「お兄さーん、ちょっとさぁー金貸してくれない?」  
俺はある夜少女たちに出会い、人生で初めてのカツアゲを経験した。  
後3日で担当アイドルをスカウトしないといけないのに、なかなか見つからないで困っていた。  
「待ちな」  
そこに特攻服を来た少女が現れた。  
「アタシに黙って勝手な事すんじゃねぇよ」  
「リーダー!」  
リーダーと呼ばれた彼女は染色していない美しい黒髪ストレートで、顔も愛らしかった。  
何よりサラシでキツく締め付けているにもかかわらず  
激しく自己主張している巨乳には、目が点になった。  
彼女とその部下の女の子は何やら揉めていたが、既に俺は決めていた。  
「君の名前は?」  
「あぁん? 拓海だけど……」  
俺はさっきまで金を要求していた少女たちに万札を一枚渡して  
代わりにその美少女・拓海を引っ張っていく。  
「ちょっと待て! どこへ連れて行く気だ。警察なら行かねぇぞ!」  
「警察じゃない、アイドル事務所だよ」  
「アイドルぅ〜……?」  
俺の言葉に彼女は眉を顰め、不思議そうな眼で見つめ返してきた。  
「そう、君は明日からアイドルになるんだ」  
「ふ……ふざけんじゃねぇっ! アタシは天上天下、喧嘩上等、特攻隊長向井拓海だぞ!  
 誰がアイドルなんてチャラチャラしたものなんかに……! おい、聞いてんのか!」  
「じゃあ先にそこのレストランで今後の事を話し合おうか」  
「だーかーら、アタシはアイドルなんてやらないんだよッ! 人の話聞けッ!! 」  
その日のうちに俺は向井拓海を説得してスカウトした。  
俺の3時間に及ぶ熱弁に、とうとう頑なな態度を取っていた彼女も折れたようだ。  
「チッ……世話になった分の義理は立てるぜ」  
意外と義理堅い良い子で安心した俺は  
暴走族に入ったきっかけをそれとなく聞くと、彼女は家庭の不満を吐露した。  
俺はそれを聞いた上で、「アイドルになれば皆に本当の君を伝える事が出来る」と断言した。  
すると彼女は一言、「やってみやがれ」と返してきた。  
翌日社長と面会させたが、社長も一目で彼女を気に入り  
晴れて拓海は俺の担当アイドルになった。  
「拓海、次の仕事はこの衣装で行なうぞ!」  
「ア、アタシにコレを着ろってのか!?」  
最初は仕事を渋っていた彼女だったが、やがて不器用ながら俺を良く思ってくれるようになった。  
「うォォ、恥ずかしいィィィィィ!!」  
新しいドレスを着せる度に大声を出して恥ずかしがる彼女は、とても新鮮に映った。  
 
   #  #  #  
 
親愛も深まってくると、彼女は当初考えもしなかった行動に出る。  
「おい、アンタ……」  
「何だ?」  
「とぼけんじゃねぇ! ほら、いつもの……アレだよ」  
「分かった」  
俺は微笑んで、目を瞑る彼女に口づけをした。  
恥ずかしい衣装で人前に出る前に、彼女は気合いを入れたがる。  
そしてその気合として、ステージに上がる度に俺とキスをするのだ。どうもキスをすると、安心するらしい。  
実際、キスした後のステージは毎回最高のパフォーマンスを叩き出している。  
「んっ……んう……」  
男勝りな性格に似合わず、彼女のキスは大変可愛らしい。  
エサを啄ばむ雛のように、小さく何度も俺の唇を吸う。  
恐らく経験の浅さからだろう。遊んでいる子だと勝手に思っていたが、意外と身持ちは固いようだ。  
ただキスと言うと彼女は気合い注入だと否定するので、その辺りは彼女に合わせている。  
 
