「少し動くぞ」
「……うん」
ツタが絡み合って人型になったような植物モンスター、マーゾは採石場に寝転がっている。その腰の上に、騎乗位の形で腰掛けているのは電撃戦隊の女性隊員渚さやかだ。
ついさっきまで正真正銘、処女だったさやかの女性性器には、マーゾのダークブラウンの剛直が突き刺さっている。
ズン
「ひっ」
マーゾが腰を上下に振った。勃起して太くなったマーゾの分身が、さやかの膣の奥へと叩き込まれる。
ズン ズン ズン
「あっ、いっ、たっ」
さやかは“痛い”と言いたそうに顔をしかめた。
「ン?やっぱり痛いか?」
腰の動きは止めずにマーゾは訊く。
「いっ……た……い……」
切れ切れの声でさやかは苦痛を訴えた。
「すまんな、我慢してくれ。オレの息子がイかないと終われないんだ」
言いながら腰の動きをマーゾは速めた。
「うあっ きゃあっ」
破瓜したばかりの膣に、激しい抽送を繰り返され、さやかは激痛に悲鳴をあげる。
「早く終わるからな、我慢だぞ、我慢」
「う……ん……んひいっ」
胎内をえぐられる痛みに必死で耐えるさやか。
(エッチってこんなに痛いものなの?)
こんな痛みが続くのだとしたら、二度とSEXはしたくない、とさやかは思う。
ズン ズン ズン ズン
「あっ、あっ、はっ、うんっ」
さやかの苦痛をなんとか早めに終わらそうと、マーゾは腰の動きをアップさせる。さやかの悲鳴を耳にしながら、マーゾは射精のときが近いことを知った。
(ヤバい、もう出そうだ。久しぶりのSEXだからなぁ……。やっぱ処女マンはきついや)
「さやか、そろそろだぞ」
「あ……ん……」
「妊娠はしないはずだから、このまま中出しでもいいよな」
地球人のさやかと、エイリアンのマーゾとでは、当然遺伝子構造が違っているはずなのだ。
「ひ……あ……くうっ」
苦痛にあえぐさやかは答えるどころではない。返事がないのをOKと解釈したマーゾはラストスパートをかけた。
ズンズンズンズンズンズン
「ひあっ うあっ くっ いひいっ」
さやかの悲鳴が響く中、ついにマーゾは絶頂に達した。
「お、来た来た来た来たぞ、ううっ」
どくっ
「ふんっ」
「ああっ」
亀頭の先から最初の精が放たれた瞬間に、マーゾは最後の一撃をさやかの腰に叩きつけた。そのまま腰の動きは停止する。
どくっ どくっ どくっ どくっ
ダークブラウンの剛直から、次々とマーゾの精液がさやかの膣に注がれていく。
「うっうっ、は、ああ……」
久しぶりに女の中に射精した快感に、マーゾは呻いた。
「はぁ、はぁ……。気持ちよかったぞ」
マーゾはさやかの頬を伝わる涙を、右の手の人差し指でやさしくぬぐってやる。
「あたしは痛かったわ。……早く抜いて」
「お、悪い」
マーゾは、さやかの肢体に絡み付いている触手をコントロールして、再び宙に浮かせる。満足してしぼみ始めたマーゾの分身が、ズルリと膣内から抜け落ちた。
「つっ」
大地に腰を下ろしたさやかは、股間を押さえて痛そうに顔をしかめる。
「痛いか?」
「うん……エッチってこんなに痛いことだったのね……」
「最初だけさ。慣れてくればもっと気持ちよくなるさ」
「ほんと?…信じられないなぁ」
「ほんとさ。……処女喪失したてで悪いんだが、さやかにはもうワンラウンドやってもらわなきゃならん」
「え?」
マーゾの言葉の意味がわからず、さやかは怪訝な表情を浮かべる。
「バンバにもヤらせてやってくれ」
「えええっ?」
驚愕するさやか。
「ホラ、あいつにはオレたちの会話、全部聞かれてるだろ? 脱走するとか、反乱するとかさ」
「あ……」
「あいつは口がきけないけど、意思の伝達手段がないわけじゃない。頭に埋め込まれた生体コンピュータを、ゴズマードのコンピュータと直結させれば言いたいことを伝えることは出来るんだ。
