温泉の後、ワインを飲みながら食事をしたからだろうか、志乃の身体は酔いのせいか全身がピンク色に染まっていた。  
「ふぅ…温泉でワインも…いいわね…」  
そう言いながら窓ぎわの椅子に座り、窓を開け放ち、そよ風の吹く外を眺めた。  
プロデューサーは、所在無げに、到着してからゆっくりと見る事の叶わなかった、部屋の内部を見始めた。  
中々に豪勢な旅館と見え、部屋には温泉の湯を引いている、岩作りの内風呂が有った。  
浴槽に栓をし、湯を溜め始めて部屋に戻ると志乃に声を掛けた。  
「食事とお酒で又汗かいちゃいましたね、俺、もう一回風呂に入ってきますけど、志乃さんはどうします?」  
「そうね、いいわね」  
そう言いながら浴室に向かうと、腰の赤い帯を外し、浴衣を脱いだ。  
「志乃さん…」  
「うふふ、どこ見てるのかしら…?」  
後から追いかけたプロデューサーは志乃さんが浴衣の下に何もつけていないのを見た。  
「あん…これね、下着が無いからとっても涼しかったわ」  
張りの有るお尻を振りながら浴槽を跨ぎ、湯に身を沈める。  
「ああ…やっぱりお風呂って気持ち良いわね、どうしたの? こっちへいらっしゃい…」  
「ええ、今行きます」  
そう言いながら浴衣を脱いでトランクスを脱ぎ、志乃さんの向いに身を沈める。  
 
湯はやはり熱かったが、さっき入った時と違い、目の前に居る恋人の色っぽく上気した顔を眺めながら  
ゆっくりと過ぎて行く時間を感じる、心から開放されたような気がするプロデューサーだった。  
プロデューサーは自分の分身がゆっくりと持ち上がるのを抑え切れなかった。  
「まぁ…うふふ…」目ざとく見つけた志乃さんが尋ねた。  
「プロデューサーさん、ねぇ…? 私の身体、どう思ってるの?」  
「何でそんな事を? 判りきってるじゃないですか?」  
「いいから…教えて?」  
 
フーッとため息を吐きながら、湯船すれすれに分身を突き出して答える。  
「これを見ても分かりませんか? 志乃さんじゃなきゃ俺…勃ちません…」  
天を突かんばかりの勢いの分身…  
「うふふ…いい子ね…」  
そう言いながらプロデューサーの分身を優しくその口に含み、その手は玉を優しく転がす様にさする。  
志乃は湯船ぎりぎりに突き出されたプロデューサーの分身を、ゆっくりとした動作で喉の奥まで飲み込み、  
裏筋に舌を這わせながら分身の先端までじっくりとを愛した。  
どれくらい経っただろうか、プロデューサーは志乃の愛し方に我を忘れて身を任せていた。  
あわや、もう我慢の限界に来そうな所で、志乃さんの顔を優しく手で持ち、その唇を自分の唇で塞いだ。  
 
「志乃さん、ここに腰掛けて?」  
と浴槽の縁に志乃さんを座らせ…  
「志乃さん、最高です」  
と呟きながら花園に口付た。  
湯とは別の物でぬるぬるになっている志乃の花園に、プロデューサーは舌を這わせて、汲めども汲めども  
後から溢れ出る愛液を一滴も余す事が無い様に嚥下した。  
志乃は人差し指をコの字に曲げ、その第二関節の辺りをかみ締めて、襲ってくる快感の波に  
小さなうめき声をあげながら身を任せていた。  
その身体は湯で温まったせいか、快感のせいか先程よりもっと濃いピンク色に染まって来ていた。  
 
プロデューサーは舌で愛していた花園に、人差し指と中指をゆっくりと刺し入れた。  
中は湯のせいもあっただろうか、驚く程に熱く、又、刺し入れたプロデューサーの指をゆっくりと締付けた。  
指先から伝わる快感を感じながら、右の乳房に吸い付き、乳頭を舌でころがし始めた。  
花園の中の指は、ほんの少し指先を曲げて、ゆっくりとした前後運動を始め出した。  
プロデューサーがその事に気がついたのは何度目かの指先の前後運動の時…  
花園の中のコリッとした有る一点に指があたるたび、志乃の身体が「ビクッ」と震えた、  
 
 
プロデューサーは忘我の中でその一点を優しく責め始めた。  
「あ…あ…あっ…プロデューサーさん…お願い…いや…やめて…」  
志乃は今迄にない感覚が、身内から沸き上がって来る事に恐れ、プロデューサーに哀願した。  
「いや、ダメなの、お願い、変になっちゃうの、ねぇ、あ…あっ…」  
「いいから、志乃さん、俺に任せて、とても素敵だよ」  
そう言いつつ、優しい愛撫を続ける。  
「あ…あ…はぁあぁーーーっ!!」  
と志乃が今迄の絶頂時とはあきらかに違う甘い裏返った声を上げた。  
 
それと同時に、プロデューサーの腹から胸に掛けて、志乃さんの花園から中に入ったプロデューサーの指を通りぬけて  
熱い飛沫が飛び出し、身体中に降り注いでいった。  
「はぁぁぁぁ…」  
力が抜けて完全に脱力した様にプロデューサーにもたれ掛る志乃、それをやさしく受け止めて  
真紅に染まった志乃の身体に、自分の分身を埋め入れる。  
「ああっ…」  
身体中の空気が搾り出された様な声を上げる志乃。  
二人は狭い浴槽の中に入り込んで、緩慢な動作で動き出した。  
 
浴槽が狭いせいも有り、志乃の両足がプロデューサーの肩に乗る体位であった。  
二人の動きに合わせて湯船がちゃぷちゃぷと波立つ。  
 
「あっ…あっ…プロデューサーさん…いい…また…いいの…」  
「俺もです、志乃さん、暖かくって、優しくって、溶けてしまいそう…ずっと、中にいたいです…」  
 
緩慢な動作がやがてスピードを増し、湯船に激しく波が立ち始めた。  
 
「もう…すぐです、志乃さん…もう…」  
分身の先端が膨れ上がるのが自分でも判る。  
「いつでも…いいわ、貴方を頂戴…」  
 
狭い浴室内に又二人の絶叫が響き渡る。  
 
その後は、プロデューサーの分身から吐き出される液体を胎内に受止めている志乃の…  
「んっっ…んっ…」  
と言う声がくぐもって聞える。  
分身から全てを吐き出し切ったプロデューサーは、恋人に口付ながらゆっくりと分身を抜き取り、耳元に囁く。  
 
「可愛かったです、愛してる…」  
 
耳元まで真っ赤になりながら志乃も返す。  
 
「貴方がいっぱい入ってきたの、幸せよ」  
 
湯船には志乃の花園から溢れ出た、プロデューサーの液体が白く糸を引いてふわふわと浮かんでいた。  
今日は地ワインを楽しみながらLIVEで盛り上がり、プロデューサーと激しく求め合う最高の時間を過ごした。  
だけどまだ、夜はこれから…。  
 
終わり  
 

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