ライブだの、その下準備だのに追われてろくに休めなかった一週間が過ぎ、ようやくとれたオフの日の朝。  
 ファンの大歓声に包まれて終了した、事務所を上げてのライブ。  
 それを下準備から後処理まで、必死でこなした俺の体は、朝になってもその疲労がとれないままだった。  
(さすがにちょっと疲れたな…・・・)  
 とはいえ、俺は自分がプロデュースするアイドルがライブに出たわけではなかったので、他のプロデューサーに比べればまだマシなのかもしれない。  
 その分、ちひろさんに事務仕事に借り出されはしたが、ずっとぶっ続けで徹夜するような事態にはならなかった。  
 それでは、なぜ疲労が取れないのかというと―――単純に、寝ていないからだ。  
 別に次の日オフだからといって夜更かししてゲームしたわけでも、興奮冷めやらず眠れなかったわけでもない。  
 なぜ眠れなかったのかといえば―――。  
 
 
 
「……んんっ……?」  
 ―――俺の下で裸ワイシャツをはだけさせ、色っぽく身じろぎする、この少女のせいだった。  
「まだ―――しましょう?せっかくの、オフなんですし……?」  
 そんな風に、とろんとした表情で俺に微笑みかける少女は、藤原肇。  
 俺の担当アイドルにして、愛しい恋人である彼女は、昨日の夜から俺の家に押しかけてきて、それからずっとエッチし通しなのだった。  
 
「一晩中あんなにしたのに……まだヌルヌルのエッチな汁がドバドバ出てきてるぞ」  
「ひゃあっ!?くぅぅっ……あん、んぅっ、ひぃんっ!?くぅぅっ、あっ、アンっ!」  
「すごいグチョグチョ音がするな……聞こえるか?」  
 俺は肇に挿入しっぱなしの男根を動かして、聞こえるようにグチュグチュと音を立てる。  
「だ、だってこの一週間、忙しそうでできなかったから……ぁああ、あふぅぅんっ!ど、どうしても我慢できなくて……んぅっ!」  
 やや言い訳がましく、肇が言う。  
 彼女と付き合い始めて最も驚いたのが、意外なまでの肇のセックスに対する積極性だった。  
 いや、最初は違ったのだ。  
 肇の純潔を奪って、だんだん性行為にこなれてきて、行為でイクことができるようになってから、彼女は事ある毎にセックスを求めてくるようになった。  
 別段俺のテクニックが優れていたとかそういうわけでもないのだが、どうやら肇はエッチにはまってしまったらしい。  
 まあ普段真面目そうで、落ち着いた雰囲気の肇が実はエロエロなんていうのは、俺をひどく興奮させるシチューションなので、問題はないのだが。  
「……それなら、望みどおりにしてやるっ!」  
「ひぃあっ!?んんっ、ふぅっ、あぁぁぁっ!」  
 溜まった疲れを忘れさせる恋人の誘惑に堪えきれず、俺は肇をめちゃくちゃにしたいという欲望に飲まれた。  
 肇もそれに答えて、俺の腰に脚を絡めてくる。  
 浅いところを責める肉棒を、奥へと導くように。  
 肇の発情しきった体は、貪欲に男を求めているようだった。  
 
「奥まで入れるぞ……!」  
「くひぃん!はぁっ、はひっ!ふぅ、ふひぃんっ!あぁぁ……ああっ!んぁあっ!はひぃぃんっ!」  
 腰を突き出すと同時に、散々夜通しのセックスで混じりあった精液と愛液が、膣穴からどぷっと音を立てる勢いで溢れ出てくる。  
 それを掻き分け、ヌルヌルに濡れた膣肉を肉傘で擦り、子宮寸前まで貫く。  
 その快感に太腿を震わせ、ぎゅっと俺にしがみついてくる肇。  
「はぁっ、うぅっ……!奥っ……届いてますっ」  
 ダンスなどで引き締まってはいるけれど、一定の柔らかさも持っている体に覆いかぶさり、白い柔乳を両手で揉み解す。  
 指先を食い込ませるほどの激しい愛撫にも関わらず、肇は顔を蕩けさせて喜悦の声を漏らした。  
 既に激しく犯されることで、肇の理性は飛んでいってしまっているようだ。  
「ここが好きなんだよな?マンコの奥をチンポでコツコツされるの」  
 乳肉を掴んだまま、子宮口を激しくノックする。  
「はぅっ!?んあっ!はひっ、んんっ、ひっ、あんっ!」  
 突き入れに合わせて膣肉を震わせ、ギュっと締め付けながら悦びを肉棒に伝えてくる。  
「もっと?もっとチンポで突いて欲しいか?」  
「はぁ、お、お願いします……たくさん、エッチしたくて……はぅぅっ、んふぅぅん」  
「っ!肇は普段あんなに真面目なのに、とんでもない変態だな……!ほら、ココどうだ?」  
「ひゃうっ!そ、そこ、弱い……ぁあっ!あぁっ!あぁああっ!」  
 ファンが見たら―――いや、彼女を知る人間誰が見ても絶句するような、性交のおねだりを口にしながら、悶え乱れる肇。  
 その様にとんでもなく興奮を煽られて、俺の責めもさら  
 
