「…麻婆春雨…ま…まんずり…まんずり…」
はっ!
自分のうわ言で目を覚ましたポップ。
「な、なんだ…夢か…」
隣にヒュンケル、でろりんが横たわっている。
「おい、起きろよ!」
ポップに揺さぶられようやく意識を取り戻したヒュンケルとでろりん。
「ん…アバンは…!?」
あたりを見回し椅子に縛り付けられ肌が露になったままのマァムに気づいた。
3人は気を失ってぐったりしているマァムの手足の縄を解きにかかった。
「エイミ、あなたにヒュンケルを差し上げても良くってよ」
ダイを弄びながらモニターを眺めるレオナが言った。
「本当ですか?」
エイミが嬉しそうにこたえた。
レオナの言いつけでしぶしぶ保健室を訪れたフレイザード、フェンブレン、ガルダンディ。
まだメルル・ソアラの肉体を楽しんでいる途中だったためかなり不機嫌だ。
「ちっ、生徒会長めいい気になりやがって!」
「俺達を自分の手下と勘違いしてんじゃねーぞ!」
「小娘が!いつかオレ達の肉便器にしてやる!」
口々に文句を言いながら保健室の扉をあけた。
「なんだお前達!」
マァムを抱き起こそうとしていたヒュンケルがフレイザード達に気づいて慌ててマァムの裸を隠そうとした。
バキーッ!
フレイザードのこぶしがヒュンケルのみぞおちを直撃、ヒュンケルはたまらず崩れ落ちた。
まだふらふらしていたヒュンケルはパンチをよける事もできなかったのだ。
腰を抜かし床にへたりこんだポップとでろりんの前で3人は悠々とマァムとヒュンケルを抱えあげると保健室から連れ去って行った。
放送室を出て職員室に向かっているフローラ。
突然手をつかまれ更衣室に引きずり込まれてしまった。
「あら、アバン!」
犯人はアバンだった。
「どうしたの?早く行かないと会議がはじまってしま…むぐっ」
いきなりアバンにくちづけされ口ごもる。
アバンが興奮気味に息を荒げフローラを後ろ向きにさせ胸をもみ始めた。
「あ、後でゆっくりしない…?」
それでもアバンは戸惑うフローラを背後から抱きしめスカートの中に手を下着をずり下ろす。
「はあ…はあ…今したいんですよ」
強引なアバンの行為にフローラは仕方なく従う。
マァムとの行為が中断させられ行き場の無い興奮がアバンを突き動かしていた
とりあえず1発抜かない事にはおさまりがつかない。。
フローラの胸をさらけ出すといつもさわりなれているその豊満な乳房を両手でもみしだく。
甘い吐息をもらすフローラはそっとアバンの股間に手を伸ばした。
(んーやはりマァムの胸のほうが張りはありますね…肌の艶、乳首の色…どれをとってもこんなおばさんとは比べ物になりませんか…)
フローラの胸にしゃぶりつきながらアバンはマァムの肉体を思い出す。
「ハァ…ハァ…(マァム…マァム…)」
アバンはフローラの頭をロッカーの中に押し込むとそのまま背後から勃起したイチモツを突っ込んだ。
「ああ〜っ!」
喘ぎ声を漏らしたフローラの口を手で塞ぐとアバンは腰を激しくピストンさせ始めた。
アバンはフローラの体をマァムに見立てて激しくむさぼるように犯す。
「んんっ!むぐっ!」
苦しそうなフローラの呻きも無視し、アバンの脳裏ではマァムを抱いているのだ。
普段より激しいアバンの攻めにフローラは失神寸前。
「はあ、はぁ、うう、イクっ!」
ビクビクッと全身を震わせアバンはフローラの中で果てた。
欲望を果たし用がすんで肉棒を引き抜くとアバンはさっさと服装を整えた。
「フローラ、早くしないと会議が始まるぞ…」
そういうとさっさと更衣室を出て行くアバン。
「はあ…はあ…そ…そんな、アバン待って…なんか冷たい…」
まだ荒い息が整わないフローラは呆然とアバンを見送った。
ドンッ!
