「ある日ピンキーな物語」
最終決戦から半年後。
パプニカにかつての仲間が久々に集結していた。
目的は各々で行っているダイ捜索の報告。
そしてダイの捜索と兼ねて、旅をしながら世界中の情勢を見て近況報告をし合い世界平和を保つための話し合い。
そのために定期的に皆が集合する時を設けようとレオナが提案したのだった。
更に今回はもうひとつ、皆に任務が与えられた。
最近バルジ塔にどうやら魔物が住み着いてるらしい。
魔王無き今、忌まわしい力に支配された魔物は居ないはずなのだが野良の怪物が凶暴化したのか、パプニカ近隣にも被害が出始めている。
それを退治することが今回の特別任務であった。
一通りの報告や会議を終えた翌日、ポップ、マァム、ヒュンケル、ラーハルト、クロコダイン、チウ、ヒム、ノヴァ、の魔物退治に抜擢された8人がバルジ塔へ向かった。
気球を運転しながらエイミがぼやく。
「なんで戦えないヒュンケルまで行かなきゃならないのかしら。何かあったら危険だわ。
私と一緒に気球で待機していましょうよ。」
「雑魚を追い払うぐらいなら俺にでも出来るだろう。少しでもパプニカのために役立つなら本望だ。
まあ足手まといにはならないつもりだ、安心しろ。」
エイミはやれやれと言った感じで溜息を着いた。
それを見たポップが
「なんだかんだお似合いだな、あの二人。」
と嬉しそうにマァムに耳打ちした。
バルジに着いた戦士達は二手に分かれて最上階と1階から挟み撃ちする作戦を立てた。
ポップとマァム、クロコダインとチウは1階から侵入する。
「…静かだな。」
「油断するなよ。なんせ相手の正体が分からぬ状態だからな。」
慎重な足取りで3階まで進んだ時だった。
天井から無数の大きな水滴が4人の頭上へ降り注いできた。
「うわぁあぁっ!!?」
「な、なに!?これっ!」
落ちてきた水滴達はほとんどが床に落ちいくつかが4人の身体にまとわりついた。
床に落ちた水滴が形を整えていく。
「す…スライム!?」
プルンプルンといくつものスライムが形成されていく。
しかもそれらは定番の水色、オレンジ以外に、赤や白、黒、茶色、黄緑に紫と実にカラフルなバリエーションを並べていた。
「な、なんだこりゃ!?」
「分かったぞ…!敵の正体は突然変異のスライム達だ!おそらくこの塔を住処にして異形な進化を遂げていたのだろう。」
「なあんだ、スライムなんか僕らの敵じゃありませんよ…っ?ひぎゃぁぁぁぁ!!」
たかをくくっていたチウの背中にへばりついていた黄色いスライムが背中で小爆発を起こした。
「チウ!!」
「す、スライムがイオを!?」
「油断するな!こいつらどんな力を持ってるかわからねえぞ!」
とっさにマァムがチウにベホイミをかける。
ポップとクロコダインが背中合わせになって戦闘態勢を整える。
真空の斧が空を切り裂き、ポップのヒャダルコがスライム達をまとめて凍り漬ける。
あらかたのスライム達を消滅させかけたときマァムの悲鳴が響いた。
「やっ…いやぁぁっ!!」
振り向いたポップの目に映ったのはマァムの身体にいやらしく這い蹲る紫色のスライムの姿。
しかも驚いたことに紫スライムは身体から酸を出しマァムの服をどんどん排除していく。
「いやっ!やめて…っ」
マァムはスライムを引き剥がそうとするが、スライムの身体は液体化していて上手く掴めない。
ヌルヌルとした感触がマァムの太股や首筋を這い回る。
スライムの出した酸はどんどん服を溶かし、マァムの白い腹や肩や背中を露出させていく。
「ひっ…あっ…やだ、気持ち悪い…っ」
息を荒げマァムは身体をくねらせた。
粘つく液体を半裸の身体にまとわせ紅潮した顔で悶えるその姿は淫靡以外の何者でもなく、
仲間が敵に襲われてる緊急事態だというのにポップもクロコダインもチウも思わず固唾を呑んで一瞬戦意を忘れてしまった。
