「春亮くん、ちょっとそこに座って下さい」
「あの、目が座っているんですけどこのはさん?って酒臭っ!!」
「いいから正座」
「ハイ」
「単刀直入に聞きます。黒絵さんとえっちしましたね?」
「ぐっ、っていうかなんでこのはが知ってるんだよ!?」
「この目で見たからに決まってるじゃないですか!」
「覗いてたのかよ!!」
「ごくっ、ごくっ、・・うぷっ。あんな羨ましい、もといいやらしい行為を黒絵さんに迫るなんて春亮くんは最低です」
「いや迫ってきたのは黒絵だから!とりあえず酒を呑むのを止めろ!うわもう一升瓶がほとんど空だ!!」
「こんなの呑まずにはいられませんよ!ああ、こんなことなら10年前のあの日に犯っておくべきでした・・」
「なんか不穏当な台詞が飛び出してるんですけど!?」
「ぐすっ、ひくっ、えぐっ、うぇぇぇーん!!」
「むしろ俺にはこのはが泣く意味が全くわからないし!」
「ほ、本当に最低です春亮くん・・」
しばらくちゃぶ台に突っ伏して泣きじゃくるこのは。
そのまま数分ほどぐずった後、ゆらりと頭を上げてぼそりと一言
「・・そうだ、別に今からでも遅くないですねー」
春亮は逃げ出した!
しかし回り込まれてしまった!!
「春亮くん、話が終わってないのに逃げ出すなんて酷いじゃないですかー」
「聞かなくてもわかる!その目は碌でもないことを思いついたときの目だ!!」
「そんなことないですよー。私も黒絵さんのしたことと同じことを春亮くんにするだけですから」
「やっぱりぃぃぃっ!?」
「うふふふふー、今日はDするまで放しませんよー」
「ABCすっ飛ばしていきなりDかよ!!?」
「心配しなくても今から10回ぐらいCするつもりですから安心してくださいねー」
「いや心配するところが違うし!待てっ!落ち着け!このはっ!あーーーーーっ!!」
【後編につづかない】