ブギーポップ

ごっ!!!  
にぶい音と共に目の前の男が崩れ落ちる。  
「これであと一人・・・」  
特殊警棒を握り直し、俺は呟く。  
俺のネットワークにここの存在が引っかかったのは三日前。  
統和機構の工場がこんなすぐ近くにあるとは・・・・・・  
幸いただの人間だけの構成員の様で、さしたる苦労も無しに制圧しつつある。  
もっとも人造人間が出てきても、負けるつもりは無いが・・・・・・  
俺、霧間凪は次の部屋へと足を進めた。  
「これは驚いた。女の子じゃないか」  
何かの薬品を開発中の実験室。  
そんな感じの部屋にその男はいた。  
「最近ダイアモンズがこの地区に入ったことは聞いていたが・・・・・・こんな  
末端の所を狙うとはな。」  
白衣を着てはいるがゴツイ体に、移動にバランスがとれた動き。  
たぶん人造人間・・・・・・  
だとすればまともに戦うのは愚かだ。  
「自己紹介しよう。私は・・・・・・」  
ブン!!!  
警棒を奴の顔面に投げつける。  
意識が上半身に向いた奴が警棒を払った時には、スタンガンを奴の急所に押し付け  
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  

 

・・・・・・・・ドサッ・・・・・・・・・・・俺は深い闇に落ち込んでいった  

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  
・・・・・・・・う・・・・・・んん・・・・・・・はっ!!!  
意識を取り戻した俺が最初に見たものはさっきの実験室。  
あの人造人間もいる。  
「ああ、気づいたね」  
にこやかに笑みなど浮かべてこちらに近づいて来た。  
「君はダイアモンズでは無いな。無論、統和機構からの逃亡人造人間でもない。  
身分を示すような物は持っていない。さて、君の素性を聞かせてもらおうかな」  
「・・・・・・・・」  
「ふむ、まだ意識が覚醒してない様だな・・・・・・まあいい、君がやった成果は  
死者数5、重軽者2・・・・・・素晴らしい戦闘力だ。もっとも役立たずの2名は  
私が処分したがね。」  
そういって、舐める様に俺をじろじろ見る。椅子に固定されて手元やベルトの隠しナイフ  
も取り上げられている様だ。  
しかし、それ以上に屈辱なのは、全裸にされて両手を上に、足をM字型に大きく広げられている事だ。  
ギリッと奴を睨み付ける。落ち着け。何か手はあるはずだ。死なない限り敗北ではない。  
「その年でそれだけの眼光を出せるとはねえ・・・・・・」  
「一つ聞きたい」  
「質問するのはこちらの方だがいいだろう。なんなりと聞き給え」  
「俺はどうして気絶した?」  
奴はにやりと笑うとこう言った。  
「ガスさ。無味無臭、無色透明のね」  
そうか、ガスか・・・・・・その程度の能力ならば・・・  
「それより先程の質問に答えてくれないかね。君の素性は?」  
「・・・・・・・」  
「余計な手間をかけさせないでくれ。私はフェミニストなんだ。素直に答えてくれるのが一番いい。」  
「・・・・・・・」  
「仕方ない」  
奴は机にある注射器を手に取った。  

首筋に打ち込まれた針から、何かが俺の体内に注入される感覚。  
何だ?自白剤か?それともドラック・・・・・・  
ドクンッ!!!  
急激な心臓の高まりと共に俺の体に異変が起きる。  
ドッ、ドッ、ドッ、ドッ、  
高まる心拍数と、体中から吹き出す汗。全身の血液の中を、巡っていく何か。  
熱にうなされた様に頭が朦朧としてくる。  
「くっ・・・な、なにをした・・・」  
「すぐに解かるさ」  
「う・・・あぁ・・・・・・」  
意識がぼやけて来る。  
反対に体はどうしようも無いほど熱い。  
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、」  
荒い息をしながら理性を保つ。  
「気分はどうだね」  
「はっ、どうってことは無い。・・・俺がこんなことぐらいで音を上げると・・・」  
「そうだろう。十分もしたら効いてくるさ」  
「!!!」  
「まさか今の状態がMAXだと思ったのかね?」  
くっ・・・なめるな・・・俺は・・・・・・  
「ちょっと私はしばらく失礼するよ。アクシズに送らなければならない物があるのでね」  
そういって奴は部屋を出て行こうとし、一言言い残した。  
「戻って来る時に、従順な君に逢えることを楽しみにしているよ」  
ふざけるな。今のうちに脱出を・・・・・・  
俺のその抵抗の努力は十分も持たなかった。  
俺は奴が戻って来るまでに、許しと自分を犯す願いを叫び続ける事になった。  

