「黒い幽霊団」の商売は、世界中の国々に武器を売りさばく「死の商人」とされている。  
 しかし彼らは、もうひとつセックス産業もビジネスの柱としていた。  
 暴力とセックス。人間がいるかぎり、確実に儲かる商売だ。  
 実は、世界中のセックス産業の5割以上が、「黒い幽霊団」の傘下にある。  
 日本にも拠点はいくつもあった。彼らの毒牙にかかって、風俗に沈められた女性の数はかぞえ切れない。  
 レイプと誘拐を専門とする、特殊サイボーグの手にかかると、どんな女性でも逃れることはできなかった。  
 
 東京のある風俗街。「黒い幽霊団」系の高級ソープランドに、美しいフランス女が配属された。  
 もちろん、フランソワーズ・アルヌールだ。  
 限られた客を相手にしている店なので宣伝はしないが、サイボーグ003がソープ嬢になったという噂は、ネット上にあっという間に駆けめぐった。  
 フランソワーズに、ぬいてもらえる。全国の男たちが、その噂に飛びついた。  
 そして今、ひとりの少年が、ソープの扉をくぐった。  
 童貞を捧げるなら、003しかいない。初めて彼女に出会った時から、その小太りの少年は思っていた。  
 逃亡生活をしているので、本来なら人目を避けなければならないのだが、フランソワーズに会いたさに、数十万の金を集めて上京してきた。  
 写真を見てフランソワーズを指名したとき、少年の指はふるえていた。  
 
 どうしてこうなってしまったのだろう・・・。  
 照明を落とした廊下を歩きながら、フランソワーズは不思議に思った。  
 サイボーグ戦士として戦っていた日々は、つい三日前。なのに、もう幻の世界のように遠く感じる。  
 丸二日、ソープ嬢としての特訓を受け、今日から店にでる。基本能力の高い彼女は、風俗嬢としてのテクニックもすぐに身をつけた。  
「おまえは、もともと愛玩用なんだよ」  
 監督役の和泉ジュンに、何度も言われた。あるいは、その通りなのかもしれない。  
 制服として渡されたのは、サイボーグの戦闘服だった。  
 ただし、ボトムのパンツはない。トップだけを着ると、ミニのワンピースのようになった。  
 最初はびっくりしたけど、考えてみれば、この服だって、もともと「黒い幽霊団」がデザインしたものなのだ。ストックがあるのもあたりまえだ。  
「コスプレ好きの客が多いからね」  
 ジュンは説明したけど、これってコスプレと言っていいのだろうか?  
 ホテルのロビーを思わせる待合室に入り、指示されていた客の前にひざまついた。両手をついて挨拶する。  
「フランソワーズでございます。本日はご指名ありがとうございます。どうぞよろしくお願いします」  
「ムーム」  
 男は、うめくような声しかあげなかった。それ以上、言葉がかからない。  
 フランソワーズは、首をかしげて、ちらっと男の顔を見上げた。  
「まあっ・・・」思わず笑い出しそうになった。「あなただったのね」  
 0013の懐かしい顔が、目の前にあった。  
 
 0013の手をとり、エレベーターで階上にのぼり、個室まで案内する。  
 いやらしい客だと、部屋に入る前にちょっかいをだすと言われていたが、少年はふるえていた。  
 母の手を握る幼児のように、フランソワーズの手を握りしめていた。  
 彼が年をとらないのは、やはり改造人間だからだろうか。そう思うと悲しくなり、肉厚の手のひらを強く握りかえした。  
 高級ソープにふさわしく、個室の広さや調度品は、ホテル並に快適にできていた。  
 0013を部屋の真ん中の籐椅子に座らせ、改めてその前で正座して挨拶する。  
 ズボンのベルトに手を伸ばすと、少年はびくっと体をこわばらせた。  
「心配しなくてもいいわ・・・。あなたは王様のように、そっくりかえっていればいいの・・・。あたしに全部まかせて」  
 やさしい笑みを浮かべながら、男のズボンとパンツを取り去った。  
 シンボルは半立ちの状態で、皮も剥けきっていない。  
 フランソワーズは、根元を握ると、先端に唇をつけた。「即尺」は、店から命じられた義務だった。  
 上下の唇で皮を剥くようにして、ペニスを口に含んでいく。「ふむん」と、鼻奥から息がもれる。  
「・・・ううう」  
 0013は感動の声をあげながら、股の間で動くフランソワーズの顔を見下ろした。彼女は、ペニスを含む口元が見えるように髪を耳の上にかきあげてくれた。  
 上品な唇をめくりあげ、男性に奉仕している。信じられないが、現実だった。無理して、店に来てよかったと心底感じる。  
 シンボルは、たちまち硬く成長していく。  
 フランソワーズは、エラの裏に舌を這わせ、恥垢をなめとった。童貞で皮かぶりだから、こういうところの汚れに気づかないらしい。  
 だが、ペニスそのものは、いかにも若々しい力をみなぎらせていた。  
 
「すばらしいわ」  
 片手で根元の袋をもみほぐしながら、上顎の裏側に亀頭をすりつけるようにして、硬直をほおばる。舌を、幹にからませた。  
「・・・ううあっ」  
 フランソワーズの舌技は、0013には強烈すぎた。たちまち腰に熱いモノがこみあげてきた。  
 どうしたらいいかわからず、両手でフランソワーズの頭を抱えこむ。  
「う・・・んぐっ」  
 のどの奥まで亀頭を押しこまれて、フランソワーズはうめいた。一度口を放そうかと、0013の太ももを押す。  
 しかし、彼女のやわらかい手の感触は、少年をますます高ぶらせるだけだった。  
「うえへっ!」  
 0013は奇声を発しながら、口中に向かって、熱い樹液を発射した。  
「ンン・・・!」  
 のどに粘液が絡んで、フランソワーズは咳き込みそうになる。しかし、精液を吐き出すことは店の方針が許さない。  
 液をこぼさないように、唇をねっとりと這わせながら、ペニスをぬきとった。  
 ごくっと、喉をならし、顔をちょっとしかめながら、クリーム状の液体を呑みこむ。  
 どれだけため込んだのか、ひどく濃厚で、二度、三度とわけて呑みこまなければならなかった。  
 口の端にこぼれたものは、指でふき取り、舐めとった。  
 0013は、放心したように、椅子に座っている。  
 が、ペニスは、硬直したまま上を向いていた。  
「すごい・・・」  
 フランソワーズは、シンボルと指でしごくと、精気をみなぎらせている亀頭にキスをした。  
 先端から、幹のなかに残っていた液が、ちろりとこぼれる。それも舌で舐めとった。  
 