“ゴズマード”とは、全長三百メートルに及ぶゴズマの宇宙母艦である。外観は地球のカブトガニによく似ている。通常は太陽系の“どこか”に潜んでいる。
「だから、オレがさっきしゃべってたことをチクられないためにも、共犯関係を結んでおきたいんだ」
「でも……」
「……全てはお前が生き延びるためなんだ。こらえてくれ。……オレだって辛いんだぞ」
「どうして?」
「お前にはオレだけの女でいてほしいから」
「あ……」
マーゾの言葉から愛情の響きを感じ、さやかは頬を染めてうつむいた。そんなさやかをかわいく思いつつ、マーゾはさやかに背を向け歩き出した。
「じゃあな、待ってろよ」
「うん……」
釈然としないものを感じながらも、さやかはうなずいた。
ズキッ
「………痛っ」
股間を刺す痛みに思わず声をあげるさやか。思わず股間に右手をやる。
ヌルッ
指先が粘つく液体に触れる。スリットに触れた右手を目の前に持っていく。
「………血」
それは生理のときの血とは明らかに違う色をしていた。
「本当に入ったんだ……」
自分のアソコがどうなっているのかを確認するため、さやかはM字開脚に座りなおす。
「あ……」
いつもはピッタリと閉じている陰唇が開き、内にあるはずのビラビラがはみ出している。そこからトロリと流れ出す赤と白が混じった液体。
「あたし、経験しちゃった」
いつかこの日が来ることはわかっていたが、まさか宇宙人相手にロストバージンするとは……。
「ほんと、人生ってわからないものだわ……」
さやかはふうっととため息をついた。
ジャリッ ジャリッ ジャリッ ジャリッ
採石場の大地を、埋め尽くすように転がっている小石を踏む音を立てて、二体のモンスターはさやかの元へとやってくる。さやかは立ち上がり、ノーパンのアソコをスカートで隠した。
「待たせた。じゃ、早速……」
マーゾはさやかに第二ラウンドの開始を告げる。
「ちょっと待って」
「時間がないんだ。グズグズしてるとアハメス様が来るぞ」
「でも……痛いのよぉ。あんなのもう耐えられそうもないわ」
「耐えるんだ。命がかかっていることを忘れるなよ。それに、今度はあんまり痛くないかもしれないぞ」
「え〜〜?」
ジャリッ
「ブルルルルル」
待ちかねたバンバがさやかに近づく。その股間を見たさやかは信じられない思いにとらわれた。
「何これぇ……!?」
バンバの股間から飛び出している筒状のモノは、太さ約十二センチ、長さは五十センチにも及んでいる。色は明るい茶色。胴の部分はヒダがたくさん重なっており、先端はまるで鉛筆の先のように尖っていた。
「ムリよ、ムリ! あんなのどうやったって入るはずないわっ!!」
バンバの逸物の巨大さに、さやかは恐れおののく。
「グフォフォフォフォフォ、確かにお前のかわいいマンコに、あれ全部納めるのはムリだろうな。……バンバ、さやかに見せてやれ」
「ブル」
マーゾの言葉に応じたバンバに逸物が変化を見せた。鉛筆の先のように尖った部分が割れて開き始めたのだ。
「あ……」
逸物の変形を、固唾を呑んでさやかは見守る。
「どうだ、面白いだろ?」
「………」
無言で見つめるさやかの前で、バンバの逸物の先は、まるで花のつぼみが開くように開いていく。そしてその中から現われたのは、
「きゃああああっ」
うにゅうにゅ蠢く毒々しいピンクのイソギンチャク!その妖しく不気味な蠢きに、さやかは思わず絶叫した。
「見覚えがあるだろ?」
「バンバの触手にそっくり」
それは、バンバの黒いパイプ状の触手の先端から出てくる、おなじみのピンクのイソギンチャクと酷似している。しかし大きさはケタちがいに大きい。太さにして五倍、長さは八倍くらいある。
「あのピンクのやつはな、媚薬を出すんだ」
「媚薬……?」
「そう、女を感じさせる液体さ。乳首吸われたとき、気持ちよかっただろ?」
「うん……」