職員室に向かって歩いていたザボエラは、廊下の角で誰かとぶつかった。
「なッ、なんじゃ!前をよく見て歩かんか!」
「よく見てないのは貴様だろう。このダニが」
ザボエラはその声にギョッとした。声の主は学園の恐怖の体育教師、バランだった。
今日もバランは赤と黒のジャージの上下を着込み、その姿は誰よりも勇ましく見えた。
――ついさっきまでソアラを犯していたというのに、このタイミングでこの男と会うとは――
滲み出る冷や汗をさりげなく拭いながらザボエラはやり過ごそうとする。
「放送を聞いたじゃろう。さっさと職員室に向かわんか」
「ああ、それはそうなんだが、さっき校内でソアラを見かけた気がしてな。貴様見なかったか?」
教頭であるザボエラに敬意も何もないバラン。とにかく態度がでかい。
「貴様の嫁がこんな所にいる訳がなかろう。気のせいじゃろ…さあほら行くぞ」
ザボエラはバランのジャージの裾を引っ張った。
「ソアラを見間違える筈がないんだがな…今日メルルを家に招待して料理を教えると話していたから
それで彼女を迎えにでも来たのかと思ったのだが。まあいい、私の気のせいだろう。行くとするか」
「この女結構重てェなあ。ククッ、こんだけムチムチしてんだもんなァ…エロいよなあ…」
フレイザードは担いでいたマァムをベッドの上に降ろした。
ここは生徒会室の隣の生徒会準備室。
しかし準備室とは名ばかりで、真ん中にデカい円形のベッドが置いてあるだけの簡素な部屋だった。
そのベッドはレオナが特注したもので、複数人が上に乗れるくらいに大きいものだ。
スイッチ一つで回転する優れモノで、ピンクのサテン生地にレースで縁取りされた寝具が使われている。
「待ちくたびれたわよ〜うう〜んヒュンケルぅ」
頬を赤らめたエイミが、ガルダンディーの肩に担がれているヒュンケルにたまらず抱きついて柔らかな
胸を自らムニュムニュと押し付けている。
「まあまあ、そう焦るなって。コイツに暴れられると面倒だからな。とにかく手足は固定しとこうぜ」
ガルダンディーはヒュンケルをベッドに降ろし、用意した拘束具でヒュンケルの身体をそこに固定した。
「乱暴にしないでよッ!バカッ!…ああ〜んヒュンケルぅ〜」
エイミはもうヒュンケルに跨がっている。
「しょうがねぇ女だなー。まっ、オレ達も始めようぜ」
三人の男が次々にベッドに乗った。
男達はベットで寝ているマァムに群がった。
「うへへへ」
嫌らしい笑みを浮かべながら、ヒュンケルが羽織らせたシャツを脱がせる。
ぷるるん…と零れる大きな膨らみに釘つけになった。
「へへへ……吸ってやる」
ボラ男が涎を垂らしながらマァムの胸に吸い付こうとした。しかし
「なんでてめーからなんだよ」
ガルダンディが遮った。すると
「あ?俺が一番に決まってんだろーがよ。」
一番が大好きなフレイザード。三人は準備室を飛び出し取っ組み合いを始めてしまった。
「全く…しょうのない男達ね、さーて、ヒュンケル〜〜」
エイミはヒュンケルの唇を奪った。
「う〜ん、え?何?」
喧嘩の音でマァムは目が覚めてしまった。腕はベット縛られていて動けない。見知らぬ部屋で見知らぬベット。
私は一体――ちらっと横を見ると
「ちょ、エイミさん、何やってるの!?」
「あら気付いたの?」
すぐ隣でエイミが気絶したヒュンケルの上に馬乗りになり、彼のズボンのベルトをはずしにかかっている。
ジッパーを降ろし、イチモツを取り出す。
「ん…」
真っ赤になり慌てて目を反らすマァム。それを尻目にエイミはイチモツを加えた。
レオナがマァムの汚される様を見届けようとワクワクしながら部屋に入ってきた。
「あら、何やってんのよ!さっさと犯っちゃいなさい!」
ダイとのお楽しみを中断してまで見に来たレオナがイライラしている。
フェンブレンがそそくさとマァムの水着を破り取るとマァムの尻を抱え込んだ。
「何しやがるっ!」
ボラ男が気づいて怒鳴る。
「てめえっ!こらっ!」
ガルダンディ、フレイザードもフェンブレンにつかみかかった。
「おいおい、アバンに言われた事を忘れたか?処女はヤツのモンだって…」
ギクっ!!