フランソワーズはお湯の準備をする。裸になって椅子に座っている0013は、その様子をぼうっと見ている。  
 戦闘服はトップスしか着てないので、すらりとした足がほとんど太ももの付け根まで見えた。  
 湯加減を見るためにかがみこんだときに、尻の丸みが顔をだした。Tバックのパンティが深い谷間に食い込んでいるので、まるで下着もつけてないようだ。  
「そろそろ、お湯の準備が・・・あっ」  
 いつの間にか忍び寄った0013が、彼女の腰に抱きついた。  
 瑞々しく張り切った尻に頬ずりをする。無我夢中で滑らかな肌に唇をつけ、舌を這わせた。  
「むう・・・むう・・・」  
 口のきけない少年は、早くもわけがわからなくなった。  
 ふたつの半球は、どんなに揉みまわしても、気高くプリンと上を向いている。舐めれば舐めるほど、悩殺美にあふれかえった。  
「っは・・・、っん」  
 フランソワーズは、かすかに息をのむ。腰を突きだし、0013の気のすむまで、尻をいじらせた。上半身をねじり、ぼさぼさの髪を撫でた。  
 一心不乱で尻に顔をうずめる純真さが、彼女に切ないような気持ちを起こさせた。不器用なだけに、可愛かった。  
 尻をわずかに振って、尻たぶを少年の頬にあてた。  
「うっへへ・・・」  
 0013は、たまらずにぶにゅっと尻に顔をうずめる。豊かな弾力に鼻と口をふさがれたまま、窒息してもいいと思った。  
 すぐにも二度目の昇天をしそうだった。  
 
「大丈夫?」  
 フランソワーズは、呆けたような笑いを浮かべている少年の手をとって立たせた。  
「服を脱がしてくれる?」  
 黄色いマフラーを自分で抜き取ってから、再びくるりと後ろ向きになる。ファスナーの位置が見つけやすいように後ろ髪をかき上げた。  
「むああ・・・、ううう・・・」  
 0013は、手をふるわせながら戦闘服のファスナーを下ろした。肩から背中にかけての流れるような線が、目にまぶしかった。  
 途中までファスナーが下ろされると、あとはフランソワーズ自身で袖から腕を抜いた。はらりと落ちた服が、腰のくびれにとどまった。  
 ブラジャーはつけてないので、なめらかな背中を隠すものがない。無駄なく締まっているのに、なおかつ、まろやかな柔肌だった。  
 少年は、肩胛骨のあたりを両手でおずおずと撫で回した。経験不足なので、いきなり胸をさわっていいものかわからない。  
「好きに触ってもいいのよ・・・」  
 フランソワーズは、男の両手首をとって、わきの下から胸もとにまわす。丸っこい手のひらを、乳房に重ねた。  
「・・・うえっへ」  
 0013は、よだれが出そうになった。  
 乳房の柔らかは、感動的だった。思わず、力強くふたつの丘を握りしめる。  
「あ・・・、っつ」フランソワーズが、顔をしかめる。「お願い・・・。もう少し優しくして」  
「・・・ムムウ」  
 手の力を弱め、慎重に揉みまわした。指の間からふくらみがこぼれる感じがたまらない。  
 彼女を喜ばせたい一心で、丁寧にバストを揉む少年の額に汗がにじむ。  
「いい感じよ・・・、そう、下からこね上げる感じで・・・、乳首をころがすように・・・、アンッ。・・・上手よ」  
 フランソワーズが気持ちよさげに声をあげたので、0013も落ち着いてきた。  
 乳房を撫で回しながらも、首筋に口づけする。  
 ペニスを尻たぶに押しあて、腰を前後に振った。  
 少年のリズムに呼応するように、フランソワーズも尻を左右にくねらせる。なめらかな尻たぶが、ぷるん、ぷるん、と亀頭をこすりあげた。  
 あたたかい湯気のなか、ふたりの体がスプーンを重ねるように密着した。  
 
「ムンムー・・・」  
 0013がうなるような声をたてた。腰のベルトを外し、赤い戦闘服を下に落とした。  
 左手で乳房を揉みながら、右手で股間をまさぐった。あたたかくて柔らかい感触が、くにゅっと手のひらに伝わる。  
「オ・・・んっっ」  
 フランソワーズが、せつない声をもらし、腰をかがめた。  
 手の動きは、もちろん技巧のかけらもない。ただでたらめにパンティのフロントを上下左右にこすりまくっていた。  
 クレバスを探る気配もないし、下着のなかに手を入れようともしない。  
 けれど、いかにも一途な動きが、心に響いた。ソープに沈められた肉体に、清新な喜びをよみがえらせた。  
「ほひ・・・ほひ・・・」  
 0013の荒い鼻息が、彼女のほつれ毛を揺らした。薄い布一枚のすぐ向こう側に、003のお××こがあると思うだけで、鼻血が出てしまいそうだ。  
 不器用ながらも、股間の奥深くにいくほど、ぷにゅぷにゅした感触が増すことがわかってくる。  
 思いきって両脚の間に、中指と薬指を押し入れた。  
「ふっ・・・、っうん」  
 フランソワーズは、思わず尻をふるわせた。偶然にも指は、潤いはじめた肉芽の上を直撃した。  
 少年の手を下着のなかへ迎え入れたい衝動に襲われる。  
 しかし、このまま身をまかせるわけにはいかない。ソープ嬢としての特訓を受けた頭脳が、情欲に流されることを拒否する。  
 フランソワーズは、スキを見て体をくるりと回して、0013と向かい合った。  
 豊かな乳房が目の前で、ぷるるん、と揺れるのを見て、少年はたじろぐ。  
 彼の下ぶくれの頬を、彼女の両手が優しく挟んだ。  
「時間はたっぷりあるから・・・。まず、あなたの体を洗わせて」  
 顔をわずかにかしげ、0013をなだめすかすようにキスをする。  
 最初は、チュッと音をたてて、少年の唇をついばむ程度だった。しかし、彼の陶然とした表情を見て、つい悪戯したくなった。  
 男の突きだした口を、唇で覆うように、濃厚なキスをした。舌の先で、唇を割りながら、下腹部をそらしてペニスに押しつけた。  
 0013は、またもや卒倒しそうになる。  
 ねっとりとした動きで唾液を送り込む舌。胸の間でひしゃぐ乳房。おチンチンに押しつけられた彼女の股間の熱さ。  
 そのすべてがあまりにも悩ましかった。抱きしめることも忘れ、舌と乳房と恥丘の感触に、酔いしれた。  
 