「奥まで入れるぞ……!」  
「くひぃん!はぁっ、はひっ!ふぅ、ふひぃんっ!あぁぁ……ああっ!んぁあっ!はひぃぃんっ!」  
 腰を突き出すと同時に、散々夜通しのセックスで混じりあった精液と愛液が、膣穴からどぷっと音を立てる勢いで溢れ出てくる。  
 それを掻き分け、ヌルヌルに濡れた膣肉を肉傘で擦り、子宮寸前まで貫く。  
 その快感に太腿を震わせ、ぎゅっと俺にしがみついてくる肇。  
「はぁっ、うぅっ……!奥っ……届いてますっ」  
 ダンスなどで引き締まってはいるけれど、一定の柔らかさも持っている体に覆いかぶさり、白い柔乳を両手で揉み解す。  
 指先を食い込ませるほどの激しい愛撫にも関わらず、肇は顔を蕩けさせて喜悦の声を漏らした。  
 既に激しく犯されることで、肇の理性は飛んでいってしまっているようだ。  
「ここが好きなんだよな?マンコの奥をチンポでコツコツされるの」  
 乳肉を掴んだまま、子宮口を激しくノックする。  
「はぅっ!?んあっ!はひっ、んんっ、ひっ、あんっ!」  
 突き入れに合わせて膣肉を震わせ、ギュっと締め付けながら悦びを肉棒に伝えてくる。  
「もっと?もっとチンポで突いて欲しいか?」  
「はぁ、お、お願いします……たくさん、エッチしたくて……はぅぅっ、んふぅぅん」  
「っ!肇は普段あんなに真面目なのに、とんでもない変態だな……!ほら、ココどうだ?」  
「ひゃうっ!そ、そこ、弱い……ぁあっ!あぁっ!あぁああっ!」  
 ファンが見たら―――いや、彼女を知る人間誰が見ても絶句するような、性交のおねだりを口にしながら、悶え乱れる肇。  
 その様にとんでもなく興奮を煽られて、俺の責めもさらに激しくなっていく。  
 
「……そういえば、さ。三日前、肇はレッスン場の更衣室でオナニーしてたろ?」  
「んんっ!な、何で……知ってんんぅっ!知ってるんですか……?」  
 肇の膣を責めながら、俺は彼女に三日前偶然目にした痴態のことを言ってみる。  
 突っついてちょっといじめてやろうと思っていた話題である。  
 肇はセックスの最中に言葉でいじめられるのも、かなり好きなのだった。  
 その証拠に、締まりが増してきている。  
「その日俺はちょっとレッスン顔出そうと思って来てたんだよ。結局遅れちゃって、レッスンが終わった後に来たんだけど……。更衣室の前で肇に声かけようとして待ってたら、中から肇の喘ぎ声が聞こえてきてさ……」  
 更衣室の中から甘い声が聞こえてきた時には驚いて、同時にムラムラ来て肇を襲いそうになったのだが、残念ながら時間的余裕がなくて、そのままオナニーにふける肇を背に仕事に戻ったのである。  
 もちろん、その日は残りの仕事がろくに手につかなかったのだが。  
「はぁんっ、き、気づいてたならそのままエッチしてくれれば……」  
「あー、ごめん。時間なくてさ……。それで、なんでオナニーしてたんだ?」  
「そ、それは……」  
 流石に恥ずかしいのか、顔を真っ赤にして言いよどむ肇。  
 エッチになるとめちゃめちゃ積極的なのに、そういう恥じらいはまだ持っているようだった。  
 まぁ答えなんて分かりきっているのだが、そんな可愛らしい恋人に、俺は少しだけ意地悪をする。  
「言わなきゃ、もうセックスやめるぞ?少し疲れたし……」  
「っ!?い、言いますっ、言いますからっ!」  
 俺の突き放す言葉に、肇は可愛らしく慌てて狙い通りの言葉を発した。  
 あの真面目な肇がチンポ抜いて欲しくなくて必死になる様子に、ゾクゾクする。  
「おっ、オナニーしてたのは……ふぅんっ、ぷ、プロデューサーが最近忙しそうで、エッチを我慢してたから……です」  
 既に紅潮して蕩けた顔をさらに赤くしながら、肇は告白した。  
 白状して肇自身も興奮したのか、肉棒を食い締める膣圧はさらに高くなってきている。  
「ふーん。そうか。じゃあそんな淫乱アイドルの肇ちゃんには、お仕置きしないとなっ!」  
 