興奮していたフレイザード達はその言葉に冷静さを取り戻した。
レオナがフェンブレンに支持する。
「だったら先にお尻の穴やっちゃいなさいよ、前だけ残しとけば彼も文句はないでしょ」
フェンブレンは以前から狙っていたマァムの肛門にペニスを押し当てる。
「んっっ!!?」
驚いたマァムは抵抗しようと尻を左右に振るがフェンブレンに腰をがっしりとつかまれているため動かない。
「げっへっへ、あの時の恨みだ!思い知れっ!」
狂喜の目つきでフェンブレンがマァムの肛門に剛直を突っ込んだ。
「ん!がぁーっ!!!」
口に水着を突っ込まれているマァムは悲痛な叫びをあげた。
「んー、良い声ね」
レオナがすがすがしい顔で言う。
「ぎゃっはっはー、ついにこいつのケツにぶち込んでやった!アナル処女はオレのもんだー!!!」
ズボーッ!ズボーッ!ズボーッ!
激しいアナルファックにマァムの肛門がきしむ。
「ひぎーぃーっ!!!」
白目を剥いて絶叫するマァム。
レオナはますます気分を良くしフレイザード達に指示した。
「何をやってるの?早く撮影するのよ!」
慌ててデジカメ・ビデオカメラで取り始める不良たち。
「でかいケツしやがって生意気なんだよっ!このアマっ!!!」
フェンブレンはマァムを罵り激しくバックから突き上げる。
今にも肛門が裂けてしまいそうな激しい行為にマァムは涙を流してされるがままだった。
突然フレイザードとガルダンディがレオナの腕をつかんだ。
「おいっ!まさか俺達にあいつのケツ穴だけで満足しろってんじゃねえだろな!?」
「おれらはあんな汚ねえ穴に興味ねえんだよっ!どうしてくれんだっ!ああっ!?」
不良たちの急な態度の変わりようにレオナも身の危険を感じた。
「ど…どおって、どうしたいわけ?」
少し顔をひきつらせながらも気丈に言い返す。
フレイザードがギンギンのペニスを見せながら凄む。
「こいつを女のマンコにブチ込みたいって言ってんだよ!」
ガルダンディがさらに追い討ちをかける。
「なんならあんたが相手してくれてもいいんだぜ…」
レオナはボラ男に助けを求める。
「あ、あんた、何よこいつら!失礼よっ!!!」
レオナの言葉にボラ男は知らん顔。
「くっ…」
気の強いレオナもさすがに自分の危うい立場を認めた。
「わ…わかったわ…」
そう言って2人を突き放すとヒュンケルにまたがっていたエイミを呼ぶ。
「エイミ、あなた彼らのお相手をしてさしあげて!」
いきなりの言葉にびっくりするエイミ。
「なっ!?レオナ様!?」
すぐさまフレイザードとガルダンディがエイミをヒュンケルの上から引き摺り下ろした。
「聞いただろ会長様のお言葉をよ!早く相手しろよ!」
2人はエイミの服をはぎにかかった。
「いっ!イヤーっ!やめてぇー!助けてくださいっ!レオナ様ーっ!」
「嫌よッ!初めての相手はヒュンケルだって決めてるんだからッ!」
「アン?オメエが処女のわけねェだろォが!毎日フェンブレンとやってんの知ってんだかんな!」
放課後に毎日この部屋から二人の激しい喘ぎ声が聞こえるのは有名な話だった。
「本当よッ!フェンブレンとはオーラルとアナルでしかやってないわッ!それだってヒュンケルを
喜ばせる為の自己鍛練でしかなかったんだから!!」
エイミの言葉に嘘はなかった。ヒュンケル専用の極上の肉体造りの為に、フェンブレンに協力して
もらっていたのだ。
「フレイザード、それは本当だ。ワシがエイミを鍛えてやったんだよ。ワシは穴にはこだわらないからな〜
ワッハッハ!」
そう言いながらマァムをアナルファックするフェンブレン。オリハルコンの男根の挿入はただ酷い痛みが
あるだけで何の快楽も与えてはくれない。マァムはとめどない涙を流して苦しみに耐えるしかなかった。
「へぇ〜そりゃいいじゃねえか…ヘヘッ…処女で極上テクの持ち主なんて最ッ高じゃねぇか〜!」
ガルダンディーはエイミを組み敷き、自分のモノを濡れ光る秘所地に宛った。
「イヤーッ!」
「うるァァーー!!」
ガツーン!!!