「それも媚薬のせいだ。お前のオマンコも気持ちよくしてくれるぞ」
ピンクのイソギンチャクによって与えられた乳首の快感を思い出し、さやかの目はとろんとした。
「ほら、時間がない。四つんばいになって尻をバンバに向けろ。ほら、急げ」
「あ……ん、急かさないで」
と言いつつも、さやかはマーゾの言葉に従い犬のポーズになって、豊満なヒップをバンバに向けた。
「ブルルルルル」
長い間、お預けを喰らっていたバンバは、女陰に引き付けられるように近づいてくる。
「ああ……」
やがて訪れるであろう、刺激による快感を期待し、突き出されたさやかの秘所は、しっとりと潤いを増すのだった……。
うにゅ うにゅ うにゅ うにゅ
バンバの股間からニョキッと生えた、太さ約十二センチ、長さは五十センチにも達する大砲のような逸物。
その先端から、毒々しいピンクのイソギンチャクに似た触手の群が這い出し、うねるような動きで淫靡に蠢いている。
シュルッ シュルシュルシュルッ シュルシュルッ
バンバは、からだの上部から黒いパイプ状の触手を三本伸ばし、バックスタイルでヒップを向けているさやかに巻きつけていく。
「ああん……」
胴体に一本。両方の足首にも一本ずつ巻きつけた触手を操り、バンバはさやかを持ち上げる。一メートルほどの高さに達したところで、バンバはさやかの両脚を大きく開いた。
「いやあん」
空中で、大股開きのポーズを取らされ、さやかは羞恥に頬を染め、両手で顔を覆う。
「いい眺めだぞ」
「やん、見ないで……」
「さっきまで散々見せていたくせに、グフォフォフォフォフォフォフォ」
初々しさを失わないさやかのしぐさを、好もしく思いながら、マーゾは哄笑した。
「ブルルルルル」
猛獣のような声で唸りながらバンバは、あぐらをかいて座った。巨大な逸物が天を衝く。
うにゅ うにゅ うにゅ
「!!」
股間の真下に蠢く巨大なイソギンチャク。その不気味さにさやかは息を呑む。
「ブルルルルルルルルル」
バンバは触手を操り、さやかの股間をゆっくりとイソギンチャクに近づけていく。
「ああ……」
さやかの口から漏れたのは不気味さへの恐怖か、それとも快感への期待か。
うにゅうにゅ うにゅうにゅ
ピンクの触手群は女体を求め、妖しく蠢く。さやかの局部まであとわずかだ。
ムニュ
「きゃっ」
怪しげな液体に濡れた触手は、ついにさやかの局部へと到達した。
ムニュムニュムニュ
「ああ……ひっ」
蠢く触手は、破瓜したてのさやかの股間を蹂躙する。その淫靡な動きは徐々にさやかの性感を高め始めていた。
「ああん……う、う〜〜ん」
さやかの声には心地よさを表す甘い響きが混じり始めた。
「な、気持ちいいだろ?」
「ん……ああっ」
マーゾの問いかけにうなずいた直後に、さやかのからだが跳ねた。ピンクの触手がさやかの敏感なクリトリスに触れたのだ。
「ひあうっ……あっ……ひいいっ」
「ブルルルルル グワァララララララ」
バンバの唸り声の調子が変わった。さやかの性感の高まりに呼応したように……
「あっ、はっ、うん、いいいいっ」
触手の一本は、その先端でさやかのクリを嬲っている。その刺激の激烈さに、さやかはあえぎを強めた。
「あん、は、入って……く……る……」
ついに触手の一本が、さやかの膣内に侵入し始めた。スリットを割り、小陰唇をこじ開けるようにして少しずつ潜り込み始める。
「中に入ってるぞ。痛くないか?」
マーゾはさやかを気遣うように尋ねた。
「ん……大丈夫……ああああっ」
クリと膣の同時攻撃に、さやかは叫んだ。強烈な刺激が脳天を駆け抜け、背筋は反り返る。
「そんなに気持ちいいのか?」
「いい……いい……オマンコいいのおおおおおお」
さやかのあえぎはもはや絶叫に近かった。理性を失ったさやかは、ためらいなく四文字を口にした。
ズキッ
(ん?どうした?)