「さ・・・、そこに座って」  
 フランソワーズは、凹型をした、いわゆるスケベ椅子に0013を座らす。  
 自身も裸になろうとパンティに手をかけると、彼が「だあ、だあ」と言いながら、慌てて足元に這いよってきた。  
「どうしたの?」  
 パンティをずらした瞬間、0013の声が大きくなった。  
「だあ、だあ!」  
 両手を顔の前にだし、小さなガッツポーズのような格好をする。フランソワーズは、その意味を悟り、目を見開いた。  
「あたしの下着を脱がせたいの?」  
「あひゃ」  
 正解だというしるしに、手を叩いて喜ぶ。  
「そう・・・」自分でも意外なことに、フランソワーズは頬を赤らめた。「それじゃ、お願いするわね」  
 恥ずかしさをごまかすように、腰に手をやって、顔をそらした。  
 0013は、フランソワーズの足元に正座した。目の前には、優美な曲線を描いて下腹部を包んでいる、真っ白なパンティがあった。  
 全体は三角形というよりも、V字形に近いシェイプで、腰骨に近いところはほとんど紐状になっていた。太ももの付け根では、薄布がUの字を描き、重たげに膨らんでいる。  
「でへへ・・・」  
 0013は、舌をバカのように垂らしながら、パンティの両サイドを握りしめた。お尻の側をくりんとずらしてから、フロント部を下げていく。  
 恥丘に貼りついた薄布を、剥がすように、ゆっくりとおろす。  
 ヘアーが見えてくると、自然によだれがこぼれ出た。  
 はあ、はあ、と荒い呼吸をしながら、亜麻色の陰毛に見とれた。太ももまで下着をずらしたところで、両手の動きがとまった。  
 パンティから解放されたヘアーは、ふわりと浮き上がっていた。恥丘を縦長に覆う柔毛は、髪の毛と同じようにカールしていて、相争うように股間に消えていく。  
 繁みごしに、ぴったりと閉じ合わされたクレバスが見えた。  
 フランソワーズは、舌で唇をなめてから、聞く。  
「女の人のここを見るの初めて・・・?」  
「あう、あう」  
 0013は、二度、三度と首を縦にふった。  
 
 フランソワーズは両脚をゆるめると、右手を股間に伸ばした。みずから媚肉の裂け目を開く。  
「もっとじっくり見てもいいのよ」  
 知らぬ間に体が動いていた。  
 相手を徹底的に喜ばす。そのサービス精神を骨の髄まで染みこませられたため、自分でも思いもよらぬ行動をとってしまう。  
 股間を0013の顔の前にせりだし、つややかに光る陰部を見せつけた。  
「・・・ほいい」  
 少年は卒倒しそうになった。  
 二本の指によってくつろげられた乳白色の割れ目から、鮮やかな色の襞が二枚顔をのぞかせている。その縁はきりりと鋭角的で、凛々しかった。  
 二枚の紅襞のがひとつにまとわる部分や、膣口と思われるあたりは、形がよくわからずに、もどかしい。  
 その複雑な形態に、妖艶な魅力がつまっている気がした。  
 0013は思わず、分厚い唇をクレヴァスの上端に、クニュンとつけた。口から鼻から、濃厚な女の香りが侵入してくる。  
 興奮のため、こめかみが、ずきんずきんと、痛いほどに脈打つ。  
 本能のおもむくままに、チュチュ、と、襞の隅を少しだけ吸い上げた。  
「んン・・・」  
 フランソワーズは、息をつめた。  
 不器用な口の動きが、新鮮な喜びをもたらす。  
 クリトリスにまとわりつく肉襞が吸われるたびに、性奴と化した自分の中の、清純な部分が呼び起こされていくようだった。  
「・・・っはン」  
 柔らかな太ももで、0013の頬を軽く締め上げた。  
 なめらかな白肌が少年の顔に、みっしりと吸いついた。  
 
 シミはむろん、くすみさえない媚肉に、うっすらと愛液が滲みでる。  
 淡い色の陰毛に鼻をくすぐられながら、ピンク色の襞を舐めている0013は、頭が変になりそうなほどに興奮した。  
 美しいアーチを描く股間の腱を両手で押さえて、瑞々しい狭間をなぞりあげた。  
「・・・ムムム」  
 舌先をつつむ媚肉の柔らかな感触に、うなり声をあげずにいられなかった。  
 股間では、淫棒が痛いほどにそそり立っている。先走りの液が、とめどなく流れ出た。  
 もうこのまま、二度目の暴発をしてもいい。少年の頭のなかは、真っ白になりかけた。  
 その機微をさっしたフランソワーズが、すっと腰を引く。  
「あうう・・・」  
 0013は、玩具をとられた子供のような情けない表情をする。  
「泣きそうな顔をしないで。・・・もっと楽しいことをしてあげるから」  
 0013を再び凹型の椅子に座らせると、フランソワーズは天然の海綿にボディーソープを染みこませて、軽く背中を洗う。  
 ぷよぷよとした尻に達したとき、海綿をタイルの上に捨て、素手で谷間を撫で下ろした。椅子の凹みに手を入れ、少年の股間を下からまさぐる。  
 泡まみれの指先で肛門をほぐし清め、股間に埋もれている陰茎の根元をさする。  
 さらに体を沈めると、手先を伸ばして、陰嚢とペニスを裏側から手のひらで包んだ。  
「・・・うひゃあ」  
 あまりの快感に0013は奇声を発する。  
 フランソワーズの指使いは絶妙だった。陰嚢とペニスにじわじわと揉みながら、昇天しそうなタイミングになると力を弱める。  
 射精直前の何とも言えぬ快感が、全身にしみこんだ。女を知らぬ少年には、ほとんど地獄のような快楽だった。  
 