「ああ、いい感じだ。まあ薬に理性が勝てるはずもないか・・・・・・」  
「あぅ・・・あ・・・あ・・・・・・・あ・・・・・」  
がくがくと全身を痙攣させて少しでも胸や股を前に突き出そうとする俺。  
もうどうなってもいい・・・・・・俺を・・・・・・俺を・・・・・・めちゃくちゃ  
に犯して欲しい・・・・・・  
叫び続け暴れ続けた体は、動く力も残って無い。  
だけど火が着いたような体が刺激を猛烈に求めている。  
その欲望の前には、何もかも要らない。  
「あ・・・・あ・・・・・あ・・・・あ・・・ああ・・・・・」  
目の前の男が誰よりも何よりも愛しく大切に思える。  
この疼きを止めてくれるこの人のためなら死んだっていい。  
いつもは全く無視してきた女の体。  
この股間の穴を埋めて欲しい・・・  
快感がたっぷりつまった胸の膨らみを揉みしだいて欲しい・・・  
摘まれたら、死んじゃいそうな、固くしこった乳首とあそこのとがった部分を  
摘んで弾いてこすって欲しい・・・  
神経が剥き出しになった全身の皮膚をどんな方法でもいいから、苛めて欲しい・・・  
しかし、彼はただじっと俺を見てるだけだった。  
「いやぁ・・・・こ・・・・・・ころしてぇ・・・・もぅ・・・いっそ殺してぇ・・・・・」  
今日何度目かの涙を流しながら訴える。  

俺は耐え切れなくなって哀願の言葉を目の前の男に投げかける。  
一秒でも早く抱いて欲しかった。  
「すっかり従順なメス犬だな。」  
「は、はぁ…そうで…す…俺は…あんたの…従順な…メス犬だ…  
だから…だから…おねがいぃ…なんとかしてぇ…」  
「お前の名前は?」  
「は、な、なぎぃ……きりまぁ……凪……」  
「ふむ、じゃあ凪。まず言葉使いから改めろ。『私は御主人様の性奴隷です』からだ」  
屈辱的な要求も簡単に応えてしまう。  
「わ、私は…ご主人様の……せ、性奴隷です……」  
「『私のいやらしいオマンコは御主人様のたくましいペニスが欲しくて欲しくてたまりません』」  
「私のぉ……いやらしいお……おまん……こが……ほしくてほしくてぇ……たまりません……」  
「『凪はいつも男のおちんちんのことばかり考えている淫乱なスケベ女です』」  
「なぎはぁ……いつもぉ・・…おとこのぉ……おちんちんのぉことばかり……かんがえている・…………いんらんな……すけべ……おんなです」  
からからになった口は舌がもつれて喋りにくかった。  

自分の口から淫猥な言葉を紡ぎ出すたびに、今までの自分は溶けていく。  
もう自分は「炎の魔女」ではなくただの非力な女の子に過ぎなかった。  
自分の性など今まであえて意識の外に置いてきた。  
強くなることが自分の全てだった。  
しかし、今の自分は、初めての性体験の恥じらいも恐怖も無く  
ただ犯して欲しかった。  
だらだらとよだれを垂れ流しつづける下の唇は空気の流れだけでも、耐えられないうずきをもたらしている。  
ピンとたったクリトリスがこれ以上無いほど自己主張し、その張り詰めた神経はもし触られたら、想像出来ない快感をもたらすであろうことが自分には良く分かった。  
邪魔でしかなかった乳房は快感の膨らみと化し、それが男に揉まれるための存在なのだということを俺は初めて知った  