「あっ、やぁっ!そこはっ!!」
マァムが急に脚の間を抑えしゃがみこんだ。
「…っ…だ…だめぇ…だ…めぇっ…」
みるみる力が抜け尻を上げながら地面に突っ伏す体勢になったマァム。尻には服と下着を溶かしながらうねるスライムの姿が。
スライムの半透明の体越しにマァムの秘所が晒されようとしたその時
「だぁぁあああぁー!!マァムに何しやがんだこのエロスライム!!」
我に返ったポップが紫の半液体を一気に凍らせた。
「ひぃっ!!?」
脚の間をぬめっていた生暖かい感触が突然冷たくなり、マァムは身体をこわばらせた。
「大丈夫か?マァム。」
「…ん…。」
マァムは乱れた息を抑えながら頷いた。
ポップは脱力してるマァムを抱き留めて支えながら凍ったスライムをペキペキと剥がし取っていった。
「…やらしいなぁ、おまえ。スライムに襲われて感じちゃったのかよ。」
「なっ…!!」
耳元で囁いたポップの言葉にマァムは顔を真っ赤にする。
「こっちまで興奮しちゃったぜ。惜しいなあ、おっさんとチウがいなかったらスライムプレイの続きを…ぐはっ!」
小声で囁くポップのみぞおちにマァムの肘鉄がきまった。
「困ったわ、服がボロボロになっちゃった。」
マァムは余った布で胸と下半身を無理矢理隠しながら言った。
「む…目のやり場に困るな。一旦引き上げるか?」
「でも下の階もモンスターがいないとは限りませんよ。さっきのスライムが何匹か階段の下に滑っていってたし。」
チウが階段から下の階をのぞき込みながら言った。
「…ん?あれ、なんだろう?」
2階と3階を繋ぐ階段の影。登ってくるときは死角で気が付かなかった場所に、チウが何かを見つけた。
「宝箱だ!何か防具が入ってるかも知れませんよ!僕取って来ますね!」
チウが抱えてきた宝箱を4人は期待の眼差しで開けた。
「…?これは…?」
「…服?」
服と呼ぶにはあまりに少ない布地。しかし確かにそれは人が着る物の形をしていた。
「…ピンクのレオタードだ…!」
ポップが思い出したかのように叫んだ。
「ピンクのレオタード?」
「女性専門の防具だ。露出部分は多いけど特殊な生地と魔法で作られてあって防御力はメチャ高いんだぜ。
昔、女戦士が栄えた国で開発されたんだってさ。」
「…なんでお前そんなに詳しいんだ。スケベ魔法使い。」
チウが軽蔑の眼差しでポップを見つめる。
「ばっ…バッカ野郎!!俺は武器屋の息子だぞ!これでも武器や防具に関しては多少は詳しいつもりなんだぜ。」
「『女性の武器や防具』に関してはの間違いじゃないのか?」
「うるせえ〜〜っ!!」
ぎゃあぎゃあと騒ぐポップとチウを余所にマァムはレオタードを手にとってじっと見つめた。
「…どうする?一応防具らしいが、あまり冒険向きとは言え無そうなデザインだぞ。」
心配するクロコダインにマァムは笑顔で振り向き言った。
「今の格好よりはマシよ、この塔を出るまでの我慢だしね。それに確かに凄い魔法力を感じるわ。並の防御力じゃなさそう。
動きやすそうで武道家向きだし…うん、気に入ったわ。」
とっくみあいに発展していたポップとチウの喧嘩の手を止めたのは、レオタードに着替えたマァムの華麗な宙返りだった。
スタッと見事な着地を決め
「うん、すごく動きやすい。」
満足そうに微笑んだマァムに男3人の目は釘付けになる。
大きく開いた胸元からは二つの白い山が深い谷間を作って窮屈そうに収められている。
ピッタリとした生地はそのボディーラインを余す所無く映し出し、シルエットは全裸となんらかわりない。
ワンピース型だが腹部は大きく開いており、臍からその下の際どいところまでV字型に切れ込んでいる。
当然股部分は大胆な食い込みを見せており、臀部はほぼ丸出しで尻の割れ目に生地がくい込んでいる。
(((これのどこが防具やねん!!)))