わずかにマーゾの胸は痛んだ。それは嫉妬である。自分のマラではさやかに苦痛しか与えられなかった。だが目の前でバンバは、さやかを絶頂に押し上げようとしている。
(なぜだ……。たかが地球の女が犯されているだけじゃないか。どうしてオレの胸が痛まなけりゃならないんだ)
ゴズマの命に従い、数々の惑星を侵略してきたマーゾの心に大きな変化が起ころうとしている。
(くっ、バカな)
さやかを愛し始めている自分の心を否定すべく、マーゾは行動に出た。
「おい、バンバ」
「グワァララララ……ブル?」
邪魔するなと言いたげなバンバ。だがマーゾはかまわず言った。
「さやかの口、借りるぞ」
あぐらをかいたバンバの股間の上に、さやかは触手で大股開きの格好で固定されている。そのさやかの顔は、ちょうどマーゾの股間の高さにあった。
「さ、さやか、咥えろ」
「ああん」
マーゾは、わざと乱暴にさやかの頭を自分の股間へと押し付けた。
「さぁ、しゃぶるんだ」
「ん……ちゅぱ」
既に性感のとりこになり、理性の吹っ飛んでいるさやかは、促されるままマーゾの分身を口に含んだ。バンバとさやかの痴態を眺めていたマーゾのマラは、既に完全勃起状態だ。
「ちゅ、くちゅ」
よだれのたまった口の中で、れろれろと亀頭を舐めまわすさやか。
「ううっ」
さやかの舌づかいにマーゾは思わず呻いた。
(さっき教えたばかりなのに、フェラのやり方がうまくなってる!!こいつは仕込み甲斐がありそうだぜ)
マーゾの頭の中に、さやかの調教プランが浮かび始めていた。
ちゅぱっ ちゅぱっ
マーゾがさやかにフェラチオを強要してから十分ばかりが過ぎた。
「もういいぞ、さやか」
マーゾはさやかにフェラチオタイムの終了を告げた。
ちゅぽん
卑猥な音を立てて、マーゾの剛直はさやかの口から飛び出す。そのダークブラウンの勃起は、さやかの唾液に濡れそぼっていた。
「さ、バンバ。二穴責めといこうぜ」
「ブル?」
「オレとお前でこいつの前と後ろの穴を同時に犯すんだ。面白いだろ?」
マーゾは、さやかに惚れている自分を打ち消すように、ことさらさやかを性の道具のように扱おうとしていた。
「ホラ、立てよ、バンバ」
「ブルルルルル」
マーゾに促され、しぶしぶといった感じでバンバは立ち上がる。
「え〜?なに〜?」
いきなり立ち上がったバンバの上で、さやかは疑問を呈する。
「オレは前だ。お前は後ろの穴を頼む。そっちはまだ処女だぞ。思う存分ぶち込んでやれ」
「ブルルルル」
アナル処女をいただけると聞き、バンバは張り切った。
本当は自分がいただきたかったのだが、いきなり自分の剛直をぶち込むとさやかの肛門は裂けてしまう。バンバの伸縮自在な逸物でほぐしてからあとでゆっくりとアナルをいただくマーゾの計算だった。
「あん、そこちがう〜」
さやかのアナルへと触手が侵入を始めている。普段は排泄にしか使わない、一方通行の穴に逆流してくる触手の違和感に、さやかは戸惑った。
「グフォフォ、すぐによくなるさ」
三本の触手と、巨大な逸物とに支えられ、大きく股を開いたさやかの濡れたスリットに勃起した男根をあてがいながらマーゾは言った。
「ああん、はいってくるぅ〜〜」
前と後ろの穴を同時に犯されるさやか。
「どうだ、もう痛くないか?」
「ん、平気みたい……」
バンバの触手の媚薬効果のためか、さやかとマーゾの二度目の性交は、スムーズだった。
「ううん……あ、は、はあ……」
前後に挿入された、触手と剛直の動きに合わせてさやかはあえぐ。目の前で頬を上気させて悶えるさやかの媚態に刺激され、マーゾの腰の動きは速まる。