 宣言すると、俺はコツコツとではなく、ゴツンゴツンと重いノックを子宮口に加える。  
 ベッドの上でビクンと身体を跳ねさせ、ギュっと俺にしがみつきながら、嬌声を放つ肇。  
 身体は喜悦に震えっぱなしになって―――。  
「あぁっ、はぅっ、はふぅぅぅ……そ、そこぉっ!気持ちよすぎてっ!も、もっとっ!」  
 口から思わず、という感じで欲望の言葉が漏れる。  
 開きっぱなしの口から涎を垂らしながら、肇は潤んだ目で俺を見つめてきた。  
「うーん、あんまそこばっかり責めても面白くないしな。今度は……」  
「ひぃっ!?あぁ、引っ張ったらっ!」  
 揉み解していた乳房を中央に寄せると―――。  
 硬くしこった乳首を口に含み、グイッと引っ張り上げる。  
 それなりに実った乳房が形を変え、引っ張られる感触に、肇が声を上げる。  
 そしてジュルジュルと、口に含んだ乳首を吸い上げて、レロレロと舐めまわす。  
 もちろん、子宮ノックを続けながら。  
 腰を前後に揺らし、乳首を引っ張り上げたまま肇を攻め立てていくと―――。  
「あひっ!き、気持ちいい場所同時にっ!?だっ、ダメです―――っ!」  
 締まりが急に強くなり、肇は軽く達してしまったようだった。  
 だが、こんなところでは終わらせない。  
「まだまだ!」  
 コリッと乳首に歯を立て、蕩けきった表情の肇を見下ろす。  
「んひっ!こ、これ以上したら……気持ちよくて、ほ、ほんとに壊れて……っひっ!」  
「肇から誘ってきたのに、そんなの通用するかよっ!壊れるまでやってやるっ!」  
「ひぃぃぃんっ!ち、乳首吸っちゃ……あぁぁっ!」  
 性感帯の乳首を吸われる快感に、膣がキュッと締まる。  
「真面目な顔してエッチ大好き、ファンの前でも俺とのセックスのことばっかり考えてる肇ちゃんは、もっともっと激しくされるの好きだろ?正直に言ったらどうだ?」  
 言葉責めをしながら、理性を完全に焼ききろうと俺は子宮をノックする。  
 