男3人は心の中でツッコミを入れた。
元々のデザインもあるが必要以上にボンキュッボンのマァムの身体のせいで、その防具はもはや防具と言うより痴具にしか見えない。
「…おまえ…本当にこれで戦うのか?」
「そうだけど?似合わない?」
「いや、すげー似合うけど…」
似合いすぎなのだ。ツヤツヤの濃いピンクの生地が彼女の薄桃色の髪の色と相まってなんとも愛らしい。
大胆なデザインも彼女の抜群のスタイルを際だたせる。また天使の羽根をかたどったワンポイントが実にマァムらしい。
エロスと美しさの相まったその姿に男達は思わず頬を赤らめる。
「マァムさん!かっこいい!!」
「ああ、ちょっと…アレだが…お前によく似合ってるぞ。」
賛美の言葉に嬉しそうに微笑みマァムはポニーテールをかき上げた。
「ありがと。さ、余計な時間喰っちゃったわ。早く行きましょう。」
クルリと踵を返し上の階へ駆け登ろうとするマァムにクロコダインとチウも続く。
「ちょ…ちょっと待ってくれ〜!」
ポップは前屈みでよたよたとその後を追った。
何もない4階を通過して5階に上ったとき、ヒュンケル達と合流した。
「あ、ヒュンケル!」
「・・・・・!!!!!」
マァムの姿を見たヒュンケルが固まる。
「みんな無事だったのね良かった。」
「…マァム…きみ、なんて格好してるんだい……」
ノヴァが前屈みになりながら言う。
「2階でみつけたの。ピンクのレオタードって言って、とっても守備力が高いのよ。」
「…大胆を通り越して、怖い者知らずなねーちゃんだな。」
ヒムが小声で呟いたのを、無関心そうな表情でラーハルトが頷いた。
「こっちは大変だったんだぜ。(色んな意味で)
スライムの襲撃にあっちまって…そっちはどうだった?」
しばし、互いの状況を報告し合う8人。
「スライムの突然変異…なぜ、そんな事が…」
その時。
ビュウゥゥッ!!という突風と共に
塔の窓から黒い翼を持った生き物が飛び込んできた。
とっさに戦闘態勢を取る8人。
空中でくるっと回転したその生き物はミニデーモンだった。
「ケケケッ!俺のコレクションの改造スライム達を殺したのはお前達か!!
せっかく12色ワンセットで売り出そうと思ってたのに〜!!許さん!」
「…どうやらコイツが…」
「親玉、みたいですね…」
8人は間合いを詰め、ジリジリとミニデーモンに近づく。
「ケッ!1対8なんて卑怯だぞ!」
そういうとミニデーモンはヒューッと口笛を鳴らした。
すると、塔の外壁に絡まってた茨のツタがニョキニョキと窓から侵入し3匹のドラゴンを形成していった。
「ケケッ、俺様のコレクションのいばらドラゴンだ!すげえだろ!」
初めて見る異形のモンスターに少し面食らった戦士達だが、大魔王と戦った彼らにとって
その怪物は手強い相手ではなかった。
「うっそー!俺様の自慢のいばらドラゴンが!?」
あっというまに2匹のドラゴンを倒されたベビーサタンは目を丸くして驚き
慌てふためきながら残ったいばらドラゴンの背中に飛び乗った。
「に、逃げろいばらドラゴン!出直しだ!!」
「ピギャー!!」
ドラゴンが飛び立とうとしたその時。
「…逃がすもんですか!」
マァムが自慢の素早さで駆け飛びドラゴンの体に跳び蹴りをぶち込んだ
…かのように見えた。偶然にもマァムの蹴りはドラゴンのツタとツタの間を見事にすり抜けてしまったのだ。
バランスを崩したマァムが床に倒れ落ちそうになったその時、悲劇(?)が起きた。
ガクンッ
倒れかけたマァムの体が何かの力によって引っ張られた。
「きゃあっ!」
「ピギャー!!!」
なんといばらドラゴンの棘の付いたツタがマァムのレオタードの腰の部分に引っかかっている!
