月が淡い光を放つ中、足早に路地を抜けていく人影があった。
その人影は、ある建物の前で止まると、おもむろに柵を越え、雨樋を使いスルスルと二階のベランダに到着した。
その人影は、ガッチリとした体型…とは程遠くなーんとなく「なよっ」っとしている。頭にはバンダナを巻いている。
バンダナ男(あえてバンダナ男と呼ばせてもらおう)は深呼吸すると窓に手をかけた…。
そのとき、「カチャ」と部屋のドアが開いた。バンダナ男は急いで隠れると、部屋の様子をうかがう。
薄暗い部屋の中を動く影をバンダナ男は食い入るように眺める。
(あいつ、まだ起きてたのか?)
バンダナ男はそんな事を思い、様子をうかがっていた。
部屋の中を動く影は、部屋の中を見回しベットを見つけると、音を立てないように近寄った。
その様子を眺めていたバンダナ男は、この部屋のベットにこの部屋の住人を見つけ、
(じゃあ、あいつ誰だ?)
必死に考えていると、月明かりが部屋の中を照らす。
(女だな…。くそー、もうちょっとで顔が見えるんだけど…。ん、あの体…見たことあるな…)
ベランダにいるバンダナ男は、女の体を見ながら考える。
(あの形のいい胸、キュッと締まった腰、プリッとした尻…。わかった!レオナだ!)
なんとバンダナ男は、女の体を見ただけで正体を見破ってしまった。
レオナはベットの横に辿り着くと、そーっと布団をめくる。
「あらあら、都合のいい格好してるわね。」
寝ているマァムは上は薄手のシャツ、下はパンツと、ベランダのバンダナ男が見たら泣いて喜びそうな姿だった。
「さーて、さっそく、大きなおっぱいから…」
レオナはシャツの上からマァムの胸を円を描くように揉み、指先で乳首を刺激する。
「マァムのって大きい…。なんか悔しいわね…」
マァムの胸の大きさを目の当たりにし、自然と指先に力が入る。
「はぁん、んんん」
突然のマァムの声に、レオナはドキッとして動きが止まる。
(起きちゃったかな?)
マァムの顔に目をやると、起きてる様子はなく、気持ち良さそうに寝息を立てている。
再び、胸を揉み始めたレオナは、シャツをめくり胸を露出させる。
「あっ、乳首が起ってる。やっぱり寝てても気持ちいいのね」
そう言うと、マァムのツンと起った乳首を口に含み、舌で転がす。
「ふうっ、はぁっ、あぁん」
マァムの声を聞き、調子に乗ってきたレオナは、マァムの秘所を下着の上から刺激する。
その頃、ベランダにいるバンダナ男はというと、レオナに襲われるマァムの姿を見ながら、異常に興奮していた。
「先を越されたっと思ったが…これは、コレで、イイ!マァムもイイけど、レオナの格好もまた…」
などと言いながら、堅くそそり立ったモノを一心不乱に慰める。
この男、いつまでこうしているんだろう?
マァムの秘所を下着の上からなぞるように触っていたレオナは、シットリと濡れている下着を脱がすと、指を挿入した。
「はぁぁぁ、ふわ、あぁぁん」
マァムの声は、ベランダにいたバンダナ男の理性と言う名の鎖にヒビを入れた。
さらに追い打ちをかけるように、下着を脱いだレオナが自分の秘所に指を入れ、激しく動かした。
「あぁん、マァム…いい、私も感じちゃう…」
この光景を見たバンダナ男の中で、理性と言う名の鎖が音を立てて崩れた。
かと思うと、すでにベランダには、バンダナ男の姿は無かった。
マァムの秘所をまさぐりながら、自分を高めていたレオナは、部屋に侵入した煩悩の化身と化したバンダナ男に気付かなかった。
煩悩の化身と化したバンダナ男は、自分の前で重なり合い、指がいやらしく蠢く秘所を眺めると、自分の秘所をいじるレオナの腕といやらしい腰を掴み、イキリ起った逸物でレオナを一気に貫いた!
「んはぁぁぁぁぁぁ」
レオナはベランダにいるバンダナ男の存在に気付いていたが、まさか、自分に、しかもいきなり入れられるとは思っていなかった。
「ポ、ポップくふん、ちょ、やめ、やめてぇ、あ、相手がちがぁぁぁう…」
「違うもんか!マァムを襲っといて…俺が教育してやる!」
マァムを夜這いに来た自分の事を棚に上げ、ポップは(とうとう名前を出しちゃった)レオナを犯す。
「はぁん、あっ、あぁん、は、激し、激しすぎるぅ、まっ、まって、あぁっ、だめ、イッちゃう!」
暴走したポップは信じられないスピードで腰を振り、レオナは一気に上り詰めた。
「はぁ、はぁ、ポップ、く君、ダメ、またイッちゃう、ダメェェェェ!」
結局レオナは、ポップが満足するまでヤッたのだが、レオナ自身は、まだヤリたかったようだ。
最後にマァムだが、レオナのおかげ(?)でポップにヤられずにすんだのだが…ちょくちょく侵入してくるポップとレオナに悩まされているそうな…。
おしまい。