 フランソワーズは、もう一度ボディソープを手のひらにすくうと、左右のはちきれんばかりの乳房に塗りたくった。  
 さらに股間の叢にも液体をすりこませ、全身を泡まみれにした。  
「もう一度、背中を洗いますね」  
 そう断ってから、0013の小太りの体を後ろからから抱きしめると、ぷりんと張った両の乳房で背中をすりあげた。  
 腰を軸に上半身を回転させるように動かし、乳房全体で背中を撫で回す。  
「・・・ヒヒ、・・・ウアウ」  
 0013は口からよだれでも垂らしそうな、陶然とした表情を浮かべる。  
 豊満なオッパイの弾力もさることながら、ツンと立った乳首の感触がたまらなかった。  
 石鹸で滑らかさが増しているため、背中にあたる乳首は、クニン、クニンと、しょっちゅう向きを変えた。  
「・・・っんン、・・・っふうん」  
 フランソワーズの息も、少しずつ荒くなった。バストを0013の体にこすりつけるたびに、快美な感覚が全身に走った。  
 男を楽しませるためのプレイなのに、少年の体を道具にしてオナニーにふけっているような錯覚に一瞬おちいる。  
 できるだけ体を密着させたまま、0013の前に回りこみ、股間の前にひざまつく。  
「うへえ」  
 0013は、フランソワーズの肢体に改めて目を見はらせた。  
 両乳はプルッとした突きだし、真っ白い泡の間から、そそり立つピンク色の乳首が顔をのぞかせている。  
 くびれきった腰から、思いっきりせり出した尻にかけての曲線は、大人の女の官能美に満ちていた。  
 股間の茂みは泡に濡れそぼり、陰毛の先からポタポタと滴が落ちている。  
 潤んだ青い瞳の眼差しが、悩ましい。  
「・・・アウウアウ」  
 言葉をうまく発せない0013だが、輝かしいほどの裸体を目の当たりにして、思わず「愛してる」と口走っていた。  
 
 その思いはフランソワーズにも届いた。  
 彼女は、少年の腋の下から背中に手を回して、今度は前から抱きついた。思いっきり慈しんであげようと思った。  
 ぽちゃぽちゃした胸を、乳房で撫で上げる。股間のふくらみで、男の怒張をさすった。  
「むむむ」  
 バランスをとるために、フランソワーズの背中に手を回した0013は、肉の柔らかさに衝撃を覚える。  
 同時に本能に目覚めた。両手でなだらかな背中を撫でおろし、フランソワーズの尻肉をつかむと、思いっきりこねくり回した。  
「・・・ぁアン!」  
 フランソワーズは、小鼻をふくらませると、ひときわ強く乳房を押しつけた。  
 目の前の0013の口に、自らの唇を寄せる。顔を少し斜めにして、貪るように男の唇を吸い上げる。  
「んむ・・・むん・・・」  
「・・・っはふ・・・・ぁふ」  
 フランソワーズのかぐわしい呼気が、少年の口の中に充満する。  
 舌先と舌先が出会い、ねっとりと絡みつく。お互いの唾液がまじりあった。  
 股間では、うっすらと唇をあけたクレヴァスが、少年の肉棒にまとわりつこうとする。  
 もちろん抱き合った姿勢のままだから、挟みこむというにはほど遠い。  
 それでも柔らかな叢と恥骨の感触だけで、0013には十分すぎる刺激だった。  
「ムフウっ!」  
 興奮しきった0013は、フランソワーズの顔をめちゃくちゃに舐め上げる。唇の周辺を舌でさすり、鼻の穴にまで舌先を突っ込んだ。  
 無様なまでの興奮ぶりに、フランソワーズの胸にせつないものがこみ上げる。  
 小太りの体を、ギュッと抱きしめた。  
「・・・なひゃあ」  
 奇声をあげた瞬間だった。0013は二度目の樹液を、フランソワーズの白い腹に向かって、思いっきりほとばしらせた。  
 
 ふたりの体に一度お湯を流してから、フランソワーズは再び0013の太ももの間に座りこむ。  
 両手で石鹸を泡立て、少年のペニスを握りしめた。  
「ここは、もう一度洗いましょう」  
 力を失った肉棒を励ますように、右手で優しく揉みたてる。左手は根元の袋をころころと転がし、さらに肛門のあたりまで指先を伸ばした。  
 泡のなかで、ペニスは少しずつ命を吹き返す。  
 手のひらの感触だけでない。やや前屈みになって、ふるふると揺れている乳房の眺めも0013にはたまらなかった。  
 何よりも憧れのフランソワーズが、一生懸命仕えてくれている。そのことが、幸せな気分にした。  
 今度はちゃんとセックスをしたい。フランソワーズの股間を思いっきり開き、ペニスを突っ込み、膣の中をぐちゃぐちゃにしたい。  
 そう思ったら、たちまち勃起を取り戻した。  
「まあ・・・」  
 十代の少年らしいたくましさに接し、フランソワーズは大きな瞳を一段と見開く。  
 口に湯を含むと、ペニスの上に顔を近づける。そそり立つ尖端の上から、ちょろちょろを湯をかけた。  
 これもまた、黒い幽霊団に仕込まれたペニスのすすぎ方だった。  
 同じ行動を二度繰り返すと、怒張の泡はほとんどなくなる。  
 そのまま、ペニスに唇を覆い被せていった。  
「・・・ふむむん」  
 二度目のフェラチオだけど、この間に0013のものは、確実に成長していた。  
 最初のときは、いかにも青臭く、口腔性交というよりは、動物の母親が子供の体を清めているようだった。  
 それが、交合はまだとはいえ、生身の女に触れたことで、男らしさを増したようだ。張りつめたエラが、自信たっぷりに口中の粘膜をすりあげた。  
 喉まで含むと、ゆっくりと顔を引き上げていく。  
「ウウン」  
 フランソワーズは、喉の奥で小さなうめき声をあげた。ざわざわとした快感が口中に広がる。魂が、急速に若い男のペニスに魅せられていった。  
 男の心を煽るように尻をくねらせながら、肉棒にねちっこく舌と唇を這い回らせた。  
 
