しかしアタシにとっての地獄はまだ始まりに過ぎなかった。  
今アタシを取り囲んでいるのはアタシのカラダを征服しようと欲望の牙を剥き出しにした仲間!  
「逃ゲルコトナンテデキナイサ」  
イワンが交信してくる。じりじりと窓辺に追いやられたアタシの足を突然床からのばされた植物の 
“ツル”に変身したグレイトがからめとった。  
「ああっ!」  
「つっかまえたあ。いい眺めだねぇ」  
ツルのままグレイトが笑う。そのまま逆さに引っ張りあげられる。 
スカートはめくれてしまい下着があらわになる。アタシはけんめいに体をゆする。  
「やめて! はなして!」  
「後は頼んだわ、ジェロニモ」  
グレイトのあとをうけて今度はジェロニモがアタシの両足首をそれぞれ  
両手に掴んで逆さ吊りにした。脚は無理やり開かされている。アタシの  
手は床に届かず宙ぶらりんの形になってしまった。皆の邪悪な視線が  
取り囲んでいる。イワンが交信してきた。  
「さあてコノげーむノるーるノ説明ダ」  
 
「ゲームですって…イワンどういうつもり」  
アタシの叫びをイワンは無視する。ジェロニモを背にして逆さ吊りにされたアタシの前にイワンは揺り 
篭ごと宙に浮いている。両手で捕まえようとしたが逃げられてしまい虚しく腕が空を切った。イワンは 
さらに上昇しアタシの脚の付け根股間の上に布越しに小さな手をおいて触ってきた。気持ち悪くもなん 
ともなかった。  
「るーるヲ守レナイモノハぎゃらりーニナレ、コレハ絶対ニ必要ナコトダ…マズ身体ニ傷ヲツケテハイ 
ケナイ。博士トじょーに悟ラレナイヨウニ」  
「あいよ」  
グレイトが返事をした。  
「ソレカラ処分シテ不審ニ思ワレタラ困ル。衣服モ破ッテハナラナイ」  
「あいつらそんなに鋭くないぞ」  
ジェットのからかいに笑い声があがる。  
「念ニハ念ダ。ソレカラ今後ノ良好ナ関係ノタメニ…中出シハ厳禁」  
「最悪だな」  
おとなしいピュンマが舌打ちした。アタシはおののいた。これが仲間?  
 
「コレダケハ絶対ダ。抜ケ駆ケノはいんりひ…君ハ」  
ハインリヒは壁にもたれタバコをふかしていた。先刻の忌まわしい出来事にアタシは鳥肌が立った。 
彼は笑って答える。  
「イワン安心しな。膣外射精は高等技術なんだぜ」  
「高等カドウカハ未経験ノ僕ニハワカラナイヨ。ドウシテモ不安ナラソコノきゃびねっとノ一番上ノ引出シ」  
イワンが何を言おうとしているのかアタシにはわかった。  
「やめて…やめてイワン!」  
「…避妊具ガアルヨ」  
一同が苦笑する。アタシはまた涙がこみあげてきた。  
「サイズが心配だな。年寄りの大人とグレイトしか使えないんじゃないか。逆にユルユルでガバガバか」  
ジェットのからかいに野卑な笑い声があがった。からかわれたふたりは憤慨している。  
「…ソレデハドナタガふらんそわーずヲ生マレタママノ姿ニシテクレルノカナ?」  
 
「やっぱオレだろう。ちくしょーハインリヒのヤツ抜け駆けしやがって」  
ジェットが声を出し前に進み出た。天と地が逆さになったアタシに彼の足が見える。  
「お前服破るなよ。荒っぽいのに」  
グレイトがからかう。  
「るせー年寄りは黙れ! ジェロニモよもっと上に引っ張りあげてくれ」  
「いやよっ! やめて…いったいみんなどうしたのよっジェロニモ…ジェット!」  
アタシはけんめいに体をゆする。全員の前で裸にされるなんて…屈辱以外のなにものでもない。 
ジェロニモはびくともせず無言で足を引っ張る。ジェットと逆さに顔が向かい合った。  
「…ジェットやめて…やめてよ」  
アタシは震えがとまらなかった。彼が怖いなんて感じたことは今までなかったのに!  
「ちいとばかし紳士的に振舞いすぎてオレは失敗したな」  
ジェットはうすら笑いを浮かべている。  
「オレはお前と一番付き合いが長いのによいつも抜け駆けされてばかりでよ」  
ジェットは強引にアタシの両頬をはさむと唇を奪った。  
「ううっうう…」  
アタシは声も出せずにただ虚しいうめき声をあげる。  
 
口の中でアタシの舌は逃げ場を探していた。しかしすぐにつかまってしまう。吸い付いてきた彼の舌を 
押しのけようともがいてもかえってそれが彼の舌の刺激になっているだけのようだ。また涙がにじんで 
きた。彼がようやくアタシの舌を開放する。  
「さてとどれからいきますか」  
「スカート、スカートヨ。白いアシを見たいね」  
大人がはやしたてた。  
「よし。それではリクエストにおこたえして」  
ジェットはアタシのウエストに両手を伸ばすとスカートのホックとボタンを外した。  
「あっ…」  
勢いよく目の前をスカートの布地が通り過ぎる。あわてて落ちていくスカートを手でつかもうとしたが 
ジェットに両手首を飛び上がるほどの強さで掴まれた。  
「いたあ…いたいっ!」  
「おい傷をつけるなよ。ルール違反だ」  
口数の少ないピュンマが声をかけた。  
「心配ないって」  
「やめてやめてッ! いや!」  
アタシの両手首をやすやすとねじあげジェットは片手でスカートを引き抜いてしまった。  
スカートがアタシの手に届かないよう自分の後ろにを投げ捨てる。グレイトが口笛を吹いた。  
「なかなか時間がかかっていいですねぇ。そそられますな」  
イワンが交信してきた。股間の手に力が入る。  
「スグニ終ワッタラ楽シクナイヨ。マアダマダコレカラサ」  
 
「ほお…ベージュのレースですか。意外に大人っぽい趣味ですな」  
ジェットがアタシのデルタ部分を覆っているパンティの布地に感想を漏らした。  
イワンは触っていた股間から手を離しアタシからゆりかごごとはなれていく。  
スカートを失ってブラウスが逆さに裏返りアタシの顔の前にかぶさっている。  
透視もできるアタシの目には布越しに野卑な笑いを浮かべまるで獲物を見つけたヘビのように輝き冷た 
い視線を向けているのがわかる。震えがとまらなかった。  
「へっへこのまま引き抜いたらボタンがちぎれるかな」  
「やめろよ。手伝ってやるから丁寧にはずせ」  
ジェットの横にピュンマが並んできた。  
「我輩も」  
普通の身体に戻ったグレイトも寄って来る。  
「…持つべきものは仲間だな」  
距離をおいて壁にもたれているハインリヒが冷たく笑う。  
「ああっいや! もうやめて!」  
アタシは泣き叫ぶ。しかし…助けてくれるものは誰もいない。  
ブラウスをアタシからはぎとるためだけにアタシのの身体に三人が集まっている。  
 
