ブギーポップ  

このところ、わたしのクラスメイトであり友人でもある宮下藤花にちょっと困っている。  
「ねえ、末真ぁ、先輩ったらねー、この前ゴムなしでヤろうとしたんだよー。  
それってマズイじゃん。でもさぁ・・・やっぱ好きな人のためならって思うの  
よ。んで、結局付けずにヤッちゃったんだけどさぁー。やっぱマズイかなあ。」  
わたしたちは、期末試験の真っ最中で、今もこうして学校の図書室で勉強している。  
ところが彼女は、最近一線を越えた彼氏の事しか頭にないらしい。  
勉強なんかそっちのけで、(わたしにとって)刺激の強いのろけ話をえんえんと  
はなしかけてくる。  
つい最近まで、彼女もわたしと同じ処女だったはずなのだが、今では彼女が  
何歩も先に行っている。無駄に青春の短い時を浪費していく自分にちょっと  
自己嫌悪する。  
藤花はそんなわたしの内面なんか無視して聞いてくる。  
「ねぇ、末真はどう思う?男ってどうやったら喜ぶのかなあ?」  
そんなことをわたしに聞かれても困る。  
犯罪者の心理ならともかく、わたしには彼氏すらいないということを、彼女  
はわかっているのだろうか?しかし、あえて言うのもしゃくなので、わたし  
に男性経験が無いことは黙っておく。  

「でもさぁ、最近先輩、なーんかよそよそしいのよねー」  
彼女の話はどうも一貫性が無い。さっきまでのろけていたくせに、今度は愚痴のようだ。  
「んーとね、ヤッてる最中になんか心ここにあらずって感じなんだよ  
ねー・・・・なんかわたしってゆーより、別の・・・わたしをみてる  
よーな・・・なんか説明しづらいんだけど」  
たぶんそれは浮気じゃないのだろうか。わたしはそう言おうとした言葉を飲み込む。  
そんなこといって彼女たちの仲がわるくなったら責任は持てない。  
そもそも処女のわたしに、そんなことをアドバイスできるわけは無い。  
わたしは適当に彼女の話に相槌を打つ。  
もともと、女の子の、いや人間の悩み話というのは、解決を求めて聞いているのでは無い。  
愚痴を聞いてもらうためである。  
カウンセラーというのは、いかに上手に相手の話を解決しているふりをして、実  
際は相手の愚痴を聞くかというのが仕事なのだそうだ。  
「そうねえ・・・・藤花から、積極的になってみたら?」  
「うーん。でも、実をいうと、あんまり・・・・・・その・・・セックスって好き  
じゃないんだよね、わたし。やっぱり、男はえっちな女の子のほうがいいのかなあ」  
セックスという単語をぼそっとつぶやきながら、彼女は落ち込んだ声を出す。  
「そりゃあ・・・・・たぶん・・・そうだと思うけど・・・」  
わたしは遠慮がちに答える。  
繰り返すがそんなことわたしに聞かれても困る。  

その瞬間、机の上に置いてある、藤花の携帯から音楽が流れ出した。  
たしかニュルンベルクのマイスタージンガー。クラシックだ。  
藤花の性格と全然合わないその曲選択に、前からわたしは疑問に思っていた。  
しかし、藤花はそれを聴くと、嬉しそうな顔をして、素早く携帯を取って、  
「あっ・・・!うん!すぐ行く!」  
といって、ばたばたと勉強用具を片付け始めた。  
「ごめん!末真!先帰るね!」  
どう見ても申し訳なさそうに見えない。  
たぶん彼氏だろう。  
「いいよ。じゃあ、また明日。」  
「じゃねー♪」  
鼻歌混じりの藤花には、さっきまでの落ち込んでいた様子は微塵も無かった。  
わたしは苦笑して、自分の勉強にとりかかろうとした。  
その時、なにかの気配がして、ふと藤花の方を見た。  
彼女もこっちを見ていた。だが、その時の彼女は非常に奇妙な感じがした。  
純真そうな目が、皮肉交じりの、まっすぐこちらの心を見抜く目に代わっていた。  
それはまるで、男の子のような印象を受けた。  
「末真君。男性経験の有無と人生の価値はイコールじゃあない。君には幼少時  
の体験が元なんだろうが、君だけの個性がある。文化的な後天的性の鋳型に押  
し込められるには、惜しいだけの強さがそこにある。君のその強さがいずれは  
世界に影響を及ぼすかもしれない」  
「彼女」は、右と左の表情がずれた非対称な笑いを浮かべると、ぽかんとして  
いるわたしを横目に、さっさと行ってしまった。  
はっと気づいたわたしが、慌てて廊下に出ると、おかしなことに、もう藤花の  
姿は見えなかった。  