「あふっ」  
 いったんペニスから口を放したフランソワーズは、熱っぽい吐息をつく。  
 尖端ににじんでいる淫液を舌ですくいとり、竿の裏側を舐めおろす。  
 すでにトレーニングによって培われた技巧を超え、熱情のこもった動きになっていた。  
 体を床面に伏せると、顔を傾けて、裏側から袋を頬張った。舌を巻きつかせて、左右の玉をひとつずつしゃぶりあげる。  
 静かなバスルームに、猫がミルクを舐めるような音が響く。  
 左手で竿をさすり、右手の指は少年の肛門をくすぐった。  
 0013は、あまりの気持ちよさに、何度も椅子から腰を浮かしかけた。  
 這いつくばった姿勢で股間を舐め上げ、背中を淫らにくねらせているフランソワーズを見ることに、心から満足した。  
 最高のプリマドンナを屈服させている充足感があった。  
 同時に、0013のなかで加虐の喜びが目覚めつつあった。  
 美女を目の前にして臆する気持ちや、童貞らしいためらいが、いつしか薄れていく。  
 この女は、絶対服従する。そういう確信が芽生え、何をやっても許されると思うに至った。  
 試しに右足の先をフランソワーズの股間に入れ、親指で媚肉をまさぐった。  
「あンっ」  
 フランソワーズは、ペニスを強く握りしめて、甘い声をもらした。眉をせつなげに寄せている。  
 こんな美人が、おいらに、やらしいことされて感じている!  
 0013は心の中で叫ぶと、つま先の動きをはやめ、濡れた粘膜を押し回した。  
「ふゥゥン」  
 フランソワーズは鼻奥からむせび泣くような声を放つ。  
 股間を自由にいじらせながら、少年の太ももの内側へと唇を這わせる。  
 なぜか知らないけど、男に奉仕すればするほど、心が高ぶった。  
 
 フランソワーズは、0013の右足を股間に挟んだまま上体を起こす。  
 正座に近いポーズをとり、もう一方の足を膝のうえに捧げもった。  
 0013が後ろに両手をついてバランスをとるのを見届けると、左足を顔の前までもちあげる。  
 足の裏を、かかとからつま先まで舐め上げ、小指を口に含む。  
 ちゅば、ちゅぼ、と音をたてて吸い上げると、隣の指にうつる。足の指を一本一本しゃぶっていき、最後に親指を口に入れた。  
 腰の位置をずらし、0013の親指が膣口に浅く収まるようにした。  
「ン・・・うんッ」  
 小さくうめくと、ぐいぐいと腰を0013の足指に押しつける。口に入れたもう一方の親指を、あめ玉のようにしゃぶる。  
 腰の動きのイヤらしさと、口のスロートが、0013に女を責めるリズムを教える。  
 少年は親指だけを立てて、粘膜の狭間へと押し入れた。びっくりするほど熱く、やわらかかった。  
 しばらく呆けたように、フランソワーズの痴態を眺めていた。  
 カチューシャではまとまりきらない亜麻色の髪がさわさわと揺れ、胸がぷるぷると上下動している。  
 
 0013は、自分が押さえきれなくなった。  
 これ以上、中途半端な交わりが続くのは我慢できない。フランソワーズも焦らしすぎたようだ。  
 上体を起こすと、フランソワーズの肩を思いっきり押した。  
 がたいのいい少年の情念がこめられた一押しは、驚くほど力強かった。  
「ア・・・!」  
 フランソワーズは仰向けに倒れ、後頭部をタイルに、ゴツッと、ぶつけた。  
 0013の動きに、もうためらいはなかった。彼女の両足首をつかむと、股を思いっきり広げた。  
「ウウ・・・ウウ・・・」  
 うなり声を上げながら、足首をもって彼女の体を折り曲げる。いわゆる「まんぐり返し」に近いかっこうになる。  
「・・・っひ、・・・っああ」  
 フランソワーズは、少年の豹変に驚く。  
 彼女の足の間からのぞく顔に、もうのんびりした「善」の表情はない。眼光鋭く、邪悪さをたたえる、「悪」の0013になっていた。  
 だが、その姿のほうが、性奴と化した彼女にはうれしかった。恥辱を感じるほどに、燃え上がる体にされてしまっているのだ。  
 みずから両の足首をもつと、まるっとした尻に挟まれている、秘裂から肛門を、0013の前にさらした。  
「舐めて・・・。思いっきり、あたしを責めてください」  
 甘えるような声で、懇願した。  
 
 0013は、まじまじとフランソワーズの股間を見つめた。目がつぶれるかと思った。  
 膝を折って胸の方まで押し上げているので、恥毛から肛門までの長楕円を一望できた。  
 繊毛に飾られた秘裂はうっすらと口を開き、薄紅色の粘膜は露をにじませている。  
 秘裂の両側では、雪白色の媚肉がひくついていた。  
 その様子は、戦闘服を着たストイックな姿から想像できないほど、扇情的だった。  
 すぐに股間を舐めるのは、恐れおおかった。  
 尻と太ももの境目のあたりを両手で押さえると、太ももに舌を這わせた。  
 脚が長いので気がつきにくいが、フランソワーズの太ももと尻は、肉付きがいいほうだ。  
 むろん、わずかなたるみもない。はちきれそうな肌が、圧倒的な量感で女の魅力を発散していた。柔肌を鼻でつつくと、すばらしい弾力で跳ね返してくる。  
 太ももの内側を、じっくりと味わうように舐め上げ、股間に到達した。  
 深く息を吸ってから、鼻先を股間に埋め込んだ。  
「アッ・・・ぅんん」  
 フランソワーズの腰のわななきが、手のひらに伝わってくる。  
 0013もまた、体をぶるっとふるわせた。  
 今、改めて嗅ぐフランソワーズの体臭。石鹸に匂いにまじって、甘酸っぱい女の香りが、鼻の奥を刺激した。  
 けっしてほのかな香りではない。生々しいほどに艶っぽい、美麗な女体臭だった。  
 その匂いを嗅ぐだけで、ペニスからじんわりと透明な液が滲んだ。このままでは、またもや果ててしまいそうだ。  
 0013は、無我夢中でフランソワーズの秘裂に唇をあてがった。  
 舌で鮮やかなピンク色の狭間を押し広げながらなぞりあげる。  
「はぅ、・・・ぁン」  
 フランソワーズは、乳房を弾ませながら、あえぎ声をたてた。  
 その反応が、0013の心にますます火をつけた。  
 太ももを両肩に担ぐようにして抱きしめると、がつがつとフランソワーズの性器を貪った。  
 
