「……ところで瑞樹」
アイドル川島瑞樹は今、オフを利用して帰郷していた。
関西弁と人情に包まれた実家は
都会暮らしに頭まで浸った彼女にとって芯からほっとする場所だった。
「何、お母さん?」
その時瑞樹は、午前中の洗濯物と掃除を片付けてボーっと居間でバラエティー番組を見ていた。
コテコテのやや形式化した喜劇は、目まぐるしく変化する時代の中でも
昔と変わらない笑いを提供し続けていた。
「アンタ、いつ結婚するん?」
そんな優しい笑いの場を、母の氷柱のような冷気に満ちた言葉が切り裂く。
瑞樹は手にしていたポテトチップスの動きを止めた。
「えっ、そ、それは……」
「売れてんのかどうか知らへんけど、今アイドルやっとんのやろ?
そんなら男連中にぎょーさんモテたりするんやないの?」
瑞樹はさりげなく席を立とうとするが、退避先を母が遮り、ままならない。
「アンタちょくちょくテレビで見とるけど、浮いた噂一個も聞かへんやん。
身持ちがええんも結構やけどな、アンタももう二十八なんやから
ちっとは結婚の事、ホンキで考えておかんとアカンで。
ほら、昔モテとった叔母さんおったやろ。婆ちゃんが見合い話いくつか持ってきとったのに
『うちは恋愛結婚するんや』ゆうてな、全部断ったんよ。そんで今何してると思う?
四十路半ばになって焦りだしたんか婚活ちゅーもんやり出して、今連敗続きや。
はよイケメンのアイドルを婿さんにこさえておかあちゃんに紹介せんかいな。
はよせんと叔母さんのようにどうしょうもなくなるでぇ……」
母親の言葉は野菜の葉を食い散らかすナメクジのように瑞樹の心を侵し、じりじりと焦燥感を煽った。
瑞樹は二十八という自分の年齢を改めて認識せざるを得なかった。
そして母の意見に何も言い返せない自分自身もまた、知らされた。
「瑞樹」
ふと後ろから澄んだ呼び声がした。
振り向くと、そこには同僚のアラサーアイドル・高橋礼子がいた。
「ど、……どうしたの、礼子さん?」
「実は私ね、来月の第二日曜日にプロデューサー君と結婚するの」
「えっ、おっ……おめでとう……」
寝耳に水な発言を聞き、瑞樹の焦りが表情にくっきりと出た。
礼子よりかは早く結婚できると内心彼女は思っていたので、そのショックは大きい。
また、瑞樹の肩を後ろからポンと叩く者がいた。
「瑞樹、実は私もなのよ。結婚」
振り向くと同じ事務所のアイドル・柊志乃が立っている。
「ええっ、志乃さんも!?」
「プロデューサー君と一緒にいるとね、お酒が美味しいのよ。
これからはずっと一緒……酔い過ぎないようにしなくちゃ……ふふふ」
満面の笑みでノロケる志乃を見て、瑞樹の動揺はいよいよ大きくなる。
「そう……そうなの……」
「瑞樹さん」
また呼びかけである。瑞樹はびくりとしておずおずと頭を上げると
いつの間にか志乃の隣に三船美優が立っていた。
「美優さん! まさか美優さんも……!?」
「ふふふ……そう、結婚よ」
その後、片桐早苗、兵頭レナ、篠原礼が立て続けに現れて結婚の報告をしていった。
頭を抱えていると十代のアイドルたちがどこからか現れて瑞樹の周りを取り囲んだ。
「川島さんはいつ結婚しやがりますか」
「川島さんってお母さんと同い年なんですよ」
「ミニスカはいて頑張ってるのに、川島さんかわいそうです……」
「川島さんは美人なのに、どうして結婚できないんですか?」
耐えられなくなった瑞樹は、目を固く閉じて手で両耳を塞いだ。
しかし呪詛のような言葉はなおも耳に入っていく。
「止めて……止めてぇ……っっ!」
# # #
「……瑞樹さんっ!」
強い呼びかけに頭の中を揺さぶられ、瑞樹はハッと目を覚ました。
体には掻いた汗の感触がひんやりと残っている。
眼前に意識をやると心配げに見つめる凛々しい顔つきの
美男子――川島瑞樹のプロデューサーである――の顔があった。
「どうしました!? 酷くうなされていましたよ! 大丈夫ですか!?」
瑞樹ははっきりとしない頭で、自分の周りを見渡した。
障子、掛け軸、座椅子に座布団と眺めていく。母や高橋礼子らの姿はどこにもない。
数分経って、彼女はようやく先程の光景が夢であり
ここが「昨日から宿泊している旅館の一室」だと思い出した。
彼女は三日間のオフを利用してこの旅館にプロデューサーと宿泊に来ていたのだ。
身だしなみを見てみると、身を包んだ浴衣は寝乱れて胸肌が若干露出していた。
浴衣はじんわりと汗を吸い込んでいて、少し重い。
「な、何でもないわプロデューサー君!