ピュンマがブラウスのすそを掴み上へ引っ張りあげた。グレイトは腹ばいになりアタシの両手首を床から掴む。  
「すまねーな。しばらくそのまま頼むぜ」  
ジェットはゆっくりと逆さになったアタシのブラウスの下のボタンからはずしていく。  
「やめて…お願い! やめて!」  
アタシは叫ぶ。首を振り体をゆする。しかし両手両足の自由が利かなくては抵抗もできない。 
ジェットが満足げにつぶやいた。  
「これでよしっと…おお袖のボタンが残ってたな」  
「我輩がはずしましょうぞ」  
グレイトが変身して足をぐいとのばした。足の指と手の指で片方ずつ袖のボタンをはずしていく。  
「手を離すぞ」  
ピュンマが声をかけた。音も立てずに下へブラウスが落ちていく。一同がどよめいた。  
大人が手をたたく。  
「あいやーすごいねぇ雪みたいに真っ白よ」  
両手首まで静かにすべり落ちてきたブラウスを器用にグレイトが抜き取った。 
アタシは即座に両手で自分の胸の前を隠した。  
「無駄な抵抗はやめなって」  
ジェットが笑っている。  
 
「なあるほど上下お揃いになってるんだな。下着までめかしこんでいるんだ。 
皆にお披露目できてうれしーだろ」  
ジェットがアタシをからかう。けんめいに胸を隠し自分自身をアタシはきつく抱きしめている。  
「ああっ…んっ?」  
誰も触れていないのにいきなりアタシは見えない力で無理やり両手を左右に押し広げられてしまった。 
ベージュのブラジャーが周囲に晒される。まったく抵抗できない。これは…イワン!  
「皆ヨクイイツケヲ守ッテクレルカラネ協力シテアゲルヨ」  
イワンは念動力を使っているのだ。  
「じぇっと頼ム」  
「よしきた。ありがとよイワン」  
「やめなさいっ! イワン…やめてぇぇぇ!」  
叫ぶことしかできないアタシの背中にジェットの両手が回される。  
パチンッ…ブラジャーのホックがはずされる音が聞こえた。  
イワンはアタシの両腕を真下に下ろして固定させた。  
「さてと待ちに待った除幕といくぜ」  
ジェットがかけ声をかけた。 
ブラジャーの谷間に手をかけて抵抗のできないアタシから勢いよくブラジャーをむしりとった。  
「いやぁぁぁーっ!」  
目をつぶりアタシは激しく首を振る。  
 
「あいやー! すごいヨ。おっぱいプルプルゆれてるねェ」  
大人が感嘆の声をあげた。  
「乳首はピンク色だな」  
グレイトもにやにやしている。  
ブラジャーをはぎとられると両の乳房がいったん振りあがりすぐに重力で勢いよく落ちた。 
余韻でしばらく上下に揺れてしまった。  
「…着やせするタイプなんだな」  
とピュンマ。アタシはこれから自分の身に加えられることを想像すると絶望して頭がくらくらした。 
そんなアタシにはかまわずジェットが声を出す。  
「グラマー大好きなオレとしてはなぁうれしいかぎりだぜ。ジェロニモゆっくりおろせ。 
手はオレがおさえてやる。イワンすまなかったな」  
「ドウイタシマシテ」  
アタシの両腕が床のじゅうたんにつくと同時に見えない力が振りほどかれた。  
間髪入れずにジェットが両腕を掴む。背中の肩甲骨にじゅうたんがあたった。  
「…いやい…や!いやああ!」  
アタシはまだ首を振り抵抗の意志を見せる。エックスの字の状態に両手両足を広げられて床に組み伏せ 
られてしまった。全員がアタシを取り囲む。  
「…マテ! 国際電話ダ!」  
イワンが交信してくると突如電話が鳴った。一同が緊張してしんとなる。  
 
「! …ジョ…んんーっ!ううっ!」  
ピュンマがアタシの口を手で塞いだ。呼び出し音が響く。  
「…はいギルモア研究所です」  
(ああフランソワーズ。ボクだよ。日本はもう夜中だよね。遅くにごめん)  
「まあジョー」  
アタシに変身したグレートがこちらにウインクした。  
(今空港なんだ。これからバスに乗り換え。博士はすっかりお疲れの様子だよ。  
まだ遠いからね。ホテルについてからじゃ遅くなるんで今かけたんだ)  
「まあそうなの」  
(そっちはどう…みんな元気かい)  
「ええ。快適よ。みんな休んでるわ」  
(ごめんね。こんな時間に起こしてしまって)  
アタシは首を必死に振った。アタシの耳は彼の声をすべて聞き取ってしまう。涙が頬を伝った。 
アタシがうめくとハインリヒが左手のナイフをかざしてみせた。  
(あ、あのさみんなもう休んでるの? イワンはそこにいる?)  
「いいえアタシだけよ」  
(そう…あのね博士がねボクは君に何も言わないからいけないってうるさいんだよ。だからその…)  
アタシに化けたグレイトがくすりと笑う。  
「だから…なに」  
(…愛しているよ。ってさ離れているときくらい言ってやれって…まいっちゃうよ)  
アタシの今の状況を何も知らない彼が照れながら電話で話している。  
(今度からみんなで来ようよ。ヨーロッパなら君も里帰りすればいいし。それにさぁやっぱり会いたくて)  
「アタシもよ…ジョー」  
べろっと舌をだしグレイトがこちらを見て笑った。ーアタシは絶望した。  
 
(それじゃあまたね。帰国のときは電話する)  
「イワンと迎えに行くわ」  
(けっこう空港まで遠いよ。でもお願いするね。みんなにもよろしく。おやすみ)  
「ありがとう。道中気をつけてね。博士にもよろしく」  
グレイトが受話器を置くなりジョーの声色を真似た。  
「みんなにもよろしく! ーはいはいよろしくさせていただきます! 今からね」  
「ったく驚かせやがって。いなくてもあぶないヤツだな」  
ハインリヒがうそぶく。  
「鈍いだけまだたすかるぜ」  
ジェットがアタシの両手首をおさえたまま笑った。  
一同からやれやれという安堵の声が漏れた。アタシは口を自由にされるとしばらくむせび泣いた。 
皆の前でただ今ここにいない彼の名を呼び続ける。  
「…ジョー…」  
「泣カセマスネ」  
「…イワン…なぜこんなことを!」  
アタシはきっとイワンをにらみ声を振り絞って叫んだ。  
「仲間ダロウ。ミンナ。苦楽ヲトモニシナイトネ。サテぶれいくたいむノアトハしょうノ続キトイキマショウ」  
「待ってましたぁ」  
グレイトが叫んで近寄ってくる。  
「もうやめて…許してぇ!」  
アタシの哀願も誰も聞き届けてくれない。それでもアタシはただ叫び続けた。  
 
ジェットがほくそえむ。皮肉交じりに声をかける。  
「許すも何も…まだなーんにもしてないぜ。はじまったばかりさ」  
「そうネ。あいやーお肌つるつるよ。吸い付いてくるネ。これが人造皮膚なんて信じられないネ。 
オッパイも柔らかくて気持ちがイイのことよ」  
「やっやめてっ!」  
大人がべたべたとアタシのおなかを触った。そのまま次は両手で胸をぐにゃぐにゃと揉んで弄ぶ。 
気持ちが悪くて悪感が背中を走った。恐怖で全身が震えている。  
「ったく年寄りは手だけは早いな。皆に眺めてもらうのはどうだ…快感か」  
アタシをおとしめるハインリヒの言葉にまた涙が滲む。ほとんど全裸に近い状態で明かりのつけられた 
部屋にじゅうたんの上に仰向けに組み伏せられたアタシはまさにまな板の上の鯉… 
料理されるのをただ待っている状態だ。アタシは弱々しく声を出した。  
「どうしてこんなことをするの…イワン」  
「サッキモイッタロウ。仲間ダカラ。改造人間ノ僕達ニハ君シカ愉シマセテクレル相手ハイナイノサ。 
厳密ニイエバ赤ン坊ノ僕ハソノ対象デハナイケドネ」  
「イワン…」  
「オトナノ人間ガ人間デアルト認識デキルノハ種族保存ノ本能ヲ実行スルトキスナワチせっくすダ。 
ダケドタッタ九人シカ存在シナイ僕達ニ女性ハキミヒトリダヨ。 
ソノ君ガ一人ダケトイイ仲ニナッテ抜ケ駆ケシテシマッテハ残リノ者ハドウシタライイ」  
「だからってこんなのひどいわ…人間のすることじゃないわっ!」  
「ソウカナ…コレハココニイル全員ノ意志ダヨ」  
イワンの感情のないテレパシーにアタシは背筋が凍りついた。  
「マ…アンマリ苦痛ヲ与エテモ気ノ毒ダカラ」  
イワンの両目が光った。  
 
