○月○日
担当アイドルの美波に、相談があると呼ばれた。
なんでも好きな人がいるらしいが、その人はたくさんの異性に好かれていて、美波の友人の何人かもその男が好きらしい。
とんだリア充もいたもんだ、爆発しろ!
美波には「お前は優しくて可愛いんだ、お前を嫌うようなやつがいるわけない。積極的にいったらどうだ」とアドバイスしてみた。恋愛沙汰は御法度だが、完全に封鎖しきるのは不可能だしな。
○月◎日
担当アイドルの三船美優さんに、相談があると呼ばれた。
何でも、好きな人がいるのに臆病になってしまうとのこと。
美優さんは自分の魅力を未だに理解していないらしい。俺は美優さんの魅力について長々と語ってしまった。
ぼうっとした目で見られてるのは、きっと呆れられたにちがいない。凹んだ。
○月□日
担当アイドルの鷹富士茄子と一緒に食事にいく。とは言っても、野外ロケの終わった帰り道でのことだが。
その後車がエンストしてしまい、茄子と二人でホテルに泊まることに。
茄子がいて不幸が起こるとは珍しい。
湯上がりの茄子は非常に色っぽく、思わず見惚れてしまった。
そんな茄子の誘惑を断ち切るべく、俺は早くに寝ることに。お休み茄子。
○月◇日
朝起きたら、半裸の茄子が隣にいた。
布団には血の跡が。
目を覚ました茄子に、たくさんキスをされた。嬉しすぎて、思わず茄子とイチャイチャ。……社長にバレたらクビかな。
○月■日
茄子との情事が事務所内に知れ渡っていた。世紀末もまっつぁおの悪夢が始まる。
社長からは自宅謹慎を言い渡される。
まぁ、なんかあって俺の存在が浮き彫りになろうもんなら茄子のアイドルとしての未来が闇に沈むものな。仕方ない。
○月◆日
自宅謹慎し始めて一週間。
俺の家には三人もアイドルが済むようになった。
美波、美優さん、茄子の三人である。ナンデ!?アイドルナンデ!?
どうにも三人は俺のことを慕っていたらしい。好きな人がいるとか言ってたのに。
ともかく、茄子が本妻、美波と美優さんが愛人として俺の嫁になるらしい。
嬉しいがいいのか、アイドル。