カタカタカタッ カタ・・・  
ふぅ、と心葉は天を仰いだ。執筆部屋の天井のがらんとした空気を敏感に  
察知した彼は、衝動的な寂しさにみまわれてしまった。  
 遠子との再開を果たし、心葉と遠子はそれまでの時間を埋めあうように  
出会い続けていた。  
   
 心葉は、遠子を思い耽った。そのまま机に顔を突っ伏しながら、  
彼女を思い、自慰をした。吐き出した精液は、ぼたりぼたりと床に落ちた。  
 まだ、二人は性交はなかった。  
しかしそろそろそういた雰囲気が、二人の間に高まっていた。  
 それはクリスマスが近いせいだった。  
ありきたりのクリスマスデート。  
 そしてきっとあるであろう・・・その日のこと。  
心葉は待ち遠しくて堪らなかった。  
 
 その日だった。  
心葉はそのその日の一連の出会ってからの時間を重く感じた。  
そして殆どを忘れた。食べた食事の味さえ忘れてしまうほどに。  
 
 頭の中はぱんぱんに膨れ上がっていたし、  
遠子を見たり、触れたりするたびに、彼は股間を固く、苦しく  
若干の痛みを伴いながら、窮屈でいた。  
   
 やがて、夜は訪れ、夜道で、二人は黙った。  
二人の視線は夜の都会で交わった。そして溶け合った。  
 彼らはするするとホテルへチェックインした。  
 彼らはそれから目を合わせなかった。  
無言の重い空気をエレベーターの中で感じた。  
 ひとつ、ふたつ、と目的の部屋まであがってゆく。  
そして心葉の興奮もそれに伴っていた。  
   
 そして心葉は、もう抑える必要はないだろう、と  
突如遠子の唇を奪った。  
 遠子は目をかっ、と開き、すぐに、甘ったるい目になり、  
頬を軽く染めた。  
 お互い控えめで小さな舌の先端で擦り合わせる。  
舌同士でじゃれあいながら、唾液も吸い付いて飲んでゆく。  
 遠子の細腕を心葉は掴みエレベーター内の壁に  
彼女の身体全体を押し付けてゆく。鼻息と、口と口を  
ちゅぱぁ、と離すたびに漏れる吐息の音があった。  
   
心葉は、一度間を置いて、彼女の頬を両手で柔かく包んだ。  
 遠子の眼は潤み、涙も零れんばかりだった。  
エレベーターがチェックした部屋の階にとまると、  
彼女の細腕を掴んだまま、部屋にかけこみ、  
電気もつけないまま、彼女を押し倒した。  
 月明かりのせいで、部屋は明るかった。  
 
 彼女を押し倒すと、彼女はされるがままになった。  
心葉は夢中になって彼女の身ぐるみを剥した。  
 彼女の身体は真っ白で白光していた。月明かりのせいだ。  
ぺったんことおちょくることもなく、そっと、中指で彼女の乳首に触れ、  
そのまま薬指で挟み焦らしてゆく。平坦とはいえど、  
若干の膨らみのあるその乳房を撫でるようにしたあと、  
舌で舐め上げた。  
 
 彼女は左手を手を口に当て、そっぽを向きながら、もう片方の手で  
シーツをぎゅっと掴んでいる。  
 乳首を舌先でちろちろといじっている間、彼女は頬を染めながら、  
ぐっと声を殺している。  
 心葉は、そのまま全身を同時に舐めてしまいたい、食べてしまいたい、  
という衝動に駆られた。  
   
 腋を舐め周し、その道で、彼女の耳たぶを咬んだ。  
 もう一度、心葉は彼女の口の中へ舌を入れ、執拗に彼女の口の中を  
乱した。思いっきり吸い付き、つるりとした背中を撫で回した。  
 彼女は予想以上に華奢過ぎ、細かった。  
   