「…うっ…んん…あっ?」  
アタシは体をビクつかせた。体の中心から一番奥から背中を通り痺れるような電流  
が駆け抜ける。頭の中がじーんと痺れてクラクラする。なにこれは…。  
「今精神波デ君ノ視床下部ヲ刺激シテイルンダ。快感ナハズダケドネ」  
「やめて…やめて、いや…ああっ…んっ」  
アタシの声がくぐもりすすり泣きのようになる。艶っぽさが出ている気がする。  
「イヤジャナイダロウ…ソノ証拠モ目ニ見エテイルヨ。ホラ」  
「…マジですか。清純そうでいてこりゃ相当なインランですな」  
グレイトがうなった。  
「ちがう…ちがう、んんっ…ああぁぁぁぁんっ!」  
アタシは息をはずませながら大声をあげた。押さえられた両足を閉じようとばたつかせる。腰をゆする。  
「誰ヲ相手ニソンナニ欲情シテイルノカナ? ぱんてぃガモウシミニナッテイルヨ。  
ソノ様子デハ君ノ膣カラハばりとりん氏腺液ガ分泌サレテぐちょぐちょダネ。ナンテイヤラシイ人ナンダ」  
イワンが容赦なくアタシを言葉で辱めた。また彼の目が光る。  
「はぁ…はぁ…もうやめて…あっあぁっ!あぁぁぁぁぁぁん」  
アタシは尖った甲高い声をあげ首を振った。  
「徹底的ニ落トシメテアゲルヨ。快楽ノトリコニシテアゲルカラ」  
取り囲んでいる全員が野卑な笑いを浮かべアタシを見ている。 
アタシは頬を紅潮させ息も絶え絶えに声を出しただ体をくねらせている。  
 
(とっても綺麗だよ…フランソワーズ)  
ジョーとはじめて抱き合ったときアタシはずいぶんぎこちなかった。  
日本人は小柄だと思っていたが想像以上に彼はたくましかった。ふたりともすぐに怒涛のような快楽の 
波にのまれまさに溺れた。異性との一体感、空を飛ぶような浮遊感…崖から落ちるようなスリル…何度 
も何度も達したーまだ人間であることを感じられる唯一の至福の時。  
「君ノ心ヲ読ムノモイササカ食傷気味ニナルヨ。相手ガイツモ一緒デ飽キナイノカネ」  
「んっんん…んんああっあぁん…」  
せめて想像の中でくらいはアタシの好きにさせてちょうだい。 
イワンのからかいのテレパシーにも動じずアタシは喘いでいた…。  
「ヨシ。モウイイダロウ。ぱんてぃが濡レテトッテモ汚ナイヨ。…脱ガセテアゲナ」  
アタシはハッとして我に返った。けんめいに体をゆすり抵抗する。  
「コノ栄誉ハ黙ッテ働イテクレルじぇろにもニ与エヨウ」  
ジェロニモは黙ってうなずく。  
「いやっ!やめて!いやぁぁああ!」  
ジェロニモがアタシの両足首を離した。必死に自由になった足をばたつかせ彼を蹴りあげる。 
しかし一番の強力の彼にはなんの効き目もない。 
彼の両手がアタシのウエストのパンティの両端にかけられた。  
「やめてぇぇぇぇぇっ!!」  
 
アタシは仲間の前にすべてを晒した。天井の明かりが改造された時の手術台のライトとだぶる。 
視姦といわれるものなの? これは…。  
ジェロニモはなんなく簡単にアタシの両足からパンティを抜き取った。 
仰向けにされたアタシに獲物を示す。それは透明な糸をひいていた。  
「うわおっ、つめてぇ!」  
ジェロニモの手からグレイトがすばやくひったくりスキンヘッドの頭にかぶりふざけている。 
大人がグレイトとの頭をなでている。  
なんなのこれは…? しばし絶望して呆然としていたアタシも反射的に両足を閉じた。 
両手首を掴んでアタシと逆さ向きのジェットが顔を覗き込む。  
「無駄な抵抗を試みるなあ、お前も」  
「ああっ! やめてっ!いやああ!」  
ジェロニモがすぐに両膝を掴んで無理やりに押し広げる。 
両足をMの字に開かされてアタシの下半身は露になった。ギャラリーの視姦はさらに続く。  
「あいやーっ口を開いてパクパク動いてるネ。おつゆもたれてるヨォ」  
「はやくはやくと欲しがってるんだぜ。とんだインランだな」  
大人とグレイトが覗き込む。  
「…いや…いや」  
アタシは首を必死で振った。  
「イワン順番はどうする? 電子頭脳の君が決めろよ。もめなくていい」  
ピュンマが極めて冷静に声をかけた。  
「ソウダネ…マア考エテハイルケド」  
イワンが明かりを遮るように揺り篭ごとアタシの上空に浮かぶ。  
 
「女性ノ膣ハユルムナンテコトハナイカラサ誰カラデモイインダケド」  
期待の込められたランランとぎらつくみんなの鋭い眼光がイワンを見据える。  
「最初ハ一対一ニシヨウヨ。オ互イ他人ノぷれいヲ生ノ本番デソバデ見ラレルンダ。ソレデイイダロウ」  
「了解」  
「異議なし」  
「それでいいアル」  
まるで品定めでもしているかのように口々に全員が納得する。 
アタシは泣きながら動かすことのできる首を振り続けた。  
「いやっいやよぉ…誰かたすけてぇ…うっうう」  
「ホカニイウコトハナイノカナ…ヨロシクオネガイシマストカサ」  
アタシの哀願に誰も耳を貸さない。イワンがさらにアタシをおとしめる。  
「ミンナノ肉奴隷ニシテクダサイッテネ。ミンナト愛シ合イタイッテサ。 
仲間トモット親蜜ニナレルンダヨ。喜ンデオクレヨ」  
アタシはただむせび泣く。恐怖と絶望のどん底で!  
「サアテト僕ハ心ガ読メルンダ。ヤハリ先鋒ハ正常位デふぁっくシタガッテイル君ダネ。じぇっと」  
「よしきた!」  
ジェットは両腕を押し付けたまま威勢のいい返事をした。  
 
「やっぱりノーマルな志向のモンの勝ちだねぇ」  
ジェットは上機嫌だ。そんなに…そんなにアタシを暴行したいの?  
「なにいってるネ。アンタその鼻ヨ。アブノーマルになるの間違いないネ」  
大人の応酬にゲラゲラと笑い声が上がる。  
「なにいってやがる! 年寄りは黙って見てろ! よしジェロニモもういいぞ。ありがとよ。 
さあてグラマーなフランソワーズちゃん。いいコにしてな」  
ジェットがアタシの手を離した。アタシはがばと跳ね起きて彼から飛びのく。  
手で胸を隠し両膝の膝頭を固く閉じてじゅうたんの上を座ったまま後ろ向きに這いまわった。 
ジェットは立ち上がりアタシを見下ろしながらジリジリと近寄る。  
「…いやよいや…」  
すぐにアタシの背後に仲間に誰かが立ちはだかり逃げ道を塞ぐ。 
仲間がもらすくぐもった笑い声にぞっとさせられる。イワンが交信してきた。  
「アンマリ遊ンデイルト後回シニスルヨ」  
「バーロー、さんざん抜け駆けされてきたんだ。少しは愉しませてくれ」  
ジェットはついにズボンのジッパーを下ろした。  
「ヒィヒィいわせてやるからな」  
 