「アォッ・・・っふん・・・ぉアア」  
 0013の舌と唇が股間を縦横無尽に這いまわる。そのたびに、フランソワーズは泣きじゃくるような声をあげた。  
 秘部から湧き起こる愉悦は、腰全体をしびれさすほどに鮮烈だった。  
 一度、快感を味わったら、理性の歯止めがきかない体にされてしまっているのだ。  
 0013の舌使いには、技巧のかけらもない。豚が餌をあさるように、膣口からクリトリスまでを、何度もしゃぶりあげる。  
 しかし、どこを舐められても、蜜壺の奥から、トクン、トクンと恥ずかしい液が溢れ出た。  
 フランソワーズの蜜液と、0013の唾液で、股間はびしょ濡れになる。  
 濡れまみれた股間を、少年は飽きることなく蹂躙した。  
 時には、大きく口を開けて、大陰唇ごと口中に含み、舌で花弁をれろれろと動かす。  
 満足げなうめき声を上げると、唇を尖らせて、可愛らしい肛門を吸う。  
 そのまま、ちゅうちゅうと音を立てて、秘裂をなぞり返す。  
 愛液をしゃぶりながら、口先をクリトリスまで戻す。  
 短い間にも、0013は女の構造を把握した。花弁を指で左右に開き、クリンとした珠玉のような肉芽を吸い上げる。  
「ぃぃ、イッ・・・っうぁん」  
 フランソワーズは、もはや自分の足首を持つなどという悠長なことはしていられない。  
 胸をのけぞらせると、股間をまさぐる0013の頭に両手を伸ばし、髪をぐしゃぐしゃと掻き回した。  
 0013は、彼女の恥骨を押し上げるようにして、体全体を揺らしながら、気が遠くなるほどにクリトリスを吸いたてた。  
「あっ・・・、すっ、ごい。・・・ふぅんっ、・・・気持ちいい」  
 フランソワーズは鼻から洩れるような声をあげ、腰を宙に浮かした。  
 
 フランソワーズの太ももが、0013の頭を締め上げる。  
 その力をはねのけるようにして、脚を左右に開き、少年は股間から顔を外した。  
 体をずりあげて、彼女の上に覆いかぶさる。  
 すぐ眼の下には、仰向けになっても崩れない、見事な生乳がある。  
 ふたつの丘を両手で握りしめた。  
「はおっ・・・」  
 新たな快感に、フランソワーズは首をそむけて、甘い声を放った。  
 彼女のバストは、0013の手では包みきれないほど豊かだった。  
 手のひらの真ん中を、乳首がビクンと押し返した。柔らかな白肌が、指の間からこぼれでた。  
 力を込めるほどに自由に形を変えるのに、いくらでも押し返してくる。その不思議な感触を味わって、0013は感激した。  
 だが、いつまでもバストを責める余裕はなかった。  
 ペニスの高ぶりは、限界に近づいていた。  
 0013は背中を丸めて、今にも噴射しそうな男性を、フランソワーズの股間にあてがった。  
 経験がないから、どこが入口かすぐにわからない。熱い粘膜のうえを、亀頭がすべった。  
 フランソワーズは太ももの下から手を回すと、少年の幹を優しく握る。そして、自分の膣口へと導いた。  
「ァンッ!」  
「ンムウ!」  
 ふたりの声が同時にあがった。  
 ねっとりとした膣壁が、ペニスの尖端をくわえる。  
 0013は、その甘美な感覚に、じ〜んと感動する。  
 おいらは、ついに、サイボーグ003を犯すんだ。  
 
 ペニスをどう動かせば、膣の奥まで進められるのか、不器用な0013には、わからない。  
 女性のそこは、細長い管のようなものだと思っていた。  
 実際には、上の方にも、下の方にも自由に伸びる、複雑怪奇な形だった。初めて女体を味わう0013には、そう思えた。  
 フランソワーズの蜜壺は、十分に男性を迎えられるほどに潤っている。  
 それなのに熱い肉襞の弾力に、0013はおののいた。侵入を拒んでいると勘違いした。  
「・・・焦らなくて、いいから」フランソワーズは、0013に微笑みかける。「ゆっくり、ゆっくり・・・粘膜を押し開くように・・・入ってきて・・・」  
 優しい声音が、少年の緊張をほぐす。  
 腰全体を押し沈めるような気持ちで、フランソワーズの胎内に入っていった。  
 にゅぷっ、にゅぷっ、と少しずつペニスを送りこむ。  
「・・・っあん、・・・っは」  
 フランソワーズのあえぎ声が、彼の動きをリードする。  
 ようやく根元まで彼女の中に収まった。うごめく肉襞に包まれる充足感が到来した。  
 フランソワーズが、慈しむように微笑み、ひとつの達成を、喜んでくれた。  
「ムウムウ」  
 0013も、あどけない顔で笑う。  
 上体を少し起こし、ペニスと膣が合体している箇所を見おろした。  
 ふたりの恥毛が絡み合った向こうで、フランソワーズの媚肉が、みっしりとペニスの根元にまとわりついている。  
 最高の眺めだった。  
 ペニスを、ゆっくりと引き抜く。  
「・・・ンンんッ」  
 フランソワーズは瞳を閉じて、官能のゆらめきに身を任せる。両手で、0013の二の腕を握りしめた。  
 0013は、なおも股間を見つめている。  
 胎内から引き出されたピンク色のペニスは、フランソワーズの愛液でぬらぬらと光り輝いていた。  
 
 0013は、フランソワーズの太ももを抱きかかえると、わけもわからないままに怒張を蜜壺にストロークさせた。  
 彼女の体の中は熱く豊潤で、ペニスの芯までとろけるかと思った。歓喜のあまり、頭は真っ白になり、目頭から涙がにじんだ。  
 全身の血流が男性自身に集まってくるようだ。すでに2度果てているから、漏らさずにすんでいるようなものだった。  
 少年に突かれるたびに、フランソワーズの体は、平滑なタイルの上をずりあがる。  
「ンッアア・・・、ゥハッ・・・、アウッ、・・・オオン!」  
 口からは可憐な悲鳴を放ちつづけた。  
 いつものしとやかな・・・、少なくとも0013が知っている清楚な女子大生のイメージからはほど遠く、女としての欲望をあらわにしている。  
 身も心も快楽の波に呑み込まれていた。愉悦が全身に打ち響いた。  
 上品な顔を歪ませて、いやいやするように左右に振った。溢れ出た蜜液は、狭い谷間をつたい、尻の穴まで濡らしていた。  
「あが・・・、あが」  
 感きわまった0013が、フランソワーズに抱きつく。  
 彼女は、その首に両腕を絡ませて、少年の体を引き寄せる。熱い息を吐きかけながら、耳たぶを舐めまわした。  
 