 その身体を彼は思い切り抱きしめて、折らんばかりだった。  
 
 そのまま彼女の髪の毛をたぐりよせ、自分の顔に持ってゆく。  
その甘い臭いに顔を埋め、悦に浸る。  
 彼の股間はとくんとくんと、すでに先走っていたが、  
それでも、まだまだ前戯が足りないくらいだった。  
 心葉も下半身を剥し、彼女を抱き起こし、背中から抱きつくようにし、  
自分の指を舐め、赤赤とした水溜りのようになっている彼女の陰部を  
優しく慰めてゆく、遠子も、そっせんして、するりと股を開く。  
 遠子は、口付けをねだるように、後ろに回っている心葉にアピールする。  
口つけをしながら、乳首を刺激され、陰部の堅くなっているところを  
さすられてゆくうちに、遠子は、もうはやく彼の堅いものが  
入ってくるのが待ち遠しくたまらなかった。  
 
 心葉は、遠子と対面座位になって、中に全部出してしまいたった。  
彼は、ゆっくりと、彼女の中へ、入っていった。  
 きつく感じ、痛みばしりながら、彼女は身体をこわばらせた。  
 彼女はやはり処女だった。  
血が染み出る陰部が、互いが接合しあうところで、熱くなっている。  
 赤赤としている。  
 
 対面のまま、彼女の背中を撫で回し、時間を待つ。  
遠子はやがて、腰を上下し始める。  
 口つけをしながら、上下の運動を激しくしてゆく。  
 
 このはっ・・・くぅん・・・  
 とおこ・・さっ・・・  
   
 涙を流し、やっといっしょになれたね、、、  
ととぎれとぎれに、彼女は言う、  
 彼は彼女の腰の動きだけに夢中になっている。  
ひきしめられながらも、びしゃびしゃの水溜りになっている  
陰部は柔かく、そして、たびたび、きゅっ、きゅっ、と  
 亀頭を引締めてゆく。  
痙攣し、彼は、いままでのたまりにたまった総てを、  
そそぎこんでやりたいと思った。彼女の子宮に亀頭の先端がついた  
ところで、妊娠させてやりたいという、変態的な考えになった。  
   
 もう心葉は限界だった。  
きゅっうう、っと彼女の身体は、彼の精液をのみこもうという  
本能で必死だった。  
 快楽の絶頂へ、のぼりつめてゆくなかで、  
ふたりは唇を重ね、吸い付き、  
 そのまま、熱狂の中で、心葉は、精液を全部吐き出した。  
 
 ふふ・・・このはくんかわいい・・・  
と、涎をたらしている惚けている心葉の涎を舐めとった。  
 きもちよくなってる顔がもっと見たい、  
と言って、そのまま彼女はまた腰を上下しはじめた。  
 
 「きしゅ・・・きひゅしれほしいの・・・」  
腰を振り続けながら、からからに喉のかわいたときに  
飲む水のように、心葉の口にすいつき、喉をごくごく動かす。  
 「このはくん、おいしいよ・・・」  
 
 遠子は、対面の格好から、心葉を押し倒した。  
心葉の上で、騎乗になった。  
 彼はささやかな彼女の胸のふくらみを、もにゅもにゅと  
掴む。  
 このはくぅっ・・・・・  
んぁ・・・  
 上気し、羞恥と快楽をいったりきたりしながら、  
天を仰ぎ、頬を高潮させている。  
 いくよ・・・いくよ・・・このはくんっ・・・  
 とおこさん・・・いっしょに・・・  
 うん、・・・・・いっしょに・・・  
   
 ぐちゅ、ぐちゅ、と血と精液にまみれながら、  
そこはめちゃくちゃになっていた。  
 
 
 膣がきゅううっと締め付けられ、遠子は同時に彼の手を絡みつかせる。  
ああああっ・・・いくわぁっ・・・!  
 果てると同時に、天を仰ぎ、ぎゅっ、と心葉の精液をたっぷりと飲み込み、  
手を握る力も入り、指は汗ばんでいた。  
 二人は白い光に包まれるように、果てた。  
   
 はぁ、はぁ・・・と上気したからだをふたりはひとつになりがなら、  
おちつけた。  
 
 このはくん・・・すきよ  
ぼくもです。  
 そうして二人は口つけを軽く交わした。   
   
 
 

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