「きゃああっ!」  
ジェットはアタシの鎖骨のあたりを勢いよく突き飛ばした。アタシは仰向けに突き倒される。 
ジェットはアタシの両太ももを自分の両足で挟み込んだ。  
そのまま馬乗りになる。薄ら笑いを浮かべている。 
彼のズボンのフロントから猛々しくそそり立つ分身がピタリと裸のアタシのデルタ部分にあてがわれた。  
「やめてっ! はなしてっ! いやっ!」  
アタシは上半身をそりかえしけんめいにばたつかせた。 
片手で胸を隠したままで残された手でジェットの胸を突き押し爪でひっかいたりもした。  
彼も改造人間でありアタシも彼も番号が若いぶん人造皮膚はうすいはずだ。  
しかし性別の力の差は歴然だ。ジェットはアタシが疲れて体力を消耗していくのを待っている。  
「たっぷりかわいがってやるからさあ、そんなに嫌がるなよ子猫チャン」  
「ああっ!」  
ジェットはアタシの両手首をなんなく片手でねじつかみアタシの頭の上に押し付けた。  
じゅうたんが両腕に押し当てられる。  
「いや…いや! いやああ!」  
アタシは叫ぶしかない。  
 
グレイトがジェットに声をかけた。  
「お前服脱がないのか」  
「めんどくせえ。女を抱くのは久しぶりなんだ。それにフランス女ははじめてだしな」  
「きっと生身のときにも同じことやってたネ。この不良モン」  
大人が声を出す。ハインリヒが続いた。  
「心配しなくてもこのフランス子猫チャンは非行少年がお気に入りなんだ」  
誰のことを言っているのかすぐにわかる。ひどいわ…ハインリヒ!  
「ああ…戦争に負けて缶詰かパンスト欲しさに体を売ったかそれとも」  
ジェットが皮肉タップリに笑う。  
「マワされて間違って生れ落ちたのか…ヤツは」  
アタシは大粒の涙をこぼした。憤りの涙。かつてアタシに語ったジョーの寂しそうな言葉が頭に浮かぶ。  
(ボクは母親の顔も名前も知らない…)  
「ひどいわっ!あなたって最低よ!」  
「なんとでもいえよ。心配しなくてもお前はイワンのご好意でそんなことにはならねーよ」  
ジェットの目が怪しく光った。ドス黒い邪悪な視線。  
「能書きは終わりだ。愉しもうゼ! せいぜいわめきな!」  
「いやっ! いやああああ! いやあああーッ!!」  
 
ジェットは拒絶と嫌悪のアタシの叫び声にはおかまいなしに覆い被さったまま腰を浮かせた。 
茂みに横たわっていたガラガラヘビが鎌首を持ち上げたように動きゆっくりと近づく。 
彼は両脚でアタシの両脚を挟んだままにし逃げられないようにしている。 
亀頭が陰唇の間にピッタリとあてがわれた。  
「いや…やめて…許してぇっ」  
アタシはガチガチと震え歯の根が噛み合わなくなっていた。  
「やめてぇ…」  
硬く硬直した肉の棒が突き立てられアタシの中にめり込んでいく。激しい痛み!  
「いやあああ! ああああーっ!」  
アタシは下半身の激痛に耐え切れず全身をゆすり大声で叫んでいた。  
「いっ痛い! 痛い! やめてぇぇぇ!」  
両足を挟まれて窮屈なせいかさらに肉を締めあげ擦られている鋭い痛みの感覚がカラダの内側からひろ 
がる。まさに引き裂かれているような痛み。  
「やめて! やめてぇぇぇ! ああああーっ!」  
ジェットは腰を大きくグラインドさせている。突き上げられるたびにアタシの身体は上下に動いた。  
「痛いか? ヘッ…オレは最高だゼ! この締り具合はヨォッ!」  
息を弾ませながら彼はさらに大きく腰をアタシに打ち付ける。  
 ずっちゃずっちゃ パンパンッ…  
肉と肉との擦り合い混じりあう音が辺りにも響いている。  
「ああああッ…ああーッ」  
彼を振り払うこともかなわず苦痛に顔を歪ませてアタシはただうめき声をあげる。  
「あいやーすごいネ。迫力あるネェ」  
大人がいつもどこかにあるかわからない細い目を見開いている。  
「年寄りには刺激が強いな」  
ハインリヒが笑っている。  
 
「前戯いっさいなしかよ…ちょっとカワイソウだよなあ」  
グレイトがうなって見せた。イワンが淡々と交信してくる。  
「じぇっと本人ガふぁっくシタガッテイルンダモノ。僕ニモドウシヨウモナイサ」  
「いいじゃねーか。なんだかんだいって全部咥え込んでるんだぜ」  
「ああぁぁぁっ! いやっ!」  
アタシの股間で前後に腰を深く動かしていたジェットがアタシにさらに深く腰を沈めながら今度は弧を描く。 
男根とアタシの肉の壁の当たる音のリズムが変わった。  
彼が動いてアタシのカラダの奥に到達するとそのたびに痛みが走る。 
どうすることもできないアタシはただ足をばたつかせるだけだ。虚しくカカトがじゅうたんにめり込んだ。 
彼が動くたびに苦痛に満ちたうめき声をもらす。  
「あっあああ…いや…」  
「そんなにイイか? でもスゲーぞ。お前のマンコもよく締まるしなあ。それに中のブツブツがスゲェ」  
「いや…いやっ…ううっ…」  
下品なジェットの言葉にアタシは首を振る。彼とはつながったままだ。自分でもぐったりしてきたのがわかる。 
とてつもなく痛いのに! 気持ち悪いのに! 息はあがり押さえつけられた手首が痛い。  
「…かずのこ天井ラシイヨ」  
「どこからそんな言葉を仕入れてくるんだ。イワン」  
「日本ニ住ンデイルカラネ。ソウダ僕ノ国ハきゃびあカ。いくらナラろしあ語ニモアッタナ」  
ハインリヒとイワンの会話に皆が笑っている。  
「そうさなあ…愛撫なしはかわいそうだなあ。こんなにデカイ胸してるし」  
ジェットが冷たく笑った。  
 
アタシのカラダの中に己の分身をもぐりこませたままジェットはアタシに乗りかかってしまっている。  
アタシの両手首を掴んでいた手をはなして両の乳房を両手でメチャクチャに揉み始めた。  
「ホントにいいカラダしているよなあ。肌が絹みたいにすべるぜ」  
「あっああっ…やめて…やめて…いやぁ」  
アタシは彼の両腕を掴み必死に抵抗した。しかし彼の腕に爪を食い込ませても彼にはまったく通じない。  
「ったくほかにいうセリフはないのかよ! …まあこっちもファックしてぇんだから仕方ねぇか」  
彼の指が強引にアタシの乳首を掴み引っ張りあげる。彼の爪が食い込み刺すような痛みにアタシはのけぞった。  
「ああっ! 痛い!」  
「痛いとかいいながらもよ…ココをおったててやがるぜ。相当なインランな姉チャンだなあ」  
ジェットがアタシの乳首をこねくり回して弄んだ。  
「アンタ前戯も乱暴すぎるヨ。やっぱアブノーマルネ。バイオレンスネ」  
また大人が茶化す。ジェットが大人を一喝した。  
「黙れ! そんなにいうならオレ様ならではの取っておきってのを見せてやる!」  
「あいやーそんなものあるんかネ」  
「ああ大人お前の団子っ鼻には絶対にムリだ」  
アタシの乳房と陰裂に攻撃を加えているままでジェットがニヤリとした。  
 
