「はあ…はう!!!」
股間に絶え間なく送り込まれてくる淫靡な振動に、佐々木利佳は嬌声を上げて悶えるしか出来なかった。
両脚を掴まれ、アスファルトの上に寝転がされている彼女に、股間を震わせてくる想い人の右脚を防ぐだけの
力が入るはずもない。スカートの中に差し込まれた脚の振動にシンクロして、利佳の体はのたうち、
跳ね回るのであった。
「ああ…くう…や、やめて…許して…せ、先生…」
利佳は、かっては小学校時代の担任の先生であり、現在は秘密の恋人でもある寺田良幸に涙ながらに
懇願するが…その願いは聞き入れられることは無かった。普段の優しげな笑顔は消えうせ、無表情のまま、
寺田は利佳の両脚をその脇に抱え込み、ひたすら股間に押し当てた右脚を振動させ続ける。その振動が
長くなれば長くなるほど、利佳の全身からは力が抜け落ちていくのであった。
「はう…ど、どうして…こんな事に…」
快楽の波に飲まれ、途切れそうになる意識の中、利佳は自分の身に起こった出来事を思い返すのであった…。
元担任とその教え子という、ある意味、禁じられた関係である二人の間には、利佳が中学生の身で
ある事もあり、未だ体の繋がりは無い。勿論、利佳の胸の内では、恋人である寺田先生にエッチな事をして
欲しいという青い願望が無かったわけでは無いが。とは言え、実際にはプラトニックな関係が続いており、
この日も二人で映画を見に行って来たところであった。
しかし…駅前で別れた後、利佳が自宅に着く直前、なぜか寺田が彼女の前に現れたのであった。ほんの
一瞬だけ怪訝に思った利佳であったが、恋は盲目と言うべきであろうか…想い人の突然の登場に浮かれた
彼女は、何の警戒心も持たずに寺田に近づいた。
「先生、私に会いに来てくれた…きゃう!」
その後の出来事は一瞬であった。無防備に近づいた利佳の両脚の付け根に、寺田の膝が深々と突き刺さって
いたのである。恥骨を襲う突然の激痛に、思わず両手で股間を押さえ蹲ってしまう利佳。
「うう…せ、先生…一体何を…きゃああ!」
次の瞬間、利佳の体はアスファルトの上に押し倒され、両脚を寺田に持ち上げられたのである。捲くれ上がる
スカートを必死で押さえる利佳であったが、寺田はそれにはお構い無しに、自分の右脚を利佳の股間に押し
当てると、そのまま激しく振るわせ始めたのであった。
「きゃあああああああ!!!」
女の子ならば絶対に耐えることの出来ない甘美な振動を股間に受け、絶叫を上げる利佳。自分の大切な
部分に蠢く振動を何とか押し留めるべく必死に抵抗しようとする利佳であったが…股間から全身に広がる
快楽波に力を奪われ、それもままならなかった。
「きゃあああ!だ、だめええ!!」
事の顛末をぼんやりと思い起こしていた利佳であったが、その間にも寺田の右脚の振動は更に激しさを
増し、ますます彼女の体からは力が奪われていく。いや、むしろ精気が失われていくと言った方が正確で
あろうか…。
「あう…はあ…うう…」
悦楽の振動に直接晒されたショーツはしとどに濡れそぶり、既にその本来の役割を果たしていなかった。
もはやまともな喘ぎ声すら上げる事も出来ず、利佳の体は水から上げられた魚のように地面の上を跳ね回るだけ。
しかし、失神寸前にまで利佳を追い詰めたにも関わらず、寺田はその振動を緩めようとはしなかった。
更に更にと振動を激しくしていく姿は、まるで何かに取り付かれたかのようであった。
「はああああ!!!!!」
遂に限界を迎えてしまった利佳は、最後の絶叫を上げると同時にその意識を完全に失ってしまった。
延々と股間を震わされ、いたぶられていた事を考えると、彼女にとってそれは拷問からの解放であり、
ある意味、幸せな事だったのかもしれない。
利佳が完全に意識を失った事を確認すると、寺田は右脚を彼女のスカートの中から抜き出す。
『吸収モード終了…捜索モードに移行します…』
無機質な声で謎の言葉を呟く寺田。次の瞬間、その姿はまるで霞のように消え失せていた。後には
アスファルトの上で脱力し、体を震わせ悶絶している佐々木利香の姿が残されているだけであった…。