「安全日とはいえゴム無し生セックスして、赤ちゃん出来る可能性もあるのに……。そんなにチンポ欲しいのかっ!」  
 ヌルヌルの膣肉に包まれ、しごき上げられて、俺も正直イキそうだったが、我慢して責めを続ける。  
「こうすると気持ちいいだろ?オマンコの奥コプコプされて気持ちいいだろ?」  
「き、気持ち、いいっ!オマンコの奥、気持ちいいぃぃ……ですっ、あぁ、あぁっ、ぁあああああっ!」  
「こうやってノックされるのがいいのか?」  
「そ、そうですっ!気持ちいいですっ!」  
(くっ、やばいな……!あの肇がエロいこと言ってるってだけで、俺もイキそうだ……!)  
 悦楽に飲まれた様子の肇が、一層理性を飛ばしたように卑猥な言葉を口にする。  
 その言葉を聞いて、膣穴の中で俺の肉棒が跳ね飛び、熱い精が溜まりはじめる。  
「ひゃあっ!?な、中で膨らんで……お、大きくなってます……ぁあっ!」  
「肇の中で出すぞっ!いいよなっ!?」  
 膣内の圧迫に耐えながら、ひたすら奥を突きまくる。  
「はぁっ!いいですっ!さっきみたいにっ!いっぱい中で出してくださいっ!んひぃぃんっ!」  
「そうだろっ!欲しいよなっ!すっかりエッチな匂い出てるもんなっ!」  
 紅潮した肌に汗の玉が浮かび、甘い体臭が俺の興奮を煽ってくる。  
 肇をイカせるべく、俺は乳首を口に含んだまま吸い上げ、腰の律動を激しくした。  
「んっ!んひっ!ま、また同時にっ!?む、ムズムズしてっ!っひぃっ!?」  
「ムズムズを取り除いてやるよ!」  
 乳首を強く吸い上げると同時に、子宮口に亀頭を押し当てる。  
 そのまま子宮を圧迫するように腰を突き出し、乳肉に指をめり込ませる。  
「だ、ダメです……頭、あんっ、沸騰してっ!んひっ!プロデューサーのことしかぁ……考えられなくなりますっ……あぁぁっ!?」  
 理性の完全に焼ききれた頭で、肇は俺への思いを口走る。  
 そして密着したまま自らお腹を持ち上げるようにして、肉棒を自ら奥へとくわえ込もうと腰をくねらせ―――。  
 腰に絡みついた足に力を入れていく。  
 
「は、入って……奥まで入ってぇっ、イクっ……あぁっ、もう我慢できませんっ……気持ちいいの我慢がぁぁあああ!」  
「イっていいぞ!イって!」  
「イってっ!イっちゃいますっ!中グチョグチョされてイっちゃいますぅぅっ!」  
 肇が絶頂することを俺に告げてくる。  
「俺もだっ!出すからなっ!」  
 子宮口に押し当てていた亀頭を、メリメリと少しずつめりこませていく。  
「へぅぅぅっ!うあああっ!ダメダメダメっ!?気持ちいいっ!イっちゃうぅぅぅっ!?」  
 子宮口にめり込んだ亀頭から、雄の種が噴出する。  
「いひぃっ!?へ、へあっ!ちょ、直接、出てますっ!?し、子宮に……っああああっ!」  
 子宮口にぶち当たる精液の刺激に耐え切れなくなったように、肇がガクンガクンと顔を揺らす。  
 肇の顔はもはやアイドルとは思えないほど、涙と涎と、快感で蕩けてグチャグチャだ。  
 子宮を精液で満たされ、種付けされていくことを強烈に感じるのか、膣肉はうねる動きを激しくし、搾り取るように肉棒を締め付ける。  
「くっ!まだ出るっ!」  
 残り汁すら吸い上げる強力な刺激に耐え切れず、肉竿に残っていた分を全て放出する。  
「ふひぃぃんっ!ひぁあっ!あひっ、あひぃぃっ!また出てっ!ぁあああっ!」  
 アイドルで、妊娠したら困るのに中出しという禁忌を犯し、肇も俺も興奮して、強烈にお互いを貪りあう。  
 お互いに腰を押し付け、奥の奥の深いところで繋がろうとする。  
「まだ奥突いて欲しいのか?奥をもっと犯されたいんだろ?」  
 しがみつきまだ肉棒を求める肇の耳元で囁くと、ズンズンと腰を突き出していく。  
「ふひぃぃっ!?まだ、奥までっ!?イって、イっちゃいますぅっ!」  
 もう完全にイキっ放し状態になった肇の身体は、一突きするごとに強烈なオーガズムを感じているようだった。  
 声を放ち子宮で亀頭に吸い付きながら、肇は何度も何度も絶頂を迎える。  
 二人ともオフで、予定がないのをいことに、すっかりセックスの虜になってしまっていた。  
 