ちょっと、怖い夢を見ていただけだから……」
瑞樹の言葉を聞いたプロデューサーの顔に、安堵の表情が浮かんでくる。
「そうでしたか……。瑞樹さん、もう大丈夫ですからね」
彼は瑞樹の上体を起こして愛おしげに抱き締める。
寝ぼけた頭が徐々にはっきりしていった。
この旅行は忙しい二人のささやかな婚前旅行であり、今夜は一日目の晩であった。
そして、この旅館の一室で瑞樹は数時間前に初夜を経験していた。
先程まで彼と肌を重ね、愛し合っていた事を思い出し、彼女の頬が熱を帯びる。
どんな夢を見ていたのかと彼が尋ねたので、瑞樹は見た夢の内容をそのまま相手に話した。
「瑞樹さん」
プロデューサーはその話を聞いた後、より一層肩に力を入れて瑞樹を強く抱いた。
「嫌な夢を見させてしまい、すみませんでした」
「そんな……夢なんて、私が勝手に見ただけで……」
「……いいえっ!」
彼は有無を言わさず瑞樹の桜色の唇に熱い口づけをした。
鼻と鼻が軽く当たり、息遣いが喉を通して伝わっていく。
「俺の、俺の愛し方が足りなかったからっ……
瑞樹さんにそんな夢を見せてしまったんですっ!」
「んっ……プロデューサー君……」
「瑞樹さんもこのままでは後味が悪いですよね。もう一度俺に任せて下さい」
瑞樹の口内を彼の舌が深く犯す。
肉舌は草蛇の交尾のように絡み合い、互いに相手の歯列を裏からなぞっていく。
じわぁっと滲み出てくるだらしない唾液が喉を潤し、満たしていった。
「今度はきっと、良い夢を見せてあげますから……」
# # #
「あんっ……!」
瑞樹の浴衣の裾を無遠慮に広げた彼は、眩しい両腿の艶やかな隙間に
骨太の手を潜らせて、緋肉の門をじっくりと弄り始めた。
「ああっ……! そこはぁ……っ!」
瑞樹の肢体が一瞬強張る。だが淫指が奔放に蹂躙し続けると
やがて体の力を抜いてその淫楽に身を任せた。
美股からくちゅ、くちゅ、と桃色の秘音が鳴り響き、二人の耳を妖しく食みくすぐった。
「瑞樹さん……沢山可愛がってあげますよ」
彼は瑞樹の胸元も片手で大きく左右にはだけさせた。
汗ばんだ宝乳が月明かりに照らされて美しく映える。
厚い息遣いで静かに上下するその乳房に、彼は吸い付いた。
いやらしく硬くなった乳突を彼は飽く事無く舐めしゃぶっていく。
その甘い、魅惑的な感触にたっぷりと舌鼓を打った。
「あっ……っ! んっ……んうっ……はぁあっ……!」
瑞樹は身体をもじもじと蠢かせて、体内で暴れ続ける性竜を必死に抑え込もうとしていた。
だが古来より衰えを知らないその魔物に、抵抗は無意味だった。
やがて軽く淫頂に登った彼女は、見事な蜜潮をいやらしい恥溝より強かに噴き放った。
プロデューサーの手が二の腕まで淫水で湿ってしまった。
「ふふふ……気持ち良かったですか、瑞樹さん」
恋人の顔から女悦を味わった直後の表情を読み取ったプロデューサーは、満足げな微笑みを瑞樹に向ける。
「瑞樹さんの熱いオマンコの肉が、俺の指を
キュンキュンといっぱい締め付けてますよ……」
「やぁ……そんな……」
彼は引き抜く素振りを見せながら、わざと股から手を話さずにその甘い手淫を続けた。
最初よりもじっくりと肉穴を弄ぶように指先を蠢かせる。
それに呼応して彼女の淫穴は赤ん坊の口のようにだらしなく蜜汁をとろとろと垂れ落としていった。