わたしは、夕暮れが差す廊下に立ちすくんでいた。  
あれはいったいなんだったのか?  
わたしはさっきの藤花の言動に頭をひねっていた。勉強に手がつかないので、結局帰ることにした。  
教室に戻り、荷物をまとめる。  
ほとんどみんな帰っているようだ。廊下にも人はほとんどいない。  
わたしは階段を下に降りた。  
この学校は、年次が上がるほど。下の階になっていくというおかしな所だ。  
別に他の学校を調べて見た訳ではないから、このシステムが本当におかしい  
のかは分らない。  
でも、たしかに下の階の方が、何かと便利でもあるから、上級生が使うとい  
うのは合理的のような気がする。  
一階にある食堂のパンなど、いつも上級生に買い占められてしまう。  
そんなことを考えながら、一階の3年生の教室を通ったとき、聞いたこと  
がある声が、中から聞こえてきた。  

「ぅふあぁ・・・ぁあ・・・んんぅ・・・くふ・・・っあ!・・・・・・だ、だめだよ・・  
た、竹田く・・・・・ふぅんっ! あはぁっ! やぁっ! か、かきまわ  
さな・・・っぁんああああんっっ!」  
   
3年の教室。そこにいたのはわたしのよく知っている人物、そう、さっきまでいっしょに  
いた宮下藤花とその彼氏、竹田という3年生だ。  
半開きのドアから、二人はわたしのことなど目に入らない様子で、なんというか・・・  
エッチなことをしていた。  

「ひいン! は、はひいっ! もうっ、もおっ、いっちゃっ・・・はぁ  
あああん!!! いくっ! いくぅ!」  
ぎゅうっ  
二人とも教室に立ったままで、藤花が、竹田先輩の体にしがみついた。  
スカートの中に入れられた手から、逃れるように、体を浮かせる。  
   
「っあ・・・っぁ・・・・っぁ・・・ぁぁんン・・・・・・」  
そのまま、幸せそうな声をあげながら、ぶるぶると竹田先輩にしがみ  
ついた藤花が、へたぁっしなだれかかった。  
「おいおい。もういったのかよ。やっぱ学校でやるのは燃えるのか?」  
意地悪そうに彼氏が藤花に聞く。  
「ぁふうん・・・やぁ・・・・だ、だってぇ・・・・・だ、だれか  
に・・・・見られたらって思うとぉ・・・・体がぁ・・・はぁん・・・・・・」  

藤花は、普段からは想像できない、色っぽい表情で、甘えるような声を出した。  
いつもの、楚々とした陽気な少女のお面影は、どこにもない。  
女の子は、ここまで、変わるものなのだろうか。  
わたしは、まだ自分が知らない世界を食い入るように見つめていた。  
鼓動が早くなり、知らずに握り締めていた手が、汗でにじむ。  
のどがカラカラになって、唾を飲み込む音が、いやに大きく聞こえた。  

「やっぱ、お前のほうがいいな。藤花は淡白すぎてなぁ」  
   
「?」  
わたしは彼氏の言葉に疑問符を浮かべた。しかし、今の状況はそんな疑問を  
簡単に押し流すほど、刺激的だった。  

「と、藤花のことは・・・・僕のときは・・・言わないでくれ・・・竹田君・・・」  
藤花が、なんか男の子のような口調で、言う。  
しかし、その色気は同性のわたしでさえも、どきりとさせられた。  
そこには、男に媚びるメスのような、それでいてめちゃくちゃかわいい少女がいるだけだった。  