「言葉使いを改めろといったろ?それから自分の事は『私』と言え」  
「か、か、か、はぁ、、あぅ……」  
「分かったな?」  
ぎゅりっ!!!  
「ああああああ!!!!!ひいいっっ!!!わかりました!!!わかりましたあッッ!!!」  
「『御主人様』をつけろ」  
「ひぎいいい…………・ご、ご主人様ぁ・・……」  
「ようし…イイ子だ……じゃあお前の欲しがってたごほうびをやろう」  
「えっ?……あっ?……・あああああああーーーーーーーーーーーーーーーーーー  
ーーーーーーーー!!!!!!!!!!!」  
もうぼやけてどうしようもない目の前に初めて見る男のそそり立った性器があった。  
それは『私』の埋めて欲しかった溝へ何の躊躇もなく、突き刺さった  

「あん!!!あん!!!ああん!!!」  
ぐちゅっ、ぐちゅっ、ぐちゅっ、  
硬い棒が私の中をかき回す。  
一つ突き入れる度に、絶頂の彼方へと追いやられる。  
ぷるぷると揺れる双球が気持ちいい。  
「あひい!!!ひいん!!!う、あああ・・・きもちいいよぉ・・・ああああああ!!!!」  
私は初めて受け入れる男の怒張に身も心も支配されていた。  
「ああ!!!あうう!!!ひぐう、死んじゃう!!!しんじゃうのぉ!!!」  
イきっぱなしの私に精神の限界が近づいてきた。  
「あっ、あっ、あっ、あっ、あっ、あっ、あっ」  
あと数度の突きで、私は失神してただろう。その時、  
ドグアアアアアアッッッッ!!!!  
爆発音と共に部屋が揺れる。  
「な、何事だ!!!」  
男が離れた時、扉がシュンッ、という音と共に幾つかの破片となって散らばる。  
煙突形の帽子に黒いマント。左右非対称の奇妙な笑い顔。  
「貴様!!!」  
人造人間は何か手を動かそうとし、その手が床に落ちるのを見た。  
「な、な、なああ?!!!」  
「あれはどこにある?」  
ブギーポップは尋ねる。  
「な、何の事だ?」  
「あれの事だ」  
「・・・・・・」  
ヒュンッ  
もう一方の手が落ちた。  

「ああああああああ!!!」  
「あれは世界の危機を招く代物だ。僕はそれを止めなくてはならない。もう一度  
訊こう。あれはどこにある?」  
「・・・・・・とうにアクシズに送ってある。」  
「そうか」  
ごとっ  
人造人間の首が落ちた。  
「一足遅かったか。・・・・・・ところで『炎の魔女』そんなところで何をしているんだい?」  
からかうような口調で私に尋ねる彼。  
それに答えた。  
「はあ、ああん、いやあ、途中でぇ、やめないでぇ・・・」  
「?」  
「わ、わたしのいやらしいおまんこにぃ・・・はやくいれてぇ・・・」  
唖然としていた彼だがやがて薬か、とつぶやいた。  
彼は私の目をこじあけしばらく見ていたが、右手を側頭部に持っていった。  
「じらさないでぇ・・・」  
髪を触られるだけで、びくびくと震えてしまう、熱い膣内が男を求める。  
すうっと意識が何の前ぶれも無く冷静になった。  
「えっ・・・あっ・・・オレは・・・」  
「ふむ・・・まぁ・・・こんなものだろう」  
奴はすたすたと去ろうとした。  
「お、おい!!!」  
「なんだい?霧間凪」  
「これ、外してくれないのかよ?」  
「今、急いでいるのでね。それに助けて欲しいなら、それなりの誠意を見せてくれ」  
「・・・・・・縄を解いてください」  

「しばらくは薬の後遺症が残るがまあおとなしくしていることだね」  
奴はそういってにやにや笑っている。  
オレは体を隠しながら睨みつけた。  
「じゃあ、僕は忙しいので失礼するよ」  
全く気にしていない様子で行こうとする。その時  
「んんっ!!!あはあっ!!!」  
突然嬌声を上げてへたり込むブギー。  
「?」  
「くっ・・・だ、だめだよ竹田君・・・・・・うああっ・・・あんっ!!!」  
かすかにブウンと何か唸るような音。  
「おい、どうした」  
真っ赤に顔を赤らめてうるうるした目で奴は  
「な、何でもない・・・」  
そういってよろよろと出ていった。何だあいつは?  

