「留美さん、貴方のプロデューサーはどうなの?」  
美優は妊娠を告白した後、留美に話題を継いだ。  
留美は一口コーヒーを啜ると、それを受けて口を開く。  
「私のプロデューサーは……最近、ある事にハマっているの」  
「ある事?」  
瞳子が教えて欲しいとせがむと、彼女は静かに語り始めた。  
 
   #  #  #  
 
「んはぁ……っ! んん……! ……ああっ!」  
仕事を終えた私たちはいつものように愛し合った。  
最近エッチしたのは、丁度3日前。大きなテレビ局での仕事が終わってほっとした所だった。  
仕事の後に私は「欲しい」という合図を送り、承諾した彼の車に乗ったまま自宅に帰った。  
軽いシャワーを浴びた後、彼は待ちきれないと言わんばかりに覆い被さってきた。  
互いの口唇が何度の柔らかくぶつかり、そのうちぴったりと重なり合って舌で結ばれ合う。  
男の人にこんなにも求められる事のなかった私には、彼の荒々しい愛が嬉しかった。  
「留美さん、……『いつもの』を頼むよ」  
「はい」  
私はベッドの上で四つん這いになり、その玉尻を彼の前に突き出す。  
彼は双丘を左右に広げ、中央でひくついている秘肛をしばらく眺めた。  
「留美さんはオマンコだけじゃなく、ここからも良い臭いがするから好きだ」  
彼はそう言ってその不浄の秘穴を舌で舐り回した。  
「ちゅっ……んむ……ちゅぴっ……」  
肛皺の一本一本を丁寧に広げるように舐めていく彼の淫舌は  
わざわざ大きな猥音を鳴らしながら唾液の飛沫を散らす。  
桃色の肛穴と何度も熱いキスを交わした後、頬をすぼめてそれを丸ごと吸った。  
「あっ! ああ……っ!」  
「留美さんのアナルはいつ舐めても美味しいな。  
 綺麗なピンク色で……五感で味わった全てがチンポに響いてくるよ」  
彼の舌肉がヌムと私の恥肛を押し広げて侵入していく。  
根元まで入った舌は乱動し、肛壁を妖しく擦っていく。  
「んん……! んああっ……!」  
そのまま彼は巧みな舌使いで抜き挿しを繰り返した。  
私はこの恐ろしい魔力を持った舌技から未だに逃れていない。  
いや逃れる気すらないのかもしれない。  
なぜなら、彼が肛穴を弄ぶ時、私の肉体は絶えず悦びに震えているからだ。  
 
   #  #  #  
 
「ええっ、留美さんお尻でして……んぐぐ……!」  
留美は大声を出す瞳子の口を慌てて手で押さえる。  
美優もまた恥ずかしそうに頬を赤らめ、手で口元を覆っていた。  
「最初は私、あまり興味を持ってなかったわ。  
 けど、彼がどうしてもって言うから……それで一度だけ……」  
「分かるわ。彼が喜んでくれると思うと、何でも聞いちゃうのね」  
恋人との付き合いの長い美優は、留美の言葉に相槌を打った。  
恋の駆け引きに余裕のない彼女らだからこそ、我が事のように理解できるのだ。  
「ええ……それから私も病み付きになっちゃって  
 ……いつのまにかお尻でする回数もアノ部分より、多くなったわ」  
「で、でも、……お尻でするなんて……ねぇ」  
瞳子は隣の美優に同意を求める視線を送った。美優もその点では理解が追いついていないようだ。  
彼女や美優にとって肛門性交は未踏の領域らしい。  
穴が1つしかない男とは違い、女には選択の自由がある。  
それなのにわざわざ不浄とされる後穴を好むという事はどうなのだろうか  
と疑問に思うのは当然である。  
「変態行為ってね、……意外と興奮するものよ」  
留美は妖しい笑みを浮かべて二人に言った。  
「二人とも一度経験してみるといいわ。すぐに良さが分かるから」  
「そ、そうかな……」  
「ええ、私なんて……彼に優しくアナルを舐めると  
 もう前から糸汁が垂れるようになって……ふふっ……」  
留美は情事の光景を爽やかな晴天のキャンバスに思い描いて、悦に入りだした。  
「でも、エッチの最中にキスされたりは?」美優が聞いた。  
「お尻舐められた後だと嫌じゃない? 私のプロデューサーさんも、フェラ後はキスさせてくれないし」  
「お尻舐めた後にキスはないわね……。流石にそれは嫌悪感があるかな。  
 そういった趣味はないし。その代わりにね、直前にいっぱいキスしてもらうの」  
「へぇぇ……」  
「とろけてしまいそうなくらい長く甘いキスを……アレはアレで幸せな時間ね。  
 それに……お尻舐めさせてあげると彼、いつもより頑張ってくれるの。  
 だから、ついサービスしちゃう」  
二人は少し飛ばしている留美に困ったような笑いを浮かべながら続きをせがんだ。  
 