「少し頼みがあるんだ。いいか?」  
拓海は少し周りの反応に敏感な所がある。  
ある日彼女は、レディース仲間内で何回男と寝たかといった自慢話を聞かされたと言う。  
仲間内で処女なのは拓海だけだそうだ。  
話題についていけなかった彼女はハブられる事を恐れ、手っ取り早く俺を相手に処女を喪失する決意を固めたのだ。  
俺は二つ返事で承知した。目の前の爆乳美少女に処女をもらってくれと言われたら  
もらうのが礼儀でありマナーであり道義である。  
「アイドルだから」というつまらない建前で彼女を抱けるチャンスをフイにするなんて考えられない。  
「じゃあ、いくよ……」  
「あ……」  
その日、俺は自宅のアパートでいつものように拓海の口唇を奪った。  
「んう……キスもするのか……」  
「そう、セックスしてもキスしなかったら片手落ちもいい所だよ」  
「そ、そうか……」  
拓海のウブさに罪悪感を覚えたが、俺は溢れ出る肉欲の本流に従い、次に進めようと胸のサラシに手を伸ばす。  
「止めろっ!」  
彼女の平手打ちが俺の左頬に炸裂した。  
「ここ触ったらツブすかんなっ!」  
キスの時とは違い、拓海は胸に一切触らせてくれなかった。  
その必死さに俺は圧倒され、胸乳の愛撫は諦める事にした。  
立派な乳宝が鎮座しているのに、拝めないというのは酷な話だ。  
 
俺は気持ちを切り替え、彼女のズボンを脱がす  
すると、何やら見慣れぬ形のショーツが目に入った。  
「これは……褌?」  
「わ、悪いかよ……アタシはな、チャラチャラした下着なんざ着ない主義なんだよ!  
 それに、フンドシなんてカッコ悪ぃ言い方は止めろ。  
 クラシックパンツだ、クラシックパンツ。最近流行っているらしいからな」  
チャラチャラした物に抵抗があると言いながら  
変な流行を取り入れる彼女は少し感性がズレているのではないかと時々思う。  
しかし、デフォルトでフンドシを着用した娘が目の前にいる事実に、俺は胸が高鳴った。  
「道明寺歌鈴が褌を履いている」と担当Pからドヤ顔で自慢された時  
死ぬ程羨ましかった事を思い出した。  
 
「後ろ向いて」  
「? こうか……?」  
尻間に食い込んだ捻り布が、彼女の尻肉を美しく、そして官能的に演出している。  
触ると手がとろけそうなくらいすべらかで、弾力もある。尻だけが魅力ではない。  
前の薄布は豊かな秘丘を申し訳程度に覆い、恥溝の形を浮かび上がらせていた。  
「んあぁ……!」  
折角の褌姿と、俺は布越しにキスをして味わう。  
甘い濃い臭いが鼻腔を刺激した。淫露がじんわりと恥部の布を濡らしていく。  
俺はその布を股の付け根に寄せる。せっかくの白褌、全て脱がしては勿体無い。  
(こ、これが拓海の……)  
絵に描いたかのような乙女の恥唇がそこにあった。  
開いて見るとぼんやりと薄膜すら見える。正真正銘の未通娘だ。  
布を脇にずらしたまま、俺は夢中で拓海の恥部を舐める。  
「こらぁっ、変態みてぇな事するなよ!」  
「これはセックスする時のマナーみたいなものだよ。  
 充分湿っていないと、本番で痛いじゃないか。まさか、それも知らないのか?」  
「……し、知ってるに決まっているじゃねぇか! それくらい!」  
完全な無知を否定する拓海を軽く誘導し、俺は彼女の恥部にむしゃぶりついた。  
数分後にはもう味わえない、最後の処女汁を味が無くなるまで舐め取り続けた。  
「んぶっ……じゅるっ……ぢゅっ……んう……」  
しかし何という癖のある味だろう。股間に強く響き、息子は絶えず感涙している。  
顔を離した時、先端部から垂れた我慢汁はシーツに湖を描いていた。  
 
