事務所のソファー。
あどけない表情ですやすやと眠るありす。
普段の冷たい雰囲気は微塵も感じられない。
Pは寒そうに体を丸めるありすに自分のコートをかけてやった。
「んん…。プロデューサー…。」
コートに包まったありすは安心したように寝言を呟いた。
その横顔をPは指でぷにぷにと突く。
「よし、眠ってるな。効いてる効いてる。」
薬が完全に効いていることを確認したPは、ありすの飲み残した睡眠薬入り紅茶を流しに捨て、カップを綺麗に洗った。
そしてありすの目の前に戻ると、腰をおろしその桜色の唇に吸い付いた。
ぺちゃぺちゃ、と唇をしゃぶる音が事務所に響く。
しばらく唇の感触を楽しんだPは人工呼吸のように顎と頭に手を当て、口を開かせムシャブリついた。
ちゅ…ぢゅちゅ…んちゅ…ちゅる…ちゅる…。
ありすの舌が激しくPに嬲られる。
歯茎もPの舌でしごかれ、ありすの口内には唾液が溢れた。
Pはそれをじゅるるると音を立て吸い上げる。
「おいしいよ、ありすの唾液最高だよ。」
それから10分ほど、Pによるありすの口内レイプは続いた。
「よし…ではでは…。」
満足したPは立ち上がった。
やっと口元を解放されたありすだったが、息苦しさからか頬は桜色に染まり、寝息は荒くなっている。
しばらくありすを休ませたPは無造作に股間のファスナーを引き下ろし、勃起した一物を取り出した。
そして、それをありすの唇に擦り付ける。
先走り汁でテラテラと光る先端に触れた瞬間、Pは快感に腰が砕けそうになった。
しかし踏ん張り、口内へと一物を侵入させていく。
あまり突っ込むと、気管が塞がるのでほどよい所で止めた。
そのまま腰は微妙に動かし、ありすの舌に一物を押し付けその感触を楽しんでいたPだったがふいに強い快感に襲われた。
ぺろり、とありすの舌に舐められたのだ。
さらにありすはおしゃぶりのように、Pの一物に吸い付き、舌でそれを舐め上げる。
「んちゅ…ちゅる…んぐ…」
「うぅ…!ありす!」
押し寄せる快感に耐え切れなくなったPはありすの口内に射精した。
信じられない量の精子が尿道から駆け上がり、飛び出した。
「…んぐ!んちゅ…くちゅ…くちゅ…。」
大量の精を口で受け止めたありすはそれを味わうかのようにモゴモゴと舌を動かしている。
「…ん…んぐ…んぐ…ごくん。」
やがてありすは満足したように喉を鳴らしながら全てを飲み込んだ。
しばらく放心状態のPだったが、イソイソとファスナーを引き上げるとありすの隣に座った。
そしてその頭を撫でながら確認するように呟く。
「本当に眠ってるんだよな?」
・
・
・
「(眠ってるわけ…ないじゃないですか…。)」
睡眠導入剤で昏睡状態になるわけがない、とありすは内心呟いた。
発端は一ヶ月前に遡る。
二人の親愛度が限界を突破し、Pの膝枕で眠っていた(とPは思っている)ありすは、ふといたずら心からPの股間に顔を擦りつけた。
奇妙な声を上げるPを無視し、なおも眠るフリをしながらその股間を刺激するありす。
すると突然、Pは体を震わせた。
スラックス越しからでも匂う精液の、男の香りにありすはぼーっとしながらも嬉しさを感じていた。
年齢的に自分には手を出さないだろうと思っていたPが、と。
以降、ありすはPの膝の上で眠るフリをする度、彼を刺激した。
そうして育て上げた彼の中の獣は、睡眠導入剤という言い訳を用い、ありすの口内を犯すほどにまで成長した。
「(ふふふ…)」
ぺろりと、Pの味を口の中に感じながらありすは妖しく微笑んだ。