 

窓の外には見慣れた風景が広がっている。  
満員電車に揺られながらオレは帰路に着く。  
他人と体が密着すると、どうしても今日の出来事を思い出してしまう。  
あんな・・・あんなことを・・・オレが・・・・・・  
キスさえもしたことの無いオレにいきなりあれはねえだろ。  
とっくに捨てたはずの女の意識がオレの心をかき乱す。  
でも途中で終わったのは中途半端だよなあ。  
きゅっ  
下腹部の内部が締まる。さっきまで男の怒張を咥えてきた部分が疼く。  
快感に免疫の無いオレの意思は思ったより弱い。  
「くっ・・・は・・・んん・・・」  
尿意を我慢する時の様に足を閉じてもじもじと動く。  
やばい・・・こんな所で・・・・・・  

「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ」  
深呼吸を繰り返し体の熱を少しでも吐き出そうとする。  
「はぁ、うぅん、はぁあ、あんん・・・」  
だめだ、ますます熱くなってくる体に、意識までぼーっとしてきた。  
いつのまにか甘い声が混じり始めた吐息を繰り返す。  
くっ・・・このままじゃ・・・・・・いったん降りてトイレで・・・・・・  
その時オレの胸に誰かの手が触れた。  
「!!!」  
そのまま欲望で張った肉を撫で回す。  
「っっっっ!!!」  
あやうく声をだしそうになるのを右腕の上腕部で口を押さえる。  
そして手はそのまま右の乳房を揉みしだいた。  
「ッ!!!くっ!!!ぅあ!!!」  
ぱんぱんに張った乳が揉まれるたび圧力が出口を求めて乳首に集まる。ピンと立った  
乳首が中から刺激された。  

「や、やめ・・・」  
弱々しい声で非難するオレ。  
昂ぶった性欲と快感がオレの理性を押さえる。  
「あぅ!!!ひあっ!!!そこはぁ・・・」  
硬くなった乳首をこりこりと弄られるともう駄目だった。  
がくがくと足は揺れ、立っていられなくなる。  
あ・・・だめ・・・イク・・・・・・  
その時すっと手が離れた。  
「えっ?・・・」  
一瞬もっと続きを求める考えに陥る。  
「あっ・・・・・・」  
うるんだ目で振り返ると大学生くらいの男がにやりと笑い今度は両手で双球を掴んで来た。  
「やぁん・・・」  
拒否する気持ちが半分も無い声を上げてオレは期待に体を震わした。  
揉みしだかれる胸から甘い感覚が全身に広がる。  
「ふっ、ふぅ、はあ、ふっ」  
声を手で押さえるのが辛い。  
ここで、もっと甘い声を出してみたい。  
大声で嬌声を上げてみたい。  
内股に流れる愛液が増えてきた。  
かぼそい理性がこんなところでなにをしている。手を振り払えと命じる。  
「感じてるんだろ?」  
耳元でいきなり囁かれて、オレはイってしまった。  

ふらふらとオレは家にたどりついた。  
イってもイっても体のほてりがおさまらない。  
とうとう家の前で座り込んで自慰行為を初めてしまう。  
「うん・・・あん・・・はぁ、んあああん・・・」  
こんなところ、誰かに見られたら・・・・・・  
そう思うと、秘唇からもっと愛液が湧き出してきた。  
「あぅ・・・くっ・・・だめ・・・・・・このままじゃ・・・・・・おかしくなる・・・・・」  
指だけじゃもう我慢できない。あれを・・・・・・つっこんでぐちゃぐちゃに犯してほしい!!!  
「あれっ。凪じゃないか。どうしたの?」  
よく知ってる声に振り向く。弟の正樹だった。  
「どこか怪我してるのか?まったく凪も少しは織機をみならって女の子らしく・・・・・」  
ぐいっ  
オレは正樹を引き寄せて首にしがみつき強引に唇を合わせた。  

「んっ! んむむっ!!!」  
正樹は、突然のオレの行動に混乱していた。  
たぶん童貞だと思われる弟は、女の体の密着にただ慌てていた。  
ぎゅうっと押し付ける胸のふくらみに、彼の体が緊張するのがわかる。  
舌を押し入れてかき回す。やがて、どういう葛藤が有ったのかは知らないが  
正樹も舌を絡めてきて、オレの体を抱きしめてきた。  
「ふぅん……うむん……」  
あ……いい……すごい…………  
弟のキスは、オレが欲しかった男の、欲望を叶えてくれていた。  
たくましい胸にだきしめられて、男の匂いに頭がくらくらする。  
「!!!?ッッー!」  
舌がオレの脳を真っ白にして、抱きしめた腕に自分を、壊して欲しいという  
欲望が限界まで引き上げられた。  
ぐっと胸としこった先端を正樹に押し付けた。火が付いた股間をすりよせる。  
びくんびくん。  
オレは、またイってしまい、くたあっと正樹に倒れこんだ。 