「くっ……!ヤバイ……俺もまたイキそうだ……!」  
 あれだけ搾り取られた後なのに、肇のイキまくる痴態を見て、さらなる精が肉棒を駆け上がってくる。  
「はぁっ!はひっ!ひぃっ、ひぃんっ!」  
 既に息も絶え絶えの肇の子宮に、さらに肉棒を押し付けると―――。  
 最後の精液が、子宮を貫通する勢いでぶちまけられた。  
「あぁあああああっ!すっ、すごいぃぃっ!」  
 ほとんど吼え声のような絶叫を放つ肇。  
 膣内を満たす精液を、肉棒で掻き回す。  
「かっ、かきまじぇたらっ、またイってしまいましゅっ!」  
「もうイキっ放しなんだから、そんなの関係ないだろ?」  
 言いながら、乳首を吸い上げて、種付けに震える肇をさらなる天国へ連れて行く。  
「ああぁぁぁ、しょ、しょんなことされたらっ……!」  
 呂律の回らない舌で絶叫しながら、肇は結合部から精液と愛液の混じりあった液体をドロドロと垂れ流す。  
 シーツを汚し、快感にもがく手足でグチャグチャにしながら、またさらなる絶頂に駆け上がる。  
「ら、らめでしゅっ!もうらめっ!まらっ、まらイって……!?」  
 雌の本能をむき出しにして吸い付く子宮が、強烈な絶頂を肇に与えようとする。  
 発情した雌のように、肇は快感に溺れて―――。  
「んひぃぃぃぃっ!!!あぁぁぁあぁあああっ!!!」  
 ついに最後の絶頂を迎え、絶叫する肇。  
 痙攣したように体中が激しく震え、そしてぐったりと脱力した。  
 それを見届けると、俺は肇の中から肉棒を引き抜く。  
 どっぷりと、マンコから精液やら何やらを垂れ流して半分気絶する肇に、俺は満足感を抱きながら、ベッドに身を投げ出した―――。  
 
 気がついた時には、既に朝だと思っていた時刻は夕刻に近く、夕日が部屋に差し込んできていた。  
「あー、ちょっと流石にやりすぎたかな……」  
 思わず、ひとりごちる。  
 エッチに疲れてこんな時間まで寝てしまったことはもちろんだが、ベッドのシーツを汗と精液と愛液で汚してしまったことのほうが痛かった。  
「シーツ変えなきゃな……今から買いに行こうか……」  
 そう独り言を呟いていると、汚れたシーツの上で寝ていた愛しい恋人が、もぞもぞと身体を動かす。  
「うーん……。お、おはようございます……ふぁあ……」  
 欠伸交じりに、肇はのそのそと身体を起こした。  
 寝ぼけた感じのトロンとした表情が、結構色っぽい。  
 それに加えて彼女の身体は乾いた愛液と精液がこびりついて、さらにエロティックな感じになっている。  
「おはよう。起きたてで悪いけどな、女子寮まで送っていくからさ。シャワー浴びて支度してくれ」  
 肇から少し目を逸らしつつ、告げる。  
 あのまま彼女を見ていたら、二回戦を行うような雰囲気になってもおかしくない。  
 流石にこれ以上の無茶はしたくなかった。  
「はい……プロデューサーさんも一緒にどうですか?何だかプロデューサーさんも身体、汚れていますし……」  
「い、いや、いいよ。先に入ってくれ」  
 確かに俺の身体も汚れているが、今一緒に入るのはまずい。  
 絶対にそういう雰囲気になるに決まっている。  
 何とか取り繕って、バスルームに行くよう促すと、肇は大人しく従ってくれた。  
「やれやれ……」  
 送り出した後、ベッドの端に腰掛けて息を吐く。  
 あの肇が乱れに乱れて俺を求めてくるのはひどく興奮するのだが、興奮しすぎるのも問題だ。  
 理性をしっかり保たないと、すぐに流されてしまいそうである。  
(まあ、それでもあんな可愛い彼女がいて、あんだけエロエロってのは、すごく恵まれてることだよな)  
 肇は俺と付き合ってからも仕事に関しては真面目で、しっかりとレッスンにも取り組んでくれている。  
 プロデューサーとしては、嬉しいことだった。  
 そしてそんな真面目でしっかりした少女が、あれだけエッチが大好きというギャップが、また素晴らしいのである。  
(俺も、肇とのエッチにドはまりしてるってことかな、これは)  
 少し苦笑すると、俺は明日からまた始まる肇のプロデュース業について、思いをめぐらすのだった。  
 

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