事務所に戻ると、窓際に置いてあるソファの中で新田美波が寝息をたてていた。  
確か今日の予定は撮影だったはずだがと確認の為に備え付けのホワイトボードを見てもその旨が書かれている。  
ふと、机の上に置かれたメモ紙に気づく。  
午前中の撮影は順調に進んだが機材のトラブルで午後の撮影は少し遅れる、その為に一端事務所に戻ってきたらしい。  
几帳面な文字でそのような事が書かれていた。  
気温も丁度良い暖かさでもある事だし少し横になるつもりがそのまま寝こけてしまったのだろう。  
無理もない話である。  
 
いつのまにかソファで眠る姿を見つめていた。目を離す事が出来なかった。  
横になってこちらを向いている無防備な寝顔。  
頬にかかる僅かにほつれた幾筋かの髪。  
呼吸に合わせて規則的に上下する胸。  
薄い桜色に染まった傷一つ無い綺麗な唇。  
そこからうっすらと漏れる吐息。  
誰かが冷えないようにとかけたのであろう、タオルケット代わりの垂れ幕に書かれたトリック・オア・トリートの文字。  
静かだった。今ここには二人しかいない。  
もう一度ホワイトボードを確認する。皆出払っていて暫くはこのままのようだった。  
 
「…………よし」  
ズボンのファスナーを下ろしてペニスを取り出す。  
外気に触れた刺激で少し堅くなったそれを未だ眠ったままの美波の顔へと向ける。  
綺麗な桜色の唇へと近づけていく。  
亀頭の先に吐息がかかり、これから起きる事への期待と相まってそれだけで限界近くまで張りつめてしまっている。  
遂にその唇に先端が触れる、それだけで蕩けそうな快感が走る。  
いきなり中に入れるような事はせず、プックリと膨らんだ唇の形を丁寧になぞる。  
上と下の唇へ場所を変え角度を変え丹念に擦りつける。  
それだけで先走り汁が出始めた。  
そこでようやく口の中へと挿入を開始する。  
出来るだけ刺激を与えないよう、眠りを妨げないよう細心の注意を払いながら。  
ゆっくりと丁寧に美波の口を押し開きながら中へと沈めていく。  
「ン…………」  
美波の口から僅かに声が漏れ、堅い歯が亀頭や竿の部分を擦る刺激で腰が動いてしまわないよう気をつけながら奥まで進入する。  
口の中に溜まっていた唾液を潤滑剤にして、ようやくペニスを口の中へと納める。  
美波は僅かに眉を潜めているが、まだ目を覚ました様子は見えない。  
 
それにしてもなんという快感だろう。  
強い刺激は無いものの、暖かい口中に包まれているだけで蕩けてしまいそうな気分になる。  
そのまましばらく何もせずされるがままにしていた。  
時折無意識に動く舌が無作為にペニスを舐め上げ、唾液を嚥下する際に喉が軽く締め付けてくる。  
これだけでそう遠くないうちに射精まで達してしまうだろう。  
それでもいいがやはり少しは楽しみたいという考えも頭をもたげてくる。  
少しずつ腰を動かす。  
円を描く。  
亀頭を柔らかくザラついた舌に押しつけ、上顎の裏をなぞり、歯並びの良さを確かめ、その度に頬の形が変わるのを楽しむ。  
前後に動かす。  
竿の部分が動く度に軽く歯が当たり、ずっと甘噛みされているのと同じ刺激が返ってくる。  
先程とは比べ物にらならないぐらいに先走り汁は分泌されており、美波の唾液と混じり合ってぬるま湯の中に入れているようですらあった。  
 
快感が強すぎて勢いが付き過ぎてしまったのだろうか。  
ふと視線を下ろすといつの間にか目を覚ましていた美波と視線が合う。  
そのまま僅かな沈黙。  
「フフッ」  
美波は目を細めて視線だけで微笑むと再度目を閉じる。  
外からみればそれだけの事なのだが、口の中では急激な変化が起きていた。  
飴玉を舐めるように、決して強い刺激を与えないよう注意しながら、柔らかく丁寧に舌で口の中の亀頭を弄ぶ。  
全体を舐め回し、舌先が裏まで滑り込んで突き回す。  
「ン……ンッ……ン……」  
タオルケットの下から手が伸びて、竿の裏筋をなぞり玉袋を揉みしだく。  
得られる快感を一層強い物にしようとピストン運動をしたくなる衝動に刈られるが、すんでのところで思い留まりされるがままにしておく。  
「チュ……チュ……ン……ン……」  
淫猥な水音だけが響く。  
最早限界だった。  
喉の奥に遠慮なく精液をぶちまける。  
「ンン〜〜ッ……ン……」  
美波は喉で受け止め、精液を飲み干す。  
射精が終わった後も尿道をこじ開け残っていた僅かな精液を舐めとる。  
まだ口に含んだまま離そうとはせずに、荒い鼻息が竿にかかる。  
 
しばらくその温もりを楽しんだ後、ようやくペニスを引き抜くと口との間に銀色の糸がかかった。  
ズボンの中に仕舞いこんでファスナを上げると、美波はこちらを見て確認する。  
「一回で足りますか?」  
「残念ながら時間切れだよ」  
手元の時計を見せる。休憩時間は終わりに近づいていた。次の撮影が始まろうとしている。  
僅かに名残惜しげな素振りを見せたがそれも一瞬の事ですぐにアイドルとしての顔を取り戻す。  
ドアを開いて外へと出る直前、こちらへと振り向いて囁く。  
 
「撮影が終わったら、後でちゃんと続きをしましょうね」  
 

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