   #  #  #  
 
「留美さん……いくよ」  
「は、早く……」  
プロデューサーは膨張した肉槍を構え、私の肛穴に狙いを付ける。  
彼の趣味で、しばらくはパンパンに膨らんだ肉帽を半分肛口に含ませて焦らされる。  
期待にときめく肛穴が時折ヒクヒクと柔らかい肉帽を締め付ける感覚が良いらしい。  
「! んんっ……!」  
何の前触れもなく、容積の大きい物が秘肛に沈んでいった。  
彼は腰を尻肉に打ち付けながら、強いリズムで抜挿を開始する。  
「んっ……! あひぃぃ……っ!」  
彼の淫らな責め立てに、私は喘ぎを引きつらせる。  
最初の頃は大きな異物感に加え、抜く時に腸壁も持って行かれそうになるため  
一抹の不安感があった。しかしそれも次に来る歪曲した快感の前には綺麗に消え失せた。  
「あっ……!」  
体勢が崩れて横倒しの状態になっても、彼の攻めは止まない。  
側位の型のまま、彼は私の痴肛を絶えず蹂躙する。  
激しい抜挿により、腸液が穴周辺でいくつもの白泡を形成している様子が微かに感じられた。  
「プロデューサーさん……は、激しすぎて……! 私……!」  
私は彼の猛根の追撃に息を荒げて、耐え忍んでいた。  
すると彼は急に抜挿を止めて、私と繋がったまま仰向けになった。  
私は彼の身体の上で少し息を整える。  
「分かったよ、留美さん。俺休んでいるから、留美さんのペースで動いてみてよ」  
その言葉を呑んだ私は、彼に背を向けて後背騎乗位の体勢になった。  
お尻を突き出す格好でそっと身体を上下させ、彼のモノを迎合する。  
「何度見てもいいなぁ……」  
彼は私の尻肉を右手で揉みしだきながら言った。  
「顔に座られた時の迫力には負けるけれど  
 こうして遠巻きに君のお尻が弾んでいる姿を堪能できるのはいいものだ」  
尻肌を愛撫する彼の手から、彼の嬉しさが伝わってくる。  
恥ずかしい部分を全て見られているという興奮を抑えつつ  
私は肛肉をもって、彼の肉欲に奉仕する。  
「んっ……、あっ……」  
「ははは、留美さん。君のいやらしい尻穴がね  
 俺のチンポを美味しそうに頬張っているのが丸見えだよ?」  
「は、恥ずかしい事……言わないで……」  
「ほらっ!」  
彼は私の尻を急に下方に引き落とした。  
彼の逸物が根元まで私の肛穴に収まる。  
「あはぁっ……!」  
「腰が引いているよ、留美さん! ちゃんと根元まで味わわないと、駄目じゃないか」  
私はその一撃が引き金となって、絶頂に達してしまった。  
背はたまらず弓なりに曲がり、恥穴からは蜜潮が小刻みに噴出してシーツを濡らす。  
「あ……ああっ……!」  
甘く切ない痺れがじんわりと体の中を駆け巡る。  
そう、私は何度も彼と肛交を繰り返す事により、肛感だけで昇天する身体になっていたのだ。  
 