 0013が最後の力を振り絞る。本能の命じるままに、短い間隔でストロークする。  
 熱い男性に貫かれて、フランソワーズの体にも、絶頂感が押し寄せてきた。  
「あああッ・・・! ッヒィ・・・、ゥアッ・・・、だ、だめ」  
 白い下腹部を波立たせて、伸びやかな脚を0013の太ももに巻きつける。  
 泣き叫ぶような声をたてながら、腰を獣のように振り立てた。  
「ンググ・・・、ング」  
 0013が、だらしなく口を開け、涎を垂らす。それをフランソワーズの舌が舐めとる。  
「もう・・・、ッンウ・・・、おねがい・・・、あああ」  
 男の肉体に完全に屈服して、哀願する。その声が、0013の脳天に響きわたる。  
「うひ、うひ、・・・ほひぃ!」  
 鼻息を荒げながら、フランソワーズの肩を抱いた。最後のひと突きで子宮をえぐる。その途端、尖端から樹液がほとばしった。  
「!!・・・ンおああおおっ!」  
 フランソワーズも、喉奥から歓喜の絶叫を放った。  
 腕と脚で少年の体にしがみつき、体をがくがくと震わせた。蜜壺がペニスを締め上げ、おびただしい愛液を噴き出す。  
 流麗な肉体が、何度も何度も絶頂感に突き上げられた。  
 
 
 ふたりは、しばらく放心状態のまま、バスタブの中に向かい合って座っていた。  
 フランソワーズは、太ももの上に0013の尻を乗せて、ペニスをやさしく愛撫する。  
 時には、水面から出ている尖端をくわえて、舌を走らす。  
 交合の余韻がまだ残っていて、心ここにあらずの感じだった。  
「これで、あたなも大人の仲間入りね」  
 幹をむぎゅっと握りしめ、傘の裏側の結び目に、軽くキスする。  
「ううう」  
 0013もバスタブにもたれながら、穏やかな顔つきになる。  
 フランソワーズの舌技を受けて、男性はまたもや硬さを取り戻しつつあった。  
「すごい・・・。何度でも、いけるわね」舌をねっとりと巻きつかせ、亀頭を頬張り、くごもったくぐもった声で続けた。「あなたの最初の女になれて、うれしい」  
「ウ・・・、アウ、アウ」  
 その言葉をかけられただけで、少年の背中にぞくぞくするような快感が走った。  
 いくら精を放っても、飽きが来ない。交われば交わるほどに、美麗な女体の快楽に溺れた。  
「ンンッ・・・、ッフン・・・」  
 鼻腔から媚声を漏らしながら、フランソワーズは顔を上下に振る。きりっとした唇の輪に、まだ若いペニスが出入りする。  
 彼女の額が汗ばむ。ほつれ毛を耳の上に掻き上げながら、ペニスをしゃぶりつづけた。  
 ちゃぽん、ちゃぽん、と、水面の揺れる音が、静かなバスルームにこだました。  
 
 フランソワーズは、マットの上に0013を仰向けに寝かせると、陶製の水差しから胸に向かって、とろ〜りとローションを垂らした。  
 両手で胸と腹を愛撫しながら、透明の液体を伸ばす。  
 自分の胸にもローションをかけると、少年の体の上にぴったりと身を重ねる。  
 乳房や下腹部はもちろん、指先から足の先まで、全身を使って彼に奉仕した。  
 両乳の間にペニスを挟み、何度も擦りあげる。  
 乳房を押しつけながら、少年の肌の上を滑りあがる。その間も、指先で胴の周りをくすぐるように撫でた。  
「うへへへ」  
 ボディソープと違った、ローション・プレイならではの生々しい感触に、0013は呆けたように笑いつづける。  
 鎖骨のあたりまで乳房を滑らすと、フランソワーズはわずかに上体を起こした。  
 乳首の先からローションの糸を引きながら、たわわな乳が全貌を現す。  
 少年は、餌をねだるヒナのように、唇をとがらした。  
 フランソワーズは、自ら乳房をすくい上げ、尖端を彼の口に含ませた。薄桃色の乳首が、ちゅう、ちゅう、と音をたてて吸われた。  
「・・・ぁン、・・・ううん」  
 彼女は、せつなげに顔を歪めた。もう一方の乳も0013に与え、自由に吸わせた。  
 そのあと、両乳で彼の顔をはさみ、ふたつの丘で顔面をマッサージする。  
 鼻と口を豊かな双丘に覆われて、0013は窒息するかと思った。そうでなくとも、もう天国にいるような心持ちだった。  
 
 さらにフランソワーズは、腰や胸を振りながら、体の向きを変えた。  
 あたかも男の体の上で、エロチックな舞いを踊っているかのようだった。  
 反りかえった男性を握りしめると、その根元に舌を這わせた。同時に惜しげもなく脚を開き、股間の翳りを0013の顔に向かって突きだした。  
 下から見上げる、媚肉の眺めは、また格別だった。  
 堂々たる大理石の柱のような太ももの奥で、ほころんだ女性器が軟体生物のようにうごめいている。  
 もうサイボーグも戦闘員も関係ない。発情した動物のメスの性器そのものだった。  
 0013は白い尻を引き寄せると、秘裂を指で開いた。濡れ貼りついた繊毛を舌でかきわけ、割れ目をなぞりあげる。  
 真珠を吸い舐め、二枚の花弁を舌と唇で隅々までしゃぶった。  
「ひっ・・・あっ・・・あぉん」  
 フランソワーズは、鼻奥から声をもらし、ペニスを握りしめる。  
 お返しに、亀頭をちゅばちゅばと吸う。怒張を喉元まで呑み込む。  
 69での責め合いが、しばらく続く。ローションまみれの二人を異様な熱気が包んだ。  
 少年の中指が、フランソワーズの蜜壺を掻き回した。  
 彼女の人差し指が、0013の肛門に入り、ぬぽぬぽと内部をこすり回した。  
 そして、ローションプレイの仕上げは、騎乗位での交わりだった。  
 フランソワーズはまず、花唇でペニスをはさみ、何度もこすり上げた。  
 しかし、彼女も0013も、そんなセックスの真似事では我慢できなかった。  
 フランソワーズは少年の上に馬乗りになり、ペニスを胎内に収めると、腰を激しく揺すった。  
「・・・あッ・・・っおお・・・ぅあン・・・」  
 彼女のあえぎ声のリズムに合わせて、マットが、ぎゅむ、ぎゅむ、と音をたてる。  
 ふたりの股間がぶつかり合う音が、たぷん、たぷん、と響く。  
 少年は、踊り狂う両乳を、下からすくい上げ、むぎゅ、むぎゅ、と揉みたてた。  
 やがて体をのけぞらすフランソワーズに向かって、4度目の精を放った。  
 
