いから・・・・私も・・キミにしてあげたい・・・・。」と呟いた。  
 
一瞬意味が分からずに、何て言ったのか聞きなおそうとした時  
突然レオナに押し倒された。  
「・・・・!?ちょ・・レオ・・・」  
驚いている俺の顔をゆっくりと眺めて  
「・・・あんまり・・何でも聞かないで・・?私もすごい勇気いるんだから・・」  
そう言った後、俺のものを口に含んだ。  
「うあっ!!!」  
突然背中に電気が走り抜った。  
口に含みながら、怖々と舌を使い裏のスジを丁寧に舐め上げる。  
そのたどたどしい感覚が余計に俺を興奮させ、自分の中の欲望が  
一段と大きくなるのを感じた。  
 
「・・・・・んっ・・・」  
それを感じとったレオナは眉を寄せてさらに丹念に舐め上げる。  
裏スジを舐めるだけだった舌は、どんどん大胆になり唾液を絡め  
カリを軽く吸い取ったと思えば、ちゅっちゅと音を立てて全体を  
含んで行く。  
じゅぶじゅぶと舌から出る音はとても小さな音のはずなのに  
まるで部屋中に響いているように、俺の耳に残った。  
その音の方を見ると、節目がちのレオナのきれいな顔と  
唾液と自分の液でテラテラと光る汚らしい自分のものが目に入る  
こんなきれいなものが嬉しそうに汚いものを口に含み、舐めとり  
吸い付いてくる・・・その異常なアンバランスさと嫌らしさに  
ぞくぞくとした物が湧き上がって来る。  
「・・・っ・・・レオ・・・な・・もう・・いいよ・・」  
 
快感に耐えられず、レオナの口を引き離そうとした手は  
レオナの手で優しく止められる、自分の唾液で塗れた口を軽く舐めながら  
まるで熱病に掛かったように、うっとりとした顔で俺を見つめて  
「・・・ダメ・・・。もっとたくさんしてあげたいの・・もっと  
気持ち良くなって・・・??」  
そう言って軽く俺のものをしごいた。  
唾液でたっぷりと濡れていた俺のものはジュクジュクと音を立てて  
レオナの手を受け入れる。  
手が乾いたと思えば、しごきながらレオナが俺の先端を唾液を絡ませて  
含み、舐め取る。  
そこから零れ落ちた唾液が潤滑油になり、さらに早く俺のものを  
しごき上げている。  
口とは違う、その早いスピードで押し寄せる高まりに限界を感じる  
・・・我慢・・・出来ない!!  
「レオ・・・ナ・・・ごめ・・んっ、俺!・・・もう!!」  
 
慌ててレオナの口を引き離そうとしたのが、まずかった  
「あんん・・・っ・・・・えっ!!??」  
突然強い力で引き離され、驚いているレオナの顔と髪に俺のものが  
飛び散った。  
白いものが頬と髪に俺のものがねっとりと絡み付いている  
「ご・・・めん・・・綺麗な髪・・・なのに・・・っ」  
限界を迎えて直ぐの荒い呼吸を忘れて、慌ててふき取ろうと  
タオル探そうとしたが  
「・・・んっ・・・ダイ君・・・大丈夫だから・・」  
そう言って、指で軽くふき取りそれを口に含んだ  
 
「・・・・っ!!!」  
そのいやらしい光景に思わず、どきりと胸が高鳴る  
「・・・んっ・・・やっぱり・・苦い・・・ね・・・  
フフ・・でも・・・嬉しい・・・。」  
普段は気高く勇敢に国をまとめ上げている姫が、無邪気に  
俺の精液を舐め取り、嬉しそうな顔をして俺を見つめる。  
レオナに取ってそれは特に意識していない行動なのだろうが  
とても淫靡に俺の目に写る。  
(・・・・・やばいかも・・・また・・・)  
その光景をむくむくと再び俺の欲望が反応する。  
 
行為が終了し、どこかほっとしているレオナの腰を引き寄せて  
強引に口付ける  
「ん・・・・っダイ・・・君・・??」  
舌を絡め取ると、少しだけ苦い味がした。  
その味を薄めるように唾液を送り、洗うように舌をしごきあげる。  
「んっ・・・んん・・・」  
甘い声をあげて喜ぶレオナの手を俺自身にゆっくりと当てる  
 
「えっ・・・」と驚き口を離すレオナを恥かしげに見つめる。  
さっきイッたばかりの俺のものはもう既に硬くなっていて  
レオナの手に反応している。  
怖々とおれのものを真っ赤な顔して見つめてから、  
様子を伺うように俺の顔を見つけるレオナに軽く口付けして  
「うん・・・・もっとしたい。・・・続きしてもいい??」と囁いた。  
 