「あはぁっ……! んうっ、ま……またぁ……
いく、……いっくうぅ……んっ!」
最初の絶頂が呼び水となって、瑞樹は続けざまに快天を仰いだ。
プロデューサーの淫手に散々翻弄されながら、彼女は徒に淫感を高めていった。
窓の外はひんやりとしているのに彼女の頬は熱く火照り
吐く息は甘い嬌声によって途切れ途切れになっている。
腿間に妖しく咲た肉華は、絶え間ない愛撫によってしっとりとぬめりを帯びている。
「プロデューサー君……」
「んっ……何ですか。瑞樹さん」
「私も……プロデューサー君に、したい……」
瑞樹の告げた意を汲んだ彼は、手淫を中断して彼女の顔に完勃した肉根を寄せた。
長さ二十二センチのそれは堂々とした姿で初夜に君臨し
雄の味を全く知らなかった瑞樹の処女穴を大いに悩ませた。
しかしそれはまた、彼女に初めて牝の悦びをもたらした大切な宝根でもある。
「はふっ……」
瑞樹はうっとりと目を細め、恋人の恥根を口に入れて頬張った。
男腰に縋り付いて、頬をすぼめて美味しそうに味わう。
舌で丹念に口腔の肉根を慰めていると、肌がほのかに熱を帯びてくる。
「んちゅっ……ちゅむっ……ちゅばっ……!」
唇で甘く噛んでみると、ビクビクとしながら逞しい弾力が男根から跳ね返ってきた。
すべらかに言葉を発している柔唇を性具にし、男性器に奉仕している
自分の存在を意識してしまい、彼女は酷く興奮した。
唇を前に突き出して前後にしゃぶり続けながら
瑞樹は切なくなった自らの乳先や花芯をせわしなくしごいていた。
「チンポをやらしく咥えながらオナニーだなんて
瑞樹さんは本当にスケベな女性(ヒト)だなぁ……」
プロデューサーはニヤニヤとして、瑞樹の頭を優しく撫でつつその痴態をまじまじと観察した。
美味しそうに淫茎を頬張っている美女というのは、一見醜いようでいて不思議な魅力的を秘めている。
# # #
「んっ、そろそろかな……」
肉根をたっぷりと恋人にしゃぶらせた彼は、それを彼女の愛唇からぬっと抜き取った。
糸となってまとわりついている唾液が名残惜しいと囁いている。
「ああんっ……まだプロデューサー君の、出してもらってないわ……」
「瑞樹さん、安心して下さい」
プロデューサーは肉根の先端で瑞樹のふくよかな恥丘をトントンと軽く叩いた。
年相応に柔らかい春毛が繁茂しているその部位は艶気に満ちていた。
その肉厚な姿がまた、結ばれた男に深く熱い淫悦を約束する。
「ちゃんとココに出してあげますからね」
「えっ、でもっ、プロデューサー君。ゴムはもう……」
寝る前に何度も行った愛交で、持ち寄った避妊具は底を尽きていた。
真夜中だから、当然薬局が開いている時間ではない。
「要りませんよ。なまじゴムを付けてセックスしていたから、瑞樹さんはあんな夢を見たんです」
筋肉の盛り上がった彼の逞しい身体が、瑞樹の上から覆い被さる。
「俺のはち切れそうな愛をナマで瑞樹さんの中に注ぎ込んで温かくしてあげます……」
「でも……、今日は危険日だし……」
恋人が自分を孕ませようとしている事に、処女を捧げて間もない瑞樹は思わず躊躇う。
「瑞樹さんは……俺との赤ちゃん欲しくないんですか?」
「欲しいけど、今はその……心の準備が、ね?」
「……」
「また、それは別の日に……その、しよ?」
