その日、リュウは息も荒く共同体を駆け回っていた。
やがて彼の足はとある人物の部屋へと向かっていく。
「ニーナ!!」
荒々しくドアを打ち破って彼女の部屋に入ると、
ニーナは両足をエビぞりの体勢にして際どいヨガに励んでいた。
「まあ、そんなに慌ててどうしたのリュウ?」
「お前がどうしたんだよ!いいよもう、それより大変なんだ!」
「落ち着いて、ゆっくり話して」
「落ち着いていられる話か、これを見ろ!」
そう言うなりリュウは乱暴に自分のシャツを引き裂いた!
で、それからベルトを外してゆっくりズボンを脱いだ。
ニーナがそれを見て頬を染める。
「まあ……やだわ、リュウったら」
「やだわじゃないよ!見てくれよこれを!
もう今朝からずっと、俺のファイアドラゴンが火を吹きそうなんだ!」
「でもこれ……どっちかっていうとファイアパピー……」
「大きなお世話だ羽根女。と、いうわけでご協力求みます。せんぎりー!」
「やあーん」
言うが早いがリュウの右手から、山猫流の手刀技「年金天下り」が牙を剥く。
それは寸分の狂いもなく、ニーナの衣服だけを綺麗に切り裂いた。
もちろん靴下は無傷だ!
「相変わらずニーナの身体は綺麗だな……ナマンダナマンダ」
「もうリュウったら、いっつも強引なんだから……」
「なにいってんだ、それが好きなくせに、もうこんなに回復の泉じゃないか」
リュウはささやきながら、こんこんと濡れそぼるニーナの秘所に手を這わせる。
それに合わせて、彼女は可愛らしい喘ぎを零しだした。
「あぁん……だめよぉ…そこは……はん」
「あぁニーナ……君の清らかな水を口に含むと、みるみる元気になってきた!」
「まぁ、すごい……立派なカイザードラゴン……あん!」
急に敏感な乳首をつねられて、ニーナは思わず声を上げる。
「やっ……いや…つねっちゃだめ……ハァ…」
「ニーナのガニメデ、すごく固くなってるよ」
「だめぇ……そこは…HPが低いのぉ……」
「前はあんなに可愛いらしい目玉グミだったのに
いつのまにこんないやらしいアトミックグミになっちゃって……」
「あ、あなたが……散々いじくったからじゃない……んむっ!」
抗議を示すニーナの口を、強引に塞ぐリュウ。
そのままニーナの口膣を丹念にねぶりまわしていく。
二人分の唾液と熱い呼吸が混ざりあい、軽い酸欠のような状態の中で、
リュウとニーナはさらに二人だけの意識の中に朦朧と沈んでいく。
それをしながらも、リュウの手はニーナの全身を絶え間なく撫でている。
巧みな手つきで彼女の白く艶かしい肌をくすぐり、
うなじから、ふくよかな胸へ、そしてその敏感な先端を、
腰を這う手はさらに下り、彼女の形のいい尻を撫で回す。
そして、その割れ目へと帰結して……。
ニーナはその手がたびにピクピクと健気に身体を震わせて、
いっそうその太腿の付け根を、熱い雫で粘らせていった。
やがてニーナは上気した頬をいっそう妖艶な色で歪め、
てっぷりと肉付きのいい尻を、リュウの腰のモノにいやらしく押し付けてきた。
「ん……リュウ……ね、じらさないで……もう、私……欲しいの」
「……いいとも、君を犯して犯して犯して犯しまくってあげましょう。
そして世界を犯しておかしておかしてオカシテ」
リュウはニーナをベッドに押し倒し、
彼の熱くたぎる彼自身を、ニーナの泉へとあてがった。
ぬぷぬぷと卑猥な水音を立てて、リュウの男が彼女の膣内へ進入していく。
「あっ……はぁ……」
ニーナが甘い歓喜の息を漏らす。
それによって、また彼女の締め付けはいっそう激しくなってゆく。
リュウも負けじと腰を動かした。
「あっあっあっ、はぅ…ん、あはっ、奥に!奥に触ってる!」
「くぅっ……すごいよニーナ……」
「はぁん……リュウのおっきいのが……私の中でどんどんギガートしてるわ……」
「こいつ…いやらしい腰の振り方しやがって、まるでガダブレダじゃないか」
「あんっ、あんっ、いぃっ、いいわ!私もうバルハラーしちゃいそう!」
「お………、俺も、もうドメガ寸前だ!」
「リュ、リュウ、ちゃんとイモータルリングつけてくれてる!?」
「大丈夫、今日は安全日だから!」
「な、なんであなたがそれ決めっ……あっあっ…イッ、イッちゃぅ……!」
「行くぞニーナ、これが俺の全てです!」
「やぁっ……あ、あぁあああああんふぃにぃぃぃ!!!」
二人は同時に絶頂に達し、リュウは熱い吐息をニーナの奥底へと注ぎ込んだ。
その途方も無い快楽の中で、彼は自分が宇宙と一つになったような気がした。
リュウは、仲間たちのことを思った。
リュウは、竜族のことを思った。
リュウは世界を思った。
リュウには、守るべき世界と仲間たちがいた。
そして、隣の部屋にリンプーがいることを思い出した。
終