ドラゴンはレオタードを外そうともがいて暴れるが布地は棘に益々絡まっていく。
さすがに特殊な生地で出来てるだけあってレオタードは破れずに、変わりに絡まった生地がどんどん引っ張られていく。
するとどうなるかと言うと。
マァムの肉体にレオタードはどんどん食い込んでいくのだ。
「やっ、やっ、ちょっと!!」
「なにやってるいばらドラゴン!早く飛べ!」
「ピギャー!」
ドラゴンが上昇しようとするとレオタード後部の布が上へ引っ張られ、生地がグイグイと股間と尻へ食い込んでいく。
ムッチリとした白い尻にピンクの布が細くなって割れ目に浸食していく。
浸食された割れ目は前部にも繋がっていて細く食い込んだ布地の脇からは既に恥部の毛がチラチラ見えている。
「いやー!引っ張らないでよぉ!!」
「ピーピー!」
マァムの重みで上昇できないいばらドラゴンはもがいた。
バタバタ翼を動かし…今度はレオタードの肩の部分に棘を引っかけてしまった。
「ピギャーーー!!」
「ケー!何やってるんだお前はー!」
ぎゅううぅぅ…っ
今度は胸の部分の布地が引っ張られる。
「あんっ…痛ぃ…っ!」
豊満な胸が強固なピンクの布地に押しつぶされる。
ドラゴンが翼を動かすと、胸部分の布地が食い込みながら右へ左へとずらされる。
汗ばんだ肌に密着したレオタードに胸を左右に擦られ、いつしか彼女の胸の突起は激しく隆起していた。
「やだ…痛い…っ!擦らないでぇっ!」
固くなった乳首が布の襞に挟まれグリグリと左右に動かされる。
「やっ、いやぁっ!」
強く引っ張っているせいで生地は細く食い込み、乳首こそ隠れているが淡いピンクの乳輪は既にはみだしていた。
マァムの身体はまるでクレーンでロープに引っ張り上げられているような状態であった。
ロープ代わりのレオタードがグイグイとマァムの柔らかい肉体に食い込んでいく。
股間部分も既に紐状と化した生地が割れ目の肉に半分埋まっている。
その時、マァムは初めて気が付いた。
なぜ、誰も助けてくれないのかと。
顔を上げ、仲間たちを見てみると…男達はみな鼻の穴を膨らまし股間を押さえていた。
「…おかしい。俺は金属生命体だから人間の女には欲情しないはずなだけどな…。」
「それだけヒムちゃんが人間らしいってことさ。」
ヒムににこやかに言うチウももちろん股間を押さえ前屈み状態だ。
「すまんマァム…助けたいのはやまやまだが…漢の事情というものがあって…。」
「マァム、ごめん…僕には刺激が強すぎるよ…はぅぅぅ…」
「くそ…俺はお前になんぞ興味はないのに…縛り物好きの俺のツボを突きやがって…!」
「マァム…………………スマン…。」
男の性という情けないものをむざむざと見せつけられて、マァムは表情を引きつらせた。
「だぁあー!おめーら、見るな見るな!!あれは俺んだぞ!!俺のおっぱいと××だぞ!!勝手に見るなー!」
とどめにポップのこの叫びである。マァムは心底悲しくなってしまった。
「『俺の』ってなによ、ポップ!馬鹿なこと言ってないで助けてよ、もうー!!」
その時、さらなる悲劇が襲った。
暴れすぎたいばらドラゴンが今度は床に倒れていた他のいばらドラゴンと絡まってしまったのだ!
