トマトのように顔を真っ赤にした和久井さんが涙目になっている。
「ぷ、プロデューサー君?その・・・実は私、初めて・・・なの。優しく・・・ひぅ・・・」
下半身の茂み以外、愛撫し尽くしたおかげで和久井さんは敏感になっている。
初めて触れる和久井さんの・・・、興奮しながら下着越しに膨らみを撫でると体をビクンと震わせた。
「あ・・・そこ・・・ダメ・・・」
じわり、と布が湿り、いや肌に張り付くほど水分を含んでいることに気づいた和久井さんは目を瞑っていやいやと首を横に振る。
「違うの・・・私・・・こんな・・・エッチな・・・」
エッチな人は好きです、僕はエッチですから。和久井さんはそんな僕が嫌なんですか?僕は入れたいです、和久井さんとエッチしたいです、と耳元で呟きながら手探りで下着を横にずらし、入り口に勃起した自身を添える。
「あ、ああ・・・当たってる・・・。」
クニュ、クニュ、と入り口の感触を楽しみながら、入れていいですよね?和久井さんもエッチしたいですよね?と尋ねる。
「うぅ・・・はぁ・・・はぁ・・・。でも、でも・・・。」
それなら・・・、未だに決心のつかない和久井さんの充血した陰核を擦り上げる。
「ひうっ!」
さらに和久井さんの耳に舌を入れ、ぢゅぽぢゅぽと犯す。
「ん゛っっ!それっ!ダメェ!ダメなの!頭がおかしくなっちゃうぅ!」
無視して溢れでる愛液を絡ませさらに和久井さんのコアを嬲る。当然耳も舌で犯し続ける。
「やめっ、あっ、何かくる!きちゃう!ダメなの!留美、もうダメなの!」
瞬間、体を痙攣させた和久井さんはお漏らしをしたように彼女自身から分泌液を吹き出した。
「はぁ・・・はぁ・・・」
放心状態の和久井さんに再度お願いする。入れたらもっと気持ちいいですよ。入れて、いいですよね?
「もっと・・・気持ち・・・い?」
首を縦に振って肯定した。
「・・・きて。」
快感で蕩けた表情と、先ほど見せた普段のクールな彼女からは想像できない痴態に興奮しきった僕は獣のように襲いかかった。
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「どう?満足した?」
はい、と答えると和久井さんは少し笑いながら言った。
「もう、いきなり高校の時の制服着てくれって言われたから何事かと思えば・・・。」
和久井さんは少し口ごもり、悲しげな目で続けた。
「・・・私も初めてはあなたに捧げたかったわ。」
そんな彼女が愛おしくなり、強く抱き締め深く口を吸う。
「んむっ!ん・・・ちゅ・・・ちゅる・・・」
吸いながら息継ぎの合間合間に、愛してる、愛してると呟いてやる。
「私もぉ・・・ちゅっ・・・好きぃ・・・ぢゅる・・・ちゅ・・・」
感極まった和久井さんが大粒の涙を流している。
「愛してる、私も愛してる。」
ぼくも、でもさ気づいたんだけど、和久井さんって・・・
「留美って読んで。で、何?」
留美さんって、興奮したら幼児退行する人なんだね。可愛いです。
「・・・馬鹿、嫌いよ。」
「でも、愛してる。」