俺はここに来る途中で購入したコンドームを付けてセックスに挑んだ。  
AVでは何度も見た光景だが、実際自分で行うのは初めてだ。  
「いくぞ、拓海……」  
桃色の肉帽が恥肉を外に押し開き、ゆっくりと蜜孔に埋まっていく。  
「……っっ!」  
「痛いか」  
「全然……こんなの、根性焼きに比べたら屁でもねぇよ……」  
俺は根元まで彼女の中に押し込んだ。  
流石に初物だけあって、きゅうきゅうと肉茎を締め付けてくる。  
気を抜くとすぐに暴発しそうだ。  
ゆっくりと、慣らすように動かすと不規則なうねりが絶えず愚息を襲った。  
(うう……ヤバい……!)  
男の矜持として拓海の恍惚とした表情を見るまでは我慢しなければ……  
と思っていたが、数分すら持ちそうにない。  
案の定、数合目の突きで敏感な雁首をピンポイントで締められ、俺は早くも臨界を越えてしまった。  
(あああっ……!)  
ドクン、ドクン。俺の肉槍は大きく震えながら、精汁を漏出していく。  
今まで感じた事のない快響に、眼の奥から堪らず熱涙が湧き出てくる。  
「こらっ、腹の中で暴れさせるんじゃねぇよ!」  
「えっ……」  
「早く抑えろっ……アタシは初めてなんだから、もっとゆっくりしろよ」  
どうやら彼女は俺の射精に気づいてないようだ。  
幸い、分身は射精前と変わらない硬度を維持している。  
「拓海……、拓海……!」  
男性器を味わって間もない彼女の蜜孔に、俺は何度も肉杵を突き落とした。  
俺という異性の味を覚え込ますために、本能の命じるまま彼女の恥肉を蹂躙する。  
「やあっ……! んはあぁ……っっ!」  
眼下で拓海は、可愛らしい嬌声を上げる。  
男勝りな彼女の、いつもとはまた違った表情は、俺の劣情を更に高ぶらせた。  
「ああっ! 何だよ、これ……き、気持ち良い……っ!」  
俺は先端からビュッビュッと二度目の射精をしながら、ピストンを続ける。  
吸い付く女肉は尿道に残留している精液も残さず搾り出す。  
「ああっ……! ああっ、……良いっっ!」  
数十分の精戦の果てに、彼女は処女喪失後初めての絶頂に昇り詰めた。  
背を弓なりに曲げ、俺の背中に爪を立てながら、膣内を強い律動で震わす。  
それに釣られるように、俺の逸物も残り汁を盛大に吐瀉した。  
「はぁ……、はぁ……」  
荒い熱息を吐いている拓海を眺め、静かに逸物を抜き取る。  
先端部には鶉の卵3個程の精汁が重々しく溜まっていた。  
 
彼女の中を心ゆくまで堪能した俺は、今でも彼女と関係を続けている。  
それというのも、彼女がすっかりセックスにハマってしまったからだ。  
しかしそんな彼女も胸だけは異様にガードが固く、付き合って随分経つが一向に裸乳を見せてくれなかった。  
 
   #  #  #  
 
「あらあら、プロデューサーさん。いらっしゃいませ」  
向井邸に着くと、拓海の母親が出迎えてくれた。  
年相応の色褪せが垣間見えるが、中々艶やかな女性だ。  
特に胸は、形こそ崩れているものの重量感あふれるシロモノである。  
拓海のモンスターバストは母親の血なのかもしれない。  
そんな彼女は俺からアイドルスカウトの話を聞いた時、家族総出で協力すると約束してくれた。  
家族としても、不良集団と実りない付き合いを続けるよりも  
芸能界に身を置いてくれた方が人聞きもいいと判断したらしい。  
事実、アイドル活動を始めてから拓海は極端に自由時間がなくなり  
昔の悪友と付き合う事もほとんどなくなった。  
心労が減ったのか、彼女の両親も以前より穏やかで若返ったかのように生き生きとしている。  
「拓海は居ますか?」  
「ええ、いますよ。ですが、すみません。私すぐに出なくてはならないので戸締りお願いできますか」  
俺にスペアの鍵を手渡して、彼女は玄関から入れ違いに出て行った。  
いい人なのだが、図らずも家庭崩壊を防いだ救世主となった俺をどうも信用しすぎている懸念がある。  
(すいません、お母さん……。  
 娘さんの大切にしていたもの、この前もらっちゃいました……)  
多少の罪悪感を覚えつつ、俺は鍵を握り締めて二階に上がった。  
拓海の部屋を見ると半開きになっていた。  
躊躇なくその隙間から覗くと、丁度彼女は上着を着ようとしている所だった。  
サラシもブラもつけていない彼女の背中は新鮮に映った。  
(よーし……)  
俺はふとイタズラ心を起こし、驚かすつもりでドアに背を向けている拓海に近づいた。  
「……わっ!!!」  
短い大声を口から吐いて肩を叩くと、彼女は何が起こったのかとパニックになり逃げ出そうとした。  
それはいいのだが、足元に転がっていたスプレー缶を思いっきり踏んでしまい  
その場にドテンと見事に転んでしまったのだ。  
「痛ってぇ……」  
「す、すまん。大丈夫か、拓海?」  
俺はドッキリ成功の発言をする機会を逃し、申し訳ない思いを抱きながら彼女の身を案じた。  
拓海は眼前にいる俺の姿を見ると、再び狼狽して露わになった巨乳を隠す。  
 