「え?」
ガツガツガツーン!!
「なんでだ…入ってかねえ…」
ガルダンディーがいくら挿入しようとしても1oたりとも入っていかない。不信に思いエイミの顔を見ると
物凄い力の入った真っ赤な顔になっていた。
「…エイミは世界一の名器を造る為に下半身のあらゆる筋肉をとにかく鍛え上げている。締め付けが半端
でない筈だぞ。今もきっと最大限に締めているからお前のモノが入る余地などないのだろう…フンッ!」
「ングーーッ!」
フェンブレンはそう説明しながらまたマァムを突き上げた。
「なっ!なんだとォ〜?!」
「どけよ。オレの岩チンポなら筋肉の締め付けごとき…」
フレイザードがガルダンディーを押しのけてエイミに覆いかぶさる。
「そらよッ!」
ガツーン!!
「うっ、嘘だろォ〜?!」
「…エイミは並の人間ではない。諦めて他の穴にしておけ…フンッ!」
「ムグーーッ!」
「クソォ!オレ様は諦めんぞーッ!」
フレイザードは渾身の力を振り絞って強烈な一突を決めた。
ガッ!!!……ニュルル〜ン…
「は、入った!入ったぜーー!ギャハー!」
「ウソォ!てか痛ぁーーっ!あんぎゃーーっ!!」
「やっぱりオレ様は最強だぜー!!」
あっさり奪われたエイミの処女。しかしそれも岩ペニスがあったからこそだった。
「イヤァァ!認めないッ!ヒュンケル以外認めないッ!ギャアッ痛ッ痛あッ!」
狂ったようにエイミが泣き叫んでいる。
「なに言ってんだヘッ…オメエん中スゲェいいぜ!吸い付いてくるぜェッ!」
鍛え抜いた筋肉のおかげで、エイミの内壁は飢えたケモノさながらに男根に食らいついて離さない。
何人もの女を犯してきた悪童フレイザードも、ここまでの女性器に出会ったのは初めてだった。
「ハアッ…オレが犯してんのに…逆に犯されてるみてェだ!オレのチンポが苦しがってるぜ!」
生身の人間がエイミと性交した場合、あまりの締め付けに痛みを感じるだけで快楽を得ることは出来ない
かもしれない。
しかしフレイザードは違う。硬い岩のペニスは強烈な締め付けがあってこそ更に生き生きと猛々しくなる。
「うあああ…いっちまう…このオレ様がいっちまうよオォ…」
フレイザードの腰の動きが激しくなった。
「やめてッ!出さないでーッ!」
その時、フレイザードのペニスの内部で炎と氷の力が最大放出され、二つの力が合成された。
…フレイザードのペニスが、消滅した瞬間だった…
今までエサで釣っていただけにすぎないが一度たりとも自分に逆らった事などなかったボラ男達・・・
レオナは彼らがマァムとエイミを貪る様を愕然と傍らで眺めているだけだった。
(もしや…アバン…?)
思い当たるのはアバンとの関係しかない、こいつらのマァムの処女だけは奪わないというアバンに対する態度・・・
日ごろの無法者の彼らからは考えられない態度である。
アバンと何らかの関係を持っているとしか考えられない。
だとすると…何か手をうたないと自分の立場も危うい。
レオナは次第に考えをめぐらせていた。
「大変だ!早く助けに行かないとやつらマァムに何するかわからないぞ!」
顔色を変えたポップが叫ぶ。
でろりんは床にへたりこんだままあたふたしているだけ。
「そ…そんな事言ったってよ…」
ポップが立ち上がり一気に保健室を駆け出した。
「やつらきっと生徒会室だ!」
バターン!
