「心葉くん。お願い、もう我慢できないわ…」
「まだダメですよ」
「うぅ…おかしくなっちゃう」
「ここを…っと」
「ぃやぁ、そこは、ダメぇ、そんなふうにしないでぇ」
「そんないきなり、あぁ」
(この声…井上と天野先輩?一体部室で何をしてるの?)
(まさか、井上。そんな、天野先輩と学校で…)
(井上のバカバカバカっ!)
「ふぅ、やっと終わった」
「心葉くん。ちょ〜だい」
遠子先輩そっと手を差し出してくる
「ダメです。途中なのに見ましたよね?その罰です」
「そんなぁ…心葉くんのいじわる〜おにぃ〜あくまぁ」
「僕は人間です。人間じゃないのは遠子先輩でしょう」
「私は妖怪じゃないわ。文学少女よ」
「僕は一言も妖怪だなんていってません」
「…いじわる」