「おい! 凪!凪!」  
家にかつぎこまれたオレはベットに寝かされた。  
おろおろした後そのまま出て行こうとする正樹の服をオレは掴む。  
「!!!?」  
オレはそのまま戦闘服を脱ぎ捨て、びちゃびちゃな下着も脱いだ。  
正樹は石の様に固まっている。  
すっと弟に近づき首に手を回す。男を誘惑する方法なんて知らないが、とにかく接  
近すればいいことぐらいはわかる。  
正樹は相変わらず固まっていたが、ようやく我にかえったようで、  
「な、な、な、凪?……な、な、な、なにを?……」  
「正樹……オレを……抱いてくれ……」  
「………えぇっ!?、えぇぇぇぇぇぇっ!!!」  
「綾には……内緒だ……」  
「なっ!、あっ。綾って、織機っっ?、ってその前に僕達、姉弟っ……」  
うるさい正樹の口を再び唇で塞ぐ。  
このほてった疼く体を、静めるのなら誰でもいい。  
もう大気に触れるだけで刺すような快感が得られる胸や股間を正樹にすりよせる。  
男にはない胸のふくらみを押し付けられ、女の体臭を吸い込んだ彼の股間は、建前  
とは裏腹に、オレの腹部に、硬くなったモノを押し付けている。  
(たぶん)正樹はまだ童貞のはずだ。こんな風に迫られたら、きっと我慢出来なくな  
るに違い……  
ぐいっ、ドサッ  
え?  
正樹は予想外の力でいきなりオレをベットに押し倒してきた。  
「ちょ、ちょっと……」  
なぜか慌てたオレは正樹を押し戻そうとするが、逆に手を押さえつけられてしまっ  
た。  
抗えない男の腕力。  
「な、凪……」  
マジな目になってオレを荒い息を吐きながら見下ろす正樹。  
かあぁっ  