生徒会室に飛び込んだポップ。
「なっ!!!」
そこで複数の不良達に犯されているメルルとソアラの姿に驚き入り口で立ち止まった。
「いやーっ!!!」
ポップに気づいたメルルが悲痛な叫び声をあげた。
「いやあああーっ!見ないでぇ!お願い見ないでーーーー!!!!」
一番見られたくない相手、憧れの相手であったポップに見られた。
メルルは絶望に泣き崩れた。
「お前達!何してる!!」
ポップが勇気を振り絞り不良達を怒鳴りつける。
あたりを見回すとどこにもボラ男達が見当たらない、下っ端ばかりである。
しかもヒュンケルもマァムもいない。
「うるせーな!今いいとこなんだよ出て行け!」
メルルの肉体を貫いて堪能しているヤツがウザそうにポップに命じた。
ポップは激しい怒りに身を震わせている。
「二人を離せよ…でないとオレ、気が変になっちまいそうだ…」
強く拳を握り、目を閉じたまま天を仰いだ。
「うへへへ…こんな上玉、誰が手放すかよ!」
下っ端がメルルの頬をこれ見よがしにベロリと一舐めした。メルルは顔を歪ませ怯えている。
「てめぇ…」
「ポップさん…いいんです…行って下さい、お願い…」
メルルはポップが殴り合いの喧嘩に弱いことを知っていた。不良達にポップを傷つけられるくらいならば
自分が傷ついた方がいい。それ程までにメルルの愛は深かったのだ。
「そんな男ほっといて、もっといいことしようぜ〜メルルちゅわぁん」
「あっ!やめ…っ」
下っ端が力強い腰つきでメルルを突き上げた。羞恥と苦痛に耐えられず細腕で男の体を押し返そうとするが
メルルは何故かその抵抗をやめていた。
(ダメ…私が苦しい顔をしたらポップさんが巻き込まれてしまう…いいの…私はどうなってもいいの…)
隣で犯され続けたソアラは、精魂尽き果てて気を失っていた。しかしメルルにとってそれは好都合だった。
(ソアラさん、ごめんなさい…そのまま気を失っていて。私、ポップさんを助けたいの…)
「オ、オレのチンポが、オレのチンポが…なくなったァァ?!」
突然の事態に驚愕するフレイザード。
エイミを突き上げていた筈の自身のモノが、知らぬ間に消失していたのだ。
ガルダンディーやボラ男達の顔もサーッと青くなる。
「ど、どうしたってんだ…フレイザード…」
そんな中、レオナが顔を背けて笑いを堪えていた。
(プッ!フレイザードったらバカね〜!感じすぎちゃって自分のアレを自分でメドローアしちゃったのね。
しかも本物のバカだから、それに気がついてないし〜。あーおかし!)
そのことに気付いているのは賢いレオナとエイミだけだった。
なんだなんだと訳がわからず慌てだす男衆。フレイザードは意気消沈して座り込んでしまっている。
ガルダンディーが急に裏返った声でエイミに問い質した。
「お、お前の下の口が、フレイザードのチンポを食っちまったってのかっ?!」
(ブッ!バカだわ〜!期待通りのおバカさんね!)
レオナの腹はよじれる寸前だ。
するとエイミが仰向けのまま首だけをニュウッと上にあげて、満面の笑みでニィーッと白い歯を見せた。
「そうよ。私、上の口も下の口もチンポ大好物なの。もっとちょうだいもっとちょうだい」
抑揚のない棒読み口調で語ると、白い歯を突然噛み合わせて「ガチガチガチガチッ」と激しく打ち鳴らした。
ガルダンディーの背筋が総毛立った。額から汗がツーッとこめかみを伝う。
(化け物なのかっ?!この女…!)
エイミが今度はパカッと大口を開けて、誘うような優しい声で囁いた。
「小鳥ちゃん、ほらいらっしゃいいらっしゃい…」
(く、食われる…!)