ジェットはアタシの胸の谷間に顔を埋めた。いや顔ではなく自分の長い鼻を!  
みぞおちのあたりに彼の生暖かい息吹が感じられる。鳥肌が立った。  
「なっ…なにをするのッ!気持ち悪いッ!」  
「ずいぶんいってくれるじゃねーか。博士の鼻とどっちが使い道があるかいつか比べてみてえんだけどな」  
くぐもった声でジェットは話す。両側から彼の手はアタシの胸で鼻を挟み込んだ。  
横からぐにゃぐにゃと乳房を撫で回し鼻に押し付ける。 
すこし勢いを失った男根を挟んでいるような感触に違和感があった。 
下半身はつながったまま彼の律動のペースは落ちた。 
いやがおうにも胸に当たる鼻の感触に感覚が集中してしまう。  
「ううっ…」  
執拗な鼻と手の乱暴な彼の愛撫にアタシはうめき声をあげるしかない。  
「あいやーそうねアンタにしかできないネ」  
大人が半ばあきれ感心していった。ジェットはばっと顔を上げた。  
「くはぁ…窒息するかと思ったぜ」  
辺りが笑う。  
「それでは小休止といくか」  
「ああッ! いやッ!」  
アタシはビクンとカラダを反らせた。ジェットの舌と鼻がアタシのカラダを下へ降りていく。 
耐えがたい激痛を与えた花芯への侵入者はまだ勢いを残したままズブリと音をたてて退場していった。  
苦痛からのようやくの開放にほんのすこしアタシは安堵した。しかし次の侵入者は間髪入れずに登場する。 
ジェットは無理矢理アタシの肉芽をその長い鼻の先端で小突いた。  
「やああああッ!」  
 
「なんだ…お前感じてるじゃねーか。ここは濡れてネチョネチョしてるぜ」  
アタシの両膝を押し開き足の間にジェットは身体を割り込ませている。 
アタシの両手はそれぞれの身体の両側は押さえつけられて自由が利かない。  
「いやだいやだって泣きながらよ…もう今夜はここに2本丸ごと咥え込んでじまったんだからなあ」  
「はぁぁぁっんッ! やめてぇぇぇ!」  
ジェットは何度もアタシのクリトリスを鼻で小突く。敏感な肉の芽を攻撃されるとそのたびに身体をび 
くつかせてしまう。やがて花芯の入り口をジェットの舌に舐めまわされ始めた。この生暖かい軟体動物 
は遠慮なくアタシの花芯を這いまわりのたうちまわる。そしてクリトリスが彼の長い鼻の根元で絶えず 
擦られてしまった。アタシはのけぞりじゅうたんに思わず爪を食い込ませた。  
「ああああんッ! はぁひぃぃぃぃぃぃぃ!」  
「子猫ちゃんはクンニがお好きかよぉ」  
ジェットが顔を上げた。彼は口元に濡れて光るアタシの液体を服の袖でぬぐいペロリと舌なめずりをした。  
「それじゃあ大サービスだ。オレの鼻も味わってみな!」  
「やめてやめて! いやああああっー!」  
 
ジェットはアタシの両太ももの内側に両手を置き左右に押し開いた。剥き出しの下半身に顔をもぐりこ 
ませると花芯に鼻をあてがう。アタシは両手で彼の背中をけんめいに叩いた。  
「なにをするのッ! やめてやめてよォ! いや…いやッ! ああああッ!」  
ジェットは自分の鼻をアタシの体の中に含ませてしまうと、さらに奥へともぐり込ませていく。 
ペニスより幾分細く柔らかい肉の感触ではあったがこのとんでもない異物にアタシの肉壁は擦りあげら 
れて激痛を伴った。そして全身があまりのことで恐怖に総毛立っていた。  
「いッいやああああッ! ヒィィィィィィィィイッ!」  
「おおっあの長いのが全部入っちまったぞ…」  
さすがのグレイトもこれには驚いている。  
「…変態だネ。たしかにアテにはできないヨ」  
大人が呆れている。  
「じぇっと君ニ任セタノハ失敗ダッタカナ。僕ノ情操教育ニ悪イ」  
イワンの交信も無視してジェットは鼻でアタシを犯す。アタシは彼のペニスだけでなく鼻も受け入れてし 
まった。鼻が子宮の入り口までたどり着いた。彼は鼻を差し入れたまま舌でアタシの下の唇を舐め上げた。  
クリトリスに息がかかる。悪寒が背中を走る。激痛がつながっているカラダの奥を走る。 
アタシは泣き叫ぶしかない。  
「たすけて! たすけてぇ…ジョォォォォーッ!」  
 
ジェットはいきなり鼻を抜き取った。ものすごい形相でアタシを睨む。  
がばと身を起こしてアタシの髪の毛を鷲掴みにすると力任せにぐいと引き起こした。 
髪の毛が引き抜かれそうなほどの強い力。  
「きゃああああ! いっ痛い!」  
「ヤツの名前は口にするな! まだ自分の立場がわかんねぇのか!」  
彼が片手を振り上げた。アタシは目をつぶった。  
「じぇっとダメダヨ!」  
イワンが厳しい口調で交信してくる。ジェットの手が止まる。  
「最初ニイッタハズダ。るーるヲ守レナイナラげーむニ参加スルナ。  
暴力ハダメダ。君ガ本気デ殴ッタラドウナル…落チ着ケ」  
アタシはしゃくりあげて大声をあげて泣いていた。  
「ああイワンそうだったな。殴ったりはしねぇよ。しっかしすっかり興ざめだ。  
チクショー…ほら、舐めて綺麗にしろ!ほらよぉ」  
「うっううっ…」  
ジェットの鼻はてらてらと透明な粘液にまみれ輝いていた。これは、これは…  
アタシの…! 頭がくらくらした。震えながら躊躇してしまう。  
鼻と鼻を突き合せジェットはアタシに罵声を浴びせる。  
「今度は鼻を口ン中に無理矢理突っ込まれてぇのか! てめぇのモンだろうが、さっさとしろ!」  
アタシは涙を滲ませおずおずと口を開いた。言われるまま鼻を口に含む。  
「ドウモ僕ノ構想トハ違ウ筋書キニナッタナ…」  
イワンが戸惑い気味に交信してくる。  
 
「大人、君ハ少シじぇっとヲ煽リ過ギダヨ」  
「はいなあ反省するネ」  
大人がしょんぼりしてみせる。アタシはただ泣きながらジェットの鼻を舌で舐めまわしていた。  
「ダケドじぇっと君モ短気ガ過ギルヨ。危ナカッシクテ心臓ニ悪イ」  
「年寄りみたいなこと言うなよイワン。…へへ、どうだぁ自分のおツユの味は…美味いか?」  
アタシは返事をせずに彼の鼻を左右の両側から方向をかえて舐め回し続けていた。もう怖くて両手に力 
は込めず抵抗の意志を示すことが出来ない。イワンが止めても彼はアタシを殴るかもしれない…その恐 
怖で逆らうことが出来なくなっていた。  
「デモネェふらんそわーず君ノ気持チガ一番問題ナンダヨネ。…愉シムンダヨ。せっくすハ快楽ダロウ? 
イロイロ試セテ最高ジャナイカ。一体何ヲ泣クコトガアルンダイ。何デソンナニ苦痛ニ思ウンダイ… 
皆君ヲ抱キタインダヨ。君トヒトツニナリタインダヨ。皆ニ愛サレテ幸セソノモノジャナイカ」  
イワンが両目を光らせた。  
 