「あっ!?」
グイッと上半身が引っ張られマァムの身体は大きく反り返り、その反動で足下が手前に滑ってしまった。
しかしレオタードが宙で引っ張られているので倒れたりはしない。おまけに倒れていたいばらドラゴンに足首が絡まり
いばらに雁字搦めになったマァムは仲間に向けて股間部を突き出すような姿勢になってしまった。
「ぬおおおおおおっ!!!」
仲間たちから一斉に声が挙がる。
「いやあーっ!!見ないでぇっ!お願い!みんな見ないでっ!!」
マァムが羞恥に泣き叫ぶ。
しかし男達は目を逸らすことが出来ない。
激しい鼻息がマァムの耳にも届いてくる。
股間には花弁を開き割って食い込んでいる紐状になったレオタード。
(…恥ずかしい…みんなが私のみっともない姿を見てるなんて…こんな…こんな部分を晒け出してみんなに見られて…あぁっ…)
じんわりと、股間部のレオタードの中心の色が濃くなった。
「えっ…マァムさん…濡れ…?」
「フッ、淫乱な女だな。みんなに見られて感じているのか。」
マァムは顔を真っ赤に紅潮させた。
「ち…違うわ!!そんなんじゃない!」
彼女がそう叫んだ瞬間、いばらドラゴンがまた大きくもがいた。
股の肉壁に食い込んだレオタードがグイッと動かされる。
さっきと違いさらに深く陰部に密着していたレオタードが今度は
視姦に興奮して固くなったマァムのクリトリスをグリッと擦り上げる。
「ひやあぁんっ!!」
思わずはしたない声をあげてしまいマァムは慌てて唇を噛みしめた。
しかしもがき続けるドラゴンの動きに忠実にレオタードは連続してクリトリスをグリグリと擦り続ける。
「ひぎ…っ!くっ…んぁっ…!!ひぃ…あ…っ!」
柔らかい肉がはち切れんばかりに詰め込まれたピチピチの白い肌に、今や陰具と化したレオタードが容赦なく浸食していく。
きつく食い込んだ部分の肌は赤く充血し、羞恥と刺激で全身もほんのり紅潮している。
レオタードの股間部はどんどん染みを広げ、ついには太股にまで露を垂らし始めた。
マァムは羞恥とこんな姿を晒している自分の情けなさと止まらないクリトリスへの快感に涙を溢れさせた。
(みんなが見てる…私の恥ずかしい格好を…私がこんな事で感じちゃってる姿を…。
ポップも、ヒュンケルも…今まで生死を共にしてきた大切な仲間たちに、こんなみっともない姿を…!!)
マァムの股間の割れ目からはついにヌチャヌチャといやらしい音が響き始めた。
溢れた液は潤滑油となりレオタードをさらに右へ左へと滑らせマァムの陰唇を開かせる。
中央のみがほんの少し隠れてるだけで、濡れて濃い桃色に光るマァムの秘部はほとんど丸見えになっていた。
「す…すごい!もうだめだ!マァムごめん!!…っはうっ!!」
最初に限界を迎えたのはノヴァだった。
ノヴァは慌ててズボンを下ろすとパンパンにいりき立った自分のイチモツを掴み、ビュルッとマァムに向けて白濁液を発射させた。
「やっ…いやぁぁんっ!!」
ノヴァの白い液体は勢い良く飛び出し、マァムの太股に着地した。
「ノヴァ!てめー、何マァムにぶっかけてんだよ!!」
ポップが憤慨しながらズボンをずりおろす。
「ちょっ…あんたまで何やってるのよっ!!」
「はは…わりぃマァム、俺も限界みてぇだ。届くか分からねぇけど、そのおっぱいに向かって飛ばさせてもらうぜっ…!!」
そう言うとポップはマァムにジリジリと近づきマァムの胸めがけて上向きに白濁液を飛び出させた。
若いポップの射精は胸どころか勢い余ってマァムの頬まで届いてしまった。
「…く…っ!」
マァムが思わず顔を歪める。しかし間もなく今度はチウとヒムが、クロコダインが、ラーハルトが限界を迎える。
「いやっ!いやぁぁっっ!!」