ガルダンディーは震える手でフレイザードの腕を引っ張り、今にも消えそうな掠れた声を絞り出した。
「オレたち、今日は帰ります…もう遅いし…。皆さんさようなら。お疲れさまっしたッ!」
ボラ男達が止める間もなく、二人はあっという間に準備室から消えていった。
二匹の害虫が思いがけず消えてくれたことに少しだけ安堵するレオナ。
(でもまだ安心できないわね。男どもの動向、これからも見張っていないと…)
まったく、来年の予算がどうだがで呼び出されてもねえ」
ぶつくさと言いながら、廊下を歩く職員会議後のアバン。
「マァム〜良い子にしてましたか?あら?」
愛しいマァムの名を呼びながら、保健室のドアを開けるアバン。が、そこにはお目当ての彼女がいず、
先ほどいた男子生徒の一人が腰を抜かしながら脅えているだけだった。
「これはでろりん君、マァムはどうしたんです?ついでにヒュンケル君とポップ君も」
笑顔だが、どうみても怒っていることが感の良いでろりんには分かった。
「わ、わかんねーけど、フレイ達がマァムとヒュンケルを連れてった…」
でろりんがアバンに脅えながら最後に見た光景を伝えた。
「フレイザード……なら生徒会室かもしれませんね…」
アバンは猛ダッシュで生徒会室に向かった。
「ところでレオナ様、この娘どうします?」
ズボンを上げるフェンブレンの横でぐったりして気絶しているマァムのことをエイミは聞いた。
「どうって言ってもねえ、ボラ男もフェンブレンも手を出せないんじゃ……そうだ、下着やスク水、売っちゃおうか!
あの男、バイトしてでも買うわよ」
にやけるレオナ。ちょうどその時、
「わー!!ダイ、お前までどうしたんだよおぉぉ!」
メルル達のいる生徒会室の奥で裸で繋がれた親友を見つけた「あの男」の声だった。
「しまった、まずい奴に見付かったわ」
口にくつわを嵌められ下半身を露出したままのダイが、両手を吊り上げられた状態で気を失っている。
親友の痛々しく傷つけられた姿を目の当たりにして、ポップはわなわなと体を震わせた。
「一体…何が起きてるんだ…お前ら!どういうことなんだこれはよお!」
ダイの手首に固く食い込む縄を解きながら不良達を怒鳴りつけるポップ。その目には涙が浮かんでいた。
「うるせえ!今いいとこなんだよっ」
ドカッ!
不良の一人がポップのみぞおちを足蹴にした。
「ぐふっ!」
「ポップさん!っあっ!」
ポップを助けようと手を伸ばしたメルルだったが、後ろから髪の毛を掴まれ強引に引き戻されてしまう。
「いい子にしてないと、あの男も痛い目見ることになるんだぜ…」
背後からそう囁かれ、メルルはグッと口をつぐむ。薄笑いを浮かべた下っ端が後ろから手をまわして
メルルの初々しい乳房を鷲掴みにした。
「あっ!ああんっ!あんっ!」
小振りだが綺麗な形をした乳房が、男の汚れた掌の中で弄ばれている。
なまめかしい声に反応した下っ端が、もう片方の手をメルルの下腹部の茂みへと伸ばす。
「あっ…!ああっ…」
「!やめろォ!頼むやめてくれェェ!!!」
「む?今ポップの声が聞こえたような…」
職員室を出たところでバランは立ち止まった。
(何か叫び声のようにも聞こえたが…)
「どうしたんじゃバラン」
次いで部屋を出たザボエラが、ドアの前から動こうとしないバランが気になり声を掛けた。
「いや、今息子の友人の、ポップの声が聞こえた気がしてな。叫び声の様にも聞こえたので」
(やばい!この男に勘づかれたら命が危ない!)
「ん?ワシにはなんも聞こえんかったがな〜?気のせいじゃろ」
ザボエラの鼻水がツルッと垂れた。
「気になるので校内を巡回してみるとしよう」
(うひぇ話全然聞いてない!大変じゃ!)
その頃レオナ達は…
「みんな早く行くわよ!口封じしないと!」
慌ててフェンブレン達に促すレオナ。エイミは耳を貸さずにヒュンケルに跨がって男根をいじっている。
「ヒュンケル…ああヒュンケル…おっきおっきよヒュンケル…」
「エイミっ!あなたも来るのよっ!」
ボラ男がエイミの首根っこを掴み、ヒュンケルから剥がして引きずっていった。
「ヒュンゲルーー!!」
「後でいくらでもヤラセてあげるから」
部屋の中には気を失ったマァムとヒュンケルだけが取り残された。