「じゃあ、次は口でな」  
彼氏が、藤花から離れて、かちゃかちゃと自分のズボンをいじる。  
   
「!!!!」  
わたしは、今度こそ声を出しそうになった。  
その彼氏、竹田とかいう先輩が、自分の・・・その・・・性器を出したからだ。  
初めて見る、男の性器にわたしはパニックに陥る。  
しかし、そんなわたしを尻目に、二人は状況をどんどん進めていった。  

「んぁ・・・すごい・・・竹田君の・・・びくびく波打ってるよ・・・・」  
藤花は、ひざまづいてまるで奴隷のように、彼氏の股間の前に顔を寄せる。  
それにしても・・・・・男のモノというのは・・・あんなに大きなモノな  
のだろうか・・・・・・  
赤くそそりだつそれは、急角度に屹立し、血管が浮き出ている。  
わたしは初めて見るそれから、目が離せなかった。  

 

「ん・・・ちゅ・・・くちゅっ・・・・んちゅ・・・ふぅん・・・あむ・・・」  
藤花は、遠慮なくそれを、その小さな口にくわえた。あまつさえ、上下にしゃぶる。  
「・・・・・・・・」  
わたしは、固まったままだ。  
情欲にそまった藤花の顔は、とてもいやらしく、男の肉棒をしゃぶりながら  
も、まだ残る清楚な女子高生の感じが、アンバランスに共存していた。  

 

「はむ・・・ぷちゅ・・・ちゅぱっ・・・・」  
みだらな音を立てて、藤花が肉棒から、口を離した。したたる唾液が糸をひく。  
快感から、離れた肉棒は、なごりおしそうにびくびく痙攣する。  
「ふふふ・・・・竹田君の・・・・もうこんなになって、・・・・・・出したいかい?」  
「くぅっ・・うう・・・・は、はやく・・・」  
「だめだよ・・・・まだ早いよ」  

そういうと藤花は、手で根元を押さえ、先へ、下から舌を這い上がらせた。  
ぬるうと、いやらしい舌の動きが、肉棒に快感を与える。  
唾液のあとがてかてかと光を反射した。  
わたしのよく知ってる友達が、いやらしい顔をして、男の肉棒を舐めている。  
その光景がわたしは信じられなかった。  
そのまま、藤花は、キノコ型のくびれの部分を舐めまわした。  
さらに、左手で袋をもみしだく。  
先っちょを、ちゅうちゅうと吸い上げたりと、なんか色々やって、遊んで  
いるようにも見えた。  

 

「うっ・・・くっ・・・・」  
「もういきそうだね・・・・いいよ・・・僕の口の中に・・・いっぱい精液  
を出してくれ・・」  
藤花は、可憐な唇で肉棒を包んだ。そのまま何か口の中でやっているようだ。  
「うっ! 出すぞ!」  
「んっ!・・・・んっ・・・んっ・・・」  
彼氏の体が痙攣し、腰が動く。藤花の頭をつかんで押さえつけた。  
彼女は、抵抗もせず、足に手をからませる。  
苦しそうな藤花の顔から涙がこぼれた。  

 

「はあ、はあ、はあ、はあ、」  
彼氏の息が荒い。そのまま、しばらくたって、腰をひいた。  
ぬるん  
藤花の口から、今度は白い精液が糸をひいていた。  
藤花はそのまま、  
「んっ・・・・・・んん・・・」  
こくこくとのどを鳴らす。  
えーと・・・・・・どうやら、飲み込んでいるらしい。  
「ふあ・・・・・おいしいよ・・・・竹田くんの・・・・」  
うっとりした顔でそうつぶやく。わたしはもうなにがなんだかわからなくなってきた。  

 