今度は嫌がらないでね、と前もって釘を刺して少し強引に足を開く。  
一瞬恥かしそうな悲鳴が聞こえたが、大人しく身を任せている。  
(う・・・わ)  
薄暗い部屋の中にいても分かるくらい、そこはテラテラと濡れて光っていた。  
入り口を少し撫でるだけで、蜜がドンドンと溢れてくる。  
「ん・・・ダイ・・・君・・・」  
顔を真っ赤にしながら、許しを乞うような目をして見つめる  
「あ・・・の・・・やっぱり・・・触られたり、見られるの・・は  
恥かしいの・・・っ・・・お願い・・・このまま・・・しよ??」  
その普段とは違う弱弱しい声を聞いて、これ以上するのは苛めてる  
気がしたので、素直に頷いた。  
 
負担にならないように、十分に湿った入り口を広げてゆっくりと腰を進める  
「・・・・!!!!!〜っ!!!!」  
その瞬間、声にならない悲鳴と共にレオナの目から涙がこぼれた  
恐らく痛みに耐えているのだろう、細い肩はカタカタと震えている。  
「・・・レオナ・・・?大丈夫・・・・痛いなら抜く??」  
快感よりも、好きな女の子に苦しい思いをさせている罪悪感で  
胸が一杯になる・・・これ以上進めると壊してしまいそうで怖い。  
 
躊躇している俺の手を強く握りしめながら、いやいやと首を振る。  
「やっ・・・!!・・んっ止めちゃ・・いや・・あっ・・・大丈夫  
だから・・・ね、お願い止めないで・・・。」  
「ず・・・っっと、ほんとうは・・寂しかったの・・・怖かったの・・・  
一緒にいて・・・ずっと・・・どこにも行かないで・・・っ」  
そう泣きながら、俺に抱きついて来る顔は子供のように幼かった。  
 
始めて見る顔に戸惑いながらも、さらさらとした髪を撫で、涙を舐め取り  
あやすように俺は話しかけた。  
「うん・・・ごめんね・・・ちゃんといるから・・・俺・・ここにいるから」  
そう言いながら望み通りに腰を進めて俺の全てを突き入れた。  
「あ・・・っん!!!!」  
まだ、痛みはあるのだろう肩を震わせて必死に耐えている姿がとてもいとおしい。  
本当は痛みが引くまで待っていたいのに、罪悪感は薄れて  
忘れていた快感がゆっくりと押し寄せてくる。  
 
「ご・・・めん・・・我慢っ・・・出来ない・・っ動くね・・・」  
その波を打ち消すかのように、激しく突き動かすとその動きにあわせて  
レオナが声を上げた。  
「あ・・・っ・・・ダイ・・・君・・・んんっ・・す・・き・・・  
だい・・・好き・・・」  
湿った音とパンパンと肉のぶつかり合う音をうっとりと聞きながら  
激しく突き動かす。  
もっと・・・もっと・・・と何かに突き動かされるように、貪る。  
 
夢中になって腰を動かしていると、突然大きな悲鳴にも似た喘ぎ声が聞こえた。  
「ああっ・・ん!!やぁ・・・・ダイっ君・・・・!!!!」  
レオナの肩がビクンと跳ね、突然中がキュウっっと締め付けられる  
その突発的な快感に必死になって我慢してたものが溢れそうになる。  
「・・・・・・・・・っ!!レオ・・・ナ・・俺!!」  
本能的に腰を引こうとすると、細い足がからみついて阻止した。  
 
「やぁ・・・んっ離れないで・・・っ!!んっ・・・このまま・・」  
その言葉を聞いたのとお互いの体が大きく跳ねたのが同時だった  
「んんん・・・!!あああっ!!!!」  
2回目とは思えない程の大量の精をレオナの中に注ぎ込んだ・・・。  
 
 
「明日・・・休みにしておいて良かったわ・・・」  
気持ちよさそうに寝息を立てているダイのほっぺたをふにふにと  
いじりながら、レオナはため息交じりで呟く。  
結局あれから何回抱き合ったのか覚えてない。  
お互いが疲れ果てて眠るまでしたすら行為に没頭した・・・。  
 
「シーツ・・・どうしたらいいのかしら・・これ・・・。」  
床に転がったシーツは信じられないくらいにドロドロに汚れている。  
『初体験』のすごさは噂には聞いていたが、痛いといえば痛かったし、  
あっけないと言えばあっけないものだった。  
 
それよりも、こうやって二人で一緒にいれる事が一番嬉しかった。  
「やっと、捕まえたんだからね。バカ。」  
安心したように眠るダイの顔を眺めて、頬にキスをする。  
少し照れくさそうに、眠るダイの体にギュウと抱き付いて  
「絶対・・・幸せにしてあげるんだから・・・」と呟いた後眠りについた。  
<<終>>  
 

楽天モバイル[UNLIMITが今なら1円] ECナビでポインと Yahoo 楽天 LINEがデータ消費ゼロで月額500円〜!


無料ホームページ 無料のクレジットカード 海外格安航空券 解約手数料0円【あしたでんき】 海外旅行保険が無料! 海外ホテル