ズン ズン ズン ズン
「ああっ、はうっ、くんっ、いひいっ」
先ほどの、痛みを訴えるだけの声とは明らかに違っていた。さやかはマーゾのピストン運動で快感を与えられている。その事実にマーゾは喜びを感じていた。
さらに十数分が経過した。さやかは前後の穴を犯され続けている。マーゾのピストン運動はさらに早まっている。
「はっ はっ はっ はっ」
「あん、あん、うん、は〜〜ん」
マーゾの吐く荒い息と、さやかの甘いあえぎは完全にシンクロしている。
「う……そろそろイくぞ」
本日二度目であるため、かなり長持ちしたのだが、破瓜したばかりのきつい淫穴相手にマーゾの分身も限界を迎えつつあった。
「あん、あん……もう、いっちゃうの?」
「ああ、限界だ……うっ」
どくっ
「ああん」
さやかは胎内に熱いほとばしりを感じた。
「うっ、くっ」
どくっ どくっ どくっ
次々に放たれるマーゾの精液。
「は、ああ……終わったぞ」
言いながら、マーゾは腰を引き、果てた分身を抜こうとする。
「あん、抜かないで」
「ン?」
さやかは両腕をマーゾの腰に絡める。
「さっきは痛いから早く抜けって言わなかったか?」
「うん……もうちょっと、もうちょっとなの」
「何がもうちょっとなんだ?」
「わかんない」
バンバの触手の媚薬効果と、マーゾのピストン運動によって、さやかの性感は徐々に高まっていた。もう少しで絶頂を迎える、その前にマーゾの分身が抜かれてしまうのが嫌だったのだ。
「あとはバンバにやってもらえ」
「あん」
さやかの制止を振り切りマーゾは分身を抜いて離れた。
「ブルルルルル」
「ああ〜〜ん」
マーゾの抜けた前の穴はたちまちバンバの触手が殺到し、塞がれる。
「ひっ いっ あっ」
たちまちさやかの口から漏れる嬌声。その淫らな声を耳にしながら、またもマーゾの胸にチクッとした痛みが走る。
そのときだった。
ビュワビュワビュワビュワ
さやかを犯し続けているバンバの後方、およそ十メートルの地点に、ぼんやりとした光が生じ始めた。
「ムッ」
マーゾが見つめる中、光は急速に拡大していく。それはやがて等身大の人型になっていく。
「おお、アハメス様!」
「ブルル」
「え?アハメス!?」
人型の光は消え、あとに現われたのは妖艶な美女。
全身を覆うピッタリした銀色のボディアーマーは、その抜群のプロポーションを浮き彫りにし、見る者の煽情を煽り立てる。美しい銀髪に縁取られた美貌は世の男性の心をとろかさずにはおかないだろう。
「捕虜の見張り、ご苦労」
テレポートして現われた、銀のコスチュームをまとい、気品と威厳に満ちたその女こそ大星団ゴズマ、地球方面遠征軍司令官にしてアマゾ星の女王、アハメスその人である。
ジャリッ ジャリッ ジャリッ ジャリッ
小石が転がる採石場の大地を踏みしめ、アハメスはやって来る。
「中々面白いことをしているわね。……いいかっこうよ、渚さやか、オホホホホホホホ」
「いや……」
敵の司令官であるアハメスに、大股を開いてバンバに犯されている痴態を見られ、さやかは羞恥にうつむく。
「我らゴズマに逆らったお前には、似合いのかっこうね。……マーゾ」
「ハッ」
「お前もこの女を辱めたのかしら?」
「ハッ、アハメス様のご命令なく、勝手なことをして申し訳ありません」
マーゾは片ひざをついて謝罪する。
「かまわないわ。この女にはこれからもっと恐ろしい刑罰が待っているのだから……。オホホホホホホホホホ」
広大な採石場の、澄み切った青い空にアハメスの哄笑が響き渡った。
<第一部和姦編完。第二部輪姦編につづく>