きしっ…きしっ…ベッドがリズミカルに動き、淡い光に振り乱れた長い髪が影となって写り込む。  
若い二人がお互いを慈しむように優しく、それでいて時には激しく体を重ね合う。  
やがて光の陰に浮かんだ女性の身体が海老ぞり、歓喜の渦に震えながら、室内を艶っぽい声が駆け巡り、そのまま一際甲高い声を上げると、相手の胸元にゆっくりともたれ掛った。  
組み敷かれていたプロデューサーは、自分の胸元から見上げる志乃の視線を微笑みと共に受止めると強靭な腹筋と腰を使って、志乃を貫いたままゆっくりと抱え上げた。  
 
たった今絶頂にかけ上がったばかりの志乃の胎内で、萎えずに怒張が続いているプロデューサーの分身がつっかえ棒の様に志乃の腰を持ち上げる。  
慌ててその長い足をプロデューサーの腰に巻きつけ、両腕を首筋に廻してしがみ付き、耳たぶをしゃぶり始める。  
一歩一歩と部屋を歩いていく度に、志乃の奥深くにプロデューサーの分身が杭を打たれる様に穿ち、胎内が恐ろしい程の充足感で満たされて行く。  
ゆっくりと歩んでキッチンまでたどり着いたプロデューサーは、戸棚に入っている飲み掛けの赤ワインのビンを取り出し歯でゆっくりとコルクを抜いて真紅の液体を口に含んだ。  
 
そのまま志乃の口に近づけ、ワインを口移しで志乃に飲ませると、もう一度壜をあおって、今度は志乃の薄桃色の乳首を口で含んだ。  
口中に有るワインと舌で乳首を転がす様に愛していきながら、そのまま歩みを続けバスルームに入り、口に含んだ赤ワインを真っ白な志乃の肌にこぼして行く、志乃の肌をワインは滑り落ち、その肌を少し赤色に染める。  
それを改めて舌でぬぐって行きながら限界に近づいて行ったプロデューサーは、自分の昂まりを志乃の胎内に迸らせた。  
びくびくと身体を震わせて、出された物を受止め、そしてひっそりとした静寂が室内に戻った。  
 
二人して身体中に石鹸を塗りたくり、シャワーを浴びてさっぱりとしてから、ベッドに入った。  
冷たいシーツが二人の体温で少しづつ暖かくなっていき、お互いをかき抱く様にして優しい眠りへと落ちていった。  
 
次の日、プロデューサーの部屋で二人してゆっくりと朝食を取っていると、出し抜けにプロデューサーが提案した。  
「志乃さん、ヨーロッパに行きたくない?」  
「本当に?嬉しいわ、でも何でそんなに突然??」  
「う〜ん、実はね」…そう言いながら鞄からごそごそと書類を取り出した。  
その書類には欧州の名所、旧跡や志乃の好物であるワインの事などが掻い摘んで書いてあった。  
「仕事なんだけどさ、志乃さんにワインの宣伝用のグラビアとか、コメントとかしてもらいたいんだ。いいかな?」  
「うふふ…断る理由がないわね…」  
 
その後、欧州で様々なワインを飲み歩くのと同時にプロデューサーとの性生活も盛んになり、プロデューサーの子を妊娠してしまったのは別の話。  
 
終  
 

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