「生えていたから駄目」だったものをアンダーヘアだと思ってもいいし  
男子の象徴だと思ってもいい。なんなら風紀委員長は童顔と伸びない背丈で  
お悩みなかわいい男子「新刻敬太」くんという新説を捏造したっていい。  
……というところから、性別変換ネタ妄想に踏み込んでしまい、  
その場合の織機の境遇が本気で心配になって帰ってきた。  
ところでこのスレの諸兄は思ったよりもずっと紳士だな。  
もっと色々罵倒が飛んでくることを期t、もとい懸念していたのだけども。  
 
という所で、いったん警告だ。  
これ以降の内容には「竹田×ブギーちゃん(=ロリ)」が含まれる。  
行為自体はノーマルの範囲を逸脱するものではないが、平たくいって変態的だ。  
繰り返す、心身ともに未成熟な女子に性的なアプローチが行われることに嫌悪を抱く方、  
竹田くんが変態になることに耐えられない方はこれ以降読まれぬよう。  
 
 ※  
 
両手をはしご、両足を竹田の肩に委ねてしまったブギーちゃんは  
まず真っ先に、その状態からの立て直しが非常に困難であることを認識した。  
竹田が下がった距離は、ちょうどブギーちゃんの身体が伸びきるだけのもので  
ブギーちゃんは握力だけで体重のほとんどを支えなければならない。  
加えて、先ほどまで彼氏の首筋で自涜を楽しんでいたことから  
身体の芯に熱が灯り、言い換えると、神経が弛緩している。さらに、もうひとつ。  
 
屋上を渡る夕方の風にマントがはためいていく。制服のスカートも、  
押さえるものがなければ同様にはためくだろう。  
オレンジの光に照らされる、青々しくもなまめかしい曲線と  
内からにじみ出た熱情でつややかに濡れ光る部分。  
 
「やっぱり穿いてないじゃないか」  
 
……見られている。  
身体を見られているのは、ブギーちゃんからするとさほどの問題ではない。  
実も蓋もないことを言えば、器は所詮宮下のものだからだ。  
だが、その部分がブギーちゃん自身の行為によって潤み始めている、となれば。  
それは、ブギーちゃん自身の劣情の証拠であり、昂奮のきざしだ。  
それはとてもとても――恥ずかしいもの、だった。  
感情は身体に反映される。薄い胸の奥で心臓が高鳴り、白く塗られた頬に血が上った。  
体温が上昇する。ブギーちゃんは今、かつてない感情の高ぶりに見舞われ、  
頭を押さえてうずくまりたい衝動に駆られていた。  
「たけだくん、おろして……くれないか」  
彼氏は応えず、ブギーちゃんの身体を支えるように手を添えた。ももの辺りに。  
「……っん」 予測しない接触にブギーちゃんの息がつまる。 「なに、をっ」  
「なにって、支えてるんだけど」 いいつつ、右手は少しずつ付け根に向けて近づいていた。  
その接触を受けて、ブギーちゃんはもはや顔だけに留まらず首まで紅潮している。  
とくんとくんと鼓動は早くなる一方で、そしてブギーちゃん自身も信じられないことに  
彼氏の視線を受け止めている幼い部分は、熱と湿度を増していくばかりだった。  
見られている。劣情と昂奮をまじまじと見られている。なにかいわなくては、たけだくんがくちをひらいてしまう。  
ブギーちゃんは羞恥に身を震わせながら冷徹に予測する。  
このまま、たけだくんがくちをひらいて、そのときとびだしてくることばは……!  
 
かたん、と。ブギーちゃんの中でスイッチが動いた。  (このまま、いわれるくらいなら)  
 
彼氏の手で支えられることにより、ブギーちゃんは脚を動かすことが出来るようになっていた。  
肩に預けたままの両足をにじり動かし、ブギーちゃんは 脚をわずかずつ、開いて見せた。  
「ぬれている、だろう?」 言われるくらいなら、みずから言ってしまった方が。  
「…………ああ」 ふたりにとって、とても長く感じられる沈黙のあと、竹田が肯定する。  
身体の中心からあふれた熱が、透明なしずくとして彼の目の前ににじんでいた。  
「さわっても、いいよ」 そう、ここからさきはさわられたからこうふんするんだ。ぼくだけのせいじゃ  
 

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