マァムの桜色に染まった肌に白い液体(ヒムのは銀色だったが)がドロドロと絡められていく。
そして最期にヒュンケルが。
「マァム…どんなに汚されても…お前は俺にとっていつまでも心の天使だ…!」
訳の分からない台詞を吐いてヒュンケルがマァムの恥丘辺りに白濁液をぶちまけた。
男達に視姦されたあげくたっぷりと精液をぶっかけられ、クリトリスを擦られ続け、マァムもついに快楽の波に抗うことが出来なくなってしまった。
「ひぃ…っ!もうだめぇ…っっ!私、おかしくなる…っ!見ないでぇ!みんな見ないでぇぇッ!!!」
擦れるレオタードの動きに合わせてマァムは激しく腰を振った。
クチュッ…クチョッ…クプ…クチュックチュッ…クチャ…
淫靡な音が響いたかと思うと、
「ふぁっ!ひぃあ!!んぁっ…あああああーーーー!!」
マァムは絶叫と共に体を仰け反らせ、股間からはピシャァという音と共に淫液が噴き出された。
絶頂を迎えたマァムは気を失い、彼女はそのままいばらドラゴンの上に崩れ落ちた。
「ピギャ!」
「ぐえ!」
モロに下敷きになったいばらドラゴンとミニデーモンは目を回し、マァムを抑えつけてた茨がスルリとほどけた。
「…ん…」
「お、目が覚めたか?」
「あれ…私…?」
マァムが気が付いたのはポップの背中の上だった。
「もうすぐ塔の外に出ますよ、マァムさん。」
隣をチウがピョコピョコ跳ねながら言った。
キョロキョロと周りを見回すと、仲間たちは一緒に出口へ向かって歩いていた。
「なんだよ、ぼーっとした顔しちまって。せっかく塔の敵を一掃したってのに。」
ポップがマァムを背中から下ろしながら言った。
「ほら、立てるかい?」
「う、うん。」
(…あれは夢だったのかしら?)
ピンクのレオタードは着ているものの、たっぷり白濁液をかけられた体は綺麗になっている。
それになんといっても、仲間たちは皆淡々とした顔をしており、さっきまであんな卑猥な行為に及んだ後とはとても思えなかった。
「敵の親玉も倒したし、これでパプニカに被害が及ぶようなことはなくなるだろう。」
クロコダインが満足そうに笑うとチウとノヴァも微笑んで頷いた。
「でもよお、わざわざこんな大人数で行くこともなかったよなぁ?」
「まったくだ。俺の手をわずらわせるような事じゃない。」
ヒムとラーハルトが愚痴っぽく言うのをヒュンケルが静かに笑いながら聞いていた。
(きっと夢だったんだわ…そうよね、いくらなんでもあんな…)
マァムはほっと胸をなで下ろし安堵の溜息を着いた。
「あっはっは、確かに手応えの無い敵だったよなぁ。
でもまぁ俺はマァムちゃんのエロポーズが見れただけで行った甲斐があったけどな。」
ポップが朗らかに言った言葉にマァムが凍り付いた。
「マァムさんってエッチだったんですね。みんなに見られてイっちゃうなんて。
でも僕、そんなマァムさんが好きですよ〜あはは。」
「いや、金属生命体の俺に射精させるなんてたいしたもんだぜ、ねーちゃん。」
マァムの顔が見る見る青ざめていく。
「う…やべ。思い出したら勃っちまった。」
「…全く、節操がないなポップ。」
「うるせー!おぶってるときからあいつのおっぱいが背中に当たってムラムラしてたんだよ!」
ポップとヒュンケルの言い合いを聞きながらマァムがソロソロと後ずさる。
「と言うわけでマ・ァ・ム〜♪せっかく綺麗にした所悪いんだけどもう一回出させてもらって…あれ?」
「あ、逃げた。」
「いやいや!!!!絶対にいやーーーーーーーーー!!!!!」
必死に逃げるマァムであったが、5秒後に偶然通りかかったホイミスライムと激突し触手に雁字搦めになろうとは思いもしないのであった。
終