力を込めず鼻を支えるアタシの両手はジェットの鼻についた自分の体液と唾液が交じり合いネトネトと 
湿り気を帯びてしまっていた。  
ジェットは膝をじゅうたんの床に付き自分の両腕でアタシの両手首をそれぞれガッチリと掴み上半身だ 
け引き起こされたアタシを支えている。  
「んんっううっ…」  
鼻の根元までアタシの舌がたどり着いた。すぐさま唇を塞がれる。そのまま舌を絡めあい激しく吸い付 
き合った。ふたりとも息が荒くなりびちゃびちゃと辺りにまで音が漏れる。  
「なんだ…のってきたのか」  
興奮したのかグレイトがすこし上擦った声を出した。  
「違ウ。サッキノヨウニ僕ノ精神波ガ脳ヲ刺激シテイルンダ。 
ツマリ疑似体験彼女ハばーちゃるせっくすで快感ヲ得テイル。相手ガ違ウンダヨ」  
「そんな…」  
「しっ、はいんりひ黙レ。ミンナハ口ニ出スナ。考エルダケニシロ。今僕ハじぇっとトハ交信シテイナイ。 
彼ガ逆上シタラ困ル」  
ハインリヒを含め一同がイワンに対して頷いて見せた。  
「なんだ…やっとソノ気になったかい子猫チャン」  
アタシの唇を開放してジェットがニヤリとした。アタシの両手首を引っ張り自分の両肩に乗せる。 
片手がアタシの両膝を曲げMの字に開いた太ももの根元に伸びる。  
「ほらよお」  
「あッ…あああああーっんッ!」  
 
(あっあああッン! んんッ…いやっいやああッあぁんっ!)  
アタシはのけぞり激しく腰をゆすった。アタシは自分の体の中に彼を含んでたまらない快感に背筋をゾ 
クゾクさせている。体の奥から熱い蜜蝋がじゅくじゅくと溶け出してきて彼を包み込み離そうとはしない。 
そのまま下から上へ突き上げられた。思わず甲高い悲鳴をあげてしまう。  
(だめぇだめえッ…は…博士にき、聞こえてしまうわあッ! うッああっんッ!)  
(…ボクの肩を噛んで…ね、フランソワーズ)  
向かい合わせにあぐらをかいて座っているジョーがくぐもった声でアタシに声をかける。 
アタシはコクリと頷くと彼の言われたとおりに肩口にしっかり噛み付いた。 
ジョーはそのままアタシの胸の谷間に顔を埋めた。乳房をまさぐりながら片方の乳首を口に含む。 
下半身はしっかりとつながり突き上げられる規則正しい律動の快感に耐えられず歯を噛み締めてしまった。  
 
「…僕ガ夜ノ時間デ眠ッテイル間モ気苦労ガ多インダネ。参リマシタ」  
(いつまで精神波を送るんつもりなんだよ、イワン)  
(モウスコシ様子ヲ見テカラニシヨウヨはいんりひ…)  
「へへへ…いい感じにココを濡らしてるなぁ、うれしいぜ」  
ジェットはアタシの下の唇を指でこじ開けていた。すぐに彼の指がアタシの中に入り肉の壁を擦りあげる。 
アタシは頬を紅潮させカラダを揺らす。  
「アッ…ハアァァァァァッンッ!」  
「そうかい気持ちがイイか。声が色っぽいぜ。もう一本入るぞ…そら!」  
「はぁひいいいいっ!」  
 
ジェットは片手をアタシの背中に回して身体をしっかりと支えている。  
「そーか。鼻は嫌いか、子猫チャン…気に入ってもらえなくて残念だったな」  
機嫌は良い調子の声だ。向かい合わせになったジェットはそれでも未練があるのかアタシの胸の尖り起 
ちあがった先端を交互に鼻で何度も小突く。彼は指の根元までを差込んでしまい何度も往復させていた。 
指の腹が肉の内壁を擦り上げるとアタシは小刻みに震え鼻にかかった調子のくぐもった声をあげる。 
拒絶とはとても受け取れないであろう甘えた声。  
「ああッあああっんッあんッ…」  
両手で掴んだ彼の肩に爪を立てる。瞳は潤み恍惚としたけだるい表情を見せて腰を自分からくねらせていた。  
(マズイ…コノママデハ僕ノ計画カラ脱線シテシマウ! 精神波ヲ送ルノハ中断スル! 
はいんりひ! モシモノ時ハ助ケテクレ)  
(イワンそりゃあどういう意味だ?)  
(ふらんそわーず自身ガじぇっとトせっくすシテイルト認識シナイト意味ガナイノダ。 
ソウデナイト僕ノ“僕達”ノ目的ガ果タセナクナル…じぇっとガるーる違反ヲ犯スヨウナラ君達ガ…頼ム)  
(わかった…まかせとけ。皆で取り押さえてやる。いつでもいいぞ)  
イワンの両目から光が消えた…。  
 
「あっああ…あんッああ…あっ? …えっ! きゃあああ! いやあああっ!」  
アタシは急に目が覚めたように意識がはっきりとした。自分の取っている体勢に気付くと悲鳴をあげる。 
腰を後ろにずらして侵入者から逃げ出す。思い切り足をばたつかせる。両手でジェットを突き飛ばす。  
「なんだ…どうしたんだ一体…」  
アタシの突然の反抗にジェットが面食らった。  
 
アタシはジェットから離れ後ろに飛び退った。何が起こったのか理解できずに呆然としていた  
ジェットがへへんとせせら笑った。全員が固唾を飲んでジェットを見守っている。  
「そうか…そういうことか…チクショー! ふざけやがってぇえええ!」  
すさまじい叫び声をあげて勢いよくジェットはアタシを押し倒し馬乗りになった。  
「きゃああああ! やめてぇぇえ! いやっ! いやあああ!」  
簡単に彼に組み伏せられる。両腕は飛び上がるほどの強い力でねじ伏せられる。  
全く動けない。首を横に振る事しか出来ない。イワンがあわてて交信してくる。  
「じぇっとダメダ! …るーるハ絶対ダ!」  
首を必死で振り呻き声をあげるアタシにジェットは怒りの目を向けている。  
「…ああ心配するなイワン、ルールは守る!」  
「じえっと落ツ着ケ。精神波デ刺激スルノハ僕ガ判断シタ。タダ…」  
「いいから黙ってろ!ここまで道化扱いにされたんだ。このオレをコケにしやがって  
…こーなりゃこちとらファックしまくるしかねーだろうが!」  
彼のすさまじい怒りの気迫に押されアタシは怯え震えることしかできない。  
「イクぜ!この…インラン女!ぶっ壊してやる!」  
 