「……。……分かりました。じゃあ瑞樹さんが決めて下さい」
しばらく無言でいたプロデューサーはその長い肉幹を瑞樹の恥溝にこすりつけ始めた。
「あはぁ……プロデューサー君っ……」
「熱いでしょう、俺のチンポ。大切な瑞樹さんを想うだけで、こんなに熱くなれるんですよ。
ゴム越しのセックスじゃ、俺の熱くはち切れそうな想いは性格に貴女に届きません。
ナマで交尾し合って、初めて愛されている事の実感は湧くんですよ……」
瑞樹は自身の蜜股に何度もこすりつけられている逞しい雄根を感じ、喘いでいる。
巨根の淫熱で恥唇がチーズのように溶けてしまいそうになる。
彼女は体は既に彼の雄を求めてさざめいていた。
「プロデューサー君っ……、ああんっ……! い……イジワルっ……
しちゃ……いやぁ……」
瑞樹は無意識に尻腰を熱く上下させて、淫情を発する秘唇をしきりに擦り付けて慰めていた。
浅ましいその雌の姿に彼は鈴口から先走り汁をだらだらと流して興奮する。
「瑞樹さん。どうですか、俺のこの発情しきったナマチンポで
オマンコいっぱい突きまくって欲しくないですか?」
「……うん、欲しいっ……欲しいわぁ……!」
その言葉を待ってましたと、彼はにっと笑った。
「……じゃあ『おねだり』して下さいよ。うんとエッチに、ね」
淫熱に喘ぎながら、瑞樹は自らのやらしい隠唇を大きく左右に開く。
蜜汁でしとどと濡れた膣肛の双穴が興奮にヒクヒクとひくついていた。
「ぷ、プロデューサー君……トロトロのおツユまみれになった瑞樹のイケナイオマンコに……
その巨っきくてカッコいい形のおちんちんを一杯、んっ……ニュポニュポって、して下さい……」
# # #
プロデューサーは一度深呼吸して肺に興奮を押し込み、その肉色の熱柱を愛しい恋人の秘唇にあてがう。
「んううっ……!」
幾重にも纏わりついた淫汁の助けを借り、彼は一気に肉茎を根元まで挿し貫いた。
「あはあぁっ……!」
膣孔を電撃制圧した肉根は、嵐のように激しい間隔で肉穴の内外を出入りして
内に在る無数の肉襞に得難い快感を提供する。
熱と興奮が体の芯まで長釘を打つように染み込んでくる、雄々しさに満ちたピストンである。
「瑞樹さんっ、初めて味わうナマチンポの味はどうです……っ!?」
「ああんっ、いい……いいわぁ……! 熱くて激しくて……
身体の奥がすごい喜んでいるのが分かるのぉ……!」
瑞樹は彼の肩に腕を絡めて、悦びに満ち溢れた甘ったるい嬌声をしきりに漏らす。
彼は強かに腰を振り動かし続けて、彼女の牝をどこまでも犯し抜いた。
「ああっ、瑞樹さんのオマンコっ……すごい吸い付いてくるっ!」
彼は歯を食いしばって堪え難い繁殖欲に手綱をつけて
たてがみを揺らし草原を走る汗血馬の勢いに似た抜挿を繰り返した。
淫欲でパンパンに膨れ上がった淫根は、いつ暴発し精汁を噴き出してもおかしくない状態である。
彼はそんな限界にありながら二つとない己の愛を腰に乗せて恋人である瑞樹の膣内に打ち込む。
「あはああぁん……っ、プロデューサー君、だめぇ……! おかしくひゅ、おかしくなっちゃううっっ!
私ぃ、もぉ貴方のおちんちんの事しか、考えられなくなってるのぉぉ……っっ!」
「いいんですよ、それで……! もっと俺のチンポをオマンコでたっぷりと味わって下さいっ!
