-深く、深く口づけあう。  
互いの舌を絡めながら深く、深く。  
唇が離れて唾液が糸を引き熱い吐息が漏れる。  
「・・ダイ君・・」  
レオナは今まで唇を重ねていた漆黒の髪の青年の名を愛しげに呼ぶ。  
「何?レオナ・・」  
青年ーダイもまた、指に絡ませたレオナの金色の髪に口づけ、愛しげに彼女の名を呼ぶ。  
「何でもない。ただ、呼んだだけ。」  
琥珀の瞳にダイを映してレオナは笑う。  
「そっか。」  
ダイも笑いながら白いレオナの首筋に口づけその肌に所有印を刻んでゆく。  
「・・ん」  
くすぐったいような快感にレオナは身をよじる。  
ダイの唇が露にされた形の良い乳房へと下りてくる。  
早く刺激が欲しくて。  
レオナは「早く」と催促する。  
そんなレオナに微笑み、ダイは胸の紅い果実に吸い付いた。  
「あっ!」  
与えられた刺激に体がピクリと、震える。  
カリッ・・ダイがレオナの乳首に軽く歯を立てる。  
空いた片方の手で、秘部を愛撫していると徐々に潤ってくる。  
「はっ・・あ・ん」  
恍惚とした表情で喘ぐレオナにダイはそっと微笑み頬にキスを落とす。  
「ね、レオナ。気持ち良い?」  
問いかけるダイにレオナは喘ぎながらも頷く。  
 
「ん・・すごく・・良いよ?」  
「そう。良かった。」  
言いながらも愛撫は止めない。  
ダイの指が剥き出しになったレオナの敏感なソレに触れる。  
「ひっ・・きゃぁっ!」  
ビクンと、レオナの体が大きく跳ねる。  
「レオナはココが良いんだね?」  
言って、ダイはレオナの敏感なソコに舌を這わせる。  
ゆっくり、撫で回すように。  
時に激しく、敏感な豆に吸い付くようにして。  
ーしばらくレオナの甘い喘ぎとピチャピチャと淫靡な音だけが部屋に響いていた。  
ー「ダ、ダイ・・君・」  
「何?レオナ」  
レオナは身を起こし固くそそり立つダイのソレにそっと、手を添える。  
「私も、したいの。」  
 
`いいでしょう?'  
 
紅い唇から紡がれる誘惑の声音。  
「いいよ。」  
奇麗な空(あお)の瞳にレオナを映し、ダイは笑んだ。  
「ん・・ふぅ」  
レオナの唇にダイの熱い欲望が飲み込まれていく。  
時折甘い僑声を漏らしながら根本までソレを熱心にくわえこむレオナの頭を軽く撫でてやる。  
舌で、ソレを撫で回す。  
根本から先端へと、ゆっくり焦らすように舌を這わせて行く。  
先端まで辿り着くと紅い舌先でちろり、とダイの亀頭に触れ唇で吸い付く。  
「・・くぅ」  
レオナの唇での愛撫にダイは声を漏らす。  
 
ぺろぺろと、子供が飴を舐めるようにソコを舐める。  
「あ・・レ、オナ・・も、いいよ?」  
レオナの舌での愛撫に耐えきれなくなり、ダイは少々乱暴にレオナの頭を上げさせる。  
「もういいの?」  
少し残念そうにダイのそれを見つつレオナは言う。  
「これ以上されたらイッちゃいそうだったから」  
「別にいいのよ?飲ませてよ。飲みたいの。ダイ君の」  
魅惑的な笑みを浮かべレオナはダイの頬に奇麗な白く長い指で触れる。  
その指をダイはそっと自分の唇へと運び口づける。  
「じゃぁ、下の口で飲んでよ。」  
言って、レオナを押し倒し脚を開かせて愛液で潤った秘所に己の欲望をあてがいゆっくりと埋めてゆく。  
「はぁ・んふぅっ!」  
グチュッ、淫猥な音を響かせながら奥へ、奥へと挿入されてゆく。  
「ふ・ぁぁ・・ダイ、君のすごく気持ち良いぃ・・」  
快楽に恍惚としたレオナの表情がダイの獣の心を駆り立てる。  
「レオナ・・その表情、良いよ。すっごくゾクゾクする」  
グチュッ!!ダイは一気にソレを奥へと突き上げた。  
 
いきなりの快感にレオナは体を震わせる。  
「んはぁっー!!」  
ジュプグチュ、とダイが腰を振る度に響く淫靡な音と甘い艶かしい喘ぎ。  
もっと、もっとその声が聞きたくて。  
その顔が見たくって。  
「レオナ・・レオナの膣(ナカ)、すごく良いよ?オレのこと、喜んで締め付けてくるね・・」  
「はあぁんっ!!良い・の・・ダイ君、凄く良いのぉっ!やぅぅっ!!も、イきそ・・ねぇ」  
 
`全部、飲ませて'  
 
耳元で囁かれる愛しい人の愛しい声音。  
「ん・・オレも・イきそうだよ・・レオナに全部飲んで欲しい・・・」  
より一層深く激しく突き上げてゆく。  
「んぁっ!!だ、めぇ・もっイっ」  
ビクンッとレオナの体か弓なりに跳ね、膣がギュウと、ダイを締め付ける。  
「あっくぅっ!!」  
ドクン。締め付けられたソレが一際大きく脈打ちレオナの中に白濁を解き放った。ー  
 
 
隣で軽く寝息を立てるレオナの金色の髪をそっと指で透く。  
奇麗な奇麗な金色を。  
そんな何気ない時間に幸せを感じている。  
孤独を癒してくれる愛しい人がいることに幸せを感じている。  
ダイは眠るレオナの瞼にそっとキスを落とす。  
 
「好きだよ」  
 
一言だけ呟いて。  
 
君の温もりを感じながら、ただただ幸せを感じていたんだ・・〔終〕  
 

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