馬乗りになっていたジェットは腰を浮かすとアタシの足元に移動する。  
「ああっ」  
アタシの両足首を掴み力任せに大きく左右に押し広げた。すかさず両膝の内側に割って入りアタシに足 
を閉じさせないようにする。両の膝頭の内側をしっかりと両手で押さえ込んでしまった。  
「いやっやめてっ!」  
まだ自由になる上半身を必死に跳ね起こしてアタシは逃げようとする。ジェットが怒号の叫びを浴びせた。  
「まだ抵抗すんのかよ…見てろ、次のヤツがヤリやすくなるようにしてやるからな  
…もう男のモノが欲しくてたまらねぇとよがり狂って泣き叫ぶようにしてやるからな。 
わかったか! メス犬め!」  
「あああーっ! やめてぇぇぇぇ! きゃああああっ!」  
再びアタシを襲う激痛!ジェットは叫ぶや否や強引に晒された目の前のアタシの秘裂に指を二本差込み 
ぐるぐると掻き回すと乱暴に指を肉の壁に立掛けてしまった。  
アタシは激痛に顔を歪め首を振り泣き叫ぶ。  
「…子猫から犬になったか」  
「ぐれいとヤメロ! じぇっとヲ煽ルナ! …彼ノ心ヲ読ンダ。大丈夫ダ。彼ニ任セル。  
彼ハるーるヲ守ッテクレル」  
イワンのテレパシーにアタシは怒りの声を上げた。  
「な…なにがルールよ…イワン…こ…んなひどい…あうっ!」  
アタシは悲鳴ほあげた。ジェットがカラダの中の指に力を入れたのだ。  
「イワンに文句をいうな! しっかしまぁだしゃべる元気があんのかよ。もうよがらせてやるしかねぇなぁ。 
さっきからお前もお預けくらってんで待ち望んでんだろうが」  
恐怖でアタシの声は上擦る。喉がヒクついている。  
「いや…いやよぉ…もうやめて…」  
「今さら心にもないことを言うなよ、メス犬…いい声出してキャンキャン鳴きな」  
 
「オラァッ本番二回戦開始だ!」  
陵辱が再び始まった。ジェットが指を引き抜くとすぐに花芯の入り口に激痛が走る。  
「あぁぁぁぁぁぁぁぁ! イヤァァァァァァァァァッ!」  
「どこにあんな悲鳴出す体力残ってんのかね」  
グレイトが生唾を飲み込んだ。  
「すごいヨずーんずん入ってくネ。ゆっくりゆっくりジュブジュブ音立ててネ」  
大人がチロリと口から火を吐き出した。口元には涎をこぼしている。  
「オレとしてはよぉ一気にブチ込みたいんだけどなぁ」  
「はぁはぁはぁ…ううっうう、いや…いや」  
アタシは呻き声をあげまだ身体を揺する。ジェットは笑いながらアタシを見下ろす。  
「この方がつながってるってよくわかるだろうが!」  
「ああっ! あっ!」  
彼が動く度に内側から身体を裂かれるような痛みが襲った。アタシはほったらかしにされていた両手を 
彼の背中に回し爪を立てる。ジェットがニンマリする。  
「なんだくすぐったいぜ。今さら猫のマネなんてするなよメス犬…噛み付いた方がまぁだいいんじゃないか」  
「お願い…ホントに痛いの…やめて、もうやめて…」  
「まぁだそんなこといってんのか! 洪水みたいに誘い水出しやがって! よくいうぜこのメス犬が」  
アタシの哀願は彼を逆上させるだけだった。  
「いやっ! うっ動かないでぇっ! いやぁぁぁ!」  
 
「さあて…オレのを全部咥え込んでしまったぜメス犬」  
アタシの裸のお腹にジェットの服が当たる。彼が腰を動かした。激痛に悲鳴をあげてアタシはのけぞる。  
「ヒイッ!」  
「どうした…もっと鳴けよそら」  
「あッアアッ! いやっ!」  
「嫌なわけねーだろ。おら、じゅうたんまでたれて濡れてるぞ…汚ねえなメス犬」  
ジェットはアタシのお尻に片手を回すと指をアヌスに這わせる。  
「てめぇの尻の穴までびしょ濡れにしてやがる」  
アタシは激しく首を振り腰を浮かせた。だが腰を引き寄せられつながったままではまったく逃げられない。  
「いやっ! そんなトコ触らないでぇっ!」  
ジェットが冷たく笑うとすぐに指を引っ込める。アタシを見下ろしながらわざと音を立てて指をしゃぶった。  
「なんだ…どうやらこっちの穴は未経験のようだな…まあいい誰かが開発した後に味見されてもらうぜ… 
次の機会に楽しみは取っておく」  
「! なんですって…そんな…! あああッ! あぁんッ!」  
「今はこれがスゲェ気持ちがいいんだ…お前のカラダはスゲェぞ」  
ジェットは激しく腰を動かす。淫猥な水のはねるような音が激しく響く。  
「やめてぇぇぇぇぇ!」  
 
アタシの悲鳴をここにいる皆は笑って聞いているだけだ。痛いのよ…誰か助けてよっ!  
どうしてそんなにうれしそうに笑って黙って見ていられるの!  
「あッ! アアアッ…あぁんあんっ! はあ…あひぃっ!」  
ただアタシは彼の律動に同調してうめき声を漏らすことしかできなくなっていた。 
まさに激しい痛みが体の奥に突き刺さる。見ている仲間を罵倒することも出来ずただ陵辱されている。 
涙がただ溢れていた。体へ加えられる痛みと仲間への憤りとそして絶望と…。  
「…男を虜にするカラダだろう? なあジェット」  
ハインリヒが声をかけた。腰の動きを止めることもなくジェットが応える。  
「あっ…あっ…ああんっ…あん」  
少し落ちたテンポに合わせアタシのうめき声にも間隔ができる。  
「ああハインリヒ。こりゃあ他の皆にもたぁんと味わってもらわないとな」  
「ソレナラソロソロオ願イシマス。クレグレモ中出シハダメダヨ」  
イワンのテレパシーにアタシは怯える。  
「いや…いや…」  
「おっしゃああ! いくぜ!」  
アタシの足は左右に大きく開かされ広げられて体の中心でしっかりジェットとつながっていた。 
彼は両足の間に割って入ってしまっている。両の太ももの下に彼の両腕が回り腰を引き寄せられていた。  
彼は体勢を変えた。くの字に曲げられ中空に漂っていたアタシの両足首を掴んだ。  
「ああっ!」  
「ラストスパートだあっ! 鳴きわめけ! メス犬ぅ!」  
 
アタシの両足は広げられVの字型になっている。膝を付いたジェットは激しく腰を動かす。  
「ほらよぉよぉく見えるぜ!ファックしてんだぜぇ!お前にも見えるだろうが!」  
「いやっ!いやっ!あああっ!あっ!」  
「深山(ミヤマ)カ…正常位トハイエ結合部ガ女性ノ体ノ奥マデ入リ男性ガりーどシヤスイ。 
挿入角度デ刺激ガ変ワル…じぇっとハナカナカあくろばちっくダネ。  
マサニコレコソれいぷスタイルダヨ」  
イワンの交信にグレイトが反応する。  
「深山(しんざん)の奥深くの神秘の泉を目指すってか…風流だねぇ」  
「ガイジンの赤ん坊に日本の体位の呼び名を解説してもらってどうすんだ。…火貸せよ」  
ハインリヒは鼻の穴から煙を出している大人に声をかけると彼の鼻を掴んだ。  
「あいやーまさに鼻から火が出るネ。興奮するネ」  
言葉どおりに火が出る。タバコに火をつけ一服するとハインリヒはイワンに声をかけた。  
「しっかしよぉイワンそんなもん赤ん坊のてめぇが覚えてどーするんだ」  
「ドウニモナラナイサ。僕ニハ知識ノミ。経験スルコトハナイ。 
ダカラ目ノ前デ実践サレルノヲイロイロ見テオキタインダヨ」  
「オレはお前とは暮らしたくないね。イワンよ」  
彼らが和やかな雑談に興じている間もジェットのアタシへの陵辱は続いている。  
「はぁ…はあっ…ああ…あっ…」  
強引に突き上げられる度痛みが走る。なのにアタシは逃げることもできずただ息を弾ませて声をあげる。 
彼が動く度自分の体が揺れるのがとてつもなく悲しかった。 
せめて彼とつながり侵入を許している体の下は見ずに天井のライトを眺めるしかなかった。 
後は苦痛に耐えて瞳を閉じるしかない。  
「野次馬はなぁに好きなこといってんだ…」  
 
