「だめ…!!ヒュンケルだめよ、こんなところで…!」
慌てるマァムとは裏腹に、至って落ち着いた声でヒュンケルは言った。
「大丈夫だ、誰も来ない」
「そういう問題じゃ…あっ…ん!」
マァムの反論は甘い吐息に飲み込まれた。
大きな指でキュッと摘まれた乳首の快感にマァムの体がぶるりと震える。
「は…あ‥っ、だめ…!だ、め…だってば…あっ!」
言葉とは裏腹に、武道着から零れた肌が紅潮していくのを感じヒュンケルは薄く笑いを浮かべる。
むさぼるように白い胸に愛撫し、固くなった先端を口内で転がした。
「っっ!!!」
思わず大きな声が出そうになるのをマァムは自分の手で必死で押さえた。
「−−−〜〜っっ、…はぁっ…はぁっ…‥・・ヒュ、ンケル‥」
息を乱し涙を浮かべて請うマァムの声に、一瞬ヒュンケルの動きが止まった。
安心したようにマァムは言葉を吐き出す。
「…お願いだから、やめて…せめて部屋に戻ってからにしましょう?お願い…」
刹那、申し訳なさそうな表情をしたヒュンケルに、分かってくれたのかと安心したマァムだったが
「すまないな、俺は今お前を抱くことを我慢できない」
そう言い切ったヒュンケルに驚きと諦めと、不本意ながら大きな胸の高鳴りを感じてしまうのであった。