その瞬間、今まで気にも留めていなかった羞恥心という感情が一気にオレの心に湧  
き上がってきた  
は、恥ずい!!!男に、しかも弟に裸で!!!オレは一体なにを?  
「い、いや。!!!ちょ、ちょっと、まっ!!!」  
「凪!!! 凪!!!」  
正樹が唇を求めて覆い被さってきた。  
普段馬鹿にしている弟の力強い行動に頭が痺れる。  
「ふぅん……むぐぅ…うンン!!!」  
荒々しくねっとりとしたキスで、体が再び疼き始める。  
感じるな!!!感じたら……こんなのって……や……  
「〜〜〜〜〜〜ッッ!!!!!???」  
理性をあざ笑うかのように、オレの雌の体は、目の前の男を求めて、熱くなっていく。  
舌で脳をかき回される感覚。  
いつしかオレは自分から積極的に舌を動かし、快楽を求めていった。  
「はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ、」  
お互いの熱い息が顔にかかる。欲望に染まった男の目。その目で見られると、オレのあそこから  
熱い液が涌き出てくる。  
「はぁ、はぁ、凪、凪ぃ……」  
正樹はオレの名前をつぶやきながら、胸を強引にもむ……というか握りつぶす。  
「あぐぅ!!!はああ!!!あっ、あう!!!ま、正樹……や、痛いっ!!!」  
奴は耳に入らないようで、遠慮なくオレの胸を握りつぶす。  
「ぐううぅ!!!痛っ!!!やめろ馬鹿!!!」  
「えっ!?……な、なに?」  
オレが必死になって抗議したところようやく気がついた。  
「で、でも凪から……」  
「―――――!!!。……」  
「……あ……ごめん……」  
落ち込む正樹。  
まあ初めての事だから仕方ない。  
でも本当は結構感じていた。あのままいっていたらあの人造人間にされた時のように、自分が  
おかしくなりそうな気がして……  
ずくん!  
「くふぅん!!!」  
「?凪?」  
急に子宮から、熱い疼きが股間全体に拡散した  
「く……はっ……くぅう……」  
今すぐ何か突っ込んで、かき回したい欲望にかられる。今までの発情が前座だった  
かのように。  
今ならどんなことをされても感じてしまうだろう。  
「う、ああああん……ちくしょう……や、だめだ……」  
そういったとたん、最後の理性の糸が切れた。  
オレはセックスのことしか考えられない、雌になった。  
「凪?」  
「………いて……」  
「え?」  
「……だ……いて……くれ……」  
「……凪?」  
「う…あああぁぁんっ! 抱いてぇっ! オレをっっ!!! めちゃくちゃにぃ、  
犯してぇ!!!」  
だめだ。とまらない。もう、どうなってもいい。  
「うあああア!!! いいよぉ!!! きもちいいのぉ!!!」  
オレは正樹の乱暴な愛撫に、狂喜した。  
技巧も何もない、童貞の若々しい、攻撃に心の底から歓喜の声を上げる。  
興奮して訳が判らなくなっている正樹は、オレの胸にむしゃぶりつくように、埋め  
ている。  
快感がたっぷりつまった、ふくらみをなぶられて、ぬめぬめとした、口腔の感覚に  
オレは悲鳴を上げつづけた。  
「ひぎイッッ!!!」  
勃起した乳首をなぶられて、全身が、電流を流されたようになり、首を思いきり反ら  
す。  
何十分も飽きずに、オレの胸をいじめていた正樹は、やがて、腰の硬くなったモノ  
をオレにこすりつけてきた。  
もう、理性も何もかも快感でやられていたオレは本能のおもむくまま、股を、正樹  
にすりよせた。  
「う、うわぁっ!!!」  
………………  
「はぁ、はぁ、はあ、はあ、はあ、はあ」  
ぼやけた視界に座り込んだ正樹が見える。いつのまにか全裸になっているが記憶に  
無い。  
相変わらず狂ったような情欲がオレの体を支配しているが、そんな中、ようやく事  
情が飲み込めた。どうやら、こすりつけただけで、正樹は射精してしまったらしい。  
「あ…あ……凪……」  
情けない顔でこちらを見ている正樹を見て、オレはなぜか猛烈に奴のことが可愛く  
なった。  
オレは、両手で自分の足を広げて、言った。  
「いいんだ……さあ……オレに…正樹のを……入れてくれ……」  
空気までが刺すような過敏になった、皮膚が、オレのあそこから、とめどなく、愛  
液を湧きだたせる。  
羞恥の感情すらも、快感に代わって、頭の芯を痺れさせた。  
正樹は、ばっと襲い掛かるようにして、オレの股間に顔を乗り出した。  
初めて見る、女の性器に、われを忘れて見入っている。  
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ」  
熱い息がオレの恥ずかしい所にかかる。  
あそこは視線がまるで刺すように敏感だ。  
男の強い腕に押さえつけられて、オレの中の女が、悦んでいる。  
正樹は、指で、オレのあそこを拡げた。  
中から、とろとろと熱い液体がこぼれ出すのがわかる。  
外気の温度差が、膣を刺激して、ぞくぞくと背中に何かが走る。  
童貞ゆえの遠慮の無い指使いで、正樹はオレの一番敏感な所を探り当てた。  
破裂しそうな突起が痛いくらいに勃起する。  
包皮を剥かれ、外部にさらされる膨らんだ豆。何もされなくても、ここに神経が詰  
まってるのが息がかかるだけで、息が絶え絶えになり、それを証明する。  
今ここを触られたら、オレは死んでしまうかもしれない。  
しかし、正樹は情け容赦無く、オレのクリトリスを、無遠慮に押しつぶした。  
「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ―――――――――――――!!!!」  
理性ではどうすることの出来ない強烈な快感に、オレは甲高い悲鳴を上げて、失神  
した。  
「……………………………ん……………んん…………ぁうん…………ひゃはっ……  
はぁっ!、んああああんん!!! あぁぁぁぁぁ――――――――!!!」  
深い闇の底から、オレは意識を取り戻した。  
そして、最初にしたのは、股間から送り出される、圧倒的な快感の波に悶えることだった。  
正樹はそのままオレのあそこにむしゃぶりついていた。  
熱いぬるりとした、舌が、オレのあそこを動くたびに、オレは嬌声をあげて、体を  
弓なりにし喘ぐ。  
勝手にこぼれる涙を振りまきながら、オレは、淫らな声を上げ続けた。  
「ああああああ――――――!!!ああああああんん、あんあんあんあん、あはぁ  
っっ……いいよぉっ、そこ、感じるのぉっ!」  
もう恥じも外聞も無く、ただ、この淫らな感覚に酔っていたかった。  
薬の作用かどうかなんてどうでもよかった。  
すっと正樹が、顔をどけた。  
それとともに、強烈な喪失感がオレを襲う。  
行き場を無くした、性欲がオレの脳を、かき乱す。  
「いやぁ!!!正樹ぃ!止めないでぇっ!!!止めちゃいやあっ!!!」  
必死になって懇願する。  