「あれ、動かないの留美さん? ……仕方がないな、ここからは俺が動いてあげるよ」  
意識が別の方へ向かっていた私に適当な言葉を投げた後、彼は私を後ろから犯しまくった。  
まるで盛った猫のように私たちは重なり  
それぞれの本能のままに相手を抱き、相手に抱かれ、肛交を続けた。  
「だ……、ダメぇ……! そんなに突いたら……!」  
私は高く捧げる形となった尻を滅多矢鱈に肉槍で貫かれて、随喜の涙を垂らしている。  
「どうして? 留美さんの大好きなチンポ肉だよ。  
 遠慮しないで、このスケベなアナルでしゃぶりまくってよ」  
彼の猛攻は一向に収まらない。  
天井知らずに高まる肛感に、私は目をとろんとさせている。  
快楽への無駄な抗いは、それが一つ一つ崩される度に屈折した悦びを私に与えた。  
口は阿呆のように全く閉じられず、舌を放り出して次々と涎を垂らしていた。  
「留美さんのケツマンコって、本当にスケベだよねぇ……。  
 下品な音を垂れ流して、腸液の泡作ってさ。  
 チンポ肉を頬張ったまま離そうとしないんだから……」  
「い、いやぁ……」  
彼の口による辱めに、私は顔中を真っ赤に染めて言った。  
「ん、嫌なの? じゃあ抜いて、終わりにしようか……?」  
彼が動きを止めて引き抜きかけると、途端に私の肛内が切なくなる。  
乳を奪われた乳児のように悲しく泣き叫ぶ。  
彼は時折このような意地悪な事を私にする。でも私は彼を憎んだり怒ったりはしない。  
私は既に彼のものだった。彼から離れた私は、もう私とは呼べない。  
そもそも離れる事などできるはずがなかった。私は心も体も彼に捧げているのだ。  
「ダメぇ……!」私は叫んだ。  
「欲しいの、プロデューサーさんのおちんちん……!  
 私の淫乱なケツマンコで……おしゃぶりしたいの!!」  
顔を朱に染めておねだりの言葉を言い切った私。  
それに彼は満足して、再び肛穴に熱い淫棒をぶち込んだ。  
「分かったよ、留美さん。君の淫乱ケツマンコに  
 アツアツのザーメンミルク、沢山飲ませてあげる。全部飲んで、栄養取ってね」  
私は愛する彼によって、粘りの強い雄汁を肛孔に暴射された。  
私は掴んでいたシーツをギュッと絞り、その腸内の激射に耐えながら達した。  
既に理性の芯は、こよりほどの強さも残っていなかった。  
プシュ、プシュと開ききっていない恥部から蜜潮がまた吹き零れている。  
彼の物の律動に合わせて、肛肉が蠢動し、悦びに舞い狂う。  
「ん……はぁ……」  
射精を終えてやっと肉根が抜き取られると、湯気と共にこってりとした白濁汁が  
ぽっかり開いた肛穴からとろりと顔を出して垂れていった。  
 
   #  #  #  
 
留美の語ったあまりの激しい情交描写に、美優と瞳子の二人は  
どう言葉をかけたらいいのか困惑していた。  
そんな二人を他所に、語り終えた彼女は満足げにコーヒーを飲み干して、こう結んだ。  
「彼には、やられたわ。彼と肌を重ねてから、私の第二の人生が始まったのよ」  
後悔の色など微塵もない微笑であった。  
 
   #  #  #  
 
3人が艶話を交えていた時、たまたまそのテラスの傍を通りかかった人物がいた。  
彼女たちより早めにデビューし、いち早くAランクアイドルの称号を手にした篠原礼である。  
彼女はいまや女優業も平行して行なっているほどの売れっ子なのだ。  
「貴女たち、楽しそうね。何の話をしているの」  
「あっ、礼さん。いえ、その……」  
それまで猥談で盛り上がっていたとは言いにくい彼女たちは一斉に口をつぐんだ。  
そんな彼女たちを、礼は笑って看破する。  
「隠さなくても大体分かるわ。艶やかな単語が途切れ途切れに聞こえて来たから」  
件の3人は互いの顔を見合わせて、顔を朱に染めた。  
「ねぇ、……礼さんの話も聞いてみたいよね?」  
留美がそう言うと、俯いていた美優も瞳子も勢いを取り戻して話し始めた。  
「私も聞いてみたいな……」  
「えっ、私……」  
「私たちと違って、大人の余裕たっぷりだし……ね」  
やや戸惑う礼を他所に彼女たちは、話の花を咲かせた。  
「そうそう。度々プロデューサーさんを誘惑していて、からかっていたって聞きましたよ」  
「え、ええ……」  
「確か今は新しいプロデューサーに変わったと聞いているけど……」  
「そうなの?」  
留美は事務所で聞きかじった話を二人に語りだした。  
「そう。前のプロデューサーさんは妻子持ちなのに、礼さんが度々アピールしてきて  
 タジタジだったそうよ。だから社長にお願いして替えてもらったって」  
「そっ、それはね……みんな」  
礼を抜きに話は弾む。  
「新しいプロデューサー、確か20歳くらいの新人プロデューサーよ。  
 大学在籍中、居酒屋で彼と会った社長が意気投合して、例の……」  
「ティンと来た!」  
3人は示し合わせたかのように同語を口から発した。  
それにその場にいた4人は思わずクスクスと笑い出す。  
「ふふふ……そう、それよ。それでスカウトしたらしいの」  
「それで、実際はどうなんですか?」  
瞳子が興味深げな視線を礼に向けると、他の2人も彼女に目を移す。  
「やっぱり礼さん、プロデューサーさんを食べちゃった……?」  
美優がそう聞くと、彼女は動揺を隠そうとするように一息咳を入れて話し出す。  
「ええ……そ、その通りよ。年下とはいえ彼だって立派な大人の男よ。  
 私がちょっと誘惑したら、すぐに私に懐いてきたわ」  
 