 ローションを洗い流してもらうと、少年は急に尿意をもよおした。  
 ペニスを握り、立ち小便の真似をする。  
「おしっこがしたいの?」  
 フランソワーズの問いに、うなずいた。  
 バスルームの隅に、洋便器とビデがふたつ並んでいる。彼女が手をとって、そこまで導く。  
 が、0013は、彼女の服従の度合いを試したくなる。  
 もともといじめられっ子だっただけに、責める側に回ると容赦がなくなる。  
 立て膝をついてマットを片づけているフランソワーズの横に立ち、顔の前にペニスを差し出した。  
「ト・・・、 おしっこじゃないの?」  
 いぶかしげに少年の顔を見上げた彼女は、すぐに意図を悟った。  
 さすがに、青い瞳に戸惑いの色が現れる。  
 だが、客のリクエストにそむくことは許されない。どんなプレイでも受け入れるのが、この店の方針なのだ。  
「いいわ・・・、して」  
 フランソワーズは覚悟を決めると、0013の足元にひざまつき、うなだれるペニスに向かって口を開けた。  
 その途端、可憐な口の中に、黄金のシャワーが大量に注がれた。  
 うまく飲み込むことなどできない。生温かいゆばりが、口の両端から溢れ出た。  
 狙いがはずれ、鼻の穴に直接、噴射を叩きつけられることもあった。  
 ペニスの先から最後の滴が落ちた時には、顔中が液体にまみれていた。  
 それでも、口の周りを舌で丁寧に舐めとる。  
「ごちそうさまでした。・・・とてもおいしかったわ」  
 亀頭に向かって、お礼を言った。  
 
 ベッドに移った時は、ほとんど時間がなくなっていた。  
 それでも0013は、もう一度フランソワーズの体を求めた。タオルで拭かれただけで、股間の逸物は、天を向いて硬くなった。  
 彼女を四つん這いにすると、高々と突き出された尻を引き寄せた。  
 ぷるんと張った生尻の谷間で、秘裂が濡れ光っている。その中心に、硬直を打ち込んだ。  
「っい、・・・ぁあーッ」  
 フランソワーズは、すぐに高い声を放った。  
 何度交わっても、男性の灼熱が新鮮に感じた。自分が、ニンフォマニアと化したからか、それとも彼との相性がいいのか。  
 その理由はわからないけど、膣を内側から押し広げられる、息詰まるような感覚が、たまらなく心地よかった。  
 貫かれるたびに、快楽が巨大な塊となって押し寄せてくる。  
 枕に顔を伏せ、白い尻を惜しげもなく差し出す。蜜液が、とめどなくこぼれ出た。  
 ペニスと膣壁の間に潤滑剤が行きわたると、0013はピッチを速めた。  
 フランソワーズの尻を両手で挟むと、思いっきり腰を前後に振る。ペニスの根元が、パン、パン、パンと音を立てながら、尻肉を打った。  
 
「フゥッ・・・んグッ・・・おおっ・・・」  
 彼女が漏らすあえぎは、もはやまともな声にならない。  
 全身が勝手にわなないた。男の精をしぼりとるかのように、貪欲に白い下腹部と腰をくねらした。  
「ぬああ」  
 0013は、たまらずに背後から彼女に抱きつく。両手を前に回し、乳房をすくい上げる。  
 その格好のまま、股間へのストロークを再開した。  
「きゃう・・・、アアアアアア、アアッ、アアアアアア」  
 フランソワーズの口からは、獣じみた悲鳴が、途切れることなく放たれる。  
 乳房も背中も尻も膣も、熱く燃えさかっていた。貫く0013の体と自分の肉体が、バターのように溶けあってしまいそうだった。  
「んぬぬ・・・んぐへへ・・・」  
「・・・アアアアアア・・・くぅん・・・、はうっ、んあーーー」  
 二人は、一対の獣となった。  
 0013は、豊麗な女体を味わいつくした感動で、涙と涎を同時に垂らしていた。  
 フランソワーズも、泣きじゃくりながら、どこまでも絶頂の高みに登りつめていった。  
 体中の穴という穴が開放されたような、強烈な感覚だった。  
 死ぬ・・・、このままじゃ死んじゃう・・・。  
 頭の隅で、そう思いながら、今日5度目の射精を子宮の入口で受けていた。  
 
 0013が服を着るのを手伝うと、フランソワーズも赤い戦闘服姿に戻った。  
 彼の足元に正座して、三つ指をついた。  
「今日は、ありがとうございました。・・・またのご指名を、心からお待ちしております」  
 深々と頭を下げ、少年のつま先に接吻した。  
「あうあう・・・、だあ・・・、だあ・・・」  
 0013は、彼女に気持ちを伝えようと焦る。口がきけないことはもちろん不自由だけど、これほどもどかしく感じたことはなかった。  
 ばたばたと、フランソワーズの後ろに回ると、背中に指で文字を書いた。子供がよくわる文字当てクイズと同じ仕草だ。  
「なに?」  
 フランソワーズは、くすぐったさをこらえて、0013のメッセージを読みとろうとする。  
「セ フ レ に な り た か っ た」  
 一途な気持ちを知って、彼女は微笑む。  
 少年の手をとって、胸に導いた。その上に、自分の手のひらを重ねて、乳房を握らせる。  
「あたしもよ。・・・今度こそ、いつまでも仲良くしましょうね」  
 そう言うと、時間の許すかぎり、胸のふくらみを揉ませていた。  
 
 (終わり)  

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