股を広げて、目の前の雄におねだりをする。  
正樹は腰を突き出して、再び硬くなった性器を、興奮した様子で、オレの股に近づ  
けた。  
「あ…あ…あ…ああ……」  
ぶるぶると震えながら、オレの体は期待にみちた様子で、痙攣する。  
体が、あれはオレを狂喜の世界に連れて行くものだと、覚えている。  
早くそれを入れて欲しい。  
だが正樹はそそりたった欲棒を下に向けるのに苦労して、次にオレのあそこに入れ  
ようとまた、四苦八苦している。  
その、不手際さに、オレはもう我慢できなくなり、腰をもどかしげに動かし始めた  
ため、もっと余計に時間がかかってしまった。  
オレの頭がおかしくなりそうな頃、ようやく待ち焦がれていた、男の欲棒が一気に  
オレを貫いた。  
にゅぷぅ  
入った瞬間に今度こそオレの頭はおかしくなった。  
圧倒的な快楽になす術も無く、オレは、血の繋がっていない弟の勃起に悦びの声を  
上げて狂喜した。  
ぢゅ、ぢゅ、ぢゅ、ぢゅ……  
たかだか10数センチの突起がまるでオレの全身を貫いているように、感じる。  
中をこすられ、胎奥に突き込まれると、体の中心をえぐられるような感じが、オレ  
の理性を破壊する。  
強制的に、絶頂へ押し上げられ、降りることさえ許されない快楽に、オレは心の片  
隅で恐怖を感じた。  
「ひぃん!あきゃん!はあああっ!いやっ、やっ、いやあ!!だめっ、正樹ぃん、  
オレはぁ、このままじゃ!ひああ!!!死んじゃう!おかしくなるぅ!あっ、あっ、  
あっ、もお、もお、やめてぇっっ!!!」  
こんな快感を味わったら、もう後戻りできない。男の勃起が忘れられない淫乱な、  
雌犬になってしまう。  
あの人造人間の手から逃れたというのに、このままじゃ………  
しかし、童貞の正樹の限界は当然早かった。  

「うっ、くっ……凪!!!凪!!!」  
突如、正樹の動きが、止まって、オレの膣内の肉棒が、ぶるっと震えた。  
そして、激しく跳ね回りながら、熱い液体を、過敏な膣内に放出した。  
「あっ、あっ、あっ、熱いぃぃぃぃッッ…………!!!」  
避妊も何も無く中出しされたのだが、オレは無力な女の子として、ただ体を震わせ  
て、流しこまれる精液を、夢見心地でうけとめるしかなかった。  
どく、どく、どく、どく……  
後から後から、注ぎ込まれる精液は、オレの膣を満たし、正樹の勃起をよりぬるぬ  
るにした。  
出したばかりなのに、ちっとも硬さを失っていないのは若さだろうか?  
オレの乏しい性知識が、勝手に思考する。  
結局、その後も、正樹はオレの肢体を、むさぼり続け、オレはそれに甘く甲高い嬌  
声をあげながら、完全に失神するまで、オレは犯され続けた。  

 
 

