「香穂ちゃん、お茶持ってきたよ。もうずいぶん長いことその格好じゃない。
風邪ひいたら大変だからね」
「あったかい・・・ありがとうございます」
お互い目のやり場に困るのか、火原は香穂子の背後から近寄って湯飲みを手渡した。
全裸で。
「おいしい。先輩こそ寒くないですか?」
「俺?俺は大丈夫だよ。昔から陸上で鍛えてるからね!
でも香穂ちゃんやっぱり、立ってるね・・・」
「っあ」
「鳥肌、すごいよ」
「と、鳥肌、はいっ、そうですね、さすがに」
胸元の頂が立ってるのがバレたかと思って、一瞬焦った。
肩から腕にかけて優しく撫でてくる火原の手に、香穂子は温もりを覚えると同時に
胸の尖りを撫でられてるのと同じ位、身体の芯からジン、と感じてしまう。
「あーあ、コンクール中だったら、ファータのお店で衣装が買えるのになー。
せめてアロハシャツがあればまだ・・・あ」
「先輩?あの、どうしたんですか?」
にわかに赤面する火原。どうやらアロハシャツを羽織っただけの、見えそで見えない
香穂子のエッチな姿を想像してしまったらしいw
「あ、そうだ!お昼のカツサンドが余ってたから、一緒に食べようと思って
持ってきたんだ!お腹空いたでしょ」
「嬉しい!購買のカツサンドおいしいですよね。先輩?」
「どうしよう、やばい・・・」
「え?」
カツサンドを差し出そうとした火原の手が、ぴたりと止まる。それもそのはず。
香穂子がいま、湯飲みを持った手でたくみに秘所を隠しているように
火原の腰のあたりもちょうど、手に持ったカツサンドで隠されてる。
それを香穂子に差し出したら・・・・・・
「香穂ちゃん、か、カツサンドの前に」
「は?」
「か、香穂ちゃんを、香穂ちゃんを俺に食べさせて!!!」
「はいぃ!?」
火原に正面に回りこまれ、ガバッ!と押し倒される香穂子。
今の今まで正座だったせいで、足がしびれていて火原をかわすことができない。
「香穂ちゃん!欲しいよ!もう我慢できない!」
「ひゃっ、あ、せんぱい、んぅ」
深く口づけされながら、あっという間に身体の上にのしかかられてしまった。
その格好のまま愛撫され、抱きしめられ、身体を引き寄せられるのを感じて、
とっさに伸びた足をぴたりと閉じようとする。
火原もそうさせまいと、閉じようとする足の間に割って入ろうとし・・・
むにゅん!
「香穂ちゃっ、オレ、あぅ、あ、あぁーっ」
「ひゃん、先輩!熱い・・・っ」
「ごめ、出・・・ちゃっ、た・・・・・・」
足の間に辛うじて火原のモノだけが挟み込まれ、キュンと締めつけられた途端、
そんな甘美な刺激を初めて味わう火原は、すぐさま漏らしてしまった。
香穂子の太股の間で火原のモノがビクビクと震え、放出しながら、内股を濡らしていく。
「はぁっ、あぁっ、香穂ちゃん、ごめ・・・」
「あん、先輩」
「ごめん、情けないよね俺。こんな、早すぎてさ」
「今の・・・熱くて、気持ちよかったです、先輩」
「いいの?だって俺、我慢できなくて、あっという間に」
「今度は中にほしいです。熱いのを、いっぱい」
「香穂ちゃん、そんなこと言われたら、また、出そうになっちゃったよ・・・。
今度は、ちゃんと食べさせてあげるから。だから俺にも、香穂ちゃんを食べさせて」
この後お互いを食べさせあって、童貞と処女を卒業したのはいいけれど
身体を温めるのを通り越して汗だくになってしまった二人は、
冷めたお茶とカツサンドを仲良く分け合ったのだった。
全裸で。