瑞樹さんのオマンコが、俺のチンポの味や形を完全に覚えるまで……絶対に離しませんからねっ!」
彼の荒い息遣いが瑞樹の耳傍で興奮を掻き立てていく。
その一挿一抜に恐ろしい程の気迫を込めた豪淫姦に弱った瑞樹の理性はますます打ちのめされて萎縮していった。
「あっ……くぅっっ……! 瑞樹さぁん! イキますっっ!
瑞樹さんのナカに赤ちゃんの素……沢山種付けしますっ!」
「はぁっ……はぁっ……! ああっ……赤ちゃん、出来ひゃうよぉ……っ!」
「瑞樹さんっ!」
彼は気付けにとばかりに深く突き入れて、思いっきり痴孔の中をズボズボとかき混ぜた。
「ああんっ……!? んうっ!? あひぃ……っっ!」
「それでいいんですっ! 瑞樹さんの体は今、赤ちゃんを作りたがっているんです!」
降りてきた瑞樹の子宮口をしっかりと肉帽で捉えて、彼は何度となく激しく突き立てる。
「分かりますかぁ!? さっきからね、降りて来た子宮のお口が
しきりに俺のチンポの先に吸い付いて来ているんですよっ!
俺の出す赤ちゃんの素を求めて、瑞樹さんのドスケベなオマンコが何度もおねだりしているんですっ!」
「そ、そんな事って……っ!」
「……これでも分かりませんかっ!?」
彼がなおもいやらしく淫突を繰り返すと、瑞樹の子宮口はすっかりとろけてその口入り口をだらしなく開けた。
「あはあんっ……!」
「ほぉら、もうこの淫乱オマンコは赤ちゃん作る気満々ですよっ!
奥の口でチンポをこんなにたっぷりしゃぶって……おねだりしているじゃないですかっ!!」
「いやぁん……! は、恥ずかしいわぉ……っ!!」
顔を隠そうとする瑞樹の両手を、彼の手が遮った。
瑞樹の表情はすでに淫愛によって牝の顔へと変貌している。
「恥ずかしくなんかないですよっ……! メスがオスの子を孕みたいと思うのは、当然の事ですっ!」
そう言うと彼は床が鳴るくらいの零距離の猛ピストンを繰り出す。
その激しい交姦は、瑞樹の肉体に溢れんばかりの喜悦を注ぎ込んでいった。
「瑞樹さんっ! 赤ちゃん作りましょうっ! 瑞樹さんに似た……可愛い女の子を!
俺……どっちも大切にしますからっ……!」
瑞樹は彼の猛淫を一身に受けて、もう喘ぎ声しか満足に出せなくなっていた。
髪もすっかりかき乱れ、浴衣は乱れに乱れて帯しかまともに体に纏わりついていない。
麗しい瞳は悦涙にじんと滲み、白い胸は艶息に合わせて切なげに上下している。
「瑞樹さんっ……返事をして下さい!」
気付け代わりに彼はもう一発、きつい抜挿を瑞樹に加えた。
瑞樹は最早呂律の回らないだらしない口調で、懸命に返事をした。
「あはぁぁっっ……! はひいぃ……っ! み、みじゅき、赤ひゃん作りまひゅっ!
らいしゅきなぷろりゅーしゃー君のぉ、本気おちんちんミルクでぇ……っ!
元気でかわひぃぃ赤ひゃんっ、ニンシンしましゅうう――っっ!」
きゅうう……っと瑞樹の淫穴がきつく収縮し、彼の勃根をしっかりと捉えた。
無数の膣襞がうねり狂って彼の雄へと襲いかかる。
「ああっ……瑞樹さんっ、出すよぉっっ!
君のナカにっ、俺の魂を込めまくった特濃ザーメンっ……ううぅっっ……!!」
ぶびゅるるるる――――っっ!!
膣外にもはっきりと聞こえる厚みを帯びた射精音と共に
重みのある繁殖汁を彼は瑞樹の子宮内へと暴射した。
射精された淫汁は当たるを幸いと子宮壁にぶつかり、周囲に飛散しながら肉壺を満たしていく。
「いひぃぃぃ――っっ!! れぇっ、れてりゅうぅ――っっ!!