「み、見るなぁっっ!」  
しかし拓海の立派なバストは、決してその細腕で隠しきれる代物ではない。  
俺は腕の合間から顔を出している桜色の乳輪と乳首を見てしまった。  
禁忌の裸胸を見てしまったのだから、てっきりどつき倒されるかと思い、俺は身構えた。  
しかし鉄拳一発飛んでこないので、俺は不思議がって拓海の方を見る。  
「拓海……?」  
彼女は顔を真っ赤にして俯いていた。  
そして俺が言葉をかけると、キッと怒りに満ちた眼で睨み返してきた。  
「何だよっ!?」  
「その、……驚かして悪かったよ拓海。見るつもりはなかったんだ。そのう……」  
「うるせぇっっ! アンタに……気持ち悪い胸を見られたアタシの気持ちが分かるのかよっ!」  
拓海は家に響く位の大音声で叫んだ。その声は泣き出しそうな悲しい響きを伴っている。  
「で、でもさ、気持ち悪いとか……そんな事は全く……」  
「嘘を付くなぁっっ!」  
拓海は自身の胸乳を俺に突き出した。やはり重量感の強いその豊穣の証は、圧倒される。  
「こんな……500円玉の倍もあるデカい乳輪の女なんて、嫌だろうがっっ!  
 乳首だって、アーモンドみたいにデカいしっ……くっ……」  
彼女は自分の乳を指差しながら目尻に涙を溜めている。  
確かによくよく見ると、彼女の乳輪は昔のシングルCD並みの大きさである。  
乳房自体が大きいので全体としては違和感がないが  
その様はまるで成人向け漫画から抜け出て来たのではないかと錯覚させられる官能的な造型だった。  
また乳首も大きい。大きいがしかし、冷静に考えると彼女の表現はオーバーだ。  
アーモンドではなく、大粒の麦チョコと言う方が的確な気がする。  
「幻滅しただろう!? こんな化け物みたいなチチの女……」  
「……拓海」  
俺は嗚咽を上げ始めた彼女を優しく抱き締めた。  
赤ん坊をあやすように背中を撫でて、慰めの言葉をかけていく。  
「拓海は相変わらず綺麗だよ。こんな可愛い化け物なんて、お話の中にも居やしないさ……」  
「嘘を付くな……ドン引きするだろう、こんなチチ……」  
「嘘じゃない。個性的だが魅力的なおっぱいだよ、拓海のは」  
「じゃ、じゃあ……コレ、舐められるか……?」  
拓海は背を反らし、乳肉を掴んで俺に突きつけた。  
 
元より俺に、拓海のおっぱいに対する嫌悪感などあるはずがない。  
すぐに顔を近づけて、彼女の自己顕示に満ちた乳果をそっと口に含む。  
「あっ……!」  
一息軽く乳凸を吸うと、彼女は愛らしい喘ぎを漏らす。  
俺は彼女が止めないのを良い事に、赤ん坊に返ったかのように彼女の乳をしゃぶった。  
「ちゅっ……ちゅぷっ……、んっ……、んう……」  
「あん……っ! あはぁっ……!」  
夢にまで見た拓海の豊乳に俺は夢中になった。  
彼女の乳首は大きい分、大変しゃぶり甲斐がある。  
俺は口を窄めて吸う合間に、口内のそれを舌で嬲り回した。  
唾液を擦り込ますように舌で乳面を丹念に舐め上げ  
ある時は左右に振った舌腹で往復叩きし、その柔らかさを堪能する。  
そして舌先を小さく使い、ツンツンとこそばして焦らした。  
何と味わい深い乳果だろうか。唾液でぬめった乳輪が、絶えず脳髄の肉欲を刺激する。  
「怖く……ねぇのか?」  
夢中で舐めている俺を彼女は複雑な表情で見ていた。涙は止まったようだ。  
「怖くないよ。確かに個性的だけど、すごくセクシーで……俺、益々拓海が好きになったよ」  
すると拓海は、自身が乳にコンプレックスを持った件を静かに話し始めた。  
彼女は小学生の頃から既に良好の発育に恵まれていたらしい。  
小学校の全女生徒の中で、彼女が一番大きかったという位だから相当だろう。  
おまけに容姿は可愛いので、最初は男子にちやほやされていたという。  
しかし女子にとって、彼女のような存在は敵以外の何者でもない。  
彼女たちはある日の水泳の時間に、グループで彼女を囲み  
衆人環視の中でタオルを剥ぎ取って真裸にした。  
更衣室はなく教室で着替えていたため、その胸の秘密はその場にいた人間の知る所となった。  
陰険な女子グループは彼女の胸のコンプレックスを槍玉に挙げ、殊更に嘲笑した。  
そしてその時以来、拓海はイジメの対象へと落とされたのだ。  
拓海は事ある毎に男女から「デカ乳首」とか「キモ乳女」とか囃される毎日を送る羽目になった。  
あの頃の年頃の子供はちょっとした「違い」を見つけ、からかいの種にする事に関しては天才的である。  
そしてレッテルを貼られた子は様々なグループから邪険にされる。  
その子を匿ったら、自分たちも苛められるからだ。  
孤立した彼女の心は荒み始め、ついには不良行為に走るきっかけとなった。  
「ひどいな……」  
何でその場にいてロリ拓海の幼巨乳が見れる世代に生まれなかったのか  
と血涙を流しそうになったが、場の空気を読んで率直な感想を呟く。  
「俺はそんな事で拓海を馬鹿にしたりはしないから、安心してくれ」  
拓海は顔を上げ、「嫌いに、ならないのか……?」と聞いた。  
その問いに、俺は強く首を振って答える。  
「なる訳ないよ。俺、拓海の事が好きだからさ……」  
彼女は俺にギュッと抱きついた。  
こんな甘えた態度を取る彼女は非常に珍しく、一瞬俺は慌てた。  
「嫌われると思ったんだ……アンタにだけは嫌われたくなかったから」  
そんな彼女を俺は優しく抱き締め返した。  
 
