日曜日。
弓道の道場の体験コーナーはいつしか二人だけになっていた。
心葉は想いを抑えきれず芥川に向き直った。
「芥川君…僕…その…」
言いよどむ心葉の顎に手を掛けると芥川は唇を重ねた。
「んっ」
「何も言わなくていい。わかっている」
そのまま二人は互いの唇を貪った。
芥川の右手が心葉の股間に触れた。心葉はそれを払いのけようとせず唇を貪り
舌を差し込む事で応えた。
ちゅっ…くちゅ、じゅ…じゅる。
弓道場内に響く音で互いが昂っていくのが判った。
芥川の左手がズボンのファスナーを引き下ろし、そのまま心葉の右手をそこへ誘
う。下着越しに感じるその熱さと硬度に心葉は呟きを漏らした。
「芥川君のココ、すごく熱い」
「お前が欲しくてこんなになったんだよ、心葉」
「本当に?嬉しいな」
下着の中へ手を差し込み熱く滾ったモノを引き出す。それは反り返って天を向い
ている。心葉は跪いてそれに唇を寄せた。