ぷろりゅーしゃー君のあちゅあちゅの受精ミルクぅ……っっ
みじゅきのオマンコのナカにドピュドピュ注がれぇてりゅのぉぉ……っっ!
元気いっぱいのせぇしが、お腹の中れぇ、暴れ回ってりゅふぅぅっっ!!」
彼は瑞樹の紅頬をいやらしく舐りながら、大腿で彼女の淫尻をしっかりと挟み込んでいる。
逃げ場のない女尻は打ち震えながら、男の愛射を甘んじて受け入れた。
注がれた多量の淫精は膣圧によって結合部から押し出されようとしている。
だがそれは彼の太い肉栓によって阻まれていた。
行き場を失った白淫は膣内を襞という襞の隙間に至るまで淫らに白く染め上げていった。
# # #
「はぁあっ……、はぁぁ……っ」
愛しい彼に抱き締められたまま、瑞樹はいやらしい体位を保ち過剰量の雄精を受精していた。
膣道は快悶によって蠢き、なお貪欲に男根の内に残る精子を搾り取っている。
「ふふふ……瑞樹さん、やっぱり赤ちゃん欲しかったんですね……」
淫感に喘いでいる瑞樹を眼下に見据えて、プロデューサーは微笑んだ。
その額からこぼれている汗が激しい運動量を如実に示していた。
「たっぷり射精したのに、まだ膣孔で俺のチンポ汁を吸い出そうとしていますよ?」
彼は愛おしさを抑えきれず、放心状態の瑞樹に何度もキスを浴びせた。
自分の雄種を受け入れた女に、男という生き物は格別の愛情を覚えるものなのだ。
「初めての受精前提セックス……どうでした?」
やっと息の調子を取り戻した瑞樹は、恋人の眼をじっと見つめて言った。
「気持ちいい……こんなの、初めて……」
「そうでしょうね。元アナウンサーの瑞樹さんが
あんな舌足らずになって感じていたくらいですから」
それを聞いて瑞樹は先程の絶頂で訳も分からず口走ってしまった淫句を思い出し、耳朶まで赤くした。
「ご、ごめんなさいっ……。気持ち良過ぎて、変な事、喋ったかも……」
「いいんです。瑞樹さんがあんなに喜んでくれて、俺も孕ませ甲斐がありましたよ。
それに俺もあんなにエッチな瑞樹さん初めて見たし
いやぁ最高に可愛かったなぁ……っ!」
瑞樹はむず痒い気分を抑えきれずに口元を歪ませて照れた。
「瑞樹さん。結婚したら、毎日セックスしちゃいますからね。
最低三人は、俺の赤ちゃんを産んでもらいますよ」
「そ、そんなに産めるかしら……?」
「産めますよ! もうカラカラになるまで精子を搾り取る
エッチなオマンコを持っているんですから。……さて、と」
彼はゆっくりと腰を引いて、ようやく勢いの衰えた肉根をヌッと後ろに抜いた。
「んっ……あはぁ……っ」
精子まみれの肉帽が抜かれた瞬間、ドブドブと膣圧に押されて濃白の蜜精が女穴から垂れ落ちてくる。
それは梅雨時の蝸牛のように、瑞樹の麗尻を撫でて下方のシーツへ身を落としていく。
「へぇ……こんなに出したんだ。今までで一番出たかもしれないな……」
「そ、そんなに……?」
瑞樹は首を持ち上げて、乳山の向こう側にある股部を心配げに見つめる。
「孕ませ前提でエッチしたからというのもありますが……
やっぱり瑞樹さんと体の相性が良かったんですよ」
彼はゴソゴソと鞄からカメラを取り出し、淫乱極まりない受精したての恥穴を貪り撮った。
「うん、流出したら炎上必至の受精完了オマンコ……撮れましたよ。
最後にもう一枚だけ撮りましょうか」
瑞樹は嬉しそうに照れながら体を起こし、彼に向かってにっこりと微笑みピースサインを送った。。
見せ付けるように開いた痴股からは、底が見えない程どろりと精液を垂らし続けていた。