   #  #  #  
 
「拓海、頼みがあるんだが……」  
「何だ?」  
俺は駄目元で彼女に「ある」事をしてくれと頼んだ。  
それは拓海と出会って今日まで、俺がずっと憧れていたものだった。  
俺はベッドの端に座り、股を開いて隆々と屹立した肉茎を彼女に晒す。  
「こ、こうか……」  
俺が教えた通りに、彼女はそのたわわな淫乳で俺の逸物をそっと挟み込んだ。  
そこそこの大きさを持つ肉茎が丸々乳間に隠れる。  
彼女は両手を使い、左右から怒張した肉芯を圧迫する。しかし何と素晴らしい乳圧だろうか。  
柔らかさと温もりに満ちていて、すぐにもとろけてしまいそうだ。  
「ああっ……!」  
感嘆の声を上げる俺を、拓海は訝しげな表情で窺う。  
「そんなにいいのか、これ……?」  
「ああっ、そ、そのまま……しごいて」  
拓海は逸物を乳肉でホールドしたまま、上下に動かした。  
この柔らかい感触は恥穴とはまた違った味わいがあり、大変癖になる。  
俺は想像以上の快感に感動するあまり、目頭が熱くなった。  
「ああっ、気持ち良い……!」  
「へへっ、何情けないツラをしてんだよ……」  
拓海は俺のリアクションが面白いのか、更に力を加えて逸物をしごき抜く。  
快感のために腰に力が入らず、両腕を後ろに回して倒れないように伸ばしている。  
こんなものを知ってしまった以上、オナニーなんていうものは寂しくてやっていられないだろう。  
「気に入ったぜ、この技! ……ほらよっ、コイツはどうだ!?」  
彼女は有り余っている乳肉を交互に上下して擦りつける。  
「ああっ……き、効くっ!」  
そのツイストの利いた乳技は俺を魅了するのに充分な魔力を備えていた。  
彼女は調子に乗ってハイペースで俺の逸物を刺激していく。  
「ほらっ! 気持ちいいんだろ? アタシの乳ズリで情けない変顔晒して、イっちまえっ!」  
「ああああ!」  
限界まで膨張した俺の逸物は、彼女の乳責めに耐えきれず、乳肉の中で暴発した。  
「うおっ!?」  
その威力は強烈で、まるで地下水を掘り当てたかのように乳谷から大量の精汁が噴き出した。  
彼女もびっくりして抑えていた手を離す。  
すると自由になった肉砲は暴れ牛のごとく乱れ動き、ブビッ、ブビュッと風を斬って精汁を撒き散らした。  
「ば、馬鹿野郎! 止めろよ!」  
「そんな事言ったって……」  
結局、彼女の豊乳に大量の精汁を散々ぶっかけてようやく収まった。  
熱したチーズのようにとろりとした濃厚なザーメンが拓海の宝乳に纏わりついている。  
間違いなく今までで最高の射精量だった。  
 
   #  #  #  
 
「……おいっ」  
事務所へ向かう道すがら、彼女は俺に声をかける。  
「何だ、拓海」  
「……さっきはビビっちまったが、今度はあんなヘマをしないから覚悟しろよ」  
からかい甲斐のある友達を見つけたかのような笑みを浮かべて彼女は言った。  
「これからはアンタの良いようにならないからな。アタシのこの胸でアンタを征服してやるよ」  
 

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