ジェットは腰の動きを止め「仲間」を見回した。彼も息を弾ませている。  
「ミヤマか…へっへそれよりはこれでフィニィシュしてやるぜ!おらァ!」  
「!!いやああーっ!やめてぇぇ!」  
アタシは大声をあげた。彼は持ち上げて掴んでいたアタシの両足首をぐいとアタシの側に押し倒してきた。 
ジェットは笑う。  
「さすがバレリーナだけあるな。体が柔らかいぜ。ほらよ…お前のアソコは丸見えだあっ! 
しっかりオレのを咥え込んでいやがるぜ、お前の体ン中に全部入ってるんだ… 
わかるか! サカリのついたこのメス犬がぁっ!」  
「いやっ!いやっ!いやぁぁぁぁぁぁっ!」  
アタシは首を振り泣きじゃくった。彼の動きはさらに増す。  
「ばっくふぁいやーデスカ。女性ノ内壁ノ前面ガ擦ラレルカラ男性ニハトテツモナイ快感ナンダ… 
シッカリ目ニ焼付ケトクヨ。勉強ニナル」  
イワンがつぶやくように交信する。ハインリヒが呆れる。  
「お前一体どんな勉強してるんだ?」  
硬直な肉の棒で子宮の入り口まで突き上げられ擦りあげられる絶え間ない激痛にアタシは体を仰け反ら 
せ叫んでいた。  
「やめて…やめてぇぇぇぇぇっ!あああああーッ!」  
 
すさまじい肉と肉との擦れあう音が激しいビートを刻む。 
アタシは喉が張り裂けんばかりに叫び声をあげた。 
突き刺され引き千切られるかのような激痛に首を振りのたうちまわった。  
しかしアタシの体は圧し掛かられてしまっていて逃げられない。 
エビのように体を折り曲げられ中心の奥深くまでジェットを含んでしまっている。 
こんなの…こんなの地獄の苦しみだわっ!もういや…いやよ…もう終わってェッ!  
「ああぁぁぁぁッ…ああーッ!ああああ!」  
「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!」  
突如彼が野獣のような咆哮をあげる。彼の分身がアタシの体の中で膨らんだ。  
「くうっ…」  
ズチャッ…  
ジェットが小さくうめくのとペニスが引き抜かれるのはほとんど同時だった。  
ジェットはアタシから離れ後ろへ飛びのく。 
熱を持った白い液がアタシの髪の毛と同じ亜麻色の茂みにビチャビチャとかけられた。 
むせかえるイヤな栗の花のニオイがアタシの体から発せられている。生臭い香りが鼻に付く。  
「へっへっ間一髪だったな。中でこぼれないか心配だったか?メス犬」  
アタシの両足首は掴んだままでいたジェットがゆっくり自分の両脇にそれぞれ下ろす。  
「ま、でも余裕シャクシャクってとこだ。哀れなオレのスペルマ君達…アーメン」  
ついさきほどまで体の中で猛り狂っていた彼の分身がその先端から勢いを失いながらもいまだ白濁した 
忌まわしい液体を放っていた。支えられていないそれは好きに液体を振り撒いている。 
アタシのお腹に太ももにそしてじゅうたんに…。  
 
「あーあ楽しませてもらったぜ。てめェもよかったろメス犬」  
放心状態になってしまいアタシは微動だに体を動かすことが出来なくなっていた。  
ジェットはそんなアタシを容赦なく現実に引き戻す。 
すくっと立ち上がるとアタシを挟んだまま見下ろしていた。 
ニヤリと笑うとしゃがみこみ口元にペニスをあてがった。  
「ひっ…いっいやっ!うえっ」  
アタシは顔を背ける。  
「てめぇみたいなインランに中出ししてねぇんだ! 感謝して舌で拭き取れ… 
舐めて綺麗にするんだよぉ! はやくしろ!」  
「うっうう…」  
仕方なく彼の言葉に従い口を開く。ペニスを含み舌で舐めまわす。 
吐き出したくなる生臭いニオイに必死で耐えた。 
ジェットは自分で手を添えてペニスを支えている。  
「歯を立てたら承知しねぇぞメス犬…そう…そうだ…くふぅ、お前舌使い巧いじゃねえか…」  
「じぇっとるーるヲ守ッテクレテ感謝スル…僕ノ精神波ハ刺激ハデキルガソノ感ジ方マデハ操作デキナイ。 
君ノぷらいどヲ傷ツケテスマナカッタ」  
「ああ気にするなイワン。良かれと思ってやったんだろう?」  
プライドですって…アタシのカラダはココロはどうなるのよっ!  
彼のペニスを舌で舐めまわしながらアタシは怒りで涙がこみあげてきた。  
「ふらんそわーず…サッキカライッテイルダロウ。愉シムンダヨ」  
 
「君ガじょー相手ニヤッテイルコトト同ジジャナイカ…ヤッパリ君ハイヤイヤッテ叫ンデタヨ。 
ふぇらちおダッテシテイタロ…スグニマタ回復スルンダヨネ」  
アタシはハッとして目の前のペニスから口を離した。イワンを睨む。  
「!イワンあなた…ひっ!」  
「サカリのついたメス犬は相手が男なら誰でもいいんだよ」  
ジェットは手でペニスを揺らせてペタペタとアタシの頬に打ちつけた。 
彼の冷たい笑いに圧倒的な力を見せ付けられたアタシは震えた。 
ぐったりとしてアタシの体は思うように動かなかった。 
ジェットがジッパーをあげながら立ち上がった。  
「じゃあなメス犬。後の連中を楽しませてやんな」  
「待て。誰が君の後始末をするんだ」  
ピュンマが不服を述べた。  
「ソレガネ拭キタガッテイル人ガイルンダヨ。大人」  
「はいなあ。いいモン見せてもらったモンネ。アテが掃除するヨ」  
 
「コノ部屋ニハ僕ノヨダレカケデモたおるモイクラデモアル。頼ムネ」  
「はいなぁ若返ったもんネ。いくらでもキレイにしたげるヨ」  
大人がごそごそとキャビネットからタオルを持ち出しアタシに近づいた。  
「ハァイハイ。キレィキレイにしましょうネ…ぎゃあ!」  
アタシは持てる力を振り絞り大人の鼻を蹴り飛ばした。大人は尻餅をついて後ろに転がる。  
「ああっ!きゃあっ!」  
植物のツルに変身したグレイトがアタシの両手両足に巻きつき締め上げる。  
アタシはその痛みに体を仰け反らせた。上下に激しく動く。  
「いけませんなあ。年寄りにその態度は。君をキレイに拭いてくれるんだからぁおとなしくしなさい」  
「ああっあああっ!」  
再度締め付けられアタシは喘いだ。  
「大人我輩が押さえておくからはやく拭きなよ」  
「はいはいはいなあ…ったくぅ最近の若い娘はぁ」  
ぼやきながら大人がアタシの体についていた精液を拭き取る。  
「サアテオ次ノ相手ダレニシヨウ」  
イワンが交信してきた。皆のくぐもった笑い声が部屋にこもる。 
ツルのグレイトに縛られ自由が利かないアタシはただ震えているだけだった。  
 
 
 
 

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