「今夜…俺の部屋に来てくれ―」  
こっそりと耳打ちしたのが夕方のこと。今は夜になって、マァムは入浴の最中だ。しかし、なかなか風呂から出られなかった。  
「へ、部屋に行くってことは……その…また『ああいうこと』をするってことよね…」  
マァムは数ヶ月前の出来事を思い出してみた。  
我ながら、今思い出しても顔が真っ赤になる。  
しかし色々と入浴中に悩んでいてものぼせるだけだと考えたマァムは、一旦湯船から上がった。  
身体を拭い、下着と一緒に置かれた夜着を改めてじっくり見る。  
「や、やっぱり恥ずかしい…パプニカの女の人は皆こんなのを着るの…?」  
極薄でできたその夜着は、かつて着た破邪の法衣の数段薄い布地でできていた。  
「でも脱いだ服は、お城の女中さんが入浴中に洗濯するって持ってっちゃったし…」  
脱衣所にはもうこの夜着しか残っておらず、仕方なくそれを着ることにした。  
マァム自身は対して気付かなかったが、夜着の胸元から彼女の豊満な胸がくっきりと強調され、その先端はいやらしく透けている。  
気付いてなくとも、恥ずかしいのは間違いない。マァムは浴場から出て、小走りで、ためらいながらもヒュンケルの部屋へ向かった。  
少し走るだけでも、胸がタプタプ揺れているのが第三者からでも分かる。  
マァムは廊下で兵士か誰かとすれ違った気がしたが、顔を上に向けず、部屋へ急いだ。  
 
ヒュンケルの部屋に着き、マァムはドアの前で深呼吸する。  
そしてドア開けると、ヒュンケルは本を読んでいた。ヒュンケルはマァムに気付き、読んでいた本を閉じた。  
「…ヒュンケル…」  
マァムは軽く彼の名を呟き二人はお互い激しく抱きしめ合った。  
―そして深く長いキスをする。  
「マァム…」  
今度はヒュンケルの方がマァムの名を呼び、抱き合ったまま彼女をベッドに横倒した。  
 
ヒュンケルはマァムの身体を組み敷き、自分の身体を彼女と密着させた。お互いの心臓は高鳴っていくのがわかった。  
ヒュンケルは舌を彼女の耳元から首筋に這わしていく。そして鎖骨、夜着からのぞく胸の谷間までいくと、一旦口を離した。  
そして手を胸元に持っていき、両の胸を優しく揉み始めた。  
ぴくっとマァムの身体が反応する。極薄の生地の上から揉まれては、直で揉まれている以上に、感じてくる。  
桃色の先端が布地の部分と擦りあって、身体に熱が帯びてくる。そして徐々に桃色の先端が硬くなる。  
元々夜着から先端がくっきりと浮いていたが、今度はそれが桃色であることがはっきりと映し出された。  
ヒュンケルはその官能的なマァムの姿を眺め、桃色の先端を軽く弾いてみた。  
「…っつ…」  
マァムが声を出す。ヒュンケルの方は両の突起を今度は繰り返し引っ掻き始めた。  
「…あ…や…」  
服の上からだと言っても、ほとんど直に攻められているのと変わりはない。  
しかしヒュンケルはそれを引っ掻いたり、擦ったり、転がしたりと、一向に指の動きを止める気配はない。  
 
「あぁん…やっ…あっ…ん…ひゃ……あん…」  
甘い声を出し、マァムの身体が弓のように反る。ヒュンケル自身も興奮が高まっていった。  
ピリ……  
すると、かすかに何かが破けた音がマァムには聞こえた。  
音のした方を見てみると、ヒュンケルが引っ掻いた両の先端部分の布地が破けたようで、桃色の突起だけが、夜着から露になっている。  
「や、やだ……お手伝いさんに怒られ……あっ!?」  
マァムが言葉を最後まで言えずに、ヒュンケルは露になった片方の突起を口に含み始めた。  
「やっ…」  
マァムが抗う声を出す。しかしヒュンケルはもう片方の突起を摘まみ上げ、口に含んだ方は軽く歯を立ててみた。  
「ひっ…あ…あぁんっ……」  
マァムの喘ぎ声がヒュンケルにとどく。  
そして彼の手は、次第に彼女の太腿の方へ下がっていった。  
「…マァム…いいか…?」  
蒸気しながらヒュンケルが問いかける。しかし問いかけながらもマァムの返事を待たず、夜着を軽く捲り上げる。  
そして強引に彼女の下着を脱がしていく。  
「や、やだ…やめて、ヒュンケル…」  
二度目とは言え、むしろ二度目ゆえ恥ずかしいのか、マァムはギュッと目を瞑った。  
 
「あ……あっ…はぁん……はぁ…はぁ…」  
マァムの喘ぎ声と、ベッドのきしむ音が部屋中に響き渡る。  
すでにマァムの夜着は完全に剥ぎ取られてしまっている。  
マァムはヒュンケルに奥の奥で熱い物を注がれてしまい、一気に力尽きてしまった。  
ヒュンケルはそれに気付き、長い間彼女の中に宛がえていたモノを一気に引き抜いた。  
「ひゃ……ん!!」  
ぬちゃっとした音が聞こえ、痺れる様な感覚がマァムを襲う。マァムが悲鳴のような声を上げると、その後は肩で息をし始めた。  
ヒュンケルはそんな彼女の顔にそっと手を添え、窓の外を見た。  
「もう…夜が明けるな…」  
「……うん…全然寝てないけど」  
シーツを手繰り寄せ、マァムは嫌味っぽく答えた。  
「……今日はどうする、休みなんだろ?」  
「とにかく寝たい…」  
 
「で、それは何だ…?」  
もう正午近くになっていた。いつまでも起きてこないヒュンケルを起こしにきたラーハルトは、  
ヒュンケルのシーツの中に妙な膨らみがあることに気付いた。  
「……服だ。どうも寝てる最中に脱いでしまったらしい。酒を呑んでたから」  
「…そうか、早く来いよ」  
少し疑った目で、ラーハルトは部屋から出て行った。  
「ぷはっ…苦しかった」  
シーツの中からマァムが顔を出した。数時間は眠れたらしいが、まだ機嫌が悪いようだった。  
「今日は、どこか行きたい所あるか?」  
ヒュンケルはご機嫌取りにマァムの我侭に答えようと思った。  
「じゃあ…遊園地」  
その後、観覧車でセックスをしたとかしなかったとか…  
 おしまい  
 

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