オレが目を覚ましたのはもう時計の針は昼間を過ぎていた。  
昨日は一体何時まで、ヤリ続けたのか、定かではないが、完全にセックスの波に溺  
れていたのは良く覚えている。  
頭はすっとしており、体もあの疼きは消えたようだ。  
隣に正樹が寝ているのは、正直、今のオレの理性からは悲鳴を上げたいところなの  
だが、炎の魔女としては、避けたい行動だった。  
とにかく、服を着て、ここから逃げ出したい。  
オレは上体を起こした。  
掛かっていたシーツが裸の胸の先端を擦る。  
「=〜|{‘P+*}?_>\/.l;:」[@p^]!!!」  
乳首が軽く擦れ、オレは体に起こった、不意打ちの快感に悶絶した。  
「ッッッッ〜〜〜〜?!!」  
体を、硬直させ、首を思いきりそらす。意識してなかった快感は、オレを危うくイ  
かせるところまで押し上げた。  
はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、  
呼吸を、整える。  
そして今の出来事を、考えた。  
なんだ今のは?まだ薬が?それともオレの体が開発されて……  
考えたくない事実に頭を振ってオレは、再び起きる。  
なるべく、体に触れないように、シーツを剥いで、ベットから降りた。  
その時、まだ寝ている正樹に掛けられているシーツがめくれて、ヤツの若くて  
意外と筋肉質な肉体が見えた。  
どきん  
急に心臓が高鳴った。  
吸い付けられるように、視線が正樹の体から離れられなくなり、ふらふらと近づい……  
ぶんっぶんっ  
オレは頭を振って、きびすを返して、離れる。  
おい、今オレは何を……?  
唖然としているオレを、今度は体の奥から、どろりと出てきた、熱い感触が襲った。  
「ああん!!!」  
こんどこそ悲鳴(しかも可愛らしい)をあげたオレは、泣きそうになりながらも股間  
を見た。  
白い白濁液が、割れ目から、垂れて来ている。  
これが、何かはオレにも昨日まで、処女だったオレにも分かる。  
「くぅっ……」  
羞恥と、またもや敏感になっている体の感覚に、オレはとにかく部屋を出た。  
熱いシャワーを浴びに風呂場に向かう。  
「うんッ……あ……は……ひいん!」  
オレの肌に浴びせられる水の圧力。  
それは、案の定、オレにいやらしい声をあげさせる。  
「う、ああッ!……くぅぅ……は…ちくしょう……なんで……なんで、こんなに感  
じ……あっ!」  
今まで、何の気兼ね無しに浴びていたシャワーが、オレの体をいたぶる。  
肩や腹など、性感帯とは思えない場所でも感じてしまう。  
とにかく、昨日の痴態の後を洗い流そうとし、いちいち声をあげながら体の汚れを  
落とす。  
四苦八苦しながら、なんとか体を洗い流し、湯船につかった。  
疲れがどっと、湯に溶けていくようだ。  
体が温まり、頭が、ぼーっと霞んで行く。  
「はあ……」  
目をつぶり、ゆっくりと、疲れを癒す。  
「…………」  
体の血行が活性化し、神経の感覚範囲が中まで広がっていく。  
それと同時に、先ほどのシャワーで点いた火が、少しずつ体の奥で広がっていく。  
「……………」  
あ…だめ……また……こんな……  
オレは、股の奥に点いた火を太ももを合わせることで、止まらない疼きを押さえる。  
だめだ!こんなところで!オレは…炎の魔女だ!…こんな女の……生理なんぞに……  
でも……少しぐらいなら……確かめるだけだ……ほんのすこし…ちょっとだけなら……  
「ん……」  
両足の付け根に指を伸ばす。  
ビクッ  
「ぁあん!!!」  
無意識に、甘い悲鳴を風呂場に響かせた。  
湯で温まったオレのアソコは、予想以上に敏感で……  
オレの今まで、とろとろと燃えていた、体の火を、一気に燃え上がらせるには十分だった。  
「あうっ!!!くふぅ!!!やめっ……うああん……はぁぁぁぁ……」  
止まらない指の動きが、オレの理性を削りとる。  
「あぁっ、あぁん・・・・・・どうして・・・・・・こんなに・・・・・・くふぅっ!・・・  
こんなの・・・・・・オレはぁ・・・」  

欲望に溺れながら、オレは、何となく判ってきた。  
昨日までのオレと変わった所が。  
意志だ。  
高まる性欲も敏感な体も些細な事だ。  
オレの欲望に対する強い意思の消失。  
人造人間や、正樹に対して、オレは拒めなかった。自分から、奴らの勃起を悦んで受け入れた。  
心から歓んで、嬌声を上げ続けた。  
快感に対する抵抗を自分から、投げ捨てた。  
もう戻れない。  
欲望に対して、歯止めが掛かっていた、以前のオレには、もう戻れない。  
男を受け入れる前のオレには………  

織機編に続く

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