「肌を合わせたりとかは?」  
留美も続けて聞く。  
「ま、毎日やっているわ……」  
「毎日!?」  
湖面に石を投じたように彼女たちはざわついた。  
美優は「凄い……」とただただ感心するばかりだ。  
「確かに礼さん、お肌ツルツルだし……  
 やっぱり彼からいっぱい元気をもらっているようね……」  
「ヤリ盛りの彼を持つと大変ですね」  
瞳子と留美からそう言われ、礼は額に小さな汗を浮かべながら受け答えする。  
「ま、まあね……でもそんな彼を御してリードしてこそ、一人前の女ってものよ……」  
「ふーん、そうなんですか?」  
眼前の3人とは違った声色に、礼の表情が一瞬引きつる。  
恐る恐る後ろを見ると、そこには彼女のプロデューサーがいた。  
身長は160cmくらいで中肉中背、中性的な顔立ちが非常に印象に残る  
少年のようなプロデューサーだった。  
「プ、プロデューサー……!」  
「礼さん、ここにいたんだね。次の仕事が決まったから早速番組スタッフとミーティングをするよ」  
「ええ……」  
そこへ件の3人がニヤニヤしながら彼をつついた。  
「プロデューサーさん」  
「あまり振り回されないで、たまには彼女をリードしなきゃだめですよ……?」  
「……? ……ええ、分かりました。ご忠告ありがとうございます」  
彼はそう爽やかな声で言って、礼をその場から連れて行った。  
 
   #  #  #  
 
「ああっ……! んっ……あはぁ……っ!」  
私は郊外に位置するラブホテルで、今夜もプロデューサーに組み敷かれた。  
彼の下で熱い吐息を漏らしながら喘ぎ、悶える。  
「どうしたの、礼さん。僕をリードするんでしょう?  
 もう息切れしているじゃないですか……」  
彼は午後のあの話をここで持ち出しながら私を恥肉を攻め立てる。  
そう、ベッドにおいて私は彼に主導権をすっかり握られていた。  
ここでは彼が王であり、私は彼に仕え、慰めを賜る女奴隷に等しかった。  
私を一夜で陥落したのは、彼の有する逸物だ。  
その肉根は驚くべき大きさで、赤ん坊の脚くらいある大物だった。  
あまりに見事な大きさに、私は言葉を失った。  
両手で握っても隠し切れないほどの陰茎は、今私の痴孔を激しく擦っている。  
「もう……もう許して……!」  
彼は低く呻いて、本日6回目の射精を開始した。  
大太鼓が腹部で鳴らされているような熱い律動が起こり、  
私の子宮内へ夥しい量の牡汁が注がれていく。  
「うう……ううう……!」  
彼の規格外な部分は、採用方法やその肉具の大きさだけではない。  
恐ろしい事に成馬並みの射精量をも合わせ持っている。  
1回にグラス1/3くらいが平均射精量だと、彼は私に笑いながら教えてくれた。  
これで生殖能力が人並みだったら、私はデビュー後すぐに受胎していただろう。  
「礼さん、駄目だよ。僕が懐いているって、後輩に嘘を教えたら。  
 僕の愛奴なのに見栄を張って、まるで自分が馴らしているみたいにさ。  
 罰として、今夜は礼さんのオマンコをザーメンタンクとして一杯にしてあげる」  
彼はまた私の痴肉を激しく攻め立てる。人間の情交ではない。  
この一方的な性的交渉はまるで動物の交尾だ。  
「ああっ……!」  
私は彼を年齢で軽く見て弄んだが、それは誤算だったとベッドの上で思い知らされた。  
そして気づいた時には既に遅かった。最初こそ大人しくしていた彼はすぐ牙を向き  
数日の間に私の肉体に「牝」としてのあり方を徹底的に刻み付けた。  
気がつけば、市販のディルドを使ったオナニーで  
全く満足出来ない体に私は開発されていた。  
私はもう、彼の体以外に自分を性的に満足させる術を失っていた。  
もうこの肉体の主人は、私ではなく彼なのだ。  
 
