泉家のクリスマスパーティーが始まるまで、まだ三時間以上もある。
家のとある部屋に飾られた小さな小さなツリーは、蛍光灯に照らされ、光を放っていた。
きらきらとした、夢のようなその輝きを横に、幼い少女と少年は身体を寄せ合う。
ところがその様子は普通ではなかった。
少女は服を一切身につけておらず、少年はその少年の胸元を夢中になって舐めている。
若く、というにはあまりにも幼いが、互いに知ってしまった性の快楽を貪っているのだった。
発達していない子供の裸体を惜し気もなく少年に晒して、少女は浅く荒い呼吸を繰り返す。
「あっ、は…雄一君、美味しい?」
「うん、すごく……キャロンちゃんのおっぱい、とっても甘いよ」
「ひゃぁんっ!」
よくよく見ると、キャロンの可愛い胸に生クリームが塗られているではないか。
雄一少年が舐めているのは、それだったのだ。
少年の傍らには、フォークを適当に刺したショートケーキの乗る皿がある。
キャロンとの行為における小道具は、どうやらこれらしかった。
そのケーキのクリームを直接指ですくって、雄一少年はキャロンの体にベタベタ塗りたくる。
勃起した乳首にはたっぷりと、乳輪には馴染ませるように――。
「ひゃ、あ、あぁっ!」
舐めるまでもなく、たったそれだけでキャロンは嬉しそうに身をよじらせる。
ちゅっ、ぺろ、と舌で平たい胸を綺麗にしながら、雄一少年は手でキャロンの足を開かせた。
少年を求めてぐっしょりと濡れたそこが、ぱっくりと割れて、呼吸する。
「ふぁ、あ…」
雄一少年は躊躇わずそこへ指を突っ込み、中を広げるように関節を曲げたり伸ばした。
「ゆぅいち君…っ、ひゃ…クリスマス、楽しいね…」
「うん! 僕、本当はクリスマス好きじゃなかった。でもキャロンちゃんと一緒なら…」
クリスマスになっても喧嘩をして、自分のことを省みない両親の顔を一瞬思い浮かべる。
だがすぐ意識の中から振り払って、雄一少年は胸を愛撫していた唇を、キャロンの唇と重ねた。
ズボンの中で大きくなった自身を、キャロンの腿に擦り付けながら、唇を離して
「挿れても良い…?」
と、囁く。
キャロンはとろんとした顔つきで、こくんと頷いた。
すぐに衣服の中から取り出して、その先端を膣口の上の陰核に押し当てる。
にゅるん、と滑らせて、そのまま幼い膣へ侵入した。
水音を立てて、幼い性器が結合する――。