「はぁ・・・・ねぇ・・・竹田君・・・・その・・・・」  
藤花は、上目遣いでこびるように言う。  
「はぁ・・・はぁ・・・ぁっ・・・っくう・・・っあぁあ・・・・あぅん  
・・・た、竹田君・・・・僕は・・・もう・・・・」  
藤花は、体をもじもじさせて股間を押さえた。ぎゅっと体を丸める。  

「あれ?・・・・くわえている内に、我慢できなくなったのか?」  
「はぁ、はぁ・・・うん・・・もぅ・・・・からだがぁ・・・・おかしくな  
っちゃいそうだ・・・・・」  
「ほんとにエロいなあお前は。淫乱にもほどがあるぜ?もう少し、そのいや  
らしいのを何とかしたらどうだ?」  
彼氏が意地悪そうに言う。  
「そ・・・そんな・・・これは、君が・・・僕をこんなにしたのは・・・竹  
田君じゃ・・・」  
泣きそうな顔で藤花が見上げる。  
体から湧き出る淫らな感情を抑えきれないといった感じだ。  

 

「へえ・・・・じゃあ・・・これをこんなにしたのは誰だよ?」  
彼氏はもうそそりだっている肉棒を藤花の前に出す。  
それを見て、かぁっと赤くした顔をそらす藤花。  
「これ、ちっともなおんねーぞ。一度立ったら、立ちっぱなしじゃねーか。  
ほんとに大丈夫なんだろーなこれ」  
「そ・・・それは・・・・竹田君だって・・・喜んでくれたじゃないか・・・  
毎日長時間できるって・・・・」  
「うるせえ! こうなったら、今日もお前を、死ぬほどこれでえぐってやるよ。  
この前は、15回ぐらいで、失神したよな?」  
彼氏は藤花を立たせると、机に手を置かせた。強引にパンツを足からぬきと  
ると、制服のスカートをめくりあげた。  
腰のくびれと対象にふくらんだ、尻があらわになる。しみひとつ無いなめら  
かな肌色が、教室という空間を、非日常な場所に変えた。  
「やぁん♪ そんなぁ・・・乱暴にしたら駄目だよ・・・竹田くぅん・・・」  
どう見ても嫌がっているように見えない抵抗を示す藤花。  
わたしはよく電車でいちゃいちゃしているバカップルを思い出した。  
くちゅぅ  
彼氏はそんな藤花の尻を左右に押し広げた。そして、その下にある、女の子  
の大事な場所も開かせた。  

 

「うわぁ・・・・」  
わたしは思わず声を出していた。  
他人のあそこを見たのは初めてだった。無論、今日見たことはどれもこれも  
初めてだらけだが。  
きれいなピンク色の藤花の割れ目は、拡げた瞬間にとろとろと愛液をこぼし  
はじめた。  
すでに靴下まで、垂れている液体が、割れ目から直接床に、水たまりを作っ  
ていく。  

内壁の真ん中には、ひくひくと痙攣する・・・たぶん膣の・・・穴が見えた。  
彼氏は凶暴に大きい肉棒を、藤花のそこに当てる。  
「うんぅ! んっ、んぅっ・・・・・・」  
びくんと藤花の体が跳ねた。  
とろとろとこぼれる愛液が、さらに分泌量を増す。  
「あっ、あっ、あっ、竹田・・・君・・・早く・・・入れ・・・きゃあああん!!」  
いきなり肉棒が突き刺さった。  
藤花は、背を思い切り仰け反らせ、弓なりになった。  
「ひゃ・・・あふ・・・ひぃん・・・か・・・・ふぁ・・・・・」  
突然の衝撃に、藤花の理性は吹き飛んで、濁った目を潤ませている。  
一筋の涎が口元から垂れる。  
ひくひくと体を快感の余韻に浸りながら、藤花は、顔を振り向かせ、呟いた。  
「ふあ・・・あぁん・・・気持ちいいよぉ・・竹田君のぉ・・・おちんちん  
がぁ・・・僕のぉ・・・おまんこにぃ・・・・刺さってぇ・・・・もぅ・・・  
頭がぁ、おちんちんで・・・・いっぱいになっちゃ・・・・・あんっ!・・・  
う、うごいちゃらめぇ・・・」  