「んうぅぅ……っっ!」  
ああ、まただ。また彼が射精した。私の子宮は既に彼の放出した夥しい量の精液で満ちている。  
腹がわずかに膨らんでいる。こんなに射精された事のない私は圧迫感と共に恐怖を覚えた。  
彼は逸物を抜こうとする。精液が子宮から漏れ、膣穴へと逆流してくる。  
もう今夜の私の膣は馬鹿になっていた。  
「仕方のないオマンコだね」  
そういうと彼は、痴穴にストッパーを差し込んだ。  
最近の彼は私に中出しをした後  
それを恥穴に差し込んでそのまま舞台で踊らせるのがマイブームだそうだ。  
「今日は予備のストッパーもあるし、特別にアナルも一杯にしてあげるね」  
「い……いやぁ……」  
私の拒否も耳に入れず、彼は腸内もその巨きな肉槍で侵入し、犯し抜く。  
あまりにに大きい侵入者に激しい異物感を覚え、腹部に痛みが走る。  
私は歯を食い縛りながら、その拷問とも言える悦辱に耐えていた。  
既に意識は朦朧としていて、眼からは涙、口からは涎が止め処なく流れ落ちてシーツを濡らす。  
「んうう……!」  
彼が感極まった声を発した。恐らく射精したのだろう。  
腸液とは明らかに違う、どろりとしたものがビュウビュウと強かに暴射されている。  
一体この小さな体のどこに、このようなスタミナがあるのだろうか。  
「どう、礼さん? 久々に味わうザーメン浣腸、気持ち良いでしょう」  
私は何も答えなかった。答えられなかったのだ。  
私の細い理性は、その全てをストッパーの部分の締め付けに向けている。  
その緊張が解けると酷く浅ましい醜態を晒しかねないからだ。  
彼の逸物は射精の度に腸内で暴れ、痴肛にもたっぷりと宝汁を与えた。  
その後、彼は例のようにストッパーを肛穴に咥えさせて私の胸下に跨がった。  
その巨きな逸物を私の乳肉で挟み込んだ彼は、前後に腰を動かしながら自らの分身を慰めている。  
彼の巨筒はそれでも挟みきれずに乳間から私を仰ぎ見た。  
私は腹部の圧迫を訴えたが、彼は聞く耳を持たなかった。  
「イクよ、礼さん……!」  
彼は巨砲からけたたましい音を立てて、私の顔に淫汁のリボンを重ね掛けした。  
あまりの射精量とむせかえるような臭いを浴び、私は下半身の緊張を緩めてしまった。  
「ああああああ――……っっっ!」  
排泄欲に突き動かされて、勢い良く二対のストッパーが飛ぶ。  
そしてその後を追うかのように腹部に溜まっていた男汁が一斉に体外に飛散した。  
「ああああっっ! 出てるぅぅっっ! いっぱい、出てるのぉォォっっ!!」  
私は自分でも何を叫んでいたのか良く覚えていない。  
激しい排泄欲が解放された心地良さに脳髄が麻痺していた。  
浅ましく前後の双穴から大量の猥汁を噴出させた姿を見させられたら  
この世で生きた心地がしなかっただろう。  
「あはぁ……精子……いっぱぁい……」  
「いけないなぁ、礼さん。せっかく溜めていたものを空っぽにして」  
彼はまた私を組み敷いた。  
「……また詰め直しだね」  
そう言って彼はその双穴に欲望を注ぎ込んでいった。  
 

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