肉棒の微妙な動きにも、藤花は、電流を流されたように、反応してしまう。  
もう彼女の心と体は彼の突っ込まれた肉棒に支配されているのだろう。  
「もぉ・・・もぉ、僕・・・いっちゃ・・・・あぁ・・・げ、限界だよ・  
・・竹田く・・・」  
「おいおい、まだ何にもしてねーぞ」  
「あっ、あっあっあぁぁぁんっ!! いやぁっ! 燃えるっ、おまんこ  
が燃えちゃうよぉ!!」  
甘い声を出しながら藤花は、赤く染まったかわいい顔を振り乱す。  
入れているだけで、達しそうになっているらしい。  
「んああああんっ! 竹田君のっ、熱いよぉ! あひい、ひぃん!だめえっ  
!とけちゃっ!おまんことけちゃうよぉぉ!!」  
いやらしい言葉を恥ずかしげもなく連呼する友達の姿をわたしは呆然と眺  
めていた。  

どうやら、女の子は普段の顔とは別の顔を持っているらしい。  
「んああ! んああああ! あーーー! あーーーーーー!  
 いくぅ! イっちゃ!!!  
ああああーーーーーーーーー!!!!」  
びくっびくっびくっ  
一際、激しい痙攣をして、藤花の体がさらに弓なりになる。  
男の肉棒で、達してしまった彼女は、真っ赤な顔を、いや  
らしく欲情に染めながら、  
そのまま机に倒れこむ。  
しかし、そのイッたばかりの無防備な藤花の心と体を、  
彼氏の激しい肉棒の抽出が打ち砕いた。  
「〜〜〜〜〜〜ッッ??!!!」  
藤花は、意識の容量を超えた快感に、感じすぎて発声が  
出来なくなった。  
夕焼けの朱に染まった教室に、粘液がこすれる音と、ぱん  
ぱんと肉を打つ音が、淫らに響き渡った。  
「〜〜〜!!! 〜〜〜っっ!!」  
膣内を犯す肉棒が繰り出す快感に、藤花は声も出ずに悶絶していた。  
すでに、目は理性のかけらもなく、いやらしいメスの欲情しきっ  
た表情があるだけだった。  
敏感な性感帯をかき回された藤花は、声にならないあえぎ声で、体を揺らす。  
涙でうるませた目は、おびえた小動物みたいだった。  
恥ずかしいのか、嬉しいのかよくわからないが、とにかく赤く染めた顔がとっても  
可愛らしい。  
わたしは、なぜか藤花を、男の肉棒で、いじめている彼氏をうらやましいと思った。  
自分が、藤花を思いっきり責めて、虐めて見たかった。  
「ぁああぁっ、ぁうん、んぁあ、ああぁ、ああん、あん♪あん♪あんん♪♪!!!」  
やがて、藤花の嬉しそうな嬌声が聞こえてきた。  
「ああぁ〜〜〜〜〜♪ んっ♪ ふぅんんっ♪ ああーーーーっっ!! ああああ  
あーーーーーー!!!!!!」  

・・・・・・・・・・・・・・・・  

 

なんか、あたりはすっかり暗くなっている。  
あの二人は、そのまま延々とヤり続けていた。  
わたしは、なんだか我慢できなくなり、途中で帰ったが、ひょっとしたら  
二人ともまだヤり続けているのかもしれない。  
「・・・・・・・」  
枕に顔を埋めながら、わたしの頭の中は、藤花の喘ぐ姿が離れなかった。  
自分の中にある、感情にしばし戸惑う。  
認めたくない話だが、もしかするとわたしは・・・・・・・・  

「あははっ。すーえまっ♪」  

藤花の笑顔が脳裏をよぎる。  
どきんっ  
心臓が高鳴る。  
呼吸が苦しい。  

じたばたじたばたっ  

 

急にこみあげた気恥ずかしさと藤花の愛くるしさにわたしはベッドの上で悶絶した。  
「・・・・・・やばい・・・